太田述正コラム#9314(2017.9.2)
<皆さんとディスカッション(続x3453)>
<太田>(ツイッターより)
 「…イージス・アショア…の導入が再来年以降では間に合わない。…直ちに取り組むべきであろう。…敵地攻撃能力も持つべきであろう。…」
http://diamond.jp/articles/-/140680
 属国主義の本山たる外務省のOBの限界だが、武藤元駐韓大使、集団的自衛権全面解禁、核武装まで踏み込まにゃ。
<yX7b7exp>
≫不思議なのは、イルや/鯨が高い知能を何に使ってんだってこと。≪(コラム#9312。太田)
 密かに海底に文明を築いて、地上侵略を虎視眈々と狙っているのです。
http://livedoor.blogimg.jp/lovelive2015-kantai/imgs/d/2/d2bbdeec.jpg
<太田>
 そーだったんかー、知らなんだ。
<七氏>
 USさん<、フリップ案、>作成ありがとうございます。
 皆さん、お疲れ様です。
 <以下、>私の意見<です>。
一、冒頭にでも掲げるための、全体の主張を一覧にしたフリップを作成したらどうでしょうか。図ではなく。
タイトル:私が見る朝鮮半島危機のポイント
(国別に記載)
・北朝鮮
すでに自殺行為を繰り返しており、自立能力はない。北朝鮮については、中国当局がどうしていこうかを見るべき。
・中国
北朝鮮に対する影響力を持っているにも関わらず、その影響力を行使せず、「放置」している。中国が目指す最終的な目的は何なのか、を見るべき。
・米国
建国以来、一貫して世界に大迷惑と被害を与え続けている、人種主義国家である。そもそも世界のリーダーの資格はなく、すでに相対的に国力は落ち、世界覇権国としては終わっている。
・日本
これから世界をリードしていくのは、アジアである。その指導者、精神的支柱となるのは、日本しかいない。しかし、いまだに米国の「属国」となっていることで、真のリーダーになることができない状況下にある。今すぐ、「属国」から脱却すべきである。
⇒US改訂版を見た上で考えましょう。(太田)(9月2日(以下「(太田)」に関し、同じ))
二、1枚目
 タイトルを、「中国がなぜこんなに衝突・波乱を好むのか?その隠された目的を考えるべき」にして、「なぞかけ」より「考えさせる」方向性の方がいいのではないかと思います。
⇒具体案が提示されていないので保留にしましょう。(太田)
 朝鮮半島危機との関連については、一、の冒頭のスタンスをしっかり言えれば、朝鮮危機と関連してないと思われなく、問題ないかと思います。
 日本文明総体継受戦略に関する「問いかけ」というよりは、「回答」として入れるのはどうかな、と。
⇒このあたり、イマイチ、ご趣旨がよく分かりません。(太田)
三、2枚目
 「大東亜戦争 日本は実質的勝者」、いいと思います。
 三つの中で、一般的に理解できないか知られてないか、でも実は最も重要なのは「対ソ抑止」ではあるので、私はTAさんの言葉でなく、「横井小楠コンセンサス完結」を入れて、「※○○から(いつでしたっけ?)冷戦終焉まで、一貫して日本の対外政策の最重要課題だった」と注釈入れてみるというのはどうかなと。
⇒具体案を作ってみてください。(太田)
 この「横井小楠コンセンサス」でネット検索をかけさせたいですね。
四、3枚目
 すでに議論にかかっている「第二次世界大戦と戦後における直接・間接死者数比較」ですが、一点、この数字の計算経過ですが、突っ込まれて問題なさそうですか?数字は「事実」を語る部分ですので、少しでも微妙であるなら、メインとして記載しない方がいいと思います。放送中、放送後に、視聴者から「この数字の根拠は何だ」と、チャンネル桜やコラムへ問い合わせが来る可能性があります。その際、「即時」に「誰もが」「納得」する計算であることを提示できれば問題ないですが、ここが難しいか何とも言えないのであれば、「炎上」する、今度の太田分析真髄である「典拠」が揺らぐ可能性があります。読者以外がですが。そういったリスクは起こさないほうがいいと考えます。数字を入れるにしても、「推計」とか、サブ参考情報として入れるとか。
⇒「粗推計」を入れる、でUSさん、よろしく。(太田)
 んで、このページで追加した方がいいと思ったのは、米国から中国と日本への「→」を引いて、「有色人種差別」を入れて、中国から米国への「→」で「嫌悪」を入れてみてはどうでしょうか。この嫌悪がないと、「米国に干渉されたくない」だけという印象が残ります。この「差別」の「野蛮性」として、米国とナチス比較の部分を活かしていく方向で。
⇒USさん、よろしく。(太田)
 では、数字を載せないとなるとどうするか。
⇒数字は入れるということでお願いします。(後出のやりとりも参照。)(太田)
 これは、TAさんの言っていた「ナチが模範と仰いだ米国」コラムの、人種法を比較する。ナチスから米国へ「→」を引いて、「模範」と記載。ただ、「野蛮性」をもっと強調したいのは確かで、ナチス比較にこだわらず、「死者数比較より米国介入の結果を羅列」もいいと思います。ただ、人種法は入れたいですよね。
⇒人種主義性の注釈については、US改訂版を見てから、ということで。(太田)
五、4枚目
 太田さんの「「人間主義」は「至上」」「「人間主義」と「人間主義的非人間主義」の両者が備わって初めて「普遍性」」というのを入れれば、縄文性/弥生性までは入れなくていいのではないですかね?
