太田述正コラム#9458(2017.11.13)
<皆さんとディスカッション(続x3525)>
<太田>(ツイッターより)
 「…習近平氏が「微笑外交」に戦術転換…の兆しがあるのは、トランプ米大統領の出現により、日米同盟が強化されたことが大きい。
 5年近い「地球儀を俯瞰する外交」が奏功し、太平洋とインド洋に面した国々による対中包囲網も広がりつつある。
 中国経済も変調をきたしている。…
 実はもう一つ理由がある。憲法改正阻止だ。…」
http://www.sankei.com/politics/news/171112/plt1711120004-n1.html
 習ちゃんとすりゃ、当面の、日米同盟強化=日本の対米隷属強化、は最初から織り込み済みだったし、対中包囲網なんて日印以外は敗れ網で痛くもかゆくもないんだから、もちろん、狙いは安倍憲法改正阻止だよ。
 但し、産経のヨミとは正反対の理由でね。
 「フィリピン大統領、南シナ海問題「触れない方がいい」…」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23393280S7A111C1000000/
 「「党是だから改憲、誤る恐れ」公明・山口氏、自民にクギ…自民党自身が二つの意見を集約しきれていない<とも指摘、>…過半数の賛成で改正が決まる国民投票でも、3分の2を超える賛成を得られるような丁寧な議論を求めた…」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171112-00000026-asahi-pol
 どっちも、習ちゃんがエージェントを通じて働きかけて言わせてるんだわ。
 習ちゃんは、僕と同じで、解釈改憲による9条2項の乗り越えに決め打ちしとんのよ。
 その上で後事は、トランプ言うところの、「チビでデブ」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171112-00000016-jij_afp-int
にお任せってワケ。
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 前から気になってるのでチョイ調べてみたが、日朝どちら起源かは分からなかったが、来歴としては、これ
https://okwave.jp/qa/q8324368.html
がもっともらしい。
 いずれにせよ、次のオフ会「講演」とも関わってくるが、私のかつての日朝同一文明論と適合的なハナシではあるな。↓
 「・・・文大統領は、公開された<習近平主席との>会談内容で「韓国には雨降って地固まるということわざがある。中国にも『梅経寒苦』といって、梅の花が冬の寒さに打ち勝って春を告げるという四字成語がある」と述べた・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/11/12/2017111201702.html
 欧米によって文明を完全破壊され、かつ、「近代化」もできていない、アフリカの悲劇を描いたコラム2篇。
 (日本文明を継受すりゃ、何とかなるかもしれないが、そのためにも、太田コラム、頑張らなくっちゃね。)↓
 Africa has been failed by westernisation. It must cast off its subservience・・・
https://www.theguardian.com/commentisfree/2017/nov/12/africa-failed-by-westernisation-must-cast-off-its-subservience
 ・・・I used to think we make too much of colonialism. I am so obviously wrong.
http://www.bbc.com/news/world-africa-41817290
 既出の話だが・・。↓
 We’re Sick of Racism, Literally・・・
https://www.nytimes.com/2017/11/11/opinion/sunday/sick-of-racism-literally.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fopinion&action=click&contentCollection=opinion&region=stream&module=stream_unit&version=latest&contentPlacement=5&pgtype=sectionfront
 腹上死には、その原因にheart attackとcardiac arrestがある・・ほかにもありそうだが・・というんだけど、両者の違いがイマイチよー分からんわ。↓
 Sex unlikely to cause cardiac arrest, study finds・・・
 It is known that sexual activity can trigger heart attacks, but the the link with cardiac arrest was previously unknown. ・・・
