太田述正コラム#9352(2017.9.21)
<皆さんとディスカッション(続x3472)>
<太田>(ツイッターより)
 「藤井四段、王座戦予選1回戦で…63手で…小林健九段降す…」
https://mainichi.jp/articles/20170921/k00/00m/040/020000c
 ニコニコで観戦してたが一瞬席を外した間に終わってた!
 田中寅彦九段が将棋ブームになったが今後は指導者不足が問題に、藤井四段は進学するな、と言ってるが、進学しなかったからこそこんなバカなこと言ってるワケ。
https://www.youtube.com/watch?v=AKZgbtE8mTY
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E5%AF%85%E5%BD%A6
 前者については、将棋ソフトのおかげで急速に強くなった藤井クンならスグ間違いだと分かると思うが、だから、後者についても無視して、必ず進学するんですよー。
 一年後の引退を安室奈美恵が表明。引退した山口百恵、久保田早紀、キャンディーズ、ちあきなおみら、また、一時引退した都はるみ、森昌子、石川さゆりら、はいずれもポップス歌手なるエンターティナー業なんて、カネが稼げたとしても天職とは思えない、ということだろう。その気持ち、良く分かるでー。
<太田>
 あー、「一時引退した」の中に岩崎宏美を入れ忘れた。
<US>(9月20日)<(スライドは省略(太田))>
 太田さん、TAさん、七氏さん、コメントを受け修正しました。
 改定案、受けれていただいたようなので本編に組み込みました。
 ご確認をお願いします。
<太田>(9月20日)
 USさん、大量に修正依頼箇所があって、それぞれの趣旨がすぐに飲み込めない箇所もあると思いますし、私自身が誤った修正依頼をしてしまっている箇所もあると思いますが、ざっと修正していただいた上で、ご質問やご意見があれば、承ります。
 その折に、後のお二方からも、ご意見等をどうぞ。
            太田
                記
スライド6:真ん中の[武士道]→[武士道精神(弥生性)]
      その右の[武士道]→[武士道精神]
      一番左の[人間(じんかん)主義]→[人間(じんかん)主義(縄文性)]
      それ以外の[人間(じんかん)主義]→[人間主義] ※3か所
      [参考にしています]→[参考にしている]
スライド7:[人間(じんかん)主義]→[人間主義] ※4か所
      [日本文明の特徴 日本の歴史は武士道精神が主となったり従となったりの繰り返し]
      →
      [日本文明の特徴 日本の歴史は武士道精神が主となったり従となったりのモード転換の繰り返し]
      [内生的・外生的危機に直面すると武士道(安全保障感覚)が顕在化]
      →
      [内生的・外生的危機に直面すると武士道精神が顕在化]
      その下の、左の[武士道]の上に[縄文モード]を挿入し、右の[武士道]の上に[弥生モード]を挿入する。
      [日本文明は常に人間主義が台頭しようとする]→[日本文明では常に武士道精神が潜在化しようとする]
      [バランサーもしくは両要素の転換者たる天皇の存在]
      →
      [モード転換者もしくはモード転換促進者たる天皇]
      左の[問題提起]→[問題提起(モード転換)]
      右の[問題提起]→[問題提起(モード転換促進)]
      [自然に回帰]→トル
      [日本文明の普遍性の維持]→[武士道精神の存在が日本文明の普遍性を担保]
      [過去の転換事例]→[過去のモード転換事例]
      その下の下段は、[拡大弥生時代→第一次縄文モード(平安)→第一次弥生モード(鎌倉・室町・安土桃山)→第二次縄文      モード(江戸)→第二次弥生モード(明治・大正)→第三次縄文モード(昭和)]に変更した上で上段に持って行く。
      上段は、[第二次縄文モード(江戸)→第二次弥生モード(明治・大正)]の[→]の上か下に[※]でも付け、同じ[※]を冒頭に       付けた上で、下段に持って行く。
      なお、このような大きな修正に伴い、レイアウトを変更した方がよいかもしれないが、お任せする。
スライド8:[大東亜戦争]と[日中戦争]が並列になっているので、[日中戦争]→[大東亜戦争]的な表示に変える。
      [聖断]→それを囲む楕円と共に削除する。
      [「武士道」を失う]→[武士道精神を毀損]
      [吉田ドクトリンβ]→[吉田ドクトリン]
      [「武士道」覚醒]→[武士道精神回復・顕在化]
      [「武士道」を取り戻させる]→[武士道精神を回復・顕在化させる]
      [戦前 対ソ(露)抑止のための時代]→[対露(ソ)抑止の時代]、と変えた上で、それを[対露百年戦争勝利(ソ連崩壊]まで      延ばす。
      これに伴い、[戦後 属国の時代]→[属国の時代]と変えた上で、それを[対露(ソ)抑止の時代]の下に持って行く。
      更に、これに伴い、[冷戦勝利 by 米国]、[対露百年戦争勝利(ソ連崩壊)]、[属国長期化による政治家・官僚の堕落]の
      レイアウトを変更する必要がある。
   
スライド9:[日本が救出]、[反撃]、を縦書きに改める。
<TA>(9月20日)
 太田さん、「「今上天皇日本側被害箇所限定慰霊の旅」の検証」の件<(コラム#9350)>、承りました。
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 
 で、チミの言う通りのスタイルで彼女が謝罪会見してたらチミは褒めたかい?
