太田述正コラム#9708(2018.3.18)
<皆さんとディスカッション(続x3650)>

<山邑明>(ツイッターより)

 またぞろ始まりまった。
 朝屁新聞紙の印象操作報道。
 忖度された方が悪いのか?
 局長級高官人事を内閣が差配して何が悪い?
 選良でも無い官僚が好き放題して来た(今もだが)反省に基づいて内閣主導を強めて来たのだ。
 多くの国民もそれを望んでいた。

<太田>(同上)

 日本の最大の問題は、首相や財務相(政治界の上澄)と朝日記者達(マスコミ界の上澄)、に碌な人材が就かなくなって久しいこと。
 そして、森友騒動の核心は、後者が老衰死直前の最後の力を振り絞って、前者の痴呆老人コンビぶりを暴露したこと。
 今、我々が、老人虐待に注力すべきは、後者じゃなく前者。

<太田>(同上)

 「…BNPパリバ・オープン…女子シングルス準決勝で世界ランク44位・大坂なおみ…が同1位のシモナ・ハレプ…に対し、6-3、6-0でわずか64分のストレート勝ち…」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180317-00020304-theanswer-spo
 国際結婚それ自体による「突然変異」、父親の黒人特有の身体能力、女性優位社会日本の国民、のケミストリーの精華。

<太田>

 関連記事だ。
 決勝に進んだ、二人(同年齢)を一緒に取り上げてるね。
 大阪なおみの方がランキングが低いのに二番手扱いだ。
 何となく、黒・黄二重の人種主義のニオイが・・。
 (引用しなかったが、大阪なおみ選手が米日二重国籍者で日本語は全くダメって書いている。)↓

 On a day in the desert when a 21-year-old from Croatia took Roger Federer to the brink, two 20-year-old women did their final preparations for the biggest tennis moment of their lives.・・・
http://www.latimes.com/sports/more/la-sp-paribas-women-dwyre-20180317-story.html

<太田>(ツイッターより)

 (個人的思いも込めて、)日本はよくなってきつつある。↓
 「…都立の日比谷が今年は47人合格で、1970年の5位以来、じつに48年ぶりにトップ10入りを果たした。…」
 (客観的に、)日本は悪くなってきつつある。↓
 「理III合格者の入試の平均点が、理IIの最高点を上回<った>…」
http://news.livedoor.com/article/detail/14448896/

<太田>

 関連記事だ。
 もうチョイしたら、医科学者以外、医師なんて、ほぼ全員AIに置き換わるってのに、アサハカだねえ。↓

 「東大以上に狭き門? 志願者が急増する「医学部」事情・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14445411/
 「東大よりもなぜ医学部へ? 校長も驚くラ・サール生・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e6%9d%b1%e5%a4%a7%e3%82%88%e3%82%8a%e3%82%82%e3%81%aa%e3%81%9c%e5%8c%bb%e5%ad%a6%e9%83%a8%e3%81%b8%ef%bc%9f-%e6%a0%a1%e9%95%b7%e3%82%82%e9%a9%9a%e3%81%8f%e3%83%a9%e3%83%bb%e3%82%b5%e3%83%bc%e3%83%ab%e7%94%9f%e3%80%81%e3%82%b9%e3%83%9e%e3%83%9b%e7%a6%81%e6%ad%a2%e3%81%ae%e5%af%ae%e3%81%a7%e5%ad%a6%e3%81%b6%e3%81%93%e3%81%a8/ar-BBKm0qj?ocid=iehp

<TSY>

 太田さん、こんにちは!
 予定されている Trump と Kim Jong-un の会談。
 北朝鮮のICBMの開発凍結。
 北朝鮮の核兵器廃棄の年限を切らない合意(Trump は北朝鮮の非核化を実現したと発表でき、Kim Jong-un は当面核兵器を保有できる)。

⇒ここまでは、いい線いってますね。
 いや、それよりも何よりも、太田コラムがらみの投稿であることに感涙。(太田)

 Kim Jong-un政権に米国が敵対的行動を取らないという合意。

⇒これ、金正恩はゲインがゼロってこと(典拠省略)ですから、ありえません、(太田)

 この3っつで決着し、朝鮮半島での熱い戦争はなくなり、朝鮮半島はKim Jong-unを首長とする統一へ向かう(中国べったりではなく、Trump というカードを残した形で)、と予想していました。

⇒それが誰にであれ、統治されるのが死ぬほど嫌いな韓国民達(コラム#省略)、のことを思い出すまでもなく、ありえません。(太田)

