太田述正コラム#8850(2017.1.13)
<皆さんとディスカッション(続x3221)>
 「三島の肉声テープ、自らの文学の「欠点」語る…」
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20170111-OYT1T50188.html?from=ytop_main8http://www.sankei.com/life/news/170112/lif1701120033-n1.html
 ようやく分かったよ。
 三島の「自殺」の原因は、自分の文学に係る嫌悪であり行き詰まりだったってことが・・。
 憲法にはおざなりに触れているだけ。
 「…中国教育部は小中学校の教科書で「8年間の抗日戦争」との表現を「14年間の抗日戦争」と改めるよう指示…」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0112/c94474-9165998.html
1931年の時点では中共は国民党と死闘の真っ最中であり、その中共で毛沢東はまだ主導権を確立していなかった。
 日支戦争と中共は関係なかった、とそう遠くない将来に言うための布石だと見た。↓
 「外交部…の…報道官<曰く>…われわれが歴史を強調するのは恨みを長引かせるためではなく、若い世代に平和の堅守を呼びかけるためのものであるということだ。歴史を銘記して初めて、真に将来を切り開くことができるからだ。」(上掲)
<cLYkDKtA>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 ↓これ呼んだ女性達が某サイトで凄く怒ってらっしゃったんだけど何がいけないのか本気で解らない。
http://iup.2ch-library.com/i/i1764481-1484228184.jpg
 入院費を割り勘にしなかったのがいけなかったのだろうか?
 
<七氏>(同上)
 んまー、中国が日本に独立促す政策開始までに自ら再軍備しとけよ!って期限が「21世紀初め 」までってことだな。↓
 「胡耀邦中国共産党総書記、日本の自衛力増強容認 日中平和が続くのは「21世紀初めまで」・・・」
https://www.google.co.jp/amp/www.sankei.com/politics/amp/170112/plt1701120043-a.html?client=ms-android-kddi-jp
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 スゲーねじれだな。↓
 「社民党の吉田忠智党首は・・・天皇陛下の退位の関連法案について「恒久制度として皇室典範改正を模索すべきだ。恒久制度化で恣意(しい)的、強制的な退位を排除できる」と述べた。民進、共産、自由各党も皇室典範改正を求めており、4党の足並みがそろった形だ。・・・」
http://mainichi.jp/articles/20170112/k00/00e/010/230000c
 おやま、米英特殊関係復活かね。↓
 「英国連大使が日本の南スーダン対応批判 「考え改めるべき」・・・」
http://www.sankei.com/world/news/170113/wor1701130014-n1.html
 私も、入院時の主治医等が女医さん達だったから命拾いしたのかもね。↓
 「「死にたくなければ女医を選べ」日本人の論文が米で大反響 ・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e3%80%8c%e6%ad%bb%e3%81%ab%e3%81%9f%e3%81%8f%e3%81%aa%e3%81%91%e3%82%8c%e3%81%b0%e5%a5%b3%e5%8c%bb%e3%82%92%e9%81%b8%e3%81%b9%e3%80%8d%e6%97%a5%e6%9c%ac%e4%ba%ba%e3%81%ae%e8%ab%96%e6%96%87%e3%81%8c%e7%b1%b3%e3%81%a7%e5%a4%a7%e5%8f%8d%e9%9f%bf/ar-AAlOqCl?ocid=iehp#page=2
 それにしても、日本文明総体継受を叫ぶロシア人が出現しないねえ。↓
 「日本のたい焼きをロシアでも・・・」
http://digital.asahi.com/articles/ASK1B2JHVK1BUHBI00R.html?rm=182