 なんつってもタイトルに「至上性と普遍性」と入っているので、この言葉を図に入れた方がいいと思います。
⇒USさんよろしく。(太田)
 あと太田さんの文言訂正はいいと思います。
六、5枚目
 手直しということにて・・・
七、6枚目
 これは、最も重要な部分ですね。タイトルを、「中国はいったい何がしたいのか?」にして、「アジアの復権」を一番上において、そこから「内政戦略」と「対外戦略」に分けて、「日本文明総体継受戦略」と「日本の独立/再軍備」を下にそれぞれ記載し、具体例を入れるのはどうでしょうか。
⇒USさん、考えてみてください。(太田)
八、7枚目
 確かにもっと何を明示した方がいいですよね。今日の非公開コラムを見てからにします。
<TA>
七氏さん、
>この数字の計算経過ですが、突っ込まれて問題なさそうですか?
 太田さん自身、毎日「ディスカッション」を歓迎・奨励していますので、「炎上」は大歓迎なのでは?「「典拠」が揺らぐ」のも同様に大歓迎でしょう(なお、私が典拠としたのは太田さん指定の英語ウィキペディアで(コラム#9308)、私の英語力は小学生レベルです。ので、この件に関して「突っ込まれて」も私は何を言うこともできません)。
 太田さん、
≫死者数、合っていますでしょうか?コラム≪(#9312。US)
 はい。ナチスドイツによるものは、最小値と最大値の平均値45,551,061人を四捨五入、「4,600万人」で合っていますよ。
<七氏>
 TAさん、太田さん含めて特に問題なければいいんではないでしょうか。
 ただ、やはりメインとしては使用しない方がいいとは思います。
 数字の正確性というより、算出の経緯を示せるのでいいですかね。
 最後の詰め作業、頑張りましょう!
<太田>
 皆さん、非公開コラムが書けるのにと言われそうだけど、別腹ってやつで、疲労は抜けておらず、明日、頭がクリアになってから、フリップ議論に戻るつもりです。
 で、とりあえずです。
 米国については、建国時からファシスト国家で、インディアンやメキシコ人等を直接間接に大量殺害してきたし、南北戦争もあったけど、それらの死者数は入っていませんし、べじたんさんが計算して以降も、対テロ戦争等で数字は増え続けている、的なことを、簡単にして、注釈を加える、といったオマジナイをしておけば、より安全かもしれません。
 なお、米国について、本当に第二次世界大戦より前の数字が一切入っていないか、TAさん、ベじたん原表にあたって確認しておいてもらえると有難い。
 米比戦争が入っていたかもしれません。入っていたら、その分は差っ引いてください。
 ああ、TAさん、もう一つ。
 べじたん原表が、現在も増え続けている、と言えるような項目の立て方になっているのかも確認しておいてもらえませんか。
 上述の「注釈」内容が変わってきますので・・。
 蛇足ですが、ナチスドイツの数字も第二次世界大戦後のものが、確か入っています。
 ドイツの終戦は日本よりも早いけど、その後、国境線の変更により、東方からドイツ難民が追い立てられ、新ドイツ領内に「移住」する過程でのかなり膨大な死者数等、がです。
<US>(9月2日)
 太田さん、
≫⇒米国とナチス独逸の「第二次世界大戦時の直接・間接死者数比較」ではなく、「第二次世界大戦と戦後における直接・間接死者数比較」です。≪(コラム#9312。太田)
 米国が第二次世界大戦とその後の70年間の計80年間で殺した6,500万の70%の規模にあたる4,600万をナチスは第二次世界大戦期間の10年程度で殺した、ということになります。
 年平均米国81.5万人、ナチス460万人です。
 米国の残虐性の傍証とならないのではないでしょうか?
