太田述正コラム#9974(2018.7.29)
<皆さんとディスカッション(続x3783)>

<太田>(ツイッターより)

 「…学生の頃の彼らは「霞ヶ関に入って国家権力と税金配分権を手に入れ、民間では不可能な権勢を存分にふるいたい!」などと考えたりはしてません…が、霞ヶ関で 20年、30年と働くうちに、完全におかしくなっていく。…」
http://blogos.com/article/314063/
 いや、属国なんで官僚志望者自体が劣化してきてるのよ。

<豊丘時竹>(2018.7.29)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20180729

 –永久凍土から息を吹き返す–

 ・・・線虫でできるなら人間の凍結保存で生き返らせるのも不可能ではないかもしれない。たしかどこぞの国で死者を凍結保存していると読んだような気がする。・・・
URL;https://www.ohtan.net/blog/archives/11054

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 悪手の応酬だったが、たまたま最後に勝ったというカンジ。↓

 「藤井聡太七段、八代六段に勝ちベスト8進出 新人王戦・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%80%90%e5%b0%86%e6%a3%8b%e3%80%91%e8%97%a4%e4%ba%95%e8%81%a1%e5%a4%aa%e4%b8%83%e6%ae%b5%e3%80%81%e5%85%ab%e4%bb%a3%e5%85%ad%e6%ae%b5%e3%81%ab%e5%8b%9d%e3%81%a1%e3%83%99%e3%82%b9%e3%83%88%ef%bc%98%e9%80%b2%e5%87%ba-%e6%96%b0%e4%ba%ba%e7%8e%8b%e6%88%a6/ar-BBLauZ1?ocid=iehp
 <アユム氏の解説。↓>
https://www.youtube.com/watch?v=e8X3cs0EpZs

 見事な古典であーる。↓

 「宇宙航空研究開発機構(JAXA)を巡る汚職事件で、文部科学省前国際統括官の川端和明容疑者(57)=収賄容疑で逮捕=が、元コンサルティング会社役員の谷口浩司容疑者(47)=贈賄容疑で逮捕=から接待を受けた際、JAXAが発注する工事の受注を希望する業者が同席していた・・・」
https://mainichi.jp/articles/20180729/k00/00m/040/115000c

 次々に「災害」に見舞われる日本を取り上げている。↓

 Typhoon Jongdari: Powerful storm hits weather-ravaged Japan・・・
https://www.bbc.com/news/world-asia-44990966

 こういう角度からは、日本じゃあんまり報道されてないんでは?↓

 After a life filled with sushi and calligraphy, world’s oldest person・・・Chiyo Miyako・・・dies at 117・・・
 She claimed the title of world’s oldest living person not long before her death. Nabi Tajima, who preceded Miyako as the oldest living person in the world, was also Japanese and also lived until 117. She died in April. The woman who is predicted to take over the title as the world’s oldest woman is also Japanese: Kane Tanaka is 115.・・・
https://www.washingtonpost.com/news/worldviews/wp/2018/07/27/after-a-life-filled-with-sushi-and-calligraphy-worlds-oldest-person-dies-at-117/?utm_term=.0b595421d6ae

 あれ、まだ持ってなかったの?↓

 「自衛隊に電子攻撃機の導入検討 敵の通信を妨害・・・」
https://mainichi.jp/articles/20180729/k00/00m/010/112000c

 成功を祈る。↓

 日本の造船会社が英海軍非戦闘艦艇受注可能性。
https://www.theguardian.com/uk-news/2018/jul/28/new-royal-navy-support-ships-built-abroad

 ならいいが・・。↓

 「・・・日の丸家電・・・各社とも、10年後に海外のメーカーなどに勝っているかもしれないし、負けて家電から撤退しているかもしれない。しかし現在、日本の家電メーカーに共通するのは「座して死を待つ」のではなく、戦略を熟考しつつ、海外メーカーに勝とうとする「気骨」を見せていることだ。
 各社の担当者らの話を聞きながら、「日の丸家電」にも海外製品と戦える底力がある、と筆者は安堵(あんど)した。耳を澄ますと復活の足音が聞こえてくる気がする。今後の総合電機メーカーから目が離せない。・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20180724-OYT8T50094.html?from=ytop_ymag&seq=04