 そんなことより、どんな風にやろうと恥ずかしい極みの会見をしてまでして衆院議員を続けて彼女が何をしたいのかさっぱり分からない方が大問題なのよ。↓
 「豊田真由子氏から学ぶ、謝罪会見大失敗の根本的な理由 ・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e8%b1%8a%e7%94%b0%e7%9c%9f%e7%94%b1%e5%ad%90%e6%b0%8f%e3%81%8b%e3%82%89%e5%ad%a6%e3%81%b6%e3%80%81%e8%ac%9d%e7%bd%aa%e4%bc%9a%e8%a6%8b%e5%a4%a7%e5%a4%b1%e6%95%97%e3%81%ae%e6%a0%b9%e6%9c%ac%e7%9a%84%e3%81%aa%e7%90%86%e7%94%b1/ar-AAshg1l?ocid=iehp#page=2
 ロヒンギャ問題の真相だ。
 (但し、これ、ロヒンギャ側の真相であって、その前にミャンマーの仏僧達によるロヒンギャ迫害があったことを忘れちゃいかんで。)↓
 The truth behind Myanmar’s Rohingya insurgency・・・
 <ロヒンギャ過激派は、タイ南端のイスラム叛乱勢力と戦術が共通。↓>
 ARSA’s tactics more resemble the Muslim insurgents in southernmost Thailand, adjacent to Malaysia, than Myanmar’s other ethnic armies.・・・
 <勢力そのものはせいぜい数百人。↓>
 ARSA’s strength is in the hundreds rather than thousands, with the total number of active trained combatants likely not exceeding 500.
 <でもSNSを巧みに活用。↓>
 While ARSA’s military capacities are limited, its propaganda machine is wide-reaching, with statements issued on Twitter and other social media platforms in surprisingly fluent English and in a language that aims to make the insurgent group appear moderate and reasonable.
 <ロヒンギャ40万人が難民化したのは、過激派の8月下旬と9月上旬の武力攻撃とそれに対するミャンマー軍の大反撃のため。↓>
 In one of its first announcements on September 9, ARSA declared a month-long unilateral ceasefire to enable aid groups to reach Rohingya refugees and avert a full-blown humanitarian crisis. Aid groups have estimated over 400,000 Rohingya have fled Myanmar for Bangladesh since ARSA’s August 25 attacks and the military’s brutal counteractions.・・・
 <ロヒンギャの「一般民」は過激派を非難。(殆ど聞こえてこないねえ。引用しなかったが、過激派によって一般民が「徴兵」されて武力攻撃に加わっていることもあり、彼らがもっとspeak upしないことが問題。(太田))↓>
 ・・・local people are furious with ARSA for giving the Myanmar military an excuse to “ethnically cleanse” the area of Rohingya and other minority groups.・・・
 <過激派は、自分達は、Isis等、イスラム・テロ勢力とかかわりはないと声明。しかし、それは真っ赤なウソ。↓>
 On September 14, ARSA said it wanted to “make it clear” that it had no “links to Al Qaeda, the Islamic State in Iraq and Syria, Lashkar-e-Taiba or any transnational terrorist group.” ARSA also wanted “it to be known by all states that it is prepared to work with security agencies to intercept and prevent terrorists from entering [Rakhine] and making a bad situation worse.”
