太田述正コラム#9636(2018.2.10)
<皆さんとディスカッション(続x3614)>
<太田>(ツイッターより)
 「…アメリカの大学<で>…英文科に入学する学生、さらには英文学を研究しようという若き学徒が、ガクンと減ってきている…
 これはいわばアメリカ〈国文科〉の凋落ということになる。…」
http://www.yomiuri.co.jp/adv/chuo/opinion/20171012.html
 米白人文学が人種主義文学だったとして、先住民族や黒人や少数民族の「文学」の研究が中心になってきており、白人、とりわけ、トランプ支持層の白人達が英文学科離れを起こしているというのだ。
 こりゃ、気付かなんだ。
 でも、米国の英文学(English Literature)科って、米・国文科じゃなくって、英語圏文学科じゃなかったっけ。
 僕、スタンフォード大で英文学科までは覗かなかったけど。
 本日のBBCの冬季五輪報道のトップはペンス米副大統領と金正恩の妹の金与正の相互無視(ペンスの晩餐会5分での退出を含む)で次が須崎海羽・木原龍一のフィギュア・ペアが世界的大人気の日本のフィギュアスケート・アニメのテーマ曲のユーリ!!! on ICEを使ったこと。
 日本の報道とは相当違うね。
http://www.bbc.com/news/world-asia-43003564
http://www.bbc.com/news/blogs-trending-43003630
 なお、曲は
https://www.youtube.com/watch?v=Fn7YErdX-X8
なんだが、Youtubeを見るだけでも、この曲(それともアニメ?)の大人気ぶりがよく分かるな。
<太田>
 「関連」記事だ。
 日本じゃ、せいぜい、こんなの。↓
 「船木和喜さんが高梨沙羅の金メダル100%予想・・・」
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20180210-OHT1T50086.html?from=ytop_ymag
<lXU8xapV>
≫軍法会議も軍律法廷も持てず≪(コラム#9370。太田)
 この言い回しだと軍法会議と軍律法廷が別物っぽいけど別物なの?
⇒被告が自国民(自国軍軍人)か他国民かの違い。過去コラムを読もう。(太田)
 軍が軍を裁く事で制裁が甘くなるという問題点もあるけど必要なの?
 ここら辺の問題点を修正するためにドイツでは普通の裁判所で軍紀違反を裁いているというけど軍法と普通の法廷じゃダメなの?
⇒前段の典拠は?(太田)
 軍法会議を設置するとして憲法との兼ね合いはどうするの?
 最終決定は最高裁判所という形にでもするの?
⇒過去コラムを読もう。(太田)
<猫魔人>
 大変ご無沙汰しており恐縮しております。・・・
 久方ぶりのお話としては非常に俗な話で恐縮ですが、太田さんは愛国行進曲という曲をご存じだとは思います。
 この曲を今までコラムで取り上げられたことはないと思いますが、この曲の2番の「ゆけ 八紘を家となし 四海の人を導きて正しき平和打ち立てん 理想は花と咲き香る」という箇所は、この曲が支那事変
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E5%9B%BD%E8%A1%8C%E9%80%B2%E6%9B%B2
の勃発した1937年に発表されたという背景からも、やはり、当時の日本人が支那大陸におけるソ連の浸透を何としても阻止しようとした、その意気込みの間接証拠となりえるものなのでしょうか。
 以上、確認としてお伺いいたしました。
<太田>
 こりゃ、興味深い。
 1937年の4月、日本にとって不利な日印新通商協定締結
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/jsp/ja/ContentViewM.jsp?METAID=10003675&TYPE=IMAGE_FILE&POS=1
に象徴されるブロック経済化の脅威、及び、同じく4月、近衛文麿らが顧問を務める国際反共連盟の誕生
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%8F%8D%E5%85%B1%E9%80%A3%E7%9B%9F
、に象徴されるロシア(ソ連)の潜在的脅威の高まり、と、その潜在的脅威の7月における支那事変という形での顕在化を受け、日本政府(第一次近衛内閣)は、9月から国民精神総動員運動を推進した
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E7%B7%8F%E5%8B%95%E5%93%A1
わけですが、この運動の中で、この、経済的、政治的な二つの脅威に対抗する理念として「八紘一宇」が公式に使われたのは、11月であった
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E7%B4%98%E4%B8%80%E5%AE%87
ところ、愛国行進曲の歌詞が確定したのはその前であると考えられ、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E5%9B%BD%E8%A1%8C%E9%80%B2%E6%9B%B2
この理念が、政府によって使われた最初だったのではないかと思えてきました。