http://www.bbc.com/news/health-41929167
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <新しい角度からの日本礼賛。↓>
 「・・・動画サイト・西瓜視頻で・・・日本の航空会社ANAが外国人利用者向けに制作した、5つの漢字をテーマとするPR動画が紹介された。紹介者は「漢字の魅力が十分に示されている」と評価している。
 動画は「絆」(きずな)、「憩」(いこい)、「寛」(くつろぎ)、「食」(しょく)、「結」(むすぶ)とう5つの漢字をテーマにANAの航空サービスを紹介。「絆」ではチェックインのシーンを使用し、スタッフと客との信頼関係を大切にしていることをアピールした。
「憩」では、出発前のラウンジサービスを紹介。静かな空間で温かみのあるホスピタリティを提供するとした。「寛」は搭乗後の快適な機内空間と、客室乗務員のきめ細やかなサービスを取り上げている。「食」では文字通り機内食サービスについて紹介しており、熟練した職人の技が冴える食事のコースが複数提供されていること、一流シェフとのコラボレーションや軽食、スイーツも上質なものが提供されることなどを説明した。
 そして最後の「結」では、ANAが持つ路線ネットワークを紹介。国際線とともに国内も40都市以上を結ぶ路線を持っていることを説明した。動画を通じて、「5つ星の航空会社」としての上質なサービスと快適さが前面に打ち出されている。印象的なのは、動画のあらゆる場面でスタッフが深々とお辞儀をしていることだ。
 動画を見た中国のネットユーザーからは「古代中国の遺風は中国ではなく、日本にある」、「一級品のサービス。他人からのリスペクトがどんなものかというのを味わえる」、「礼儀の国の看板は、中国から日本へと移ってしまった」、「礼儀という点については、自分は日本にしか感服しない」、「見ていて気持ちがいい」といった賞賛コメントが多く寄せられた。」
http://news.searchina.net/id/1647759?page=1
 <定番の客観記事だが日本への敬意が・・。↓>
 「中国人の疑問「カレーはインド生まれなのに、なぜ日本の国民食に?」・・・中国メディアの好奇心日報・・・」
http://news.searchina.net/id/1647794?page=1
 <客観記事。↓>
 「・・・網易新聞は・・・中国国内でしばしば話題になる「冬でもミニスカートを履く日本の女子高生」について、笑うに笑えない理由でガマンして着用しているとする記事を掲載した。
 記事は「日本列島は海洋性気候に属し、冬の体感気温は実際の気温に比べていくらか高い。そして日本では小さい頃から強い意志を育むことが重視されており、幼稚園児や小学生たちが寒い季節になっても丈の短いズボンやスカートで生活をしている」と紹介した。
 そのうえで「日本最北の北海道でも一部の女子高校生が雪降なかで生足を出して通学しているという。これは日本の中でも驚きの景色だ。ただ、彼女たちに『実際、寒くないのか』と聞くとその多くが『寒い』と答える。彼女たちが御使いスカートを履く理由は、見た目を重視するから。そして寒さは『慣れれば大丈夫』と言う。美しさを求める心には恐れ入る一方で、なんとも言えない気分になる」と伝えている。
 また、女子高生たちが短いスカートを履くのと同様に、一部の男子中高生の間では冬でもコートを着ない風習があると紹介。その理由を本人たちに聞いてみると「回りのクラスメイトがみんな着ていないから、仲間はずれになったりひ弱だと思われたりしないように、寒さをこらえてみんなと同じにするしかない」と答えたとし、コートを着ない理由が「同調心理」にあると説明した。
 記事は専門家の意見として「冬に生足を露出すれば血液の循環を鈍らせ、月経周期の乱れや胃腸の不調や下痢などを起こすリスクが高まる」と伝え、無理することなく暖かい服装を心がけるべきであることを紹介している。」
http://news.searchina.net/id/1647763?page=1
 <以下は今日頭条記事の引用。
 定番の日本の人間主義礼賛だが、儒教への言及は余計。↓>
 「・・・今日頭条は・・・どのように今の「秩序正しい日本社会と礼儀正しい日本人」が出来上がったのかに関する記事を掲載した。
 日本人はどれだけ礼儀正しいのだろうか。記事は、サービス業の従業員が礼儀正しいのはもちろんのこと、地下鉄で一般の乗客が列を作ったり、混雑時ドア付近に立っている人が乗降する人の邪魔にならないように自ら進んで降りてまた乗るなど、自主的にマナーを守っていると指摘した。
 しかも、こうしたマナーがまるで誰かが指揮を執っているかのように、自然とスムーズに行われていることにも驚いた様子。中国では、誰かに言わなければできず、言ってもなかなかできない現状があるが、日本人の示すマナーや礼儀正しさは「思いやりの心」のなせる業だとすっかり感心している。
 ・・・記事は、「儒家思想とその価値観」の影響のおかげだと分析。社会と家庭の利益は個人の利益よりも重要だという価値観のおかげで、社会秩序を最優先するようになったと考察した。さらに、日本は人口密度が高いため、こうした環境では礼儀が人間関係をスムーズにする潤滑油の役割を果たすのだと論じた。
