太田述正コラム#9612(2018.1.29)
<皆さんとディスカッション(続x3602)>
<太田>(ツイッターより)
 「栃ノ心に「初場所優勝!おめでとう」故郷の首相ツイート…(モスクワ=喜田尚)」
https://www.asahi.com/articles/ASL1W65LGL1WUHBI01V.html?iref=comtop_latestnews_05
  旧ソ連圏はモスクワ支局担当で、この支局、ヨーロッパ総局の管轄なんだ、と頷く。
http://www.asahi.com/shimbun/honsya/pdf/17-18.pdf
 ←朝日のこの海外取材網を眺めていると平均的日本人の現在の世界認識がよく分かる。
 「・・・橋下氏が語る改憲論・・・僕の持論は、戦力の不保持と交戦権の否認を掲げ、自衛隊に必要最小限度という過度な制約を課す根拠となっている9条2項の削除だ。
 だが、今の国会議員には必要最小限度という制約のないフルの自衛権を任せられない。
 国会議員の人間性、判断力。実際に間近で見てきたが、ひどいものだった。
 それに、森友学園・加計学園問題における財務省・文部科学省のいい加減さ。
 文書は廃棄した、記憶にない、事実調査はしない、のオンパレード。
 さらにPKO日報問題に関する陸上自衛隊幹部の隠蔽体質。
 こんな政府組織にフルの自衛権を委ねるのは恐ろしすぎる。
 なんといっても稲田朋美さんが防衛大臣に就任してしまうという、適格性のチェックがずさんな今の大臣任命の仕組みは大問題だ。・・・」
https://www.asahi.com/articles/ASL1W5TT2L1WPTIL00P.html?iref=comtop_8_05
 話は真逆であり、9条2項/日米安保が、政治家/官僚の劣化をもたらしたんだよ。
 結局、橋下/維新は自民党補完勢力ってこと。
 せめて安倍改憲反対に邁進を!
<山本>
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<太田>
 これ↑読んでも、どうして山本さんの手元に賢威がなくてもいいのか、さっぱり分かりません。
 とにかく、私が買って、私がアフィリエイト登録をしちゃっていいんですね?
<山本>
 私は賢威もっているので。
<太田>
 買いましたが、ダウンロードに至るまでがムッチャ大変なんですねえ。
 で、賢威6と7のどちらをダウンロードするんでしょうか?
 いや、そもそも、(私自身が直接使わないとすると、)ダウンロードする必要はないんでしょうか。
 ところで、            
>私は賢威もっているので
でズッコケました。
 それこそ、10年にもなろうかという、「賢威買って欲しい」なるご要望、自分自身は持っているが、太田HP等で賢威を用いるためには、私自身も持ってなきゃダメ、というご趣旨だとかみ砕いて教えていただけなかったので、ここまで、ボタンの掛け違いが続いたってことですよね。
 今後は、もう少し、言葉を補うようにしていただければ、と思います。
<太田>
 昨夜、何年振りかで、(間違って、)夜、NHKを見たのですが、迷宮入りした赤報隊事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E5%A0%B1%E9%9A%8A%E4%BA%8B%E4%BB%B6
についての番組、途中からだったんだけど、犯人が自民党政権も脅してたっていう話等、結構面白かったですね。
 じゃ、なんで、産経は狙わなかったんだって思ったりして・・。
 (その後の、栃ノ心インタビューも。
 そのままで電源切ってたので、今朝、高齢女性の引きこもり問題をやってのもチラ見したけど、「奇遇」に驚いちゃった。)
 赤報隊事件の犯人(達)にも、朝日新聞の記者達(、そして、産経新聞の記者達、)にも、太田コラム、ぜひ読んで欲しいな。
 それでは、その他の記事の紹介です。
 引用部分に限らず、首傾げる箇所多数。
 次回のオフ会「講演」は、ある意味、こういう言説がいかに誤っているかを分かってもらうためのもの。↓
 「・・・水戸学の大家、会沢正志斎らとの邂逅(かいこう)は転機となつた。<吉田松陰は、>『日本書紀』『続日本紀』を直ちに読み始め、“身皇国に生まれて、皇国の皇国たるを知らずんば、何を以て天地に立たん”と嘆声を挙げてゐる。
 これが松陰の「日本」発見である。それは、例へば本居宣長の発見した「日本」とは異なる。宣長は『古事記』に漢心(からごころ)以前の日本の心の質朴さを、『源氏物語』にもののあはれを見いだしたが、松陰は『日本書紀』に、古代日本史における歴代天皇の雄大な国際経営を発見したのである。・・・」
http://www.sankei.com/column/news/180129/clm1801290004-n1.html
 あまり指摘されない話だが・・。↓
 ・・・wealth distribution in Germany is extremely unequal・・・
