太田述正コラム#9586(2018.1.16)
<皆さんとディスカッション(続x3589)>
<太田>(ツイッターより)
 「【特集】復活・株式会社日本(上)…日本の製造業、第2の世界進出…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/01/15/2018011501073.html
 「素早い意思決定と思い切った事業再編、様変わりした日本の組織文化…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/01/15/2018011501076.html
 「日本企業、世界最高の技術で危機突破…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/01/15/2018011501075.html
 「規制緩和と法人税減税、安倍政権が企業を後押し…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/01/15/2018011501077.html
 朝鮮日報が怒涛の日本の産業力称賛特集を開始。
 一回目の本日、一番最後の記事だけは余計のように見えるが、狙いは、日本が今後とも経済面で巨人であり続けることを強調することによって、日韓関係の抜本的改善の必要性を読者達に訴えるところにあるんだろ。
 14世紀央に欧州の人口の3分の1超を殺した黒死病(ペスト)は、鼠が媒介したのではなく、ヒト(の体や衣服に生息する蚤や虱)が媒介したことが分かった。
http://www.bbc.com/news/science-environment-42690577
 考えてみりゃ、当時でもヒトの行動半径の方が鼠より大きいんだから当然か。
 これで、何世紀にもわたる汚名を晴らせた鼠。
<友人K>
 太田さん、日比谷高校の復権<(コラム#9582)>について。
 私は太田さんより一年早く高校に入学しました。
 私の高校も山陰のささやかなローカル名門公立校で、目を輝かせて農村から小都市に通いました。
 私が高校に入る直前に私の高校の先生チームが日比谷高校に見学に行ったんですね。
 誰もが認める象徴的な日本一の高校だったから。
 そして、高校の英語の教科書を日比谷が使っているものに変えました。
 ま、当時はこんな感じでした。
 でも、凋落もあっというまだったなあ。
 伝統を破壊するのはこんなもんかと。
<太田>
 当時、ちょっとしたフィージビリティ・スタディーをやっておれば、学校群化は都の公立高校全体の地盤沈下をもたらす、という結果が出ていたはずですが、推進派も反対派もどちらもそれをやった形跡がないこと、いや、そもそも、反対派が殆ど声を上げなかったことが、いまだに残念でなりません。
 (現役の生徒達が声を上げたとて詮無いことだったでしょうが、OBの反対派がある程度まとまって声を上げておれば、その政治力で、簡単に推進派の打倒ができたと思うのですがね。
 蛇足ながら、学校群移行直後に起こった日大/東大紛争等の全共闘学生運動の際にも、私の出身である麹町中学でさえ、保坂展人君(現世田谷区長)の活動が起こった
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%9D%E5%9D%82%E5%B1%95%E4%BA%BA
けれど、まだ、学校群移行前の生徒もいたところの、日比谷高校は静かでしたね。
https://ameblo.jp/abenteuerliche-herz/entry-11318087849.html )
 で、学校群移行と同時に、当時の先生方の少なからざる部分は大学の教員に転じられましたし、比較的高齢の先生方の少なからざる部分は引退されてしまいました。
 これに類したことは、西高校等の他の有名諸都立高校でも起こったはずです。
 都立高校の生徒達の地盤沈下に先立って・・いや同時だったのかもしれませんが、少なくとも目立つ形で・・都立高校の教師達の地盤沈下が起こったわけです。
 もっとも、これは、反対派が殆ど声を上げなかった理由を示唆しています。
 同じ(安い)学費しか払っていない都立高校の生徒ないしOBなのに、自分達だけが、優秀な教師達から指導を受けることができたことへの疚しさです。
 (私自身、当時、この疚しさを感じていました。)
 もっとも、そんなことを言い出したら、授業料が同じであるところの、国立大学間の教員格差はどうしてくれる、というハナシになってしまいますが・・。
 これに加えて、恵まれている者、力のある者、が、群れて、自分達の言い分を通すようなことは控えなければならない、的な、暗黙の意識がOB達の間で共有されていたように思います。
 とまれ、限りある資源を、平等に配分すべきなのか、それとも、傾斜配分すべきなのか、というのは、とりわけ、同様の資源が私的にも存在する場合、悩ましい永遠の問題なのかもしれませんね。
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 若いけど、キャリアの長さは安室奈美恵に匹敵するんだから、辞める理由はほぼ同じなんだろな。
