太田述正コラム#10070(2018.9.15)
<皆さんとディスカッション(続x3831)>

<太田>(ツイッターより)

 「吉澤ひとみ容疑者ひき逃げ動画–歩行者たちはなぜ助けに行かなかったのか…心理学的な観点からすると…<これ>は、意外なまでに人間の心理に従った行動だったようだ。…」
https://news.infoseek.co.jp/article/20180914jcast20182338719/
 嘘だろー!↓
 「…非日常的事象に対して関心が向くのは人間の本能である。…」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E6%AC%A1%E9%A6%AC

 「セリーナ暴言、渦中の主審に全米協会長が謝罪 1度は女王擁護も…」
http://news.livedoor.com/article/detail/15305527/
 アメリカ・ファーストのトランプが、まさにアメちゃん達の元首にふさわしい人物であることを我々に分からせてくれた騒動だったね。
 大坂選手が「純粋」な日本人だったなら、この騒動まだ決着してなかったろ。

<育児なし>

≫何せ、子供なんてのは、高級外車級の金食い虫のペットで、なお悪いことには、売り飛ばすこともできないんだからね。
 で、自分の惨めな状態に気付いた時点で、子供が本当に好きならその子供のためにも、元の亭主に子供の親権を渡すか、さもなくば、あらゆる手を尽くして子供を養子に出さなくっちゃアカンのよ。≪(コラム#10068。太田)

 少し残酷にみえますが、概ね的を射てると思います。
 戦後の高度成長期から核家族化が進み、子供の権利も漸増してきたようです。
 孤立した親、快楽を求める親たちが、子供の養育をかなぐり捨てることもあるようで、虐待を受ける前に、赤ちゃんポストならぬ子供ポスト(養護施設など)に収容できればと思います。
 「じいじ」と「ばあば」に恵まれている子供たちは幸福です。
 この「じいじ」と「ばあば」が今の日本を作り上げたのでしょうか。

<komuro>

≫「自衛隊幹部が異様な低学歴集団である理由…」
http://news.livedoor.com/article/detail/15294930/
≪(コラム#10068。太田さんのコメントは省略)

 仮に自衛隊を大企業J社、米軍を大企業U社として、筆者の主張を見てみます。
 J社に大卒以上の幹部(係長以上)は45.9%しか存在しない。U社の現役幹部の83.8%と比べると異常な低さだ。
 U社の現役幹部の41.5%が修士号以上を取得している。しかし、J社幹部は僅か5.02%のみ。
 なんとJ社幹部の51%が高卒以下であり、課長ですら3%の80人が高卒であった。
 だからJ社の製品・サービスはU社より劣っている、と筆者は言いたいのでしょう。
 でも私はJ社の製品の方に関心がわくんですね。それはJ社の幹部の方が、たたき上げで現場を知る社員の可能性が高いからです。
 頭でっかちのU社には無い魅力が、J社にはあるかもしれないからです。
 ただしそれは日本企業の場合で、他国の企業だったらちょっと変わります。
 みなさんはJ社とU社、どちらの製品を選ぶか考えてみてください。
 私の予想では、太田さんはU社支持かな。
 あと記事の最後にあったのですが、警察官や消防士の場合はどうなのかなと思いました。

≫自衛隊幹部だけが全公務員の中で、教育の機会を与えられず…≪(同記事)

<太田>

 すっと以前に、軍オタの諸君とやった議論を思い出しましたね。
 いかなる次元の「製品」、自衛隊の場合は「サービス」、が念頭にあるかの違いで、話が最後まで噛み合わなかったわけですが・・。
 自衛隊の場合、「サービス断片」の提供能力という点では、世界一かもしれません。
 日本人の集団である以上、旧軍以来の「伝統」もあって、自衛隊の個人群の多くは匠化しており、その結果、自衛隊の部隊群の多くも匠的能力を発揮していますからねえ。
 ここまでは、高学歴=高度の知性、は不必要です。
 しかし、その自衛隊は、「総合的サービス」の提供能力では等外に落ちてしまうし、新たな「総合的サービス」の提供能力はほぼゼロです。
 これらには、高度の知性が求められるからですが、幸か不幸か、そんなものは、自衛隊・・よりピンポイント的には自衛隊「幹部」達・・には求められておらず、彼らが高度の知性を身に着ける必要などそもそもないので、問題ないわけです。
 どうして、「そんなものは求められていない」のでしょうか?
 日本は属国で、安全保障の基本を放擲していて、自衛隊は軍隊としての機能発揮(=総合的サービスの提供)を憲法第9条の政府解釈において、自ら禁じているからです。
 だからこそ、私は、自衛隊「幹部」達が低学歴であることと、日本のこのところの歴代首相達が低学歴であることとの原因は同じだ、と指摘しているのです。
 (もとより、高学歴=高度の知性、とは必ずしも言えないわけですが・・。)
 安全保障の基本に携われないところの、中央政治家には、地方議員や地方首長並みの知性しか求められないんですから、それ相応の人しかならない、その象徴が首相の低学歴だと・・。
 国立大卒の首相でさえ姿を消し、政府首脳の欧米的標準においては必須となった感のあるところの院卒に至っては皆無ですよね。
 実は、その例外が民主党時代であり、鳩山、菅は国立大卒、鳩山、野田は院卒・・松下政経塾は大学院相当と考えてよかろう・・ですが、残念ながら、彼らは、日本の首相としては高スペック過ぎ、その高い知性を持て余してしまった、といったところでしょうか。