http://www.spiegel.de/international/business/inquality-and-wealth-distribution-in-germany-a-1190050.html
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <人民網より。
 安倍改憲阻止になりふり構わず。↓>
 「李克強総理が日本外相と会談「中日関係発展のチャンスの年に」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0129/c94474-9421025.html
 <ここからはサーチナより。
 文中の言葉のアヤとはウラハラに目を細める習ちゃん。↓>
 「日本がF35Aステルス戦闘機を配備、防衛名目で軍事力を拡大・・・」
http://news.searchina.net/id/1652483?page=1
 <ほんと、日本は恐ろしい国だわ。↓>
 「今日頭条は・・・日本での留学生活で出会った、終生忘れ得ぬであろう3人の名も知らぬ日本人のエピソードを紹介する文章を掲載した。
 文章は「日本での5年間の留学生活で多くのことを経験した。すでに帰国してから長い時間が経過しており、多くのことはすっかり忘れてしまったのだが、何人かとふれあいの記憶は心に刻まれたように残っている。そして、時間が経てば立つほどその記憶は深まっていくのだ。きっと死ぬまで忘れることはないだろう」とし、留学中に出会った3人の話を紹介した。
 1人目は、日本にやって来たその日のことだという。「中国の親に無事着いたことを連絡しようと、公衆電話から国際電話カードを使って電話を掛けようとした。うまく行かずに焦り、通りかかった30代くらいの男性に英語で助けを求めた。すると男性はすぐに10円玉を電話に入れ、それから国際電話カードで実家につなげてくれた。ありがとうと礼を言うと男性は、戻ってくる10円玉のことを全く気にかけずその場を去っていったのだ」と伝えている。
 2人目は、来日2年目に名古屋に引っ越したばかりの時で遭遇した。「ある夜、お金を浮かせるために地下鉄に乗らずに歩いて移動していたら、道に迷ってしまった。深夜で終電も終わってしまい、途方に暮れていると、まだ開いているラーメン屋があった。店に入って店主に地図を見せてもらうよう頼むと、店主は地図を見せてくれるとともに『君は中国人かい』と聞いてきた。そうです、と言うと、店主は『もうすぐ店閉めるから車で送ってやるよ。うちにも中国人留学生が働いているけど、日中勉強して夜はバイトで大変だよな』と言ってくれた。到着後にお礼をすると、店主は『機会があったら、食べに来てくれよな』と言い残して帰っていった」とのことだ。
 そして3人目は、部屋を借りていた大家の会社の日本人職員だ。この会社は中国人留学生の日常生活の支援を行っていたという。晩秋にお金がなくて家賃を滞納してしまったことがあり、その時に連絡係だったこの日本人職員が「これ、貸してあげるからまずは灯油を買って暖を取りなさい。お金ができたら返してくれればいいから」と言って1万円札を差し出してくれた。いつか返そう返そうと思っていたところ、会社が倒産して日本人職員と会う機会を失ってしまったという。
 文章は「この3人の日本人の名前はおろか、名字さえ知らない。しかし彼らが助けてくれたことは折に触れて思い出す。もしチャンスがあるなら、もう一度3人に会いたいと心から思っている」と結んでいる。」
http://news.searchina.net/id/1652430?page=1
 <日本経済新聞顔負けやねん。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「中国中車が川崎重工に負けたのは、技術ではなくサービスだった」とする記事を掲載した。
 記事は、「中国中車は世界最大の鉄道車両製造企業であり、ボストンの地下鉄車両を受注している。しかし、今回の入札では世界第4位のカナダ・ボンバルディアと手を組んだにも関わらず、川崎重工に敗れた。技術が問題なのではない。原因はやはりサービス面にあったのだ」としている。
 そして、「1994年のある深夜、ニューヨークにある車両基地で4人の日本人が夜通し車両の検査を行っていた。そのうちの1人が、現在の川崎重工社長である金花芳則氏だ。今回のニューヨーク地下鉄の受注も、金花氏が長年作ってきたパイプが物を言ったのだ。川崎重工はニューヨークに工場さえも持っており、車両に対して毎日24時間体制で保守点検を行っている。これは中国中車にはできないことだ」と伝えた。
 また、川崎重工が米ネブラスカ州に工場を設け、今回の受注車両を生産することに言及。「米国で工場を開いて、米国人を雇用して米国の地下鉄を生産するのだ。一方、中国中車はボストン地下鉄の例から考えると、中国で生産して米国へ運ぶつもりだったようだ。トランプ大統領が貿易赤字を重く見ているなかで、ニューヨークの地下鉄が『米国製』を採用したというのは、自然な選択だった」と論じている。」