 それにしても、フルに芸能活動してて、4年で卒業できる大学が日本にはあるんだねえ。↓
 「ももクロ–有安杏果さん、電撃引退 0歳から芸能活動「普通の女の子の生活を」・・・」
https://mainichi.jp/articles/20180116/spn/00m/200/005000c
 冒頭で紹介した安倍チャンの対トランプ発言、ヒンないねえ。↓
 ・・・In November 2016, Abe told Trump: “I’ve been successful in taming the Asahi Shimbun. I hope you will likewise be successful in taming The New York Times.”・・・
 <方やプリンス、方やカネとセックスの亡者だが、この二人、本質的に似てるってことなんだろな。バノンは鋭い。↓>
 Donald Trump’s former strategist, Stephen Bannon・・・called Abe a “Trump before Trump.”・・・
 <このコラム、実は、どーして、先進国中日本だけがポピュリズムに席巻されてないか、について、「保守反動」の安倍を原因の一つとしてあげている点は別として、日本の社会システムを評価してるところ(引用せず)はよちよちと頭を撫でてやりたいね。↓>
 Even as a wave of right-wing populism is sweeping Europe, the United States, India, and parts of Southeast Asia, Japan has so far appeared to be immune. There are no Japanese demagogues, like Geert Wilders, Marine Le Pen, Donald Trump, Narendra Modi, or Rodrigo Duterte, who have exploited pent-up resentments against cultural or political elites. Why?・・・
http://www.atimes.com/weekend-japan-free-populism-roiling-countries/
 日本の、マンホール「芸術」を紹介している。↓
 A look at the unique artworks brightening up Japan’s streets–Japan’s elaborate manhole covers・・・
http://www.bbc.com/news/av/world-asia-42685022/japan-s-elaborate-manhole-covers
 キリスト教が事実上根付かなかったに等しいイギリスでさえ、つい最近まで同性愛者迫害が続いたんだから、エラソーに(カトリシズムがアイデンティティの一つである)ポーランドを非難するなんておこがましいでー。↓
 ・・・“The concentrated contempt for non-heterosexual people in Poland,” he writes, “is the product of a medieval, patriarchal culture reinforced by the state and the powerful Catholic church, to which the vast majority of Poles belong. It is a culture where chauvinism and misogyny, and therefore homophobia and transphobia, thrive.” ・・・
 <最近、都会では改善しつつあるが田舎じゃまだまだだとさ。↓>
 On the surface Poland seemed to have travelled far in the 30-odd years since Operation Hyacinth in the mid-1980s, when state police raided homes, schools and workplaces to arrest people suspected of being gay. Each of the estimated 11,000 people detained were registered and then given the option of renouncing their sexuality or being forced to carry a so-called Homosexual Card.
 On his travels beyond the cities, Nabrdalik’s positivity soon waned.・・・
