太田述正コラム#9936(2018.7.10)
<皆さんとディスカッション(続x3764)>

<IH>(フェイスブックより)

≫・・・いわゆる「猿人」も存在しないということ・・・≪(コラム#9932)

 遺伝子操作されたんじゃないんすかねえ?

<太田>(ツイッターより)

 「…残る9人の救出作業で1人を新たに救出した…。これで計5人が救出されたことになった。…」
http://news.livedoor.com/article/detail/14986939/
 前回は少年2人一組だっただけに、何だか気になる報道だ。
 「…6日<時点で、>洞窟の中の酸素レベル<は>危険な水準である15%に落ち込ん<でいる>…」

 「…さらに1人を救出した…」
http://news.livedoor.com/article/detail/14987175/
 一応一安心したけど、相当てこずったということだな。
 後2人が本日のノルマだが、うまくいくといいが・・。
 それにしても、果たして、救出者達の中から、FIFA会長の招待に応じてワールドカップ決勝の観戦にロシアに行ける者は出るんだろうかねえ。

 8人目も救出された。後5人だが、コーチ救出は明後日回しになるのかしら。
 幸い、水位は上がってないようだが、酸素は大丈夫かしら。
https://www.bbc.com/news/live/44755093

<+GEkx2/y>

≫コラム#9723<岸・安倍家三代の凋落記>

 岸は東條に関しては悪い印象はないが軍は大嫌いってところですかね。↓

 『岸::東条内閣ができることになって、私のところに東條さんから電話がかかってきて、君に商工大臣になってもらいたいという。私は、日米関係が困難になっているし、商工省は軍需産業に関わっている、戦争になるということであるのか、あるいは非常に難しいけれども、できるだけ戦争を回避するというのか、そのご方針を聞かないと、お引き受けするわけにはゆかない、電話では何ですから、うかがいましょうかと言ったら、俺は組閣で忙しい。君の心配については、最後まで戦争をしないつもりで、日米関係を調整するつもりだ。だから今、君が戦争になるということを前提にして商工大臣を引き受ける必要はない。しかし情勢でどういうことになるかわからない。その時はその時で君も商工大臣になった以上は、情勢が変わったらその覚悟をしてもらわなけりゃいかんが、今君に大臣になってもらうのはそういう意味じゃないんだとの電話でした。』

?::『私は東條内閣で軍需省が出来たとき、岸は反対して、東條が大臣になり自分は次官という立場をうらんだのかな?と思っていましたが、そうではなく、岸は東條の役に立てるならと喜んで次官になったようです。』

⇒いや、軍需省は岸が作り、かつ、自ら次官を希望したのを、(軍人が省内の主要ポストに就くことから)軍需相を兼任した東條が、説得して岸に国務大臣を兼任させたようですよ。
https://books.google.co.jp/books?id=YY0lDwAAQBAJ&pg=PT155&lpg=PT155&dq=%E8%BB%8D%E9%9C%80%E6%AC%A1%E5%AE%98%EF%BC%9B%E5%B2%B8%E4%BF%A1%E4%BB%8B&source=bl&ots=EP1JxuBYxs&sig=52sij0dVsFp2yTgRTDZb0bOTSJI&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwiVyO2s7ZPcAhUUIIgKHSHvCYUQ6AEIXDAI#v=onepage&q=%E8%BB%8D%E9%9C%80%E6%AC%A1%E5%AE%98%EF%BC%9B%E5%B2%B8%E4%BF%A1%E4%BB%8B&f=false 
 なお、私のコメントを最後まで読めば、岸は、もともと、東條とは相いれないものがあったと見た方がスッキリすると、誰でも思うのでは?(太田)

 『岸::最後には大臣の官邸に四方憲兵隊長がやってきて、軍刀を立てて、東條総理大臣が右向け右、左向け左と言えば、閣僚はそれに従うべきではないか、それを総理の意見に反対するとは何事かと言う。それで私は、黙れ兵隊!お前のようなことを言う者がいるから、東條さんはこの頃評判が悪いのだ、日本において右向け右、左向け左という力をもっているのは天皇陛下だけではないか。それを東條さん本人が言うのならともかく、お前たちのようなわけのわからない兵隊が言うとは何事だ、下がれ!と言ったら、覚えておれといって出て行った。・・・」』