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <まず、人民網から。
 国家的事業として推進してるわけだが、それにしてもスゴイ取材力だ。↓>
 「「イクメン教室」が爆発的人気となっている日本・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0112/c94473-9165995.html
 「プロポーズ大作戦」の中国リメイク版、張智霖が妖精役で出演・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0111/c206603-9165605.html
 <ここからはサーチナより。
 定番の、近過去・現在・近未来の日本の礼賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「中国侵略の恥を忘れるべきではないと言えども、日本を盲目的に排斥すべきではなく、日本の長所を認めたうえで日本を正視すべきである」と主張する記事を掲載した。
 記事は日本の「経済面の長所」として世界経済における地位を挙げ、世界の工場と言われる中国は世界の産業チェーンの下流に位置しており、まだ「製造と組み立てを担当しているのが現状」であると指摘。一方の日本は中国で生産するための技術や設備、素材を供給するという産業チェーンの上流に位置しており、日本は中国が存在せずともベトナムやインドで製品を製造可能であり、産業全体における発言権は日本のほうが大きいと論じた。
 また、中国ではしばしば日本製品について「やっつけ仕事」、「材料をごまかし、仕事の手を抜いている」といった批判がなされるが、「あり得ないこと」だと指摘。日本製品は高品質で知られており、むしろ「やっつけ仕事」なのは中国製品のほうであると反論した。
 さらに、日本の長所の1つとして「日本社会に海賊品や偽物が存在しない」ことを挙げ、中国人旅行客が日本で買い物をするのは「中国製品が嫌いだからではなく、中国で流通している製品を信用出来ないため」だと指摘。中国企業は他社の模倣ばかりで、創意工夫を行う日本企業とは大違いであり、「海賊品や偽物ばかりの中国社会は日本社会とは大違い」と指摘した。
 記事は日本経済が第二次世界大戦後に急激な発展を遂げ、世界の経済大国にのし上がることができたのは「日本が自らの問題を正視し、問題解決に取り組んできたため」であると指摘し、中国経済がさらなる成長を求めるならば「恨みを捨て、日本の優れた点に学ぶ必要がある」と主張している。」
http://news.searchina.net/id/1626985?page=1
 <日本の読書文化を礼賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本人の読書文化 ホームレスさえ読書の習慣を捨てない」とする記事を掲載した。
 記事は、少し前にタイの空港ロビーで一斉に読書する日本人少年少女の写真がネット上で拡散して議論を呼んだことを紹介。「実は、これは日本においてはそもそもニュースになる話ではない」とし、日本では「時間があれば本を読む」という行為がとっくに習慣化しているのであると説明した。
 そして、電車の到着を待ってホームで読書するサラリーマンや、老若男女が電車の座席でページを繰っている様子を撮影した画像を紹介。「日本は世界的なストレス大国であることで知られている。電車の中では忙しいサラリーマンも良書を読む時間を忘れないのである」とし、それが学業を本分とする学生であればなおさらのことであると伝えた。
 さらに「読書文化は日本で深く根差している」ことを説明すべく、「ホームレスですら、読書の時間を捨てようとはしないのだ」とも紹介している。」
http://news.searchina.net/id/1627028?page=1
 <東京の交通事情を礼賛。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、「東京はあまり渋滞しないのに、中国では渋滞がなぜここまで深刻なのか」と題して、日中の交通事情を比較・分析する記事を掲載した。
 中国で渋滞が目立ってひどいのは、「北上広」といわれる北京市、上海市、広州市の3都市だ。北京のPM2.5問題は自動車台数の増加も影響していると言われている。記事は、中国政府もナンバープレートの末尾の数字による交通規正などの対策を講じてはいるが、「少しの効果も出ていない」とため息交じりだ。