 引用部分だけは正しい・・と思いたい。↓

 「在NY中国人大富豪・・・
 日本は世界で最も優秀な民度を持つ国民を擁している国家だ。努力家で礼儀正しく、政府に迷惑をかけない日本人の民度は、世界で最も尊敬されていると言っても過言ではない。北米でも南米でも、欧州でも中東でも、世界の人々は日本人に対して強いリスペクトを抱いている。これは日本のいちばんの財産だろう。この良好なイメージを、もっと戦略的に利用してほしいし、そうしなくてはならないと思う。・・・」
http://blogos.com/outline/314168/

 お嘆きはごもっとも。↓

 「【社説】核武装した北朝鮮を前に一方的に兵力を削減する韓国軍の大実験・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/07/28/2018072800432.html
 「「偽物の平和」に酔いしれるな・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/07/27/2018072702010.html

 人民網化する朝鮮日報。↓

 「東京五輪まであと2年、未来を描く日本・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/07/27/2018072702011.html
 「日本の全病院で医療ID導入へ、病院間で円滑に情報共有–2020年から患者のIDにより診療記録を確認–韓国では病院間における診療情報の交換を試験運用中・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/07/28/2018072800483.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 日中交流人士モノ。↓>
 「第16回中日情報サービス産業懇談会が済南で開催・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0728/c94473-9485748.html
 <ここからは、サーチナより。
 台湾はこれに限らず、どうするのかねえ。↓>
 「2019年に台湾の台中市で開催する予定だった「東アジアユース競技大会」だが、24日に北京で臨時の理事会が開かれ、開催権を取り消すことが決定した。・・・
 開催中止の採決を求めたのは中国だ。事の発端は、台湾で民間団体が2020年の東京五輪に「台湾」名義での参加を目指したことにあり、この署名運動が問題視されたようだ。この採決において、当の台湾はもちろん反対の票を投じているが、棄権したのは日本ただ1か国だけで、残りの代表者はすべて賛成に投じて中止が決定した。
 ここで注目すべきなのは、結果的には中止になったものの、台湾のメディアがそろって「棄権してくれた日本に感謝」の見出しで報じていたことだ。とりわけ、「感動!」「超感動!」の文字が目立ったという。記事はこれを不満げに伝え、日本は決して台湾のために棄権したのではなく、ただ保身のためだったと冷ややかだ。むしろ、中国のメディアは「日本でさえ台湾を助けなかった」という論調で報じたという。」
http://news.searchina.net/id/1664173?page=1
 <材料はありきたりだが、気が利いている。↓>
 「・・・中国メディア・東方網は・・・「日本人はどうしてこんなにお風呂が好きなのか」とする記事を掲載した。
 記事はまず、日本のアニメ作品の中ではお風呂に入るシーンが当たり前のように出てくるとしたうえで「実際日本では、お風呂はもはや一種の文化になっているのだ」と紹介。夏は高温多湿、冬は寒くて乾燥するという日本の気候も、日本人の風呂好きを支える要因の1つであるとした。
 そして、「生活や仕事に大きなストレスを抱える日本人にとって、お風呂は非常に有効かつ愛されるリラックス方法なのである。忙しい一日の最後にゆったりと入浴することで爽快感が得られるのだ」と説明するとともに、快楽を味わう以外にも、元来入浴は人と人とのコミュニケーション、交流を図る重要な場であったことを指摘。「日本人にとって、入浴時は地位の高低は関係なく、裸の付き合いをすることができるのだ」と解説した。