?::『東條が憲兵を使って云々というのはよく耳にしますが、岸は憲兵を差し回したのは東條ではないという認識だったということですね。確かに憲兵は陸軍大臣が管轄していますが、私も猛烈に忙しい東條がいちいち憲兵に指図していたとはどうも思えません。この頃は東京憲兵隊が勝手に暴走していたのではないでしょうか?』

⇒四方は陸軍から派遣され東京外大(独)と東大(法)でも学んだ知的エリート憲兵ですが、「東條英機が関東軍憲兵司令官だった際に副官をつとめ、東條側近として知られた<人物であるところ、彼の岸訪問時、>・・・実際…は、岸は・・・、四方の非難に対し「日本において右向け右、左向け左という力をもっているのは天皇陛下だけではないのか」と反論した以外は、ほぼ沈黙を貫き通したとされる。四方の来訪は単なる脅迫目的ではなく、東條の意を受けて岸に大臣を辞任させるためであり、岸も迂闊なことを言うわけにはいかなかった。・・・両者は満州在任時からの知己であり、岸は四方の性格を十分に知悉していた」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E6%96%B9%E8%AB%92%E4%BA%8C
ということと、「総辞職後も岸への怒りが収まらない東條は、新たに組閣の大命を受けた小磯国昭との会談で、暗に岸を指して一部の前閣僚には前官礼遇を与えないことを要請した」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%B8%E4%BF%A1%E4%BB%8B ※
といったこと、からして、仮に東條の指示まではなかったとしても、少なくとも、四方の言動は東條の気持ちを的確に代弁したものであった、とは言えそうです。(太田)

『岸信介の回想』
https://ameblo.jp/kouran3/entry-11960016137.html
最近の『日本型経営体制』の研究動向
https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20170524215106.pdf?id=ART0009194288

<太田>

 この際、改めて、東條と岸の関係を振り返ってみました。
 岸は、「商工省<で>・・・文書課長だった吉野と臨時産業合理局の木戸幸一<と共に>重要産業統制法を起案実施した」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%B8%E4%BF%A1%E4%BB%8B
ことから、木戸孝允の孫である、先輩官僚の木戸とは、長州関係者同士でもあり、近しい関係だったはずです。
 その岸は、満州国出向時代に、当時「関東軍参謀長であった東條」と知り合っているところ、「1939年(昭和14年)10月に<満州から>帰国して商工次官に就任<し、私見では拡大島津家の傀儡的存在であったところの、>近衛文麿から第2次近衛内閣の商工大臣への就任要請された際は財界の人間にすべきとして断り、・・・その後、商工大臣となった<財界人の>小林一三と対立、直後に発生した企画院事件の責任を取り辞任」(※)して、浪々の身だったのを、今度は、東條が商工大臣就任を求めてきて、上出のようなやりとりを経て、それを受けたわけです。
 岸が、(それまで接点がなかったと思われる)近衛からの要請を、理由にもなっていない理由で断ったのは、私の言う拡大島津家・・島津斉彬コンセンサス信奉者達・・に対し、長州藩系の人物・・彼らは概ね横井小楠コンセンサス信奉者達だが、岸と木戸の場合はヘボ信奉者だと私は見ている・・は強い違和感を覚えていたということではないか、というのが私の現在の見立てです。
 だから、岸は近衛の誘いを断ったのだ、と。
 ところが、東條は、私見では拡大島津家の小間使い的存在であったところ、岸は、知己で気心を知っていた、この東條からの誘いの際には、東條が横井小楠コンセンサス信奉者へ転向している可能性ありとふんで、商工大臣として入閣した、と。
 そして、対英米開戦には付き合ったけれど、「1944年(昭和19年)7月9日にはサイパン島が陥落し、日本軍の敗色が濃厚とな<ったにもかかわらず戦争を継続する方針であることから、東條は転向していない、と最終的に見切り、岸は、国務相たる自分、と、(太田)>内大臣<になっていた>木戸幸一を中心<として、>早期和平を<期し、>岡田啓介予備役海軍大将、米内光政海軍大将ら<海軍関係者達を使嗾する形で(太田)>東條内閣の倒閣工作<を>密かに進め・・・た」(※)のだ、とも。