 この「八紘一宇」なる理念は、その淵源が興亜論(アジア主義)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E4%B8%BB%E7%BE%A9
にあるところの、「<英国>のインドへの圧政とインド人への同情とその後の国際的孤立、欧米列強のブロック経済による経済的圧迫が日本に・・・誕生<させ>た・・・「アジア・モンロー主義」」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E4%B8%BB%E7%BE%A9
と密接不可分な関係にあるわけであり、これが、1940年7月に、日本政府(第二次近衛内閣)によって国策の理念とされ、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E7%B4%98%E4%B8%80%E5%AE%87 前掲
大東亜戦争において日本がこの理念の下で戦った結果、アジア解放が、望外にも、予想されていたよりもはるかに早期に実現することになるんですよね。
<komuro>
≫ピアノ部屋で使った方がよい、というご趣旨ですか?≪(コラム#9634。太田)
 「DALIの小型スピーカーの音が、どう変化するかが興味深い」という意味です。
 普段気軽に利用するオーディオ機器は、小型で小回りの利く方が適していると思います。
 現在はヘッドホンの方が圧倒的に音が良いはずですが、アンプが変わるとその差がだいぶ縮まる…かも。
≫「d」ボタンて何や? 誰か、やってみた人、教えて。↓≪(コラム#9634。太田)
 東芝製TVの場合、リモコンの「チャンネル」ボタンの下にある「dデータ」を押します。
 TVがインターネットに接続してあると、使える機能が多くなります。
 各TVチャンネルごとにメニューが異なるので、いろいろ試してみてください。
 私はもっぱらNHKの気象情報を見るために利用していて、それ以外はほとんど使っていません。
<太田>
 さっそくリモコンを確認。
 セットトップボックスのもTVのも「d」ボタンがありました。
 でも、東芝の4K対応TVであるにもかかわらず、ハイブリッドキャスト対応ではありません、という表示が出ちゃいました。
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 そんなことが問題じゃなく、(結婚するまでは)天皇にほぼ自由に面会できる人物の交際相手の素性を十分調査していなかった(としか思えない)、安全保障/危機管理感覚の欠如した宮内庁/皇宮警察、及び、そういうことを問題にしないこういう筆者等、が問題なんだよ。↓
 「・・・明らかに皇室周辺に、この結婚に疑問を呈したり、慎重を期すべきだと言っている人たちがいるとしか思えないのだ。しかも、その声は結婚時期が近づくにつれて増幅していったと思われる。
 たぶんそのあたりが今回の事態の真相だと思う。・・・」
http://blogos.com/article/276918/
 泰明小学校制服問題、世界を駆け巡る。↓
 Tokyo school plan to adopt Armani uniform sparks criticism・・・
http://www.bbc.com/news/world-asia-42999569
 A Tokyo public school announced $730 Armani uniforms. Parents weren’t happy・・・
https://www.washingtonpost.com/news/worldviews/wp/2018/02/09/a-tokyo-public-school-announced-730-armani-uniforms-parents-werent-happy/?utm_term=.0337483be29e
 栄転かあ?↓
 「米駐豪大使にハリス米太平洋軍司令官を指名・・・」
http://www.sankei.com/world/news/180210/wor1802100014-n1.html
 インドでも受験競争が超過熱化してるみたいね。
 いいことだよ。↓
 India tried to stop cheating in school — so half a million students just skipped exams・・・
https://www.washingtonpost.com/news/worldviews/wp/2018/02/09/india-tried-to-stop-cheating-in-school-so-half-a-million-students-just-skipped-exams/?utm_term=.1545dc13b963
 へーそーなんかー。↓
 「最新のWindows 10にあるパスワード忘れの対策・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26267270Z20C18A1000000/?n_cid=DSTPCS001
 有名人が自殺すると、自殺率そのものが上昇し、とりわけ、同様のやり方での自殺が増える、とさ。↓
https://edition.cnn.com/2018/02/07/health/robin-williams-suicide-increase-study/index.html