⇒ポスト大東亜戦争とも言うべき一連の戦争が終結したところの、1976年のベトナム統一までの間の年平均数はそれよりかなり多いはずですし、「継続は力なり」という言葉もあります(?!)からね。
 短期に「残虐性」・・ちょっと表現的に違うような気がします・・を見せ付けりゃ、ナチス独逸みたいに総スカンを食らっちゃって、「残虐性」継続が不可能になりますからねえ。(太田)
 各位、5枚目について意見ください。
世界の中心はアジア—–→世界の中心は欧米——→世界の中心は再びアジアへ   
  中国  超長期内乱  欧米の半植民地化 日本が救出  日本文明継受中
  インド 統一できず  英国の植民地化  日本が救出  模索中
  日本  平和・発展  独立維持・反撃  米国の属国化 日本文明滅亡危機
1) 「世界の中心はアジア」に日本は含まれていない、と思いますがいかが? 日本は辺境で平和にこっそり発展していったと思うのですがいかが?
⇒読者が提供してくれた図
http://news.livedoor.com/article/detail/13502723/
(コラム#9306)から、マディソンという米国人と思しき人物は、中国、インド、日本、の三つでもってアジアを代表させており、これが欧米人の常識だと思います。
 そう卑下する必要はないでしょう。(太田)
2) 19世紀以降の世界史の最大エポックの最初の主役の日本は、日本自身は覇権国家を狙ったのかもしれませんが、中国・インドを解放させるという歴史的役割を担っていた主役で、次の主役である中国とは少し違う意味の主役である、という理解で良いですか? (スターウォーズのルーク、レイア、ハン・ソロが王道の主役に対し、日本はローグ・ワンのジン・アーソのような存在?)
⇒ウーム、シリーズ中、ローグ・ワンが登場するの見てないんで・・。
 いずれにせよ、その理解でよろしいかと。(太田)
 絵的に、中国・インドと日本とを少し差をつけて表現しようと思っています。
 どうぞよろしくお願いします。
<太田>
 昨日の宿題です。
 TAさんのコメント(既紹介)にコメントします。
————————–
 ソ連崩壊 冷戦勝利」は「戦前の日本の役割を米国が肩代わり 米軍の韓国配備 米国の台湾関係法 対露百年戦争勝利」などの方が良い気がします(紙幅が・・)。
⇒TA代替案を圧縮できそうなら、USさん、よろしく。(太田)
 3枚目、確かに「対ソ勝利のくだりはバッサリ削除し」て構わないのではないでしょうか。
⇒「対ソ(露)戦勝利」それ自体ははずせません。
 それから後も米国の属国であり続けていることのオカシさを理解してもらうためにも。(太田)
 あと、アメリカがマッチョの12歳児で人種主義・宗教(アメリカ教)原理主義・残虐・無法国家、という点をもう少し強調してもいいのかな、と思います(そんな国が自国に内政干渉(戦前・戦後の中国国民党(台湾)支援)をしてくると考えれば、中国がどう思っているか自明でしょう。それに甘んじている日本の異常性も・・)。「死者数比較より米国介入の結果を羅列した方が」、確かに良いような気がします。率直に(自分も結構頑張って計算しといてなんですが)、「なんだこの数字?どういう計算をしたんだ?」と思いましたので。
⇒米国のファシスト性を、量的にも示したいので数字は残したいですね。(太田)
 4枚目、確かに「ビジー」だと私も思いますが、これ以上まとめるのは不可能というくらいすごく良くまとまっていると思います(いっそのこと、「関心を持った人の勉強の糸口になればいい」と割り切って縄文・弥生モードの説明も詰め込んでしまえ、なんて思わないでもないですが・・)。
⇒US改訂版を眺めながら、最終決定をしませんか。(太田)
 あとは、紙幅の都合上難しいでしょうが、「安全保障感覚」の実例として、元寇や明治維新を提示してはどうでしょうか(中国との対比(中国の軍事音痴)にもなります)。
⇒上と同じ。(太田)
 5枚目、どちらかというと太田さんの「全面的手直し」の方が良いと思います。
 6枚目、「習近平の」と限定することに問題はないのかな、と思いました。「日本に係る戦略」というより、それぞれ「内政」「外政」という区分の方が分かりやすい気がします。あと、「日本文明総体継受戦略」のスタート地点(阿Q)を追加してみてはどうでしょう。
⇒対日軍事攻勢については、それで問題はありません。
 日本文明情宣については、七氏さん、太田コラムを振り返ってみて、いつごろからそれが始まったと言えそうか、教えてください。(太田)
⇒⇒まずは、コラム#7948(2015.10.3)<中共が目指しているもの(その5)>
http://blog.ohtan.net/archives/52237337.html
からすると、本格的と言えるのかやはり習政権スタートとなるのでしょうか。
 というより、人民網の記事をコラムで紹介し始めたピンポイントの方がいいですかね?