<太田>

 本日、降圧剤をもらいに医者に行き、そこの待合室の文春各号からは収穫がなかったけれど、薬局にあった雑誌・・タイトルを忘れた・・にこの前話題になった幼児虐待致死事件についての記事が載っていたのは収穫だった。
 結婚した男が相手の女性の連れ子を殺そうとするのはライオンにも見られる生理であり、女性の方は女性の方でオキシトシンが男とその男との間の新たな子供だけのために分泌されて自分の連れ子には目が向かなくなってしまうのが生理であり、また、虐待された子が、虐待されればされるほど、実母と義理の父に愛想を振りまくのも本能であることから、実母と義理の父の側には自分達が虐待しているとの意識が生まれにくい、と書いてあったのには頷いた次第。
 そもそも、父母だけで子供を育てる、ということ自体が、ごく最近に始まったところの、摂理に反することであって、無理がある、という指摘にも。
 とにかく、幼児虐待を防止するのは、当事者以外の人々の積極的関与なくしては不可能ってこと。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 麻原彰晃の遺骨が残された子供達の間で取り合いになっているとは、よっぽど、彼はいい父親だったということかもね。↓

 「麻原元死刑囚、執行7分前に残した“不吉な遺言”の謎・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14991097/
 「<三女:>いま家族としてお願いしたいこと――死刑執行後の一連の動きと報道をめぐって・・・」
http://blogos.com/article/309859/
 「【オウム死刑執行】四女、遺骨受け入れの意向 代理人のブログを通じ示す「実父の最後のメッセージ」・・・」
http://www.sankei.com/affairs/news/180710/afr1807100004-n1.html

 基本的には、小保方「事件」と同じだよ。↓

 「作者が謝罪 芥川賞候補作「美しい顔」表現類似問題・・・」
http://www.sankei.com/life/news/180709/lif1807090014-n1.html

 頑張れ。↓

 「【ウィンブルドン】錦織圭、逆転で日本勢23年ぶり8強 4強かけジョコと対戦・・・
http://www.sankei.com/sports/news/180710/spo1807100004-n1.html

 自分を直視できたとはエライ。ご冥福を。↓

 「加藤剛さん死去 「大岡越前」「砂の器」・・・
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/obituaries/CK2018070902000051.html
 「自分をうまい俳優だと思ったことはない」が口癖だった加藤剛さん・・・」
https://www.hochi.co.jp/entertainment/20180709-OHT1T50275.html?from=ytop_ymag

 女性は、セックスの相手は男性じゃなく女性に限る、という研究結果が。↓

 Do lesbians have better sex than straight women? –According to several studies, the answer is a resounding ‘yes’. So, here’s what lesbian sex can teach us about female pleasure・・・
https://www.theguardian.com/lifeandstyle/2018/jul/09/do-lesbians-have-better-sex-than-straight-women

 こういう連中と、キリスト教狂信者達、が米国を建国したんだよ。↓

 「英国サポーターの破壊行為に「恥」など非難殺到 「日本のファンと天地の差」の声も・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/footballzone_120564/

 敗戦の苦い味をかみしめ続けさせられている米国。↓

 「「ポンペオ氏、昼食以外の日程知らされずに訪朝」・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/07/09/2018070902894.html
 「ポンペオ訪朝を米紙が批判「得た物1つもない」・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/07/09/2018070900983.html
 「交渉不調の責任を米側に押し付け要求を並べ立てる北朝鮮・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/07/09/2018070900949.html
 <奏者は正恩坊やだけど、指揮者は習ちゃんよ。↓>
 Kim Jong Un has played Trump like a Stradivarius・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/global-opinions/kim-jong-un-has-played-trump-like-a-stradivarius/2018/07/09/1c5592d4-8391-11e8-8f6c-46cb43e3f306_story.html?utm_term=.9abd88a4cbff