http://news.searchina.net/id/1652471?page=1
 <定番ながら、集大成篇。↓>
 「・・・今日頭条は・・・多くの自動車が走る日本の東京において、中国の大都市のような激しい交通渋滞が発生しないポイントを4つ挙げて説明する記事を掲載した。その1つは、東京の道路交通には「毛細血管」が存在することだという。
 まず最初に挙げたのは、「制限」するのではなく「分散」させることを主眼に置いた交通管理だ。「東京もかつてはひどい渋滞が発生した時期があった。バブル真っ只中だった1980年代末から90年代初めで、経済活動が活発だったこともあって道路上では激しい渋滞が起きていた。しかし、東京は今の中国のようにナンバーや車種によって通行を制限するような措置をとらなかった。主眼に置いたのは制限ではなく、道路の拡張、交通インフラの充実だったのだ」としている。
 2つめは「東京では『毛細血管』が発達していること」とした。「都市の道路交通網は人体の血管のようであり、動脈、静脈、そして、毛細血管が張り巡らされており、どの血管が詰まっても健康を害することになる。東京には、この毛細血管のような小さな道路がたくさんあるのだ。一方、中国の多くの都市は往々にして幹線道路の建設に注力し、普通の道路の整備が追いついていない。それゆえ、幹線道路で激しい渋滞が起きてしまうのだ」と論じた。
 3つ目には、駐車料金が高く設定されていることを挙げた。また、高い駐車料金は違法駐停車を増やしかねないが、日本では近年駐車違反を専門に取り締まる駐車監督員の制度を導入して監視を強化し、重い反則金を科すことによって違法駐停車の増加を食い止め、スムーズな交通の確保につながっていると説明した。そして、駐車違反以外にも飲酒運転やスピード違反、危険な運転に対して厳罰を科すなど、交通法規体系が充実している点を4つめとしている。」
http://news.searchina.net/id/1652463?page=1
 <まあ、使いまわし記事。↓>
 「そういうことだったのか! 日本のサッカーが「アジアで独り勝ち」できる理由・・・」
http://news.searchina.net/id/1652454?page=1
 <まあ、日本人に対する敬意なきにしもあらず。↓>
 「捏ねて伸ばして切るだけだと思っていた日本のそば打ち、なんと17もの工程があった!・・・」
http://news.searchina.net/id/1652435?page=1
 <日本には直接言及されていないが・・。↓>
 「中国人は高速鉄道を誇りに思っているけど「輸入した基幹部品を組み立て」が実態だぞ・・・」
http://news.searchina.net/id/1652434?page=1
 <使いまわし客観記事。↓>
 「通勤通学で慌ただしい朝、日本では見られず中国では日常的に見られる光景とは?・・・朝食スタンド・・・」
http://news.searchina.net/id/1652432?page=1
 <ここからは、今日頭条記事以外の引用。
 日韓のことは気になってしょうがないみたいね。↓>
 「・・・中国メディアの新浪はこのほど、日本のゴルフは「細かく全体を見ている」と高く評価しながらも、なぜ「韓国に後れを取ってしまったのか」分析する記事を掲載した。
 記事は、日本のゴルフ環境が素晴らしいと指摘。若者でも気軽に打てるほど一般のプレー料金が安価で、プロになりたいと思えばツアーに出ることもでき、プロになれば地位も経済力も与えられ「日本ほどゴルフがやりやすい国はない」のだという。
 こうした良い環境とは裏腹に、プロゴルファーの世界ランキングでは、特に女子では上位者の数で韓国に劣っているという。その理由について記事は、コーチを変えにくい「師弟関係」にあると分析。ある選手が1人のコーチについて学ぶと、そこからなかなか抜け出すことができないのだと論じた。この点、韓国はコーチの多くを米国から迎えており、欧米的感覚で気軽にコーチを変えることができるため、こうした縛りがないとした。
 また、韓国のプロゴルファーは意欲的に海外のツアーに参加していることも関係しているという。日本では海外ツアーより国内ツアーに参加する人が多いが、韓国ではLPGA(米国女子ゴルフ)に参戦する人が多く、負けて韓国に帰ったとしても韓国国内のレベルを押し上げることに貢献しているのだと論じた。」
http://news.searchina.net/id/1652431?page=1
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<太田>