https://www.theguardian.com/books/2018/jan/15/out-lgbtq-poland-by-maciek-nabrdalik-review-poles-apart
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <人民網より。
 まるで日本の新聞みたいだな。↓>
 「日本銀行が金融引き締め政策のシグナルか・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0115/c94476-9315312.html
 <ここからはサーチナより。
 日本に倣った禁煙の実現を、と大号令?↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本の喫煙者はどうしてこんなに少なくなったのか 彼らの民度がわれわれより高いからなのか」とする文章を掲載した。
 記事は、日本ではこの20年で喫煙率が大幅に低下したと紹介したうえで、「この国のすごいところは、誤りに気づいた時に強い決心で非常に速やかに誤りを正そうとすることだ。複雑な民族感情はあるが、この点についてはわれわれが学ぶに値するはずだ」と説明している。そして、日本で禁煙政策が急速に成果をあげた理由として、「未成年の喫煙予防をしっかりしている」、「公共スペースでの禁煙の徹底」という2点を挙げた。
 1つめの理由について記事は「われわれの多くも青少年の時期に喫煙の習慣が身に付いた。青少年期は成熟やカッコよさ、個性を追い求め、タバコに対する好奇心も生まれる。一方、大人になってからは喫煙が習慣になりにくい。日本はこの点を押さえ、未成年の喫煙に関する法律を定め、喫煙のリスクを根元から断っているのだ。未成年者喫煙禁止法では、タバコ販売時の年齢確認が義務付けられ、未成年者にタバコを吸わせたり、未成年と知りながらタバコを販売した者に対する罰金が規定されている」とした。
 2つめについては、「日本人は他人に迷惑を掛けるのを嫌がる民族。副流煙による受動喫煙の危険性が周知されると、多くの人が他人に迷惑を掛けないように禁煙するようになった。他人に迷惑を掛けたがらない民族には強い自制能力が備わっており、禁煙化を進めるのもより容易になるのだ」と説明している。
 以前から禁煙政策が実施されてきたもののなかなか成果が出ない中国では、喫煙の年齢制限がない。記事は最後に「わが国が本当に禁煙したいのであれば、やはり主に青少年の喫煙予防という点から政策を進めていかなければならない」と指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1651546
 <中共の長距離バス業界に喝。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本の観光客が、中国の寝台バスは臭いうえに危険だと文句を言っている」とする記事を掲載した。
 記事は、「春節の交通ラッシュ期間に間もなく入ろうとしている。多くの人が飛行機や列車そしてバスで帰省することだろう。バスでの帰省は体力と知力の勝負になる」としたうえで、ある日本人観光客が「中国の寝台バスは足の臭いが充満しているうえに危険だ」と不満をこぼしたと紹介している。
 そのうえで「省内の移動手段として、あるいは列車のチケットが手に入れられなかった人向けの寝台バス。観光地を行ったり来たりする外国人観光客が寝台バスに触れる機会は少ないことだろう。日本人観光客の話はいささか誇張ではないか。実際に乗車したことのあるあなたはどう思う?」とした。
 記事の問いかけに対して、多くのネットユーザーが回答を寄せているが、その多くは日本人観光客の発言に同調するものだった。「寝台バスは確かに臭い」、「臭いうえに猛スピードで走るので危ないし疲れる。もう2度と乗らない」、「その通り。寝台で最も怖いのはコソドロと、足の臭いだ」、「ある年の春節で仕方なく1度使ったが、本当に何も言えなかった」、「長距離列車や高速鉄道がある今、わざわざ寝台バスに乗る必要はない」といったコメントが寄せられている。」
http://news.searchina.net/id/1651566?page=1
 <子離れできない中共の親達に喝。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本で行われたセンター試験の試験前の様子を写真で紹介する記事を掲載し、「日本では生徒に付き添って会場まで詰めかける保護者の姿はほとんど見られない」と伝えている。
 中国の「高考」では両親や祖父母など保護者が試験会場まで子どもを送り届け、そのまま会場で保護者たちが試験終了まで待っている光景を目にすることができる。だが、日本では親が試験会場まで子を送り届けることはあっても、試験会場の外が保護者で溢れかえるという光景は見られない。
