太田述正コラム#9804(2018.5.5)
<皆さんとディスカッション(続x3698)>

<太田>(ツイッターより)

 世界中が日本の春の連休につき合ったか平穏。
 夕刻段階の最大のニュースは、国外じゃ、「ノーベル文学賞、今年の受賞者発表を見送り…」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30130910U8A500C1EA2000/?nf=1
、国内じゃ、「日中首脳初の電話協議…」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30131010U8A500C1MM8000/?nf=1
 もっとも、後者、日中枢軸時代の予兆たる世界史的大事件なのかもしれんが。

<豊丘時竹>(2018.5.3)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20180503

 –進次郎学歴ロンダリング疑惑に決着をつけよ–

 太田さん、週刊誌でいいとおっしゃってる。
 安倍晋三より進次郎の方が応援弁士としての人気が高いとどこかで聞いた記憶がある。URL;https://www.ohtan.net/blog/archives/10415

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 なぜ、今頃記事に?
 それはともかく、実際に生物を創造してみて欲しいねえ。↓

 「46億年の歴史をもつ地球で、生物がいつどのように出現したのかは、謎に包まれたままだ。日本の研究グループは2017年、約40億年前にできたカナダの地層で最古の生物の痕跡を発見した。・・・
 これまで最も古いといわれた生物の痕跡もグラファイトだ。東北大学とデンマークのコペンハーゲン大学の共同研究グループが13年、グリーンランドで見つけた。37億~38億年前と推測されている。・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30082670S8A500C1MY1000/?n_cid=DSTPCS001

 ナニコレ。↓

 「卓球女子:南北合同チーム、日本に負けるも銅メダル=卓球世界選手権・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/05/05/2018050500390.html

 すぐ謝るんなら発言するなっての。↓

 Palestinian leader Abbas apologises for Holocaust remarks・・・
http://www.bbc.com/news/world-middle-east-44005824

 以下、マルクス生誕200年小特集。↓
 
 <だそうです。↓>
 Revived in the west, neglected in the east: how Marx still divides Germany・・・
https://www.theguardian.com/world/2018/may/04/karl-marx-revived-west-neglected-east-still-divides-germany
 <経済面でいくらマルクス見直しをやったところで、せんないことだよ。↓>
 Why Karl Marx is more relevant than ever・・・
https://www.ft.com/content/cf6532dc-4c67-11e8-97e4-13afc22d86d4
 <「マルクス・レーニン主義」⇒中国共産党一党独裁、「毛沢東思想」⇒日本文明継受戦略、マルクス主義⇒人間主義、ということなんだからね。↓>
 「・・・習近平国家主席(共産党総書記)は・・・カール・マルクスの生誕から5日で200年となるのを記念する北京での大会で重要講話を行い、「(中国の)歴史と人民がマルクス主義を選択したのは完全に正しく、党がマルクス主義を旗印にしたのは完全に正しい」と述べた。
 中国憲法は前文でマルクス・レーニン主義を毛沢東思想や鄧小平理論などと並ぶ「中国各民族人民」の指導理念として規定。習氏は「中国共産党員はマルクス主義の忠実な信奉者として、その堅持と発展のために努力している」と語った。」
http://www.sankei.com/life/news/180504/lif1805040025-n1.html

 アメちゃん識者の中からも、中共の台頭を好意的に見る人も出てきてるね。↓

 ・・・Is China presenting a new model of development to a world that could use one, or is One Belt, One Road itself the new colonialism?
 Because these rail and other projects require security, they extend the Chinese government’s political reach into Central Asia, Pakistan and the Middle East. And as Beijing turns the South China Sea into a vast game of Go, its new ports in Bangladesh, Sri Lanka, Pakistan and, potentially, the Maldives start to look like still more playing tokens.・・・
 <ワシントン・コンセンサスなんてくそくらえだとさ。↓>
 Is a new approach, by a new player, such a bad thing? The economic orthodoxy long imposed by the United States-dominated World Bank and International Monetary Fund on developing countries in crisis — a reform package known as the Washington Consensus — has enjoyed a mixed record at best. And in Africa, for example, Western investment remains small, given the continent’s size, population and needs.
 <一路一帯政策によって、とりわけ、アフリカが裨益してるとさ。↓>
 China, for its part, has embraced Africa. Although some of its projects have coddled corrupt dictators in order to haul off African raw materials, others have delivered concrete economic benefits locally. Moreover, some Chinese government and corporate investors have proved willing to take risks that Western corporations and countries have consistently avoided.・・・
https://www.nytimes.com/2018/05/04/opinion/sunday/china-colonial-power-jinping.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fopinion&action=click&contentCollection=opinion&region=rank&module=package&version=highlights&contentPlacement=2&pgtype=sectionfront

 だけど、やっぱり、こういう旧態依然の識者の方が圧倒的に多い。
 百歩譲って「危険」だとしても、引いていく以外に選択肢はないんだよ。↓

 Trump’s Dangerous Global Retreat・・・
https://www.nytimes.com/2018/05/04/opinion/trumps-dangerous-global-retreat.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fopinion&action=click&contentCollection=opinion&region=rank&module=package&version=highlights&contentPlacement=3&pgtype=sectionfront