⇒⇒⇒一応それも調べておいてください。(太田)
 7枚目、「もう一つのファクター」が何を指すのか、もう少し明示しても良いのではないでしょうか(私は、朝鮮半島は歴史的にずっと中国の一部だった、という歴史的観点を指す、と理解しています)。
⇒USさん、よろしく。(太田)
<TA>
 太田さん、
≫なお、米国について、本当に第二次世界大戦より前の数字が一切入っていないか、TAさん、ベじたん原表にあたって確認しておいてもらえると有難い。≪(コラム#9312。太田)
 「国共内戦(1928~37年)5,000,000」がアメリカの「第二次世界大戦と戦後における直接・間接死者数比較」に入っていますね。これまでの計算↓
米国による直接的死者数
・米国人   512,678名
・非米国人  13,607,984名
米国による関節的死者数
・非米国人  50,825,067名
 計約「6,500万人」(フリップ)から6,000万人に変わりますね。
⇒そりゃべじたんさんのミスですね。いや、助かりました。(太田)
≫べじたん原表が、現在も増え続けている、と言えるような項目の立て方になっているのかも確認しておいてもらえませんか。≪(同上)
 「増え続けている」に類する文言は確認できません。ただ、「米国による直接的死者」の表に「対中東戦 288,000」という欄(リンク。エイゴヨメナイ・・↓)
http://foreignpolicy.com/2009/11/30/why-they-hate-us-ii-how-many-muslims-has-the-u-s-killed-in-the-past-30-years/
があるため、あるいは今後数字を増やし続ける意図がべじたんさんに有ったのかも知れません。
⇒「「増え続けている」に類する文言」がないのは分かっています。
 でも、「対中東戦」が入っているってのは、戦後の、しかも第二次世界大戦の余波とは言えない、死者数も計上されているってことですから、観念的にはそういう意図だった、ということになり、私が望んだところと一致しています。(太田)
 USさん、
≫「世界の中心はアジア」に日本は含まれていない、と思いますがいかが? 日本は辺境で平和にこっそり発展していったと思うのですがいかが?≪(コラム#9312。US)
 「歴史上の推定地域人口」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E4%B8%8A%E3%81%AE%E6%8E%A8%E5%AE%9A%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E4%BA%BA%E5%8F%A3
あたりをざっと参照するに、中国、インドに続くアジアの国は間違いなく日本ですね(桁は違うにせよ)。
 また、「戦国時代末期には日本は50万丁以上を所持していたともいわれ、当時世界最大の銃保有国となる。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E7%B8%84%E9%8A%83
らしいですから、「こっそり発展していった」かも知れませんが、「平和に」と言って良いかどうかは少し議論があるかもしれません(戦争等による死者数の比較等が妥当かな?)。
⇒「比較的平和に」くらいにしますか。(太田)
≫絵的に、中国・インドと日本とを少し差をつけて表現しようと思っています≪(同上)
 良いのではないかと思います。完成したフリップを見ておかしいと思ったらまた指摘させていただきます。
<CVmSyF4s>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 「「もはや反日感情を起こすのは難しい」中国で巨大ゲーマー集団を率いる謎の日本人男性が語る、変わりゆく大陸事情。当局が中国ゲーム産業に抱く思惑とは…?【中国ゲーム事情】・・・
──切り替わりには何か原因があったんでしょうか?
