太田述正コラム#9866(2018.6.5)
<皆さんとディスカッション(続x3729)>

<太田>(ツイッターより)

「森友学園との国有地取引に関する決裁文書の改ざん問題で、財務省が調査結果と関係者の処分を公表。…
 「(安倍晋三首相が)『私や妻が関わっていたら、総理も国会議員も辞める』と言ったのが全ての始まりで、その一言がなければこんなことになっていない」と…石破氏…」
https://www.asahi.com/articles/ASL6436HFL64UEHF003.html?iref=comtop_8_01
もちろん、その根源的理由は、属国化(家畜化)が必然的にもたらすところの、政治家を含む日本の識者全般の質の低下にあるわけだが、日本の政治評論家や政治学者を含め、この、私の見るところ自明の理を、指摘する識者が皆無であることが、この理の真実性を逆説的に証明している。
 やんぬるかな、嗚呼。

 「北の非核化前に早くも経済協力ムード…
 周辺国の首脳の中では日本の安倍…首相だけが…「核武装した北朝鮮を日本は決して受け入れられない。圧力を高め、抜け道を許さない」と「圧力維持」を強調した。…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/06/04/2018060402805.html
 蚊帳の外でバスに乗り遅れた安倍チャンに朝鮮日報だけがラブコール。

<太田>

 関連記事だ。
 東南アジア諸国は、(日本を除く)周辺諸国よりも、もっと北朝鮮にぞっこんだとよ。↓

 North Korea’s friends in Southeast Asia are ready to return to business as usual・・・
https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/north-koreas-friends-in-southeast-asia-are-ready-to-return-to-business-as-usual/2018/06/01/339cdc54-6492-11e8-b166-fea8410bcded_story.html?utm_term=.ee1e8d91f586

<e01tfJXE>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

≫2016年に年間科学論文数で米国を上回った中共、今年は研究開発費で米国を上回る見込み。・・・未来が中共のものであることがほぼ確定だ。後は、GDP、次いで軍事費で米国を追い抜くのみ。21世紀後半には、日本は、独立国かその属国かは知らないが、中共の覇権下で生きることになろう。≪(コラム#9864。太田)

 お金をかければ科学技術はある程度までは発展するかと思いますが、端的に言うと、独創的、世の中を変えるような、ノーベル賞を取るようなレベルまで発展し得る根拠はありますか?
 お金儲けが好きな方々が主流だと思うのですが。

⇒ほぼ同じことを、19世紀に・・当時はノーベル賞こそなかったけれど・・(地理的意味での)欧州の識者達が、米国について、言ってたはずだ。
 で、過去コラムやネットで、典拠を探したんだけど、すぐには出てこなかった。
 その代わり、18世紀後半から19世紀後半にかけての米国人の欧州に対する鬱屈した思いを代弁した下掲を引用しておく。↓

  ・・・in・・・the century 1765-1865<,> ・・・<j>ust getting to a level of European respect for their emergent society and culture required Americans to be assertive and confident in the face of European disdain, contempt, ridicule, and in some cases active efforts — as during the American Revolution but also its aftermath through to the 1810s and again in the 1860s — to politically undermine the new confederated republic. ・・・
https://www.quora.com/At-what-point-in-time-did-Americans-start-feeling-superior-to-Europeans-Should-1898-or-the-period-of-1940-1945-be-considered-watersheds-in-that-respect-or-other-times-in-history
 それはそれとして、どなたか、太田コラム的反論をe01tfJXEクンに対して試みてあげてくだされ。(太田)

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 ガツクリ。↓

 「愛媛知事、補助金見直し「考えず」 加計学園の謝罪問題・・・」
https://www.asahi.com/articles/ASL645H20L64PFIB00G.html?iref=comtop_8_06
 <これくらいで許してやるってワケね。↓>
 「加計学園–理事長会見で「虚偽報告」説明を 愛媛知事要求・・・」
https://mainichi.jp/articles/20180605/k00/00m/040/121000c

 何だかオモロイ。↓

 「「創業年に八ッ橋まだない」 ライバルを「老舗」が提訴・・・」
https://www.asahi.com/articles/ASL645QCJL64PLZB016.html?iref=comtop_list_nat_n05
 将棋に詳しくない人にどーぞ。↓