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <人民網より。
 毎度、こんなものにまでご関心、深謝。↓>
 「富士フィルムがゼロックスを買収し1万人のリストラ断行へ・・・
 富士ゼロックス(アジア太平洋)が富士フィルムの75%の株式を61億ドルで買い戻し、富士フィルムはこの資金を使いゼロックスの50.1%の株式を取得する。・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0209/c94689-9425803.html
 「高齢者向けスマホアプリを開発した80代日本人女性・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0209/c94689-9425805.html
 <ここからはサーチナより。
 定番的な、日本の社会礼賛だが、歩道の話は目新しい。↓>
 「・・・今日頭条は・・・中国社会よりさらに細かいところまで配慮が溢れている日本社会には学ぶに値する点が数多くあることを紹介する記事を掲載し、中国がさらに発展していくうえで、日本社会のどのような点を取り入れるべきであるかを紹介した。
 記事はまず、日本の小規模な都市で撮影されたという「歩道」の写真を掲載し、日本は大都市だけでなく、人口が少ない小さな町でも歩道がちゃんと整備されていて、歩行者や自転車の安全が確保されていることを強調。さらに子どもの通学路には「飛び出し注意」の標識が設置してあったり、見通しの悪いカーブにはミラーが設置してあったりすることを紹介し、日本では都市の規模にかかわらず、地域間の格差がないのだと指摘した。
 もちろん、中国でも歩道や自転車専用道路は整備されているが、自動車が歩道に放置してあったり、自転車専用道路に自動車が乗り入れてきたりして、危険がたくさん存在しているのが現状だ。また、通学路であることをドライバーに知らせる看板やカーブミラーなどはほとんど設置されていない。
 続けて、日本は公衆トイレがどこも清潔で設備が整っていること、コンビニに設置されているゴミ箱ですらゴミを分別して捨てなくてはならないこと、地下鉄など公共施設における標識が多言語対応されていることなどを挙げ、こうした「配慮」という点において、中国はまだ日本には到底敵わないと伝えた。
 結論として記事は、近年の中国の発展は目覚しいものがあり、この数年で大都市は非常に大きな変化を遂げたとしながらも、日本を訪れれば中国はまだ日本社会と同じ水準に達していないことがわかるとし、日本の良いところは積極的に取り入れることで、より良い社会を構築すべきだと主張した。」
http://news.searchina.net/id/1653325
 <定番的な日本へ行けキャンペーン。↓>
 「爆発的な発展遂げる深センに住む中国人が、初めて行った東京で「これは羨ましい!」と感じたこと・・・」
http://news.searchina.net/id/1653330?page=1
 <ま、そーゆー見方も。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本人はなぜこれほど甘いものを愛してやまないのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。
 記事は、中国人が日本人と聞いて連想する言葉の1つに「甘党」というものがあると紹介。中国人から見て日本人の甘いものに対する執着は非常に強く映るようだ。歴史をたどると「唐果子と呼ばれた菓子は仏教と共に中国から日本に伝来したもので、お供え物として小麦粉や米粉に甘みを加えた当時の菓子はとても希少な存在だった」と指摘し、日本人にとってお菓子はもともと神聖な存在だったのだと論じた。
 続けて、19世紀末からの経済発展にともなって、大手菓子メーカーがイメージキャラクターを用いて宣伝し、日本人の甘党社会の門を開いたと指摘し、このころから日本では菓子が大衆化したと指摘。また材料や芸術的な美しさへのこだわりを持って生み出された菓子は、着実に甘党の日本人を増やしてきたと伝え、今では日本のお菓子は海外でも高く評価され、人気を獲得していると指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1653302
 <部分的にはあたってるが、まだまだだねえ。次回の太田オフ会「講演」で勉強しなさい。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本と中国の近代化に向けた道のりの違いと、その違いを生み出した要因について考察する記事を掲載し、なぜ、日本だけが鎖国中の立ち遅れた国から「華麗な転身」を実現できたのかを考察している。
 記事は、清朝の洋務運動は成功を収めることができず、その後の改革や革命においても苦難の連続だったと主張する一方、日本は長らく鎖国していたにもかかわらず、極めて短期間で国力を増大させ、清朝を一気に超えてアジアの強国になったと指摘し、この違いは一体何が要因だったのかと問いかけた。
 続けて、開国までの日本は中央政権が確立されていない封建国家であり、徳川幕府が実質的に国家権力を掌握していたが、名目上は天皇こそが国の最高権力者であるという構造だったと指摘。こうした構造は倒幕と新政府樹立に向けた合法性をもたらしたとし、構造の違いが明治維新と洋務運動の成否を分けた要因の1つであると論じた。