 Security analysts and terrorism experts are not convinced considering the group’s clear links to foreign extremist groups, including in Pakistan. ARSA’s leader, Ataullah abu Ammar Junjuni, also known as Hafiz Tohar, was born in Karachi and received madrassa education in Saudi Arabia.
 <過激派には、パキスタンやバングラデシュ等在のロヒンギャ系の人々も加わっている。↓>
 There are hundreds of thousands of first, second and third generation Rohingya living in Orangi, Korangi, Landhi and other impoverished suburbs of Karachi. Nearly all of them are stateless, although they have lived in Pakistan for years and most by now were born there. The areas where they live are long-time hotbeds of extremist activity, with some known to have been recruited to fight in the wars in Afghanistan.・・・
 ・・・there also 150 odd foreigners among their rank.
 Most of them are from Bangladesh, eight to ten come from Pakistan with smaller groups from Indonesia, Malaysia and southern Thailand.・・・
 <過激派の狙いは、ロヒンギャ一般民に犠牲を負わせることによって、イスラムの世界の同情を掻き立て、資金面、人員面で広範な支援を得ること。↓>
 If the group’s goal was to “protect the Rohingyas”, as ARSA has claimed, its attacks backfired horribly. But the militants must have calculated the wider benefits that could be derived from the blowback. The international publicity surrounding the Rohingya’s plight has been unprecedented, promising new and potentially lucrative support from the Arab and Muslim worlds and more angry young men to recruit.・・・
http://www.atimes.com/article/truth-behind-myanmars-rohingya-insurgency/
 タイトルとは違ってまともな内容のコラムだが・・。
 このタイトルの言い方を使えば、安倍ポチは、北朝鮮の核が米国自身にとって脅威になってから、突然、ご主人サマのために吠え出したってことは、気朝鮮の核の脅威なんて存在しないってこだわな。↓
 Ignore Trump’s lies. North Korea is no threat to Britain・・・」
https://www.theguardian.com/commentisfree/2017/sep/20/trump-lies-north-korea-threat-britain-kim-jong-un-china
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <人民網より。
 日中交流人士2篇。↓>
 「日本在住25年の中国人画家・王伝峰 芸術を通して中日文化交流に尽力・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0920/c94473-9271552.html
 「人民日報社国際問題研究センター、沖村憲樹氏を外国人専門家に選出・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0920/c95952-9271437.html
 <中身は、南京事件それ一点。↓>
 「90年代生まれの若者 日本軍の戦争史料で日本軍の暴行を暴露・・・
http://j.people.com.cn/n3/2017/0920/c94473-9271367.html
 <ここからはサーチナより。
 オモロイワ。(でも今回も、今日頭条以外が極端に少ないな。(太田))↓>
 「鳳凰網は・・・「大阪人は、実は日本の中国人ではないのか」とする記事を掲載した。
 著者は、「仕事の都合で、10年住んだ名古屋から大阪へ引っ越した。ある文章によると、大阪人の性格は中国人に似ており、大阪旅行にやってきた中国人観光客は親近感を抱くそうだ。主に、ルールに縛られない、個性的、そしてさっぱりとした性格といった点が似ているのだという」と語っている。
 そのうえで、実際に大阪で体験したことを紹介。「日本人は信号を守ることで知られているが、大阪で見た光景は全く異なっていた。交差点で観察してみたところ、10分間のうちに8人が赤信号を渡った。8人が全員大阪人かどうかは分からないが、こんな光景はおそらく大阪だけでしか見られないのではないだろうか」と伝えた。