K氏:いろいろあると思いますが、中国政府が日本のコンテンツをけっこう甘めに放送し始めたという要因がありますね。たとえば『エヴァンゲリオン』なども放送されていましたから。
(中略)
 私の会社の中国の同僚も、よく「日本ってすげーいいとこだな」って言っています。いまはもうみんなが、それまでの情報と実情の違いを知りつつあるので、「もうたぶん仲悪くなることはないよ」と言っている人もけっこう多いですね。・・・」
http://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/170901b/2
 中共が狙った通りに容易に親日に転換してる。
 すごいな、太田さんの言う通りじゃん。
 TVで喋る時間はないと思うけど、こういう実例のポインタ集が画面に残るといいかもしんない。
<薬の理屈の追究者>
 –室井和男氏の英文論文–
≫英語で発表されていないものは、存在しないものとみなされるってことなんですかねえ。(コラム#9308。太田)
 そのとおりです。
 ですので、英文論文を書くことは学術活動には必須です。
 さて、室井和男氏の英文論文(2013年)年)とシンポジウムでの発表(2008年08月28日, Tokyo, Symposium of ‘Seki, Founder of Modern Mathematics in Japan’)の記録がGoogleの検索で明らかになりました。
 文献としては、以下のものです。
Muroi, Kazuo (2013) Babylonian number theory and trigonometric functions: Trigonometric table and Pythagorean triples in the mathematical tablet Plimpton 322. in ‘Seki, Founder of Modern Mathematics in Japan (PROMS, volume 39)’, Springer, pp31-47.
 また、
https://link.springer.com/chapter/10.1007/978
https://link.springer.com/chapter/10.1007/978-4-431
431-54273-5_3で、無料で抄録と序の一部が読めます。
 また、
https://books.google.co.jp/books?iid=JgDFBAAAQBAJ&pg=PR21&lpg=PR21&dq=MUroi+Kazuo+Pliimpton322&source=bl&ots=mzsxmlqvKC&sig=PekyISLOMS6ZZ0oYTZhy6R0BEHlk&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwiJiqbqmYXWAhhWLS7wKHcjADLEQ6AEIVTAI#v=onepage&q=MUroi%20Kazuo%220Plimpton322&f=false
でもほとんどのページが読めます。
 さらには、当日(2008年08月28日)のabstractも、
http://ihttp://i-wasan.jp/seki/abstract/Muroi_abstract.pdf 
で読みダウンロードできました。
 すなわち、三角法の理論と応用を示した数学粘土板プリンプトン322を世界で最初に解読したのは、多賀城市在住の室井和男氏です。
<太田>
 まず、昨日分から。
 麻生副首相のナチス発言を切り口にタカ派/右翼の安倍首相批判を展開している、定番の、アホ・アメちゃん識者によるコラム。↓
http://www.atimes.com/article/japans-enduring-relationship-adolf-hitler-gaffes/
 当ったり前。↓
 「日野皓正 中学生へのビンタは教育…「必要な時もある」・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/%e6%97%a5%e9%87%8e%e7%9a%93%e6%ad%a3-%e4%b8%ad%e5%ad%a6%e7%94%9f%e3%81%b8%e3%81%ae%e3%83%93%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%81%af%e6%95%99%e8%82%b2%e2%80%a6%e3%80%8c%e5%bf%85%e8%a6%81%e3%81%aa%e6%99%82%e3%82%82%e3%81%82%e3%82%8b%e3%80%8d/ar-AAr4TEt?ocid=iehp#page=2
 数も重要だからねえ。↓
 「朝鮮人追悼文見送りで波紋 虐殺犠牲者慰霊・・・」
https://mainichi.jp/articles/20170901/k00/00m/040/182000c
 何度も指摘したように、このような受け止め方は、今上天皇の日支戦争/大東亜戦争観が分かってないからこそ。↓
 「今上天皇と太平洋戦争・・・戦争の歴史に終止符を打つ意志=保阪正康・・・」
https://mainichi.jp/sunday/articles/20170828/org/00m/040/004000d
 話は逆。
 但し、熱中する対象によって「脳を<より>育てる」「効果」に差があるで。↓
 「東大生の92%が子ども時代に“熱中体験”をもつ。虫取り、アイドル、少女小説…何かに「ハマった」経験が子どもの脳を育てる!・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/13545877/
 大人げないオハナシ2篇。↓