 さらに、当時の日本と中国の違いの1つとして「教育水準」の差を挙げ、日本の識字率は世界的に見ても非常に高かったとしたほか、日本は鎖国中もオランダから積極的に知識を導入していたと紹介。一方、中国は長期にわたって愚民政策を実施してきたため90%以上の人が文盲だったと指摘し、洋務運動を行ったのは一部のエリートであり、一般の人びとは文明とは何かすら分からない状況であったため洋務運動は理解されなかったと指摘した。
 また記事は、当時の日本はほぼ単一民族国家だったが、清朝は満州民族による王朝であり、その王朝による洋務運動は人口の大半を占めていた漢民族の理解を得られなかったと主張。こうした違いが日本の明治維新成功と清朝の洋務運動失敗につながり、最終的には近代化に向けて歩んだ日本と中国の道のりの違いにつながったと伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1653326?page=1
 <こりゃ、日本は再軍備してもいいよ、と言ってくれてるようなもの。↓>
 「・・・日頭条はこのほど、優れた兵器をいくら導入しても日本は軍事大国になることはできないと伝え、なぜなら日本には「致命的な問題があるため」だと主張している。
 記事は、日本は米国から最新のステルス戦闘機「F35A」を導入し、さらには、いずも型ヘリ護衛艦を空母に改修する可能性まで浮上していると主張。これが実現すれば、日本の軍事力は大幅に増強されることになるうえ、日本は平和憲法の改正にも動いていると主張し、多くの中国人は「日本が軍事大国に向けた足取りを加速させており、自衛隊は間もなく軍隊になるかもしれない」と懸念していると論じた。
 一方、軍事面では装備だけでなく、「人」も重要な要素だと指摘する一方、この「人」こそ日本の致命的な弱点だと指摘。出生率が非常に低く、少子高齢化によって人口減少が続いている日本にとっては、そのまま「兵力」の減少につながるとしたほか、優秀な人材もそれだけ減ることを意味すると指摘した。
 中国も近年は兵力を削減していると言われるが、それでも人民解放軍の常備軍は世界最大であり、そのうえ武装警察や民兵も存在する。記事は「中国は経済成長を背景に武器や装備の現代化を進めている」とし、日本はまるで勢い良く軍拡を進めているように見えるが、実際には大した脅威とはならないと主張した。」
http://news.searchina.net/id/1653327?page=1
 <客観記事。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本のネットユーザーが中国人についてどのように評価しているのかを紹介する記事を掲載した。
 記事は、「世界において、日本と中国よりも文化がこれほどまでに複雑に織り交ざっている国どうしはないかもしれない。日本人の目は、中国人は一体どのように映っているのだろうか」としたうえで、日本のネット上に書き込まれた、日本人ネットユーザーによる「中国人観」を紹介している。列挙されたのは、基本的にポジティブな内容のものだ。
 まずは商才を始めとする才能や、世界に対する影響力についてだ。「中国人は商売がユダヤ人の次に上手だと思う」、「人口が多いので、優秀な人材がかなり多い」、「華僑ネットワークがすごい」といった意見が出たとしている。
 続いては、政治的なパワーについて。「プロパガンダが上手い」、「一度何かを作ることが決まると、直ちに住民を立ち退かせてあっという間に着工する」と紹介した。また、外交についても「日本にとっては厄介だが、中国人は外交上手」、「中国の政治家は日本より優秀」、「米国に『ゴルァ』と言える国」、「米国に唯一勝てそうな国」といった声が出ていると伝えた。
 さらに「日本の優れている点を賞賛してくれる」、「スポーツの話では、思いがけなく冷静を保つ」という見方のほか、「実際中国の若者は日本に対してそれほど敵対心を持っていない。相互理解を深めれば友好的にやっていけると思う」との意見もあったことを紹介している。」
http://news.searchina.net/id/1653329?page=1
 <ジャンルは異なるが客観記事。勉強になーる。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本の緑茶と中国の緑茶を比較する記事を掲載した。記事は、同じお茶の木から取れる茶葉を使った飲み物でも、日本と中国では異なる点が多々あるとし、日中両国のお茶を8つのポイントから比較してそれぞれの長所を紹介している。
 歴史の面では、緑茶の起源とされ5000年の歴史がある中国に軍配が挙がるとした。一方で、文化的な面では「日本は緑茶を飲む行為をオフィシャルなものに変え、そのルールや作法を生み出した。それが徐々に著名な茶道へと昇華していった」とし、日本のお茶文化の深さを評価した。
 また、茶葉に対する美学という点では「縛って球状にしたり、つねって螺旋状にしたり、剣状にしたりと、茶葉の加工に多様性と美学の要素がある。一方、日本の緑茶は粉にするか針状にするかといった具合で、実用性が重視されている」としている。品種についても日本の緑茶が多くないのに対して、中国の緑茶は実にたくさんの種類が存在すると説明した。