 「羽生は藤井に勝ち目がなかった!?「にわか将棋通」になれる雑学講座・・・
 <前にも書いたが、プロチェス人気は間違いなく下がってるさ。チェス・チャンピオンの話題を聞かなくなって久しい。↓>
 ・・・ロシア人のチェスの世界チャンピオンは1990年代にすでにコンピューターに敗北している。それをもってチェス人気が下がったとは聞かない。コンピューターならミスもなく面白くない。やはり人間同士だから面白いのであって、いくらAIが強くなっても将棋人気が落ちるとは考えられないだろう。・・・」
https://diamond.jp/articles/-/171605?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor

 まだ生きてたキショール・マフバニ(コラム#6716)が出した新著にジョセフ・ナイが噛みついてるが、東南アジアの知識人にも蔓延ってるこのような日本観は、中共当局のイメージ戦略が成功してる証。
 (日中一体だなんて、間違っても気取られないようにしてきたのよね。)↓

 ・・・Mr Mahbubani is correct about the recovery of Asia, but it began not with China and India but with Japan. Not only did Japan use western industrial tools to defeat imperial Russia in 1905, but Japan remains the world’s third largest national economy (using current exchange rates).Yet when Mr Mahbubani argues that the “emerging seven” economies have outstripped the G7 in contributing to global growth, Japan is treated as part of the west, not Asia.・・・
https://www.ft.com/content/930a8e9e-64be-11e8-a39d-4df188287fff

 日本のメディアはなんで報道しない?↓

 Swimmer Ben Lecomte begins record Pacific crossing attempt・・・
https://www.bbc.com/news/world-asia-44358680

 録音機能さえまだ使ってないもんなあ。↓

 「アップル、最新OS発表 速度アップや利用時間管理に焦点・・・
 ビデオチャットに最大32人までの参加が可能になるという。・・・」
http://blogos.com/article/301991/

 つい最近までの米国の大統領達は優秀だった。↓

 Why Bill Clinton has written a thriller novel with James Patterson・・・
http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-44332614

 見て気持ち悪いものには近づかないこと、だって。↓

 Feeling disgust helps us stay healthy, study says
https://edition.cnn.com/2018/06/04/health/disgust-health-disease-study/index.html

 エー!↓

 「・・・食後すぐよりも、むしろ朝食の前、朝一番に歯をみがくべきだ・・・」
http://blogos.com/article/301793/

 海のリムパックから締め出された中共、陸のリムパック・・ユーラシア?・・を「主催」。↓

 ・・・Russia, China and a handful of other regional powers will deploy around 3,000 troops and 500 weapons systems for joint counterterror exercises that will take place in Russia’s Ural Mountains in August, Russia’s military announced Monday.
 Members of the Shanghai Cooperation Organization (SCO), an intergovernmental entity that seeks to foster military and intelligence sharing, will participate in the drills. The organization is composed of Russia, China, India and Pakistan, as well as Central Asian countries Kazakhstan, Kyrgyzstan, Tajikistan and Uzbekistan.
 The SCO, created in 2001, is one of the world’s largest multilateral military organizations. China, which has been actively working to expand its influence around the globe, has been the driving force behind the organization during its nearly two decades. ・・・
http://www.newsweek.com/russia-and-china-launch-joint-military-exercises-officials-show-shanghai-957422

 中共に対して、今頃こういうことやり始めてももう遅いわ。
 日本が「独立」するためには、同じことを米国に対してやってみるところから始めることになるが・・。↓

 U.S. Lawmakers Target Chinese Interference in New Bill–Bipartisan legislation would require an unclassified report on Chinese political influence operations in the United States.・・・
http://foreignpolicy.com/2018/06/04/u-s-lawmakers-target-chinese-interference-in-new-bill-beijing-united-front-meddling/
 <中共人科学者が、米国に自分達を締め出すな、損するでー、と訴えている。↓>
 Don’t Close the Door on Chinese Scientists Like Me–New visa limitations for Chinese students only aid Beijing’s technocratic ambitions.・・・
http://foreignpolicy.com/2018/06/04/dont-close-the-door-on-chinese-scientists-like-me/