 「米、ロシア総領事館の閉鎖要求 外交官ら削減に対抗措置・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017090101001157.html
 「北が「極刑を宣告」…韓国紙の記者ら4人に・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/world/20170831-OYT1T50118.html?from=ytop_main3
 しぶといバグダーディ。↓
 「IS最高指導者、生存か 米軍司令官が見解・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASK915HVSK91UHBI025.html?iref=comtop_list_int_n01
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <人民網より。
 日中交流人士モノ。↓>
 「上海歌舞団の舞劇「朱鷺」日本公演 陳飛華団長「中日の国民の思い伝える」–「中日文化の枠を越えて活躍する人々」インタビュー 第四回・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0901/c94473-9263153.html
 <日本の警察等に対する感謝の意を表さなくっちゃ。↓>
 「釧路海岸遺体、行方不明の中国人女性教師と判明 真相解明望む家族・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0831/c94473-9262890.html
 <何でも日本のことに関心。↓>
 「日本の「さい帯血事件」 日本の医療にもリスク・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0831/c94473-9262846.html
 <人名なき「アナリスト」って実は習ちゃんのこと。で、行間を読めば、大歓迎しとるのよね。↓>
 「日本の防衛予算の増加に警戒・・・」
 日本がイージス・アショアを始めとする巨額の軍備調達を米側に提示したことについて、アナリストは「危機」を口実にした軍備拡張の継続、及び日米の軍事的一体化を深め、日米軍事同盟における役割を拡大する試みだと指摘する。・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0831/c94474-9262823.html
 <ここからはサーチナより。
 定番中の定番の人間主義日本の絶賛だが、とにかくうれしくなるので・・。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「もう少しで帰りたくなくなるところだった日本旅行 想像していた日本とは違った」とする文章を掲載した。文章は「日本は小さな国であり、多くの点において細かい部分まで行き届いている。われわれが学ぶに値する点もあった
」と感想を綴っている。
 まず、東京のお台場では「日本は空も地面も本当にきれいだ」と感じ、都市の衛生に対する認識を改めたという。そして「どうして空がこんなに青いのかと後になって調べてみて驚いた。日本の森林率は66%にも達する、世界でも数少ない国だったのだ」と述べている。また、東京を観光した作者は「日本の道路はとても狭いが、交通状況は良好だ。自動車はすすんで歩行者に道を譲る。そして、街では着物を着た日本の若い女性に出会うこともあるのだ」と伝えた。
 さらに、伊豆の温泉旅館で担当してくれた年配女性の対応が素晴らしかったこと、温泉のお湯がとても美しかったこと、京都の金閣寺では金色の建物もさることながら庭園の樹木に深い印象を覚えたことなどを紹介している。
 文章は最後に「日本滞在の数日でもっとも感じたのは、日本は一番いい物を自分たちのために残しているということ。トイレが全て温水洗浄便座だったことがとても印象深い。自分は機械製造業界の人間なので、日本の製造業に対しても大いに感じることがあった。われわれの努力によっていつか中国の製造業も超精密の代名詞となれる日が来るのを願いたい」と語った。」
http://news.searchina.net/id/1643040?page=1
 <京友禅を例にとった、日本の「匠」の紹介。↓>
 「今日頭条は・・・「職人は、伝統を守ることだけでなく、工芸に新たな血液を送り込むことも考えている。時代の荒波に流されることなく、それでいて伝統に縛り付けられることもなく、両者の間でバランスを取る。職人たちには、模索し続けることが必要なのだ」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1643099?page=1
 <広義の、そんな日本へ行けキャンペーン。↓>
 「日本の温泉、なんと100年以上も前から世界の注目を集めていた!・・・」
http://news.searchina.net/id/1643127?page=1
 「新たなブームは「第3類医薬品」! 中国人観光客が「あのクスリ」を「万能神薬」と崇めて爆買い中・・・」
http://news.searchina.net/id/1643087?page=1
 <これもそう。(役所時代に、出張で行きそびれた所・・なんて言うと叱られるかな・・がまだまだあったのねえ。)↓>
 「・・・今日頭条は「さすがは島国」と感じさせるような、日本が誇る美しいビーチを7カ所紹介する記事を掲載した。・・・」
http://news.searchina.net/id/1643056?page=1
 <これもまあそう。そんなん売ってるって知らんかった。↓>