 朝鮮日報の親日記事2篇。↓

 <自国の刑事司法批判の含意があるんだろうが、イマイチできがよくない記事。↓>
 「オウム事件から23年、日本司法の執念を示した麻原死刑執行・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/07/09/2018070901155.html
 <御贔屓深謝。↓>
 「夏休みの人気宿泊先 日本の都市が最多ランクイン=韓国旅行大手・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/07/09/2018070902198.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 ウー、通やねえ。↓>
 「日本の民泊新法が短期賃貸市場に与えるヒントは?・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0709/c94476-9479055.html
 <日中交流人士モノ。↓>
 「日本の人気漫画「賭博黙示録カイジ」原作の中国映画「動物世界」が好調・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0710/c206603-9479183.html
 <ここからは、サーチナより。
 なかなかの分析。↓> 
 「・・・今日頭条は・・・「日本はどうして敗戦からわずか19年で五輪を開催する能力を持てたのだろうか」とする記事を掲載した。
 記事は1945年8月15日に天皇陛下が終戦を宣言してから、64年10月10日にアジア初の五輪となる東京五輪を開催するまでわずか19年という時間だったことを紹介。「マッカーサーが日本に入った時には、食べるものにすら困っていたのに、20年足らずでブリュッセル、ウィーン、デトロイトといった西洋の都市を破って五輪の招致と開催に成功した。韓国は朝鮮戦争終結からソウル五輪まで35年かかり、中国も78年の改革開放から北京五輪まで30年かかった。日本の19年という時間は、世界の奇跡と言える」と称した。
 また、「日本はこの五輪のために全国の力を注いだ。政府は大きな予算を組んで運動場や関連施設の建設を進め、交通インフラや水道供給システムを整え、さらには世界初の高速鉄道である新幹線まで建設したのだ」としている。
 そのうえで、「日本経済がこの短期間で急発展したのは、もともといい基盤を持っていたからだという人がいる。戦前の日本の工業生産高は世界8位だったのだ。敗戦で焦土となった日本だが、その後の10年間は米国の力を借りつつ工業や経済の復興に注力し、工業生産高は戦前・戦中の最高レベルを超え、国民の平均消費額も戦前の水準にまで回復、鉄鋼、繊維、電子、自動車などの産業で巨大な成長が出現し始めた」と説明した。
 さらに、工業の基盤や米国の支援といった要素に加え、人材や教育面においても大きな要素があったと指摘。1950年時点で9年間の義務教育普及率が99%に、70年には大学進学率が23.6%にまで達していたことを紹介した。また、戦争末期に多くの男子が出征する中で、最後まで残っていた理工系の学生たちが、日本の戦後の再建において非常に大きな貢献を果たしたとも解説している。」
http://news.searchina.net/id/1662879?page=1
 <これもだ。↓>
 「中国メディアの快資訊は・・・「どうして日本人の撮影するホラー映画はあんなに怖いのか」と題する記事を掲載した。
 記事はまず、日本のホラー映画について、日本人は撮るのがうまく中国のみならず世界でも成功していると紹介。動画配信サイトなどでも多くの日本のホラー映画が配信されており、人気の高さが伺える。
 それにしても、日本のホラー映画が世界的にここまで有名になったのはなぜだろうか。記事は、「小泉八雲」氏の影響が大きいと分析。八雲氏はギリシア生まれの西洋人だが、来日後日本人と結婚し日本に帰化している。「耳なし芳一」などで知られている短編集「怪談」の作者としても有名だ。
 八雲氏は、日本人の妻から伝え聞いた日本の伝承をまとめ、この「怪談」を執筆したと言われるが、日本のホラー映画には、八雲氏の著作の影響が色濃く表れているという。記事は、独特の雰囲気と音楽で身の毛のよだつような効果を出している日本のホラーは、八雲氏の影響を受けており、日本の著名監督の作品にもその影が見られるとしている。
 日本のホラー映画は怖いという筆者だが、八雲氏の怪談は人を怖がらせるのではなく、人を憐れみ、悪を戒めて正していると分析した。日本のホラー映画には大抵もの悲しいストーリーがあり、その意味でもやはり八雲氏の作品の影響を受けていると指摘している。」