 記事は、日本のセンター試験が中国の「高考」と違っている点の1つこそ「保護者の付き添いの有無」であるとし、日本の高校生たちは自分の足で会場まで行くのが普通だと紹介。もちろん、試験会場が自宅から遠い場合は保護者の送り迎えがある場合もあるとする一方、それでも会場に保護者が詰めかけるようなことは日本では見られないと紹介した。
 こうした違いについて、中国のネットユーザーからは「日本の高校生は自立しているように見えるが、これは普通のこと」、「中国の保護者は子どもを自分の所有物のように扱い、独立させようとしない」といったコメントが寄せられていた。」
http://news.searchina.net/id/1651598?page=1
 <しばらく前から始まってる、中共の法執行機関員達も日本の警官達みたいになれ、キャンペーン。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、「ベトナムの交通警察と比べると、日本の警察官は非常に文明的な法執行を行っていることが分かる」と伝える記事を掲載した。
 記事は、ベトナムの交通警察の横暴さは中国でも有名だと伝え、ベトナムでは職権乱用や不適切な法執行が見られると紹介。こうした悪名高さに対し、近年は勤務中の喫煙や飲酒が禁じられたほどだと伝え、過去にはタバコを吸ったり、飲酒したりしながら勤務する交通警察が存在したことを紹介した。
 これに対し、日本の警察官の「親切さ」は同じく中国でも広く知られていると伝え、非合法的な法執行は行わないと紹介したほか、街行く人と会話することもあるほど近づきやすく、親しみやすい存在だと紹介した。
 中国では「城管」をはじめとする治安管理要員はいずれも近づきがたい存在であるため、日本の警察官の親しみやすさは驚きにつながるらしい。記事には、中国ネットユーザーから多くのコメントが寄せられていて、「中国の城管はベトナムの交通警察の比じゃないほど横暴だ」、「自分は城管より中国の交通警察の方が嫌いだ。法も勝手気ままに捻じ曲げるから」といった声のほか、「日本は国土こそ小さいが、民度は大国そのもの」だというコメントも寄せられていた。」
http://news.searchina.net/id/1651604?page=1
 <どーも習ちゃんが書道奨励キャンペーンも始めたクサイな。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「中国人は書道をもっと重視しないと、日本人に追い越されてしまう」とする記事を掲載した。
 記事はまず、先日武道館で開かれた書き初め大会の様子を紹介。さまざまな年代の市民がみんなで毛筆を操って字を書く光景に「日本人は中国の伝統文化を学び取っているのに対し、わが中国の子どもたちはiPadで遊んでばかりいる。中国の親たちはちょっと考え、日本を見てみるべきだ。中国の青少年が書道を学ばない理由などない」とした。
 そのうえで「書道も中国を源とする日本文化である。今やその人数、規模、普及レベル、質などはすでに文化の母国である中国を超えてしまっている。日本の書道愛好家はざっと2000-3000万人はいるという。つまり、日本人の5-6人に1人は書道の嗜みがあるということだ」と伝えている。
 記事は、日本で書道がこれほどまでに普及している理由として、小中学校のカリキュラムに書道教育があることを指摘。「小学3年生から中学卒業するまでの6年間で、書道の基本的な知識と技法を学ぶのだ」とした。また、学校での教育のほかに、日本各地には数多の書道教室が存在し、愛好者に学習の機会を提供していると説明した。 
 さらに、「日本は中国同様、漢字文化の国。ただ現在ではコンピューターの普及によって書道を学ぶ人の数は減っている」という日本の書道家の話を紹介。一方で、日本には年賀状を毛筆でしたためたり、毛筆で文書に署名する閣僚が少なからずいるなど、毛筆の筆記が日本人にとって重要な嗜みの1つであり続けていると伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1651603?page=1
 <その通りじゃ。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「中国サッカー発展の鍵は、夢がある楽しいサッカーの世界を育てることだ」とする記事を掲載した。
 記事は、「中国ではこの10年、プロサッカーが暗黒の雰囲気に包まれており、わが子をサッカーの道に進ませる親がいなくなってしまった。どうして中国ではこんな状況になってしまったのか」とし、その理由が高校サッカーを始めとする青少年育成を目的としたサッカー文化にあると指摘している。
 そして、「日本の高校サッカー選手権は既に96回開催されており、試合の模様はテレビで全国中継されて高い注目を集める。中国にもサッカーを熱愛する少年はたくさんいるが、彼らが輝きを見せるような試合の機会がないのだ。また、中国では子どもへのサッカー指導の環境にも問題がある。クラブチームのユース監督は、トップチームの監督同様に成績が求められ、勝てないと交代させられてしまう。一方、日本の学校では成績不振だからといって解任されることはない。負けることも選手の心を育てる課程になるからだ。試合結果よりも人格の成長、礼儀、さらには、学業といった部分を重視するのだ。選手を育てる前に人間を育てるという体系は保護者からも喜ばれており、それが大衆におけるサッカーの普及に寄与しているのだ」と論じた。