 この点、東京は世界的に見ても成功例と言えるのだという。東京都は2188平方キロメートルの面積に1400万人弱の人が住んでいる。人口密度は非常に高く、自動車保有台数も多いのに、渋滞はそれほど深刻ではない。この理由について記事は、東京が「上手に土地利用していること」と大きな関係があると分析。東京には立体駐車場が多く、1台のスペースに複数の車を駐車できるほか、線路の高架下などのスペースも活用しており、まったく無駄を感じさせないと指摘。狭い土地を上手に活用する知恵と、行き届いた合理的な管理、また土地に合わせて小型車を選択する現実的な日本人を称賛した。
 一方の中国人は、利便性よりもSUVなど見た目が映える大きな自動車を好んで購入するほか、立体駐車場も多くはない。また、周りの迷惑などを考えず自分のことしか考えないため、「隙間があればどこでも駐車」し、結果的に「4車線道路が2車線」になってしまうと、中国の現状を憂いた。
 さらに、記事は日中の地下鉄の路線図を並べ、その違いが一目瞭然であると指摘。東京の地下鉄は北京や広州よりも路線が多く、公共交通機関の利便性が高いことも渋滞が少ないことと関係があると分析した。また、公共交通機関を積極的に利用したり、健康のために自転車で出勤したりする日本人とは異なり、多くの中国人が「成功の証」として、メンツのために自動車に乗りたがることも渋滞を招いていると指摘している。」
http://news.searchina.net/id/1626988?page=1
 <日本発の2次元コードを「礼賛」。↓>
 「・・・経済参考報は・・・「中国の2次元コード、国外の標準が独占状態 情報の安全問題が頻発」とする記事を掲載した。
 記事は、先日上海ディズニーランドにチケット関連の技術や管理サービスを提供していた企業の社員が、技術的な問題点を利用して同テーマパークのチケットの2次元コード2600件分余りを盗み取ったうえで、1700枚の偽造チケットを製造販売していたことが明らかになったと紹介。2次元コードは各種チケットのほか、インターネット、工業、行政などの分野にも広く用いられていると同時に「巨大な情報安全リスクを伴っている」とした。
 そして、「大きな問題は、現在われわれが使っているものが国外の2次元コード技術である点にある。そのオープンさが安全問題を頻発させ、管理を難しくさせている」と中国2次元コード連盟の張也平事務局長が語ったことを伝えた。
 記事は、現在中国で広く用いられているのが日本のデンソーが1994年に開発したQRコードであると紹介。中国国内にはQRコード以外にも中国国産の「漢信コード」、「GMコード」、「CMコード」、さらに米国のPDF417コードといった計5規格が存在するものの、普及が早く応用範囲も広いためにQRコードが主流になっていることを説明した。
 そのうえで、実際に中国国産コードは国外の規格に比べても遜色がなく、QRコードなどに代わって利用できる能力を持っているものの、政策的な助成が不十分であるために普及が進まない状況であるという同連盟の徐順成理事長の話を伝えた。そして、国レベルで規範化を強化することで、自前の2次元バーコードを普及させるべきであるとする張氏の話を併せて紹介している。」
http://news.searchina.net/id/1627050?page=1
 <こんなことにまで、日本の経験から学べとさ。↓>
 「・・・中金網は・・・米国がかつての日本に対して行ったのと同じ方法で、中国に対抗してくるのではないかと懸念を示す記事を掲載した。
 1980年代の日本はバブル期で、今の中国のように米国企業や不動産を買収し、質が高く、相対的に安価だった日本製品は大量に米国に輸出され、米国は莫大な貿易赤字を抱え、日米貿易摩擦が生じた。ライトハイザー氏はレーガン政権下でUSTR次席代表を務め、対日鉄鋼協議では日本を自主的な輸出規制に追い込んだことで知られている。
 記事は、ライトハイザー氏が日本製品の輸入抑制で中心的な役割を果たした人物だと紹介し、ライトハイザー氏の起用が決まれば、矛先を中国に向けることになるのは間違いない。近年中国の米国に与える経済的影響は大きく、米国の対中貿易赤字は15年に過去最悪となる3674億ドル(約42兆2638億円)を記録した。これは、過剰生産によってだぶついた中国産鉄鋼製品の不当廉売によるところが大きい。
 記事は、トランプ氏は対日政策で成功を収めた経験のあるライトハイザー氏を起用することで、元凶となっている中国の鉄鋼業に狙いを定め、「トランプ政権の最初の一撃」を加えるつもりかもしれないと懸念を示した。」