<komuro>

 この記事のタイトルに違和感を持ったので、書き込みをしました。
 例えばタイトルを「自衛隊の幹部を、低学歴の”まま”にしておいて良いのか?」という書き方なら違和感が無かったのですが、記事に目を引かせるためにわざとしたのかもしれません。
 さて日本だけかは知りませんが、社会人になったあとに学校等で勉強する機会が少ないと感じます。
 そのため「入社したときの学歴」=「最終学歴」となるパターンが多いと思います。
 そのような前提(思い込み)で記事を読んでいくと、太田さんの意見と噛み合わないことになる。
 つまり自衛隊幹部は、学卒を中心に入隊させるべきだ、と思い込んでしまう。
 話は変わって私の以前勤務していた部署で、40人に1人くらい学卒の部長がいたのですが、技術職の部下の仕事をほとんど理解していないように感じられました。
 彼らは会社の昇級試験を通過して幹部になったのですが、自分の知識と関係のない部署に配属されてこうなるわけです。
 で仕事といえば、より上級幹部への報告書作成やカネや数字の計算ばかりしている。
 こういう職場で働いていると「学歴ってなに?」という疑問が湧いてくるわけです。
 軍隊の場合は、一般の会社と同様に捉えてはいけないことは分かります。
 ですから太田さんの意見に反論するわけではないことを、お断りしておきます。

<K.K>

 太田さん、一昨日送付していただいたCD音源のタグ付の中間報告です。
 現時点で、半分ぐらいしか終了していません。クラシックの場合、例えば「指揮者名」+「オーケストラ名」+「曲名」が分かっても、複数のアルバムが存在することが多く、どのアルバムのタグを付ければ良いのか判別するのに時間が掛かる感じです。
 そういう次第ですので、少し長めに時間を見てください。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 斉彬さーま、つい最近まで、日英同盟の復活を唱えていた私は愚かでした、英国には、分相応に、自国及びその周辺のことだけに関わってなさい、と助言し直しときまーす。↓

 「陸自、英陸軍と共同訓練へ…国内で米軍以外と初・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180915-OYT1T50059.html

 「調査捕鯨」続けても意味ないことがはっきりしたんだから、論理的選択肢としちゃあ、脱退しかないだろうが・・。↓

 「商業捕鯨の再開否決 日本、IWC脱退の可能性に言及・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35414750U8A910C1EA4000/

 これ、実用性がなさそうだから、まさに、イグ・ノーベル賞にふさわしいかも。↓

 「座って大腸検査「苦痛少ない」自ら試しイグ・ノーベル賞・・・」
https://www.asahi.com/articles/ASL9F6G6QL9FULBJ013.html?iref=comtop_photo

 律儀なこっちゃ。↓

 「大坂なおみのラケット「市販品と違う」 ヨネックス訂正・・・」
https://www.asahi.com/articles/ASL9G5K3NL9GUTQP02H.html?iref=comtop_8_03
 「台湾の駐大阪代表が自殺=関空封鎖時の対応批判苦か・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/15306075/

 チンプラカンプンやわ。↓

 ‘Jump Force’ Roster Adds Yugi Muto From Yu-Gi-Oh!・・・
https://www.newsweek.com/jump-force-roster-update-yugi-muto-yugioh-1122167

 こちらは、読んで字の如し。↓

 Japan sets a new record number for people over 100 years old — and almost all are women・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2018/09/14/japan-sets-new-record-number-people-over-years-old-almost-all-are-women/?utm_term=.6bdf15e4ed05