 また、日本の文化も関係しているという。可能な範囲で他人を助け、なるべく人に迷惑をかけないという文化が骨の髄まで染み込んでいるので、「このような壮観な光景」が見られると分析。中国では日本人の礼儀正しさを「虚偽的」とみなす中国人もいるが、こういう考えこそ「無知」であるとし、自分が好きではない人であっても良いところを認めることが最低限の礼儀だと主張した。」
http://news.searchina.net/id/1647779?page=1
 <定番の日本の発明品称賛。↓>
 「これもあれも?・・・なんと全部、日本の発明品だった!・・・
 中国のネットユーザーからは、「日本の工業設計や匠の精神は学ぶ価値がある」といった声が数多く寄せられた。」
http://news.searchina.net/id/1647805?page=1
 <勝って兜の緒?↓>
 「・・・今日頭条は・・・時代は変わり、日本の家電製品は中国市場で敗走を続けていると主張する一方、「中国メーカーが日本の家電メーカーを打ち負かすのは容易ではない」と論じる記事を掲載した。
 記事はまず、日本の家電製品はかつて「高品質、高機能の代名詞的な存在」だったとしながらも、近年は多くの日本メーカーが中国や台湾のメーカーに買収されるなどしていると主張。こうした家電業界の動きは日本の家電メーカーが衰退していることを示す傾向であるとした。
 続けて、1970年ごろから2000年ごろまでの約30年間は、日本の家電メーカーが世界の市場を牽引していた時代だとし、中国の家電市場においても圧倒的な力を持っていたと指摘。だが、技術革新の速度が低下し、インターネットが登場するなか、技術を過度に重視してきた日本企業は市場の変化に追いつけず、市場における発言権を失ったと論じた。
 その後、韓国の家電メーカーが台頭し、中国のメーカーも質を犠牲にして価格を抑え、価格競争力を武器にローエンド市場を抑え、その後に質を高めてミドルエンド、ハイエンドへの進出を進め、日本企業のシェアを侵食していると指摘する一方、こうした流れだけを見て「日本メーカーが瀕死だと勘違いしてはならない」と主張。
 台湾のホンハイに買収されたシャープが2017年3月期決算で黒字化を実現したように、日本企業は経営面で躓いても高い技術力は今なお健在であると指摘。しかも、中国の消費者の間では日本ブランドの評価は今も高く、むしろ経営上の欠点を改め、やり方を変えてくれば「中国企業にとっては脅威である」と主張した。」
http://news.searchina.net/id/1647761?page=1
 <定番の、対日歴史認識修正キャンペーン。↓>
 「抗日ドラマはもはや「フィクション」で「パロディー」だ・・・」
http://news.searchina.net/id/1647756?page=1
 <新しい角度から、師に胸を張っている。↓>
 「・・・今日頭条は・・・毎年11月11日に繰り広げられるEC業界の大セールイベントについて、日本人がどのように見ているかを紹介する記事を掲載した。・・・
 「中国人の『双11』における買い物の戦闘力について、日本人はどう思っているだろうか」としたうえで、「何はどうあれ、中国という国を絶対に見くびってはいけない。今はお金の力に逆らえるほど世界は安定していないし、理性もない」「こんな進んだECサイトがあって、本当に羨ましい」、「イベントの制約金額が最終的には2兆5000億円を突破する見込みと聞いて驚いた。悔しいけれど、すごい」、「経済力、すなわちお金の力はやはり絶大。日本は気を抜くと一気に中国に飲み込まれてしまう。日本がアイデンティティを持ち続け、世界への影響力を保ち続けられるか、この10年くらいが勝負になる」といったコメントが日本のネットユーザーから寄せられたと伝えている。
 記事は「日本と中国の経済の実力差は、すでに明らかだ。コメントからは、日本の市民が中国の『双11』に対して深い感慨を覚えたことが容易に見て取れる」と評した。」
http://news.searchina.net/id/1647757?page=1
——————————————————————————-
<太田>(昨日)
≫6.コネクターを下掲画像(マザーボードに取り付けられているUSB3.0増設ボードは下掲写真とは上下逆の状態)の緑枠内のコネクターに差し込んでください。
<URL省略(太田)>≪(コラム#9456。太田)
 ここまでやりました。
 この途中、SATAケーブルの1つ(真ん中の下のやつ・・一番下のHDDと結んでいる)が抜けていることに気づき、上の2本を一旦外してはめ直そうとしたのですが、これが大変。
 随分時間が経過した後、ケースの裏側からケーブルを押し込めばいいことに気づき、ようやく成功。
 しかし、話はそこで終わらず、はめ込んでも簡単にはずれてしまうことを発見。
 (だからこそ、自然にはずれていたわけです。)
 そこで、Epsonで使っていたSATAケーブルを引っ張り出して再度チャレンジし、ようやく成功しました。
 SATAケーブルごときに初期不良があるとは!