 さらに、Jリーグがサッカー競技を発展させるとともに、より多くの社会的責任を担っていると説明。「クラブやその選手たちはしばしば現地の学校や介護施設、病院などを訪れて交流を行う。社会貢献活動数多く行うことで、クラブは地域のシンボルになるのだ。勝ち負けもさることながら、日本のクラブは信頼感、フェアプレー、不屈の精神によってサポーターに幸福感と共感をもたらすのである」と伝えている。
 記事は、「日本のサッカーがここまで発展したのは、プロのクラブを作って強化するだけではなく、各個人の成長過程においてサッカーの楽しみ、運動の楽しみ、チームプレーの楽しみ、成長の楽しみを体感することができるからだ。われわれは往々にして、成績だけでスポーツや個人の成功を判断してしまい、スポーツの中にある最も純粋な楽しさをないがしろにしてしまっているのだ」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1651642?page=1
 <対日歴史認識修正に向けての布石を次々と。↓>
 「・・・ 中国雲南省魯甸県の少年、王福満くんの頭髪が通学中に凍ってしまった様子を撮影した写真が日本で注目を集めている。王福満くんは氷点下9℃のなかを約1時間にわたって歩いて登校したことで、髪の毛に霜が降りてしまい、頭髪が真っ白に凍ってしまったという。
 中国メディアの今日頭条は・・・王くんの頭髪を撮影した写真が日本で大きな注目を集めたことを紹介しつつ、日本のネット上における反応を伝え、「日本も善良な人が多いことがわかる」と伝えている。
 記事は、王くんの写真に対して「貧富の差」を批判したり、王くんの境遇に「同情」したりするコメントが寄せられるのは想定できたことだと伝える一方、日本のネット上ではそれだけでなく、王くんを称賛する声も多く見られたと紹介し、日本人のこうした反応は「意外だった」と主張した。
 続けて、「意外だった」という反応として「中国の子どもたちはこんな境遇でも努力している。えらすぎる」、「氷点下の寒さのなか、1時間も歩いて学校に通うなんてすごい。夢に向かって勉強を頑張って欲しい」という日本人ネットユーザーたちの声を紹介。
 さらに、こうしたコメントは「ごく一部」のものではなく、日本のネット上の反応の大半がこのような善意に満ちた声だったと伝え、多くの中国人は歴史問題などから「日本人は野蛮で極悪」と勘違いしがちだが、「日本も善良な人が多いことがわかるはずだ」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1651633?page=1
 <習ちゃんが言うだけじゃ迫力に乏しいからねえ。↓>
 「・・・今日頭条は・・・海外のネット上で「開発途上国としての中国は日本から何を学べるか」との質問に対する回答を紹介する記事を掲載した。
 この質問に対して、日本と中国に詳しい外国人からさまざまな回答が寄せられたという。ここから、中国が日本から学ぶべきことはたくさんあると考えている人が多いことが分かる。
 記事によると、あるユーザーは「中国は日本からサービス業とは何たるかを学ぶべき」と答えている。日本のホテルではサービスの不行き届きを心配し、客の一挙手一投足を気にしているのに対し、中国では客が受けるべき当然のサービスを要求するだけで従業員からクレーマー扱いされる、とあきれたように違いを指摘。中国の従業員の望みはただ1つ、客がさっさと立ち去ることだけだというが、非常に的を射た指摘である。
 また、別のユーザーは「日本の公園には動物が多い」と感心している。自然をそのまま残すことを重視し、野生動物の保護に力を入れているためで、環境破壊が進み、野生動物が人を恐れて姿を見せなくなった中国は日本に見習うべきだと主張した。
 さらに、「向上心と忍耐力」を日本から学ぶべきという意見もあった。中国の若者は仕事をマラソンではなく短距離走とらえていて、40歳を過ぎると学ぶことをやめてしまうのだという。ほかにも「下品は格好良いこと」、また、「礼儀は偽善」だと誤解している中国人が多いと主張し、礼儀は社会の秩序に必要であり、日本人の礼儀をみならうべきとする意見もあった。」
http://news.searchina.net/id/1651639?page=1
 <客観記事。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本と中国の朝食文化の違いを紹介する記事を掲載した。
 記事は、「日本の街では朝食を提供するお店がない」と紹介しているが、確かに日本では早朝から営業している飲食店はごく少数であり、少なくとも一般的ではないと言えるだろう。これに対して中国のネットユーザーからは、日本で「朝食を提供するお店」が一般的ではないことについて「朝に営業することは早朝の静寂を壊すことにつながると考え、日本人は遠慮しているのではないか」という意見があった。・・・」