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 こんなんまで拾わんでえーがな。↓>
 「東京で中日友好交流深める在日華人バドミントン公式戦・・・
 新宿区と北京市東城区は友好区関係にあり、現在、新宿区には136ヶ国の外国人が住んでおり、そのうち、4万3千人が中国人ということだ。」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0604/c94638-9467291.html
 <全く別ジャンルだが、これもや。↓>
 「1~3月の日本経済が減速 積極的な4要因も出現・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0604/c94476-9467096.html
 <ここからは、サーチナより。
 サーチナさん、インドはどうしたん?↓>
 「・・・今日頭条・・・記事は、「各種の重大な国際会議、フォーラムにおいて西洋がアジアについて語る際、往々にして日本と中国のみが提起される。まるで日本と中国がアジアのすべてを代表しているかのように考え、韓国やインドなどの国を無視している。これはどうしてなのか」と疑問を提起した。
 そのうえで、「日本は近代以降西洋に深い印象を植え付けてきた。日露戦争から日清戦争、第1次・第2次世界大戦に至るまで、歴史を語る際に日本に触れないわけにはいかない。そして、日本の科学技術は現代の世界に大きな影響を与えているほか、多くの日本企業が欧米諸国に進出している。さらに、アニメなどの文化が西洋で流行していることも要素の1つだ」と説明した。
 また、中国についても「欧米との政治的、経済的つながりは多くの人が理解している。中国は多くの西洋諸国にとって最大の貿易パートナーなのだ。また、世界第2の軍事大国であり、国連における影響力も並々ならぬものがある。中国製品も世界の隅々にまで浸透し、欧米に移住する大量の中国人によって中国文化が現地に根付いている」と解説している。
 その一方で、西洋諸国からみて韓国の存在感が薄い状況について「エンタメ産業の発展により、世界各国での認知度は高まっているものの、残念なことに、大多数の欧米人は韓国の影響を受けておらず、サムスンやLGが韓国の企業だということを知らなかったりさえするのだ。また、西洋人が韓国人を中国人や日本人と間違えた際、誤りを指摘されてもさして気に掛けない。彼らは、それが韓国人に対する非礼な行為であり、リスペクトに欠けているということを意識していないのだ」と伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1660581?page=1
 <取り上げられたことがある材料だが、決定版になるか。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、「最も日本らしさを感じるお寺に泊まり、人生や自身を見つめなおす」として、日本の寺に宿泊する宿坊体験について紹介する記事を掲載した。
 記事は、「民宿にホテル、船屋、キャンプ場・・・どこに泊まるかも、旅行の大きな楽しみだ。中でも、宿泊することで全く異なる生活を体験できるのが、日本の宿坊である。単に寝泊りする以外にも、早朝のお勤めや、仏像の前での読経、写経などといったさまざまな宗教的アクティビティも用意されている」とした。
 また、宿坊の魅力の1つとして「本場の精進料理を味わうことができる」という点を挙げた。「日本の仏教徒は、精進料理を食すことについて、単に空腹を満たすだけではなく、食事を通じて自<身>を<見つ>め直し、過ちを反省するとともに、食べ物や調理者への感謝の心を抱く場であると認識している。多くの寺の住職は、精進料理の名コックでもあるのだ」と紹介している。
 さらに、「それぞれのお寺は博物館のようであり、歴史の蓄積がお寺を特別な場所にしている。たとえば古い書や絵画、緻密に計算された庭園の景色等を楽しむことができるのだ」とし、文化財としての魅力を楽しむこともできると伝えた。
 そのうえで、宿坊体験ができる代表的な寺として、埼玉県飯能市の福王山正覚寺、鳥取県八頭町の光沢寺、和歌山県高野町の金剛三昧院・熊谷寺・福智院、埼玉県秩父市の大陽寺、青森県むつ市の恐山菩提寺吉祥核などを紹介した。
 中国のネットユーザーは「こういう感じ、とても好き」、「文化的なものを感じる」、「これ以上ないほどの清潔感が、安らぎを感じさせる。国の本当の強さ、文化に対する十分な自信とリスペクトの表れだ」、「日本のお寺は本当にお寺の漢字がする。清潔で空気がきれいで、濛々と立ち込める線香の煙や人だかりがない」といった感想を寄せている。」
http://news.searchina.net/id/1660614?page=1
 <これもそう。↓>