 健康面では日本の緑茶を高く評価。「日本の緑茶は抗酸化成分の含有量が中国緑茶よりも多くなっている」とし、その差が4~5倍程度であると伝えた。供給量では、中国が世界最大の緑茶輸出国であり、世界の供給量の8割を占めていることからも、中国が優位に立っているとした。また、価格面では生産量の多さ、生産企業の多さによる激しい競争により、中国緑茶のほうが日本の緑茶よりも低価格であると解説している。
 そして肝心の味については「中国緑茶は茶葉を煎ることで液体はやや黄色が強くなり、ふくよかな味わいになる。日本の緑茶は蒸しており、液体は鮮やかな緑色を呈するが中国緑茶より薄味である。ただ、中国の緑茶の酸味や渋味を好まず、より甘みが感じられる日本の緑茶を好む人も多いとし、それぞれに長所があることを伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1653328?page=1
 <最近じゃ珍しいガス抜き?↓>
 「・・・今日頭条は・・・中国人にとって近年人気となっている渡航先がタイと日本であると伝える一方、中国人が日本で消費するお金の一部は税金として日本の歳入となり、やがては日本の軍備拡張につながると主張する記事を掲載した。
 記事は、旅行で訪日する中国人が増加することは、日本経済の成長に寄与することであるとし、中国人旅行客が増加する背後で日本は防衛費を拡大し続けていると主張。その防衛費の増加には中国人旅行客の消費も間接的に貢献しているのだと論じた。
 続けて、中国人は現在、豊かになったことで財布のなかには多くのお金が入っていると指摘する一方、日本で消費することは間接的に日本の軍備拡張につながることだとし、「日本の景観や文化を堪能したい気持ちは分からないでもないが、日本で消費することは中国人としては不快な気持ちになることだ」と主張した。」
http://news.searchina.net/id/1653324?page=1
 <ここからは、今日頭条記事以外の紹介。 
 定番。興味深いのは、今日頭条に環球時報の電子版と目される環球網が公式投稿していることだ。これぞ、まさに、今日頭条も習ちゃんの拡声器であることを示すものだ。↓>
 「日本の子どもはどうして中国の子より丈夫なのか・・・」
http://news.searchina.net/id/1653331?page=1
 <これも定番。↓>
 「中国人の目に映る「日本の気がきく<中国人>タクシー」、もしかしたら「違法」かも・・・中国メディアの中国経済網・・・」
http://news.searchina.net/id/1653323?page=1
 <パスタ以外はちょっと違うんでは?↓>
 「・・・中国メディア・東方網は・・・「刺身でもなければ、懐石料理でもない 日本の庶民は普段何を食べているのか」とする記事を掲載した。
 記事が最初に紹介したのは、焼き鳥だ。これは家で食べる大衆食というよりも、居酒屋で特に親しまれている大衆食である。「焼き鳥は酒のつまみとして非常に歓迎されている。居酒屋のメニューでは、もも、皮、内臓など、さまざまな種類の焼き鳥を見ることができる」と説明した。
 続いては、親子丼である。こちらはグルメとしても、家庭で比較的手っ取り早く作れる料理としても高い人気を集めている。記事は「鶏肉と鶏卵がご飯に乗っているゆえに親子丼。その香りも手伝って、ご飯が相当進む」と紹介している。
 また、パスタについても日本人の日常的な食事として言及。「明らかに舶来の食べ物であるが、パスタは意外にも日本人にこよなく愛されている。イタリアンレストランだけでなく、多くの一般家庭でもパスタを立派な食事として食べるのである」としている。日本におけるパスタの愛されぶりは、パスタを扱ったレストランの多さ、そして、スーパーの売り場に並ぶ乾麺やソースのバリエーションの豊かさを見れば納得することだろう。
 このほか、今の時期はきっと多くの家庭で食されているであろう鍋料理や、庶民的な食べ物の代表格と言えるお好み焼き、さらに、手ごろな価格で提供するチェーン店の普及によって大衆食としての属性が増した感のある天丼を挙げて紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1653292?page=1
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 一人題名のない音楽会です。
 交響曲の隠れた名曲シリーズの8回目です。
 今回は、サン=サーンス(Saint-Saens)です。
Symphony No. 3: “Organ Symphony”(注)(1886年)
https://www.youtube.com/watch?v=P2wNAWBPFiI
(注)「第2楽章第2部でオルガンが登場する部分は、その威風堂々とした曲調から映画などで使用されることがある。<例:>映画『ベイブ』および『ベイブ/都会へ行く』(1995年・1998年オーストラリア製作)・・・TVアニメ「ルパン三世」(第二シリーズ)の第87話・・・第124話・・・第145話」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC3%E7%95%AA_(%E3%82%B5%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B9)
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太田述正コラム#9637(2018.2.10)
<キリスト教の原罪(その13)>
→非公開