 また別のユーザーからは、日本で朝食を提供する店がないというのは間違いで、日本では「朝食だけを提供する専門店」がないだけで、ファストフード店やコンビニなど、朝に食べ物を買うことができる場所はいたるところにあるという指摘も見られた。」
http://news.searchina.net/id/1651627?page=1
 <ここからは今日頭条記事以外の引用。
 勉強になっただー。↓>
 「・・・ 中国メディア・解放網は・・・「日本のバリアフリーデザインが世界から賞賛される理由はどこにあるのか」とする記事を掲載した。記事は、1960年代末に日本で始まったバリアフリーの動きは、83年に国連が障がい者10年計画を発表したことにより政府レベルにまで高められたものの、コスト面の問題や社会全体の賛同が得られなかったこともあり、思うようには進まなかったと紹介。その動きが急速に進みだしたのは、1990年代以降に高齢化社会に入り、バリアフリーの対象が高齢者、妊産婦、乳幼児にまで広がって社会から広く受け入れられるようになってからだとした。
 そのうえで、日本のバリアフリートイレのデザインについて言及。「細かいところまで行き届いたデザインに多くの人が驚く。例えば、センサーにより手で切ることなく一定量のトイレットペーパーが供給される装置、便座の両側の取っ手、転倒したときにも押せるように上下に設置された緊急ボタン、人工膀胱や人工肛門の排泄物処理に便利な流し台、プライバシーを守るためのカーテンなどだ」と伝えた。
 また、「数十年の発展により、日本のバリアフリーは充実したシステムを持つに至った。屋外のみならず、役所や駅構内など人の流れが多い屋内にも点字ブロックが用意されており、屋内と屋外が一体化している。国土交通省は、2020年までに1日の利用者が3000人を超える全国の駅や空港で完全バリアフリー化を実現する目標を掲げている」とした。
 そして、日本のバリアフリー化において最も賞賛すべきは法体系の充実であると指摘。1994年より法整備を進め、2000年には交通バリアフリー法が、06年には同法に替わるバリアフリー新法が制定されたとし、14年には国連の障害者の権利に関する条約を批准し、16年に障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律が施行されたと紹介している。
 さらに、関係する研究機関や社会組織も日本におけるバリアフリー設計の発展推進に大きく寄与しているほか、バリアフリーデザイン認定を受けた建物を建設した場合に所得税が一定程度控除される、日本政策投資銀行や中小企業金融公庫などから低金利による融資を受けられるなど奨励政策の充実も大きな要因になっていることを伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1651599?page=1
 <ご感心のようだが、単に日本の産業政策・・車の販売促進・・じゃねーの?↓>
 「・・・中国では「日本車の寿命は10年」とのイメージも広がっているようだ。中国メディア・鳳凰網はこのほど、「日本車には本当にそのような寿命設定があるのか」とする記事を掲載した。
 記事は、「ネット上で日本の街の写真を見てると驚くのが、街頭や駐車場に停車している自動車の中に、とても古いモデルのものが見られることだ。米国人ほどではないというものの、日本人の自動車に対する愛護ぶりは確かなようである」とした。そのうえで、日本自動車工業協会の統計として「日本人が1台の自動車を利用する平均年数は7-8年で、だいたい11-12年で廃車となる」と紹介。「このデータが実は多くの人を誤解させている。日本の自動車部品の寿命は10年と設定されていると思っている人が多いのだ」と指摘している。
 そして、誤解を生む理由の1つとして「日本では10年落ちの自動車は中古車としての値段がほとんどつかなくなる。乗り続けるにしても車検の費用をはじめとするコストが高まるので、多くの日本人は自動車自体の寿命が来る前に廃車にしてしまうのだ」と説明。まだまだ現役を続けられるにも関わらず廃車とされた自動車の多くは、世界の中古車市場に流れているはずだとした。
 記事はまた、日本には厳しい車検制度があることも、日本の自動車全体の品質を高める事に寄与していると説明すると同時に、「特筆すべきは、車検に通るものでさえあれば、自動車の改造が法的に認められていること(いわゆる合法改造車のこと)。これは本当に羨ましい」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1651602?page=1
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太田述正コラム#9587(2018.1.16)
<渡辺克義『物語 ポーランドの歴史』を読む(その27)/私の現在の事情(続X105)>
→非公開