 Kim 家が Xi Jinping を見習って、日本型の権威と権力分割安定統治に進むかどうかみものです。

⇒その前に、習ちゃんがそこまで乗り出すか、見守りたいと思います。
 「王<国家>副主席は党中央委員でさえないが、内政から外交まで幅広い職務を担う。」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28277550X10C18A3MM8000/
ところ、彼がお飾りであることがはっきりすれば、習ちゃんもそうする予行演習だってことになりますが・・。(太田)

 また中国と米国を競わせて北朝鮮開発資金を導入できれば、朝鮮半島の経済的繁栄は進みます(日本は多少の経済的な恩恵を得られそうです。統一朝鮮が中国のように勢力圏膨張方針を取らなければ、久しぶりに朝日友好時代が再来するかもしれません)。

⇒統一しようがしまいが、彼らが朝鮮半島外への勢力圏膨張方針を取ることは、統一新羅以降の朝鮮半島史(コラム#省略)に鑑み、ありえないでしょう。
 朝日友好時代の再来云々については、拉致問題もあり、コメントは控えます。
 それにしても、朝鮮日報に続き、朝鮮中央通信まで人民網化しつつあるとは、腰抜かすわ。↓
 「日米韓連携、騒いだところで日本疎外…北が皮肉・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14449766/ (太田)

しかし、日本の森友問題による安倍政権の不安定化、ロシアの Putin再選前の イギリスとの反目、と次々と北朝鮮利害関係国で、どちらかというと北朝鮮に有利になるゴタゴタが起こっているのをみて考えてしまいました。
 Trump、Kim Jong-un 会談は、よく考えてみると、北朝鮮にとって、この会談そのものが言葉の戦争の結末で、熱い戦争で結末近くの最終段階(最後の領土確定期)に戦争が激化するのと同じように、会談前に米国を揺さぶるだけ揺さぶるほうが有利です。
 会談前までに、北朝鮮はもてる影響力のすべてを動員してくるのではないでしょうか。僕の妄想でしょうか。

⇒気まぐれなトランプを相手に、北朝鮮が、このクリティカルな時期にそんなリスクを冒すことはないでしょう。(太田)

 よろしければ太田さんのお考えをお聞かせ下さい。
会談そのものも、それほど簡単じゃない、準備期間が短すぎるという一般論のほかに、たとえばTrump 政権や米国務省が人材不足で、円滑な会談ができないのではという心配を指摘する向きがあります。
 たとえば、次のコラム(Financial Times 20180312)
< https://www.ft.com/content/516dcabc-2519-11e8-9274-2b13fccdc744 >
を太田さんは、どう判断されますか。

⇒AIでも書けそうな中身ゼロのコラムですね。
 米朝首脳会談、落としどころがはっきりしていて、それをどう表現するかだけの問題しか残ってないので、トランプ側にそれをやれる程度の人材なら十分過ぎるくらいいますよ。(太田)

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 ご主人、割れ鍋の奥さんに精神科の治療を受けさせてあげたら? と、綴じ蓋に向かって呼びかけるむなしさよ。↓

 「昭恵氏が対談イベント、森友に触れず 終始笑顔で40分・・・」
https://www.asahi.com/articles/ASL3K5CV9L3KOIPE00G.html?iref=comtop_list_pol_n03
 こんな瘋癲老人をずっと当選させてきた選挙区の選挙民達も、ぜひ、全員、精神科に行っていただきたいもんだ。↓

 「森友文書改ざん問題 麻生氏の謝罪会見「のようなもの」・・・」
https://mainichi.jp/articles/20180318/ddv/010/070/020000c

 私が当初から想像してた(コラム#9676、9686)通りだな。
 でも、戦い方は、伊調側の方が上手。↓

 「伊調馨「パワハラ告発」にレスリング関係者が同調しない理由・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14448905/

 私のかねてから指摘している、中性文化の日本。↓

 「・・・これほど異性装を描いた作品があるのは日本ぐらい。・・・異性装への人々の視線は明治以降、同性愛や異性装をタブー視するヨーロッパの精神医学の考え方が広まってから、厳しくなった・・・」
https://digital.asahi.com/articles/ASL356S6ML35UCVL04T.html?rm=674

 報じているのが台湾メディアだということも含め、オモロイ。↓

 「安室奈美恵の中国公演、リハ盗撮動画流出で日本サイド「中止も辞さない」と激怒=台湾メディア・・・」
http://news.searchina.net/id/1655500?page=1

 自分は習ちゃんのエージェントである、という正体を現したサーチナ?
 (ま、「トヨタたの」的な単純編集ミスなんだろうが・・。)↓

 「成功率100%・・・あのトヨタたの技術者たちが、「桜木花道ロボット」を作ったぞ!=中国メディア・・・
 台湾メディア・ETtodayは・・・」
http://news.searchina.net/id/1655502?page=1