 「興味なかったのに・・・日本土産に貰ったカップ麺の>・・・ポケモンヌードル・・・、食べたら完全に「ノックアウト」された!・・・」
http://news.searchina.net/id/1643084?page=1
 <これもまあそうってことにしちゃえ。↓>
 「少子化のせい?日本のランドセルは高機能だが「値上がりが止まらない」・・・」
http://news.searchina.net/id/1643117?page=1
 <日本へ行くにあたっての注意事項。↓>
 「中国人旅行客は日本で車を運転できないぞ!「偽造の国際運転免許証なんてもってのほか」・・・」
http://news.searchina.net/id/1643147?page=1
 <定番の、(日本に行くだけでもいいが、できりゃ)日本に定住しろキャンペーン。↓>
 「日本に降り立ったら「感情一変」、そのまま暮らしたいと「定住」を願う人も・・・」
http://news.searchina.net/id/1643113?page=1
 <頑張ってねー。↓>
 「最も恐るべき日本との差は、目には見えない「規則やルールに対する態度」・・・」
http://news.searchina.net/id/1643140?page=1
 <同じく。↓>
 「わかっている、このまま日本のエンジンを使用していたら「中国車に未来はない」・・・」
http://news.searchina.net/id/1643062?page=1
 <同じく。窓のフィルムの話以外は使いまわし記事だが。↓>
 「日本の自動車文化は「偏見を捨てて高く評価すべき・・・」
http://news.searchina.net/id/1643107?page=1
 <同じく。↓>
 「「食の都・東京に学べ!」日本視察を繰り返す中国人たちが模索する「新たなビジネスの活路」・・・」
http://news.searchina.net/id/1643085?page=1
 <同じく。↓>
 「中国のトイレは何故「日本のように使用済みの紙を流せないのか」・・・」
http://news.searchina.net/id/1643092?page=1
 引き続き、本日分。
 民主主義日本が、総力をあげて対ソ抑止という難行にあたった、まさに、世界に誇るべき史実だよ。↓
 「・・・当時、東大の総長・長與又郎と関東軍のトップ・石井四郎が緊密に連絡を取っていた資料を発見した。また、NHKは長與又郎の遺族の許可を得て、当時の日記を入手。長與又郎が京都大学の医学院長・戸田正三と共に、731部隊を視察した様子が記録されており、長與又郎が731部隊で行っていたことが明らかになった。
私は、日本が一番よく考えるべきなのは、負傷した人や病気の人を救うことを大義名分としている医学関係者までが、なぜこれほど残忍なことを行ったのかという点だと思う。
その大きな原因の一つに、当時の日本国内の世論がある。当時、日本では、政府からメディアに至るまで、中国やロシアは「強奪者」で、日本人を虐殺し、満州国に対抗していると、大々的に宣伝していたため、国民の憤りは最高潮に達し、民族主義が高揚していた。
 私は、このような動かぬ証拠があるという事実が、侵略戦争が中国やアジアの他の国の国民にもたらしたあまりに大きな悲劇について徹底的に反省するよう、日本政府を動かすことを願っている。
 <安倍チャンの歴史認識なんて、論評にも値せんよ。↓>
 ただ、残念なことに、8月15日に東京で行われた終戦72周年全国戦没者追悼式で、安倍晋三首相が戦争について謝罪し、反省の言葉を述べることはなかった。・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0901/c94473-9263412.html
 IMFや世銀がいかに米国に特権的な地位を与えているか、AIIBがいかに平等な組織であるか、よー分かるで。
 早く、米国を引きずり降ろそう。↓
 ・・・Consider the governance structure of the I.M.F. and World Bank. In both organizations, an 85 percent supermajority is needed to approve major policy decisions. The United States, with its voting share of about 16 percent, in effect has veto power・・・
 By contrast, at the Asian infrastructure bank, China has a 28 percent voting share and no veto power.・・・
https://www.nytimes.com/2017/09/01/opinion/china-west-democracy.html?ref=opinion
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <人民網より。
 日本へ行けキャンペーン。↓>
 「日本、中国人観光客の爆買いが下火に 体験型にシフト・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0901/c94473-9263387.html
 <ここからはサーチナより。
 定番の日本の匠の絶賛だが、描写が美しい。↓>
 「・・・今日頭条はそんな日本の匠の技を見ることができるCM動画を「300回は繰り返して見る価値がある」と紹介する記事を掲載した。
 記事が紹介したのは、以前日本航空が発表した「The Art of J」をテーマとする3種類のCM動画だ。「それはまさに芸術映像のようであり、日本の職人気質が余すところなく表現されており、『変態』の極致とさえ言うべきものなのだ」と説明している。