http://news.searchina.net/id/1662849?page=1
 <夏枯れ気味の話題。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本で破格の値段のスイカを中国人観光客がこぞって購入したが、食べてみて大いに失望した」とする記事を掲載した。
 記事は、「世界各国にはそれぞれ独特の風景や民族文化がある。日本を訪れる中国人観光客がこれほど多いのは、距離が近いということの他に、中国と異なる文化を持っているからだ。特に、日本のグルメを楽しみにしてやってくる人が多い」とした。
 そして、「日本は四季を通じて穏やかな気候であり、どの時期でも旅行するの向いている。日本のグルメと聞いて真っ先に多くの人が思いつくのが寿司だろう。中国にも今や多くの店で寿司を取り扱っているが、やっぱり本場のものとは違う。日本に来たらやっぱり寿司を食べるべきだろう」と紹介している。
 グルメを目的にして日本を訪れることが多いという中国人観光客だが、その一方で果物、特に、スイカの値段の高さには納得がいかないようである。記事は、「日本のスイカは実は食感が決して良くない。それは、あまり肥沃ではない土地で栽培されているからであり、塩をかけて食べるのも甘みを際立たす必要があるからだ。わざわざ高い値段を出して食べてみて、その結果おおいに失望することになる。中国で食べたほうが遥かにおいしい」と日本のスイカについて評した。
 そして最後に、「どうやら、外国にあるすべてのものが自国にあるものより優れているとは限らないようだ」と結んでいる。」
http://news.searchina.net/id/1662822?page=1
 <同じく。↓>
 「・・・中国メディアの快資訊はこのほど、中国人サポーターだって試合後にスタンドのごみ拾いを行っているのに、「世界からは一向に称賛されない」と主張し、日本人ばかりが評価され、中国人が評価されないのは「偏見」であると主張する記事を掲載した。
 記事は、サッカー日本代表がベルギー戦に敗れつつも、試合後のロッカールームを清掃して立ち去ったことで「試合に負けたが、品位で勝った」などと称賛されたことを紹介。また、日本人サポーターのごみ拾いも世界で評価されたことを紹介する一方、「中国人サポーターがスタジアムの掃除をしている」ことを誰も称賛してくれないのは不公平であると主張した。
 中国でも一部のクラブチームのサポーターが試合後にごみ拾いを行ったことがあるのは事実だ。これはブラジル大会や南アフリカ大会など過去のW杯でも日本人サポーターがごみ拾いを行い、評価されたことがきっかけで、中国人サポーターも始めたものだ。
 ごみ拾いという同じ行動を取っている以上、もちろん中国人サポーターだって称賛されて然りなのだが、記事は「日本人ばかりが評価されるのは納得がいかない」、「中国人に対する偏見がある」などと主張。中国人の民度も向上しているというのに、外国人の中国人に対する偏見は「全く変わっていない」などと主張した。」
http://news.searchina.net/id/1662836?page=1
 <ほぼ新しい角度からの客観記事。↓>
 「・・・中国メディアの快資訊・・・記事は、日本では「ご飯」をメインとした食べ方が豊富にあると紹介し、たとえば、寿司(すし)もそれに該当すると指摘。今や世界に知られるようになった日本料理の1つである寿司は、副食なしでも大いに満足できるご飯をメインとした食べ方であると強調した。
 また、「おにぎり」もご飯の食べ方として日本独特であることを指摘。おにぎりの具は様々だが、こちらも副食なしでご飯を食べるための方法と言える。中国でもご飯は広く食べられているが、冷たいご飯を食べる習慣のない中国では携帯用の食事としておにぎりを作ることはない。
 さらに記事は、中国人は絶対に受け入れられないとしながらも、卵かけご飯も日本独特の「ご飯の食べ方」であると紹介。日本では卵かけご飯専用の醤油や卵が存在するほど、一般的に馴染みのある食べ方だが、中国人は生卵を食べる習慣がなく、生卵を食べるとお腹を壊すと考える人が多いため、生卵をご飯にかけて食べるというのは気持ち悪く感じられるようだ。
 そのほかにも、日本にはお茶漬けなど、ご飯だけを食べる方法が数多く存在する。日本のようにご飯だけを食べる方法は発達しなかったは、中国ではご飯はマントウや餃子、油条など数ある主食のなかの1つという扱いであることが理由なのかもしれない。」
http://news.searchina.net/id/1662874?page=1
 <定番。↓>