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <ムフフフフ。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本の学校の卒業式で繰り広げられた一幕が、甘すぎる!」とする記事を掲載した。
 記事は、「日本の学校の卒業シーズンである。日本のある中学校で、卒業式の日に1人の女子生徒が自分の好きな男子生徒にプレゼントをした。すると男子生徒は、制服の第2ボタンを女子生徒にあげた。2人ともとても若々しい笑顔を見せている」として、その様子を撮影した動画を紹介した。
 そのうえで、「日本の卒業式では、男子生徒が第2ボタンを意中の女子生徒にあげるという風習がある。第2ボタンは心臓から最も近く、心の気持ちを意味するからなのだ」と解説。動画では最後に2人が抱き合い、周囲の生徒から大きな歓声が上がったことを伝え、「動画をみたみんなは、学生時代の甘い記憶がよみがえって来るだろうか」としている。
 記事を見た中国のネットユーザーは「甘すぎるだろ」「青春は美しい。永遠に記憶に残る」、「自分はすでにスタートラインの時点で負けている」、「若いっていいよなあ」、「本当にいいな。でも、あの頃自分にはそんな勇気はなかったな」、「ぜひ、その純真さを持ち続けて欲しい」といったコメントが寄せられている。
 一方で、「これが高校生ならまだしも、中学生なら早熟すぎる」、「早すぎる恋愛は良くない」など、現代の中国の価値観から評するユーザーも少なからず見られた。」
http://news.searchina.net/id/1655496?page=1
 <ムハハハ。↓> 
 「中国メディア・捜狐は・・・「羨ましい! 日本のある会社ではネコと一緒に出勤できるうえ、手当てまでもらえるらしい」とする記事を掲載した。
 記事は、「仕事のストレスが蓄積すると癒しが欲しくなる。毎日仕事に出かけなければならず、大好きなネコとなかなか一緒にいられない。そんな人は、ネコを連れて出勤してしまおう。中国の大都会では実際、ネコを連れて出勤できるケースがもはや珍しくなくなっている。規則が緩くオープンで、ペット同伴を認める会社が結構あるのだ」と伝えた。
 そのうえで「しかし、ネコと一緒に出勤できるうえに手当てまでもらえてしまう会社となると珍しい。そんな会社が日本にあるのだ」とし、新宿にある日本のIT企業・ファーレイを紹介。同社では従業員が日々蓄積させている大きなストレスを解消する手段を考え、2000年よりネコの同伴出勤制度を導入して、オフィスを癒しの空間に変えたと説明している。
 そして、社内でのんびり気ままに過ごす8匹のネコたちと一緒にご飯を食べたり、休憩したりすることで従業員たちが癒されていると紹介。さらに、会社では野良猫の引き取りを奨励していて、引き取ることにより月5000円の「ネコ手当て」が支給されると伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1655497?page=1
 <ポカーン。↓>
 「中国メディアの捜狐は・・・中国の親にとって子どもに「学習専用の部屋」を用意することは「絶対不変の真理」だと認識されていると紹介する一方、日本では子どもたちに専用の勉強部屋を与えないケースも多いと紹介する記事を掲載し、驚きとともにその理由を紹介する記事を掲載した。
 記事はまず、「子ども専用の勉強部屋がないと子どもは不便ではないか」と疑問提起する一方、日本では子どもが自分の部屋ではなく、居間やキッチンなどで宿題をしたり、勉強したりするケースが多いと伝え、「日本の子どもは必ずしも子ども専用の勉強部屋で勉強するわけではない」のだと論じた。
 その理由について、日本の家庭にも書斎はあるが、子どもの勉強部屋として使用したら、父親が帰宅後に過ごす場所がなくなってしまうケースがあることや、子どもが勉強部屋にこもってしまうと、部屋のなかで「ゲーム」や「携帯電話で友達と交流」していても分からず、親が子どもを監督することができなくなるためであると主張した。
 続けて、子ども専用の勉強部屋を与えることによって、自己中心的な子どもを育てる結果になりかねないことも指摘。なぜならご飯を作ったり、洗濯をしたりなど、家庭内で親が家族のためにどのような労働をしているのか、その苦労が見えなくなるためだと主張したほか、子どもの成長に必要な親子の意思の疎通の機会も減ってしまうことにもなると指摘している。」
http://news.searchina.net/id/1655498?page=1
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太田述正コラム#9709(2018.3.18)
<竹村公太郎の赤穂事件論(その5)>

→非公開