 1つ目の職人芸は、寿司職人が黙々と握っていく握りずしの重さを1つ1つ量っていくと、みな27グラムで揃っているというもの。「職人の精妙な包丁遣いと握りの技術に恐れ入る。そしてその様子の美しさに、10回は繰り返し再生してしまった」と評した。
 2つ目は、折り紙の芸術だ。わずか1センチメートル四方の折り紙を使って千羽鶴を折っていく様子が映されており、最後はその折り鶴を枝に吊るしてモミジの葉に見立てた盆栽が完成する。記事は、小さくとも精巧に折られた鶴に感嘆するとともに、映像の美しさについて「とても1度再生するだけでは堪能しきれない」と感想を残している。
 そして3つ目の映像で紹介されているのは、日本の華道だ。「和服を着た芸術家が、枯れた2本の木に瞬く間に美しい装飾を施していく。その画面を見るだけでも美しさが伝わってくる。最後は枝で世界地図を表現しているのだが、そのアイデアにも脱帽だ。そしてやはり、映像が美しいのである」と伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1643172?page=1
 <人間主義日本を交通マナーを通して見ごとに紹介している。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本から戻って以降、自動車を運転できなくなった」とする記事を掲載した。日本の交通に関する秩序やマナーを経験してしまうと、中国では怖くて自動車の運転ができなくなるということのようである。
 記事は「生え抜きの中国人にとって、日本に存在する多くの細かい部分に対して何かを感じずにはいられない。例えば交通だ。日本の小さな道路には信号がない。ドライバーは歩行者が道路を横断しようとするを見つけたら、離れたところから静かに減速して止まり、数メートル手前で急ブレーキをかけたりすることはない。東京郊外を旅行中に『中国式横断法』を試みようと道路の前で立ち止まっていたら、両方向の自動車が息を合わせたように止まり、自分に道を譲ってくれたのだ」とした。
 また、日本滞在の最終日に大阪の小さな街を散歩していたところ、狭い路地で自転車に乗った中学生くらいの女の子とすれ違ったという。体を横にして自転車を通そうとしたところ、女の子が通りすがりに「ありがとうございます」とお辞儀をして立ち去ったとのこと。「きっと無意識の行動なんだろうと思う。彼女のお礼は時間が経った今でも忘れない」と感想を綴っている。
 そのうえで記事は「中国の多くの都市では自動車運転マナーについて大々的に宣伝している。われわれの現状は『自動車のスピードに、マナーが全く追いついていない』のだ」と指摘。中国の都市で数多く掲げれられる調和社会のポスターには「政治や法で縛れば、人びとは罪を犯さないだけで羞恥心を持つに至らない。礼儀や道徳で行動を規範化すれば、ルールを守るうえ、羞恥心も持つ」という「論語」の一節を引用したものがあるとしたうえで、「孔子は中国人のことをよく知っていた。彼が礼儀を説いてから2500年、われわれはいまだに無恥から『有恥』への道を歩いているのだ」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1643174?page=1
 <人間主義日本は安全日本でもあることを指摘。定番。↓>
 「信じられない! 日本では「児童誘拐」がほとんどないらしい・・・」
http://news.searchina.net/id/1643176?page=1
 <人間主義日本の継続を担保している教育の一側面を紹介している。定番。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、「日本の給食を通じた教育は中国人を震撼させる」とする記事を掲載した。・・・」
http://news.searchina.net/id/1643175?page=1
 <日本文明論を展開しているが、ややガス抜き気味に、しかも、中共人民に差し当たり一番継受して欲しい部分の一つを切り取っている。↓>
 「・・・今日頭条は・・・中国人から見て、日本人と日本文化は非常に興味深いと伝える一方で、日本文化は世界的に見ても「非常に独特」である背景について考察している。
 記事は、日本文化が独特である背後には「日本が時代に応じて、その時代の先進的な文化を積極的に学び、吸収してきたこと」が挙げられると紹介。特に日本文化には中国とオランダが大きな影響を与えてきたとし、日本人の精神面において、中国文化は大きく関わっていると指摘。儒教や朱子学は武士階級に積極的に受け入れられたとしたほか、江戸時代の鎖国中にはオランダから天文学や数学などさまざまな学問を導入し、こうした導入のもとで日本文化の基礎ができあがっていったのだと論じた。
 さらに、「文化の発展に自尊心は大切であり、自尊心は民族発展の基礎となるが、その自尊心ゆえに他文化を受け入れずにいれば、その民族の発展は見込めない」と指摘。日本人が優れているのは「外国から優れた文化を導入する一方で、自らの文化は決して捨てず、自らの解釈のもとで外国の文化と自国の文化を融合したこと」にあるとし、これによって日本文化は独特な存在となったのだと論じた。
 最後に記事は、日本の文化について詳しく調べてみると、「日本人の自信と向上心が見えてくる」とし、それは敬うに値すると結んでいる。」
http://news.searchina.net/id/1643173?page=1
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太田述正コラム#9315(2017.9.2)
<進化論と米北部(その8)>
→非公開