 「国土は小さく、天然資源もない・・・それなのに日本はアジア随一の先進国になった・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1662899?page=1
 「中国人は日本を客観的に捉え、日本から学べることを積極的に学ぶべきである」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1662899?page=1
 <これもだ。↓>
 「嘘でも誇張じゃないんだ! 日本の清潔さは「もはや潔癖の域」・・・中国メディア快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1662872?page=1
 <またこれもだ。↓>
 「日本を訪れるなら知っておきたい「日本のマナーやルール」・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1662873?page=1
 <新材料でのできのよい客観記事。↓>
 「なぜ!? 防災意識が高い日本、今回の豪雨でどうしてこれだけの犠牲者が出たのか・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1662908?page=1
 <同じく。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「どうして日本の新幹線は喫煙できて、中国の高速鉄道で喫煙すると大変なことになるのか」とする記事を掲載した。
 記事は、「日本はルールに厳しく、路上で随意に喫煙できないようになっている。しかし、新幹線では喫煙ができるのだ。これはわが国の高速鉄道が厳しく喫煙を禁じているのとは全く違う。どうして日本ではこの点において緩いのだろうか」とした。
 そして、日本の一部新幹線車両には愛煙家のために喫煙室が設けられており、安全性を確保するためにより高い防火基準をクリアし、換気設備を強化したデザインになっていると説明。「完全に密閉された空間で、ドアによって隔離されている。ルーム内の灰皿はとても清潔だ。快適な空間で車外の風景を眺めながら一服するというのは、愛煙家にとっては素晴らしいことだ」と伝えている。
 記事はまた、喫煙室が設置された新幹線の大部分が東京-大阪間に集中していると指摘。「これは、航空会社との乗客争いのためなのである。飛行機は完全禁煙なので、一部の愛煙家が飛行機ではなく喫煙可能な新幹線を選ぶのだ」と説明した。
 一方で、中国の高速鉄道で喫煙スペースが設けられない理由についても言及。「列車の電気構造が複雑であるうえ全車両につながっていること、ほとんどが高架上を走るため、いったん火が出ると外部からの救援を呼ぶのに困難を伴い、被害が拡大する」と解説した。
 また、高速鉄道の車両内には煙探知機が備わっており、トイレでコッソリ喫煙しようとすると報知機が作動して列車が緊急停止するとし、飛行機同様の厳しい禁煙体制がとられていることを伝えるとともに、車両に貼られている「喫煙をすると鉄道安全管理条例違反で罰金が科されます」というステッカーの写真を紹介している。
 中国のネットユーザーは日本と中国の高速鉄道における喫煙事情の差に「日本の技術がわれわれよりも優れているということではないか」、「完全分煙する技術がないのだろう」、「だから自分は高速鉄道に乗らない」、「喫煙できる空間は設けてあげたほうがいいと思うが」といった感想を寄せた。」
http://news.searchina.net/id/1662918?page=1
 <定番の客観記事。↓>
 「日本人と仲良くなれない・・・悩む外国人留学生 日本人はどう考えているのか?・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1662905?page=1
 <間歇的定番。↓>
 「パラオの親日ぶりに「複雑な気持ち」、「まだ洗脳が解けてないのか」・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1662893?page=1
 <定番的ガス抜き。↓>
 「・・・香港メディアの鳳凰網は・・・「日本人の民度の高さは生まれつきなのか」について分析する記事を掲載した。・・・
 記事は、日本人のマナーの良さには法律の影響が大きいと主張・・・」
http://news.searchina.net/id/1662871?page=1
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太田述正コラム#9937(2018.7.10)
<松本直樹『神話で読みとく古代日本–古事記・日本書紀・風土記』を読む(その21)>

→非公開