<K.K>
 下記リンク画像のコネクターが割れてしまっているのでなければ、大丈夫だと思います。
 パーツが壊れるとすれば、静電気か電源ケーブルの差し込み不良の場合が多いですので、一応奥まで差し込まれているか、確認してください。
<URL省略(太田)>
<太田>
 いや、USB増設ボードの話ではなく、HDDとマザーボードを結ぶSATAケーブルの話です。
 いくらマザーボードに端子を力を込めて差し込んでも、パチッという音がしてくれず、引っ張ると抜けてしまうので、Epsonで使用していた旧SATAケーブルに換えたところ、うまくいった、ということです。
 もう、本来のSATAケーブル(1本)は、燃えないゴミを入れる袋に入れてあります。             
<K.K>
 あー、SATAケーブルの方ですか。
 マザーボードに付属してきたやつですよね。それは、まあオマケですからね。
<太田>
 <動画編集に>新たに手を挙げる人がいませんが、<TDK>さん、パソコンを提供したら、動画編集、やる気あります?
 (お気づきかもしれませんが、)携帯パソコンが1台、余っているんですが・・。
<TDK>
 スペックはどのくらいですかね?CPUだけでもわかれば判断できます。
 動画が高画質なので、CPUは最低でもcore2duo以上は必要になります。
<太田>
 K.Kさんに問い合わせてみたところ、次のような返事がきました。
————————————————————————–
 富士通新パソコンの型番が「FMVA50HN7S」ですよね。
 一応、富士通新パソコンがクリアしていると思います。
 富士通新パソコンの主要スペックは、下記の通りです。
CPU:インテル R Core™ i5-3210M
メモリ:PC3-12800(DDR3-1600) 16GB(8GBx2)
ストレージ:1050GB SSD
 「Core i5-3210M」と「Core2 Duo E8400」のベンチマークでは、「Corei5-3210M」の方が良い結果を出しています。
UserBenchmark: Intel Core i5-3210M vs Core2 Duo E8400
http://cpu.userbenchmark.com/Compare/Intel-Core2-Duo-E8400-vs-Intel-Core-i5-3210M/2720vs2719
 富士通旧パソコンの方ですと、CPUが「i3-330M」というCPUで、「Core2Duo」相当という感じになると思います。
Intel Core2 Duo E8400 vs Core i3 330M
http://cpuboss.com/cpus/Intel-Core2-Duo-E8400-vs-Intel-Core-i3-330M
 動画編集ということですので、「i3」よりは「i5」、「i5」よりは「i7」の方が適切なCPUだと思います。
 エプソンパソコンのCPU(i7-7700)とメモリー(DDR3-133324GB)を利用すれば(多分CPUとメモリーは健全だろうと思います)、(TDKさんの壊れたパソコンがデスクトップパソコンである場合)それほどの投資なしに、1台組めるので、いっそ1台組んでしまうという手もありますが、どなたが組むか、動作しなかった場合どうするかが問題になってしまいますね。
————————————————————————–
 で、富士通新を提供してもよいと考えていますが、いかが?
<TDK>
 問題なさそうですね。・・・
 また、距離(運賃)と持ち運びの手間を考慮すると手渡しよりも宅配が良いかと思います。
 カンパ扱いの着払いが良いかなと思ってますがどうでしょう?
 梱包に関してはお手数をおかけすることになるかと思いますが、費用が出るようでした仰って下さい。
<太田>
 では、貸与させていただくということで、私の個人情報を消す等をしなきゃいけないので、暫くお待ちを。
 次回のオフ会の機会等に拙宅にお越しになれば簡単なのですが、ま、着払いでお送りすることにしましょう。
<太田>
 K.Kさん、というわけで、立ち上げてからの個人情報は自分で消すとして、立ち上げる際のID、パスワードはどうやって消したらいいか、適当な時に教えてください。
—————————————————————————————————————————————–
太田述正コラム#9459(2017.11.13)
<石野裕子『物語 フィンランドの歴史』を読む(その7)>
→非公開