 「中国メディアの快資訊は・・・日本の医療ツアーが中国人に大好評であるとする記事を掲載した。
 記事の中国人筆者は以前、中国国内での健康診断を手配する仕事をしていたというが、日本への健康診断ツアーを取り扱い始めたところ、非常に高い評価を得ているという。期待はしていたものの、想像以上だったと紹介している。
 日本での健康診断の魅力は、専門性が高く衛生的でサービスが良く、しかも、価格が妥当なことだという。何より参加者を感動させるのは「医師が親切」なことだとしている。ある女性は「幸せ過ぎて爆発しそうだ」とまで言ったそうだ。医師が積極的にコミュニケーションを取ろうとしてくれることに感動する中国人は多いようで、長い時間順番待ちをさせられたうえに、ようやく診てもらえても「患者を冷たくあしらう中国の医師」とはまるで違うと伝えている。
 看護士たちも親切で、日本では検査中に寒くないようタオルをかけてくれたり、胃カメラを飲んで気分が悪くなった人の背中をさすってくれたりと、何気ない心配りに感動するようだ。ある参加者は、中国で胃カメラを飲んだ時は、看護士らに無視されて1人でぽつんと胃カメラをくわえて横になっていた嫌な思い出があると話したそうだ。
 さらに、2日あれば終わる時間の短さも魅力だとしている。これは、看護士がスケジュールを管理してくれ、時間を無駄にせずに次から次へと検査を受けられるためで、待ち時間が長く検査が終わるたび自分で次の部屋を探して歩き回る中国のシステムとは全く違うと感動している。」
http://news.searchina.net/id/1660632?page=1
 <ほぼすべての材料が定番。↓>
 「感心しないわけにはいかない! 日本を訪れると「見識が広がる」・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1660584?page=1
 <定番。↓>
 「日本企業が「長生き」である秘訣はどこにある?・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1660606?page=1
 <同じく。↓>
 「何がどうあれ、日本人<が>・・・清潔好き<である>・・・点に対してはやっぱり敬服に値する!・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1660634?page=1
 <またまた同じく。↓>
 「やはり民度なのか・・・「東京は中国より車が多いのに渋滞しない!」・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1660636
 <こんな「問題」は早晩解消するだろ。↓>
 「日本の大学生はプライベートがあって羨ましい! 中国は最大12人でルームシェア・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1660637?page=1
 <あったりまえだろ。↓> 
 「中国人は日本人に好かれていないようだが「日本人もその消費は無視できない」・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1660642?page=1
 <ほぼ使いまわし記事。↓>
 「日中韓は「箸」を使う文化、「箸の形は似ているが、それぞれ違う」・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1660656?page=1
 <オモシロイオモシロイ。↓>
 「・・・中国メディアの快資訊はこのほど、日本在住の中国人ガイドは日本の良さを知っているだけあって、日本の美点を称賛することもあると伝える一方、日本に対して複雑な感情を抱いている中国人旅行客のなかには「ガイドの日本賛美を耳にして、気分を悪くし、『中国に帰る』とまで言いだす人もいる」と伝えている。
 記事は、現代の日本に対する中国人の評価といえば「清潔で、秩序があって、人びとは礼儀正しい」というものだと伝え、年々増える中国人旅行客のガイドを務める中国人も日本を高く評価し、ガイド中に日本を賛美する言葉を口にするケースがあると紹介。
 こうした言葉に対し、一部の中国人は気分を害し、「自分は日本に旅行に来ているが、歴史は忘れていない」、「気分を害した! 中国に帰る」などと言いだす旅行客もいるのだという。」
http://news.searchina.net/id/1660666?page=1
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太田述正コラム#9867(2018.6.5)
<『西郷南州遺訓 附 手抄言志録遺文』を読む(その6)>

→非公開

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