 さらに、「お風呂は子どもの教育にとっても最良のチャンスである。リラックスしたなかで、親子の交流より和気あいあいとしたムードになり、子どもは普段心に秘めている話を両親に打ち明け、両親も風呂でのコミュニケーションを通じて最近のわが子の心理状況を把握することができるのだ。一緒に入浴することが、親と子の関係改善に大きな役割を果たすのである」としている。
 記事は最後に、日本のアニメ作品で頻繁に入浴シーンが出てくるのは、まさに日本の日常的な光景を表現しているに過ぎないのだ、と結んだ。」
http://news.searchina.net/id/1664177?page=1
 <フムフム。↓>
 「中国メディア・東方網は・・・実際に2年間日本のコンビニで働いた経験を持つという中国人留学生が語る、日本のコンビニの「知られざること」について紹介する記事を掲載した。
 まず、最初に挙げたポイントは「店長は基本的にいい人が多い」という点。なぜなら、性格の悪い人に店長は務まらないからだという。記事は「日本のコンビニ店長は、店の中で最も辛く苦しい存在だ。人件費削減の為もあって普段から通常の店員同様に仕事をするほか、トラブルがあった時のために24時間待機していなければならない。勤務シフト、仕入れ、収支分析、さらには、店内の清掃などもしなければいけないのだ」と説明している。
 2つめは、廃棄になる弁当などの扱いについてだ。「期限切れの弁当は規定に基づき勝手に食べてはいけない。あくまで会社の財産と見なされ、システム上に記録したうえで本部が回収するからだ。ただ、管理が比較的緩い店舗では期限切れの弁当を店員が持ち帰っても店長が見て見ぬふりをすることがある」と紹介した。そして、ここで指す「期限切れ」とはあくまでも賞味期限であり、1日や2日期限が切れても特に健康には影響はないのだとした。
 3つめは、お酒やタバコの年齢確認を徹底する点。日本は20歳未満の飲酒と喫煙が禁止されており、20歳未満の客にお酒やタバコを販売すれば営業できなくなるばかりか多額の罰金を支払うことになるとし、このために日本のコンビニではしっかりと年齢確認を行うのだと紹介した。
 そして、最後に挙げたのは、コンビニでの勤務が日本語会話を上達させるための貴重な場になるという点だ。特に、中高年の従業員や客とコミュニケーションを取るケースが多く、学校や普段の生活ではなかなか出てこないような言い回しを知り、身に着けることができるのだという。記事はその一方で「仕事中は他の中国人店員と中国語で話してはいけない。中には、勤務態度が不まじめというクレームを寄越す客がいるからだ」と指摘している。」
http://news.searchina.net/id/1664174?page=1
 <今度、行ってみようかな。↓>
 「日本のトイレはすごい! 特に渋谷にある・・・ヒカリエ<の>・・・トイレはまさに「完璧」・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1664175?page=1
 <ビミョー。↓>
 「・・・中国メディアの快資訊はこのほど、日本の2019年度の防衛費は5兆3000億円になる可能性があることを伝え、日本の動きは「中国が周辺国に示す友好的な態度と全く異なるものである」と主張した。
 記事は、日本の19年度の防衛費が過去最高となる可能性があることについて、「日本は護衛艦の空母への改造や国産戦闘機の開発を模索したりしており、背後にある動機を考えさせられる動きを続けている」と主張。日本は平和憲法に動きを縛られながらも、防衛費を拡大させ、軍備を増強していると主張した。
 続けて、中国が2017年に発表したアジア太平洋における安全保障政策に関わる白書を例に、「アジア太平洋の安全を確立するうえで、中国は安全メカニズムの確立と相互対話の重要性を説いている」と主張し、中国の同白書の内容は「中国の理念と態度を示すものだ」と主張した。
 一方、日本が防衛費を拡大し続けることは中国の理念と相反するものであるとの見方を示し、・・・日本を批判。また、日本が護衛艦を空母に改造することを検討しているとの報道を引用し、「こうした動きは中国が周辺国に示す友好的な態度と全く異なるものである」と主張した。」
http://news.searchina.net/id/1664176?page=1
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太田述正コラム#9975(2018.7.29)
<井上寿一『戦争調査会–幻の政府文書を読み解く』を読む(その6)>

→非公開