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。

 <人民網より。
 ご愛顧、おありがとうごぜいやーす。↓>
 「中国版「旅かえる」の内部テスターがスタート 北京の土産物も加わる・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0504/c206603-9456530.html
 <ここからは、サーチナより。
 日本の企業から学べ、プラス、日本へ行けキャンペーン。↓>
 「中国企業の輝きは一瞬・・・消費者に支持される日本企業から学べることは多い・・・」
http://news.searchina.net/id/1658719?page=1
 <同じく。↓>
 「日本人はさすが商売上手だ・・・動物を観光やビジネスにつなげるなんて・・・」
http://news.searchina.net/id/1658720?page=1
 <定番。↓>
 「中国人目線で見た日本の魅力「これこそ私が日本を好きな理由」・・・」
http://news.searchina.net/id/1658699?page=1
 <客観記事だが、もちろん、日本へ行けキャンペーン。↓>
 「初めての日本旅行なら、「ツアーと個人旅行」のどちらが良い?・・・」
http://news.searchina.net/id/1658718
 <ほぼ同じく。↓>
 「ビジネスチャンスなのに理解できない! 日本の化粧品メーカーが購入制限?・・・」
http://news.searchina.net/id/1658722
 <ガス抜き。↓>
 「贖罪のために中国を訪れる日本人がいるというのに! 「中国人ときたら日本で買い物ばかり・・・」
http://news.searchina.net/id/1658721?page=1
 <ここからは、今日頭条記事以外の引用。
 定番。↓>
 「日本は地震が多発しているのに「なぜ建物は倒壊せず、損失もわずかなのか」・・・中国メディア快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1658715?page=1
 <意外に新しい話題かも。↓>
 「・・・中国版ツイッター・微博で・・・日本の日常で当たり前のように見られる、幼稚園バスの送迎の様子を紹介する動画が掲載された。・・・
 中国のネットユーザーは自らすすんで先生にあいさつをする園児の姿に大いに感じ入るところがあったようだ。コメント欄には「礼儀の国だ」、「中国の礼儀を残しているのは日本だけ」、「特に子どもの教育では、日本は中国よりも優れている」、「これが文明的な和諧社会のイメージだ」、「日本は子どもに対する重視ぶりがスゴイ」といった感想が並んでいる。
 一方で、近ごろでは中国の小学生も礼儀正しくなっており、先生に対して進んであいさつするようになったと語るユーザーも見られた。」
http://news.searchina.net/id/1658716?page=1
 <使いまわし記事。↓>
 「日中両国が、世の中を変えるかもしれない列車の開発に向けて協力・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1658717?page=1
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 一人題名のない音楽会です。
 「ピアノの可能性」の4回目です。
 ブラームスのハンガリー舞曲(Hungarian Dances)中の名曲群のピアノ編曲をお送りする最終回です。
 今回は、ブラームス自身によるピアノ編曲集です。
 
 まず、キーシン(Evgeny Kissin)演奏によるもの。

Brahms Hungarian Dance for piano, No 1 in G minor
https://www.youtube.com/watch?v=lJ1Q987eDHg
Brahms Hungarian Dance for piano, No 2 in D minor
https://www.youtube.com/watch?v=lkCIUtBXwFk&list=RDlkCIUtBXwFk&t=2
Brahms Hungarian Dance No. 3
https://www.youtube.com/watch?v=8y3ja-k5dSY
Brahms – Hungarian Dance for piano, No.6
https://www.youtube.com/watch?v=pAyIKDyR4t8
Brahms – Hungarian Dance for piano, No.7
https://www.youtube.com/watch?v=jJpSSqWkJnw

 次にクリプシャム(Caroline Clipsham。英国人)
https://carolineclipsham.wordpress.com/biography/
の演奏によるもの。

Brahms Hungarian Dance No. 5
https://www.youtube.com/watch?v=3o551FLEX1U

 最後に、カッチェン(Julius Katchen。1926~69年。ユダヤ系米国人)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3
の演奏によるもの。
 これまで出てきたもの以外をこちらでどうぞ。
 21曲全部が収録されていますが、1~10番まではブラームス自身による編曲であり、その他は、別の作曲家(誰かは不明)による編曲です。
 (ブラームス自身は、2人演奏用のピアノ編曲なら、全曲について行っているのですが・・。)
 私は、キーシンのよりも、クリプシャムの方が、余計な力が入っておらず、好きですね。
 シフラの編曲とブラームス自身による編曲とでは?
 どちらも好き、ということに・・。↓

I. G minor: Allegro molto [0:02] II. D minor: Allegro non assai – Vivace [2:54] III. F major: Allegretto [6:02] IV. F♯ minor: Poco sostenuto – Vivace [8:23] V. F♯ minor: Allegro – Vivace [12:40] VI. D♭ major: Vivace [14:52] VII. F major: Allegretto – Vivo [18:02] VIII. A minor: Presto [19:31] IX. E minor: Allegro ma non troppo [22:07] X. E major: Presto [23:51] XI. D minor: Poco andante [25:45] XII. D minor: Presto [27:57] XIII. D major: Andantino grazioso – Vivace [30:01] XIV. D minor: Un poco andante [31:21] XV. B♭ major: Allegretto grazioso [32:50] XVI. F minor: Con moto – F major: Presto [35:26] XVII. F♯ minor: Andantino – Vivace [37:31] XVIII. D major: Molto vivace [40:25] XIX. B minor: Allegretto [41:40] XX. E minor: Poco allegretto – Vivace [43:31] XXI. E minor: Vivace – E major: Più presto [45:34]
https://www.youtube.com/watch?v=rzHZoE5ZHO4
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太田述正コラム#9805(2018.5.5)
<眞壁仁『徳川後期の学問と政治』を読む(その58)>

→非公開