 また「日本のサービス精神は世界一流だと公認されている。しかし、大阪のサービス精神はより商業化、金銭化されている」とし、ガソリンスタンドで少量の給油をした場合には窓を拭くなどのサービスが省略されるなど、消費金額に見合ったサービスしか提供されないと説明している。
 記事は「日本での細やかなサービスに慣れてしまった身には、大阪は本当に慣れなかった。友人に電話した際にこらえきれず『どうして大阪人ってこんななの』と不満をこぼしたら、友人は笑いながら『大阪には中国に似ているっていう意味が分かったでしょう。でも大阪には非常に愛すべき部分もある。時間が経てばきっと大阪が好きになるはずだ』と言った」と紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1644404?page=1
 <以下は今日頭条の引用。
 定番の日本へ行けキャンペーン。↓>
 「中国旅行よりも日本旅行のほうが「世界的に人気」がある3つの理由・・・」
http://news.searchina.net/id/1644420?page=1
  <新しい話題を用いた、実質、日本へ行けキャンペーン。↓>
 「・・・今日頭条・・・記事が注目したのは、鉄道とネコという日本を象徴する文化が融合して生まれた、ある試みだ。
 記事は「近ごろ岐阜県の大垣から池野までの列車上で、ネコファンにはたまらないイベントが行われた。それは、車両内に多数のネコたちがいるネコカフェ列車だ」と紹介した。そして、車両内でくつろぐのはいずれも野良ネコの救援所からやってきたネコたちであるとし、「みんな人懐っこく、年齢も小さい。もし気に入ったネコがいれば、直接引き取ることもできるのだ」と説明している。
 紹介されたのは、先日養老鉄道で運行された「ねこカフェ列車」だ。記事は「チケット代は3000円。2時間の運行時間中にネコたちと触れ合うことができる。当初は予定していた80枚のチケットが売れるかどうか心配だったようだが、蓋を開けてみれば予約開始と同時にあっという間に売り切れてしまった」と伝えた。
 そして、同鉄道が「イベントの趣旨は、子ネコたちをちゃんと引き取ってくれる家庭が見つかれば、というもの。チケットの収益は、動物の救援にあてる」と語ったことを紹介したうえで「中国でもいつになったらこのような野良ネコの救済活動が行われるようになるだろうか」と結んでいる。」
http://news.searchina.net/id/1644338?page=1
 <日本の弥生性礼賛。対日歴史認識修正も促している。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日清戦争に向けて日本人がどれだけの努力をしたか知っているか」と疑問を投げかける記事を掲載し、日本が日清戦争に向けていかにして国力を増強し、清を打ち破ったのかを考察している。
 江戸時代まで鎖国を行っていた日本は、明治維新を経て極めて短期間で「脱亜入欧」を果たし、列強の仲間入りを実現させた。記事は、日本が明治維新からわずか数十年ほどで国力を大幅に高めたことを指摘したうえで、日清戦争に向けて日本は軍艦の建造のために皇室から政府関係者、さらには裕福な一般人まで全国民が一致して寄付を行ったことを紹介した。
 そして、日本はわずか2年ほどの期間でアジア最高水準の海軍を作り上げ、日清戦争の際には国をかけて戦い、中国を打ち破り、多くの賠償金と領土を獲得したと紹介。これは下関条約のことであり、日本は当時の国家予算の約2倍に相当するお金を手に入れ、初の海外植民地として台湾を獲得することとなった。
 まとめとして記事は、日本は国土こそ小さかったが、「全国民が一致して1つの目的に向けて邁進した」ことこそが日清戦争で日本が勝利を収めた理由であり、中国人が日本の集団主義を恐れる理由がこれであると指摘。中国人が日本人の特性や特徴を知り、日清戦争で敗れた背景について思い返すことには大きな価値があると主張した。」
http://news.searchina.net/id/1644362?page=1
 <やっかみ記事。↓>
 「「インドが整備したいのは新幹線よりトイレだ!」受注を逃した中国側の報道に滲む「悔しさ」・・・」
http://news.searchina.net/id/1644387?page=1
 <日本車買えキャンペーン。↓>
 「・・・今日頭条は・・・中国で売れ行きが好調な日系のSUV車トップ5を紹介する記事を掲載した。・・・」
http://news.searchina.net/id/1644385?page=1
 <使いまわし記事。上の記事ではトヨタが登場しなかったが今度はトヨタに絞った、実質、日本車買えキャンペーン。↓>
 「・・・「世の中にこんな街は二度と出現しないだろう」と感嘆・・・」
http://news.searchina.net/id/1644427?page=1
 <客観記事。できは余り良くない。↓>
 「外国人には「理解不能」?日本企業に潜む「10大怪奇現象」・・・」
http://news.searchina.net/id/1644384?page=1
 <同じく。できは上のより良い。↓>
 「奥が深すぎる日本語の世界・・・1人称だけでも一体何個あるの?・・・」
http://news.searchina.net/id/1644429?page=1
 <東京の地下鉄網の発達・複雑さとタクシーの高さを報告した単なる客観記事。↓>
http://news.searchina.net/id/1644356?page=1
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太田述正コラム#9353(2017.9.21)
<アングロサクソンと仏教–米国篇(その10)>
→非公開