 TDKさんの「提案」がきっかけで、ネットに当たった際に、ドラゴンスピーチをWindows10環境にインストールできる場合もあることを知ったので、Dellパソコンと富士通旧パソコンでそれを試みたところ、どちらでもインストールに成功し、Dellの方は初期設定まで完了することができました。
 但し、どちらも、そのsetup.exeを起動しようとした時に、Net Frameworkを(先に)インストールする必要がある、めいた表示が出て、それぞれ、若干手間取りつつも、自動的にNet Frameworkのインストールができ、それから、ドラゴンスピーチのインストールへ、という流れでした。
 コラム#9494に転載されている貴手順書中にx299パソコンへのNet Frameworkインストールが記されていて、この時点で同パソコンにはNet Frameworkがインストールされたわけですが、ダメ元で、一旦、これをアンインストールした上で、上記、ドラゴンスピーチのインストール手順を踏んでみる、というのはいかがなものでしょうかね。
<K.K>
Windows 10にも標準で音声入力機能があること、Googleも「スピーチノート」という音声入力ソフトを無料で提供していることを思い出してください。
音声入力ソフトには詳しくありませんが、下記のサイトの情報ですと、認識率や認識速度では「ドラゴンスピーチ」よりも「スピーチノート」の方が上ということらしいです。
但し、「スピーチノート」はクラウドでの提供でブラウザ上でしか、Windowsの音声入力機能はMicrosoftの製品(メモ帳やWord)以外では使用出来ないそうです。
・音声入力で仕事効率化!3タイプの音声入力アプリを紹介します。 | ITサポート SORA
https://it-sora.net/archives/4987
・Googleの「スピーチノート」の特徴
音声認識の精度はかなり高い
マルチプラットフォーム(Windows・Mac・Chromebook)
Googleドキュメント上でしか使えない
パソコン操作全般には使えない(文章入力のみ)
キーボード入力と併用できる
句読点・改行・記号は音声入力できない
途中で音声入力が途切れることがある(約1分)
辞書登録はできない
http://pasokatu.com/14226
昔、ブラウザ戦争というものがあって、90年代後半シェアの高かった「ネットスケープナビゲーター」というブラウザが、MicrosoftがWindowsに「インターネットエクスプローラー」を同梱するようになった結果、消えてしまったことを思い出してください。
GoogleとMicrosoftが無料で音声入力ソフトを提供していること、更にAppleもiOSには音声入力機能を無料で提供していること、Amazonもスマートスピーカーを販売していること等から、「ドラゴンスピーチ」に将来性があるか疑問に思います。(Windows 10がリリースされてから既に2年半経過しているにもかかわらず、未だに「ドラゴンスピーチ」がWindows 10に未対応ということは、やる気がないという風にも受け止められます。)
「スピーチノート」のインストールを試みる前に、GoogleやMicrosoftの音声入力ソフト/機能の使用も考慮してみてはどうかと思います。
やはり、「ドラゴンスピーチ」が良いという場合は、またその旨連絡をください。
<太田>
 早速、X299のChrome上でスピーチノートを使ってみました。
 認識度という点では、確かになかなかのスグレモノですね。
 ただ、しかし、「講演」録音の書き起こし等を将来試みる、といったことを考えると、ドラゴンスピーチも、やはり使えた方がいいですね。
 (このソフト、使えば使うほど、認識率が高まるという触れ込みですし。)
<K.K>
 [.NET framework3.5]のアンイストールに関しましては、添付ファイルの内容を行ってください。
 [.NET framework3.5]をアンイストールしても、[ドラゴンスピーチ]がインストール出来ない場合、現時点ではちょっと原因が思い浮かびませんので、DELLパソコンをドラゴンスピーチ専用機にするという風にお願いしたいです。
[添付文書]<(画像は省略(太田))>
1. [コントロールパネル]を起動させて、[プログラム]をクリックしてください。
2. [Windowsの機能の有効化または無効化]をクリックしてください。
3. [.NET Framework 3.5(。NET 2.0および3.0を含む)]という表示の左のチェックボックスのチェックを外して、[OK]ボタンをクリックしてください。アンインストールが始まります。
4. [閉じる]ボタンをクリックしてください。
5. 関連するウィンドウを閉じて、念の為にパソコンを再起動させてください。
<太田>
 ダメでした。諦めます。
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太田述正コラム#9613(2018.1.29)
<キリスト教の原罪(その2)>
→非公開