http://news.searchina.net/id/1627020?page=1
 <リクツにもならぬリクツでもって、日本企業が中共から撤退しないよう懇願している。↓>
 「・・・東方頭条・・・記事は、日本企業が中国から撤退することや、投資を減少させることは「ゴマを拾ってスイカを捨てる」、つまりそれほど価値のないもののために大きな価値のあるものを失うことになる「誤った選択」であると主張した。
 記事は、仮にすべての日本企業が中国から撤退した場合、中国が被る損失は極めて甚大であると指摘、政府は490億元(8086億円)もの税収を失ううえに、数百万人が解雇されることになると指摘、政府は失業者の支援のために莫大な規模の資金を捻出する必要が生じると説明した。
 一方で、日本企業は中国から一気に撤退すれば、製品の生産コストの増加は免れず、日本の輸出にも深刻な影響が生じると説明。したがって日本政府は日本企業を「注意深く、中国から撤退させたいと考えている」と主張、日本企業による中国撤退の動きが割とゆっくりなのはそのためであると論じた。
 しかし記事は、日本企業の中国撤退は間違いなく「ゴマを拾ってスイカを捨てる」行為であると指摘。中国の国内総生産(GDP)は2010年に日本を超え、さらにその後の3年間で日本の2倍になったが、これは中国の成長と日本経済の急激な衰退を示すものであるとし、それゆえに日本経済が成長するには「中国経済の成長に依存する必要がある」と主張した。」
http://news.searchina.net/id/1627008?page=1
 <一応客観記事だが・・。↓>
 「・・・一点資訊<が>・・・日本に住む外国人に対して「日本のどのような点が変だと感じるか」を尋ねた日本のテレビ番組を紹介したところ、中国人ネットユーザーたちから多くのコメントが寄せられた。
 記事は、テレビ番組の内容として、さまざまな国籍の外国人たちが「必死に満員電車に乗り込む日本人の姿」、「酔っ払いが多いこと」、「店員が驚くほど礼儀正しいこと」、「日本に英語ニュースがないこと」、「果物の値段が高いこと」、「急いでいる人が多いこと」などを「日本の変なところ」だと感じるとコメントしたことを紹介した。日本人からすればごく当たり前のことでも、それは世界的には常識ではないことがよく分かる。
 この記事に対して中国のネットユーザーからは「日本人の性格は裏表があり、お辞儀はするが見えないところで人を罵る」などのコメントが寄せられた。何でもはっきりと口にしたがる中国人からすれば、本音と建前を使い分ける日本人の考えは難解のようだ。
 また、「日本人の礼儀は確かに過剰」という意見もあった。だが、日本旅行を経験して日本人の礼儀正しさを知り、日本の礼節の文化を高く評価する中国人は実際には大勢いる。」
http://news.searchina.net/id/1627036?page=1
 <ガス抜き記事だがガス抜きになっていない。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「見たところ素晴らしい日本だが、世界で後ろから数えた早い事柄がこんなにたくさんある」とする記事を掲載した。記事は、日本が街の清潔さや環境の良さ、教育や医療、社会保障、治安で世界のトップレベルにあるとする一方、「どの国にだって、光の裏には良くない一面もある」とし、日本が世界的なランキングで下位に甘んじている事柄を複数列挙し、紹介している。
 記事が示したのは、「英語レベル」、「出生率」、「スマートフォン普及率」、「睡眠時間」、「有給休暇消化率」、「男性の家事参加率」などだ。英語については特に「発音がおかしい」としている。また、スマホ普及率に関しては昨年米国の科学技術メディアMashableが発表したデータとして、欧米先進国が60~70%なのに対してわずか39%に留まっていると紹介。その背景には「ガラケー」への根強い人気があるとした。」
http://news.searchina.net/id/1627060?page=1
 このキャンペーンを、学者の寄稿じゃなく、社説でやらにゃ。↓
 「慰安婦合意の再交渉主張、韓国の国際的信用落とす・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/01/13/2017011300513.html
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太田述正コラム#8851(2017.1.13)
<米支関係史(その5)>
→非公開