 なら、科学と相容れないところの、キリスト教を信じてる、米国の大部分の国民を非難しなくっちゃ。↓

 「米国–H・フォードさんが「科学信じない」トランプ氏非難・・・」
https://mainichi.jp/articles/20180914/k00/00e/030/312000c

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 邦画見よキャンペーン、ますます高揚。↓>
 「中国で日本映画が続々公開 中国の要素が詰まった「鎌倉ものがたり」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0914/c94689-9500609.html
 「齋藤飛鳥映画初出演の「あの頃、君を追いかけた」が10月に封切り・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0914/c206603-9500517.html
 <ここからは、サーチナより。
 ほう、習ちゃんは、今後、こういう説明を人民にすることにしたのね。↓>
 「・・・中国メディア・東方網は・・・北方領土問題に絡めて「第2次大戦後、どうして中国は日本の占領に参加しなかったのか」とする記事を掲載した。
 記事は、「第2次大戦で日本が降伏後、連合国は議論の末日本を4つに分けて米国、ソ連、中国、英国がそれぞれ占領を行うことで意見の一致を見た。しかし、実際のところ中国は占領を断った。絶好の機会だったはずなのに、当時の中国はどうして断ったのだろうか」とした。
 そして、当初の案では英国が本州西部と九州を、中国が四国を、米国が本州中部を、ソ連が北海道と本州北部をそれぞれ占領するプランだったとしたうえで、「案が出て程なく、英国は占領を放棄した。長年の戦争で国が疲弊しているうえ、日本も焼け野原の状態で食糧不足に苛まれていたことなどから、日本を占領しても割に合わないと判断したのだ」と紹介している。
 また、四国を占領する予定だった中国も国民政府と共産党による内戦状態が継続していたことから、「将軍を派遣して日本を占領せよ」とう米国からのオファーを断り、四国を占領する権利を放棄したのだと伝えている。
 <最後の一文はウソ。↓>
 記事はそのうえで、「英国と中国が相次いで日本の占領を放棄したことで、日本をソ連に対抗する防御線との考えを強めた米国は、ソ連に日本の占領放棄を求めた。戦後の荒廃に直面していたソ連は北海道と本州北部の占領は諦めたが、『勝利者としての戦利品』を要求し、米国の反対を顧みずに断固として日本の北方四島を占領したのだった」と説明した。」
http://news.searchina.net/id/1667392?page=1
 <「料理のデリバリーサービス」の部分を除いて定番。↓>
 「中国を訪れた日本人は「これは日本も中国にかなわない」と感じる点があるらしい・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1667451?page=1
 <結論部分を除いて定番。↓>
 「おもてなしの心が便座の中に! 日本のトイレを見れば日本文化の精髄が見える・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1667401?page=1
 <誤った結論を含め、定番。↓>
 「日本人はなぜ公共の場で「高い民度」を発揮することができるのか・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1667449?page=1
 <概ね定番。↓>
 「反省しなければ・・・日本の「食育」は中国とは大違いだ・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1667450?page=1
 <定番。↓>
 「日本の子どもの振る舞いが「中国の多くの子どもたちと違っている理由」・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1667448?page=1
 <テーマは定番だが、見事な総括。↓>
 「・・・中国メディアの快資訊は・・・「中国では日本の教育は誤解されている」と伝え、日本の教育こそ世界で最も公平な教育であると論じる記事を掲載した。
 記事は、日本の教育は世界からも公平な教育と評価されていると伝え、それは「身分や賢愚を問わず、誰にでも教育を施す」という中国の「需家」の思想に共通すると主張した。日本では早くから教育の平等と普及が重視され、教育施設を均一に配備すること、また、教育者の資格を全国で統一し、さらに教師を定期的に配置転換するなどの施策が行われてきたと説明した。
 続けて、日本では公平な教育形態が確立されていると認めつつ、文化や教育方針の異なる中国から見ると日本の家庭教育は誤解されていることがあると指摘。例えば、日本の親は子どもに対して「時に陰険で冷たく、また優しく穏やかでもある」と感じるらしい。一見矛盾している感想だが、なぜかというと「日本人の親は服装に関して、子どもの体よりも学校の規則を重視し冬でも薄着をさせて登校させる。また、子どもに自分で歩いて登下校させ、子どもは重い荷物を持って登校している」ためだという。
 一方では、「日本の親は子どもと密接に過ごす時間を重視し、一緒に出掛けたり、遊んだりしてスキンシップをとって愛情を表す」ので、共働きの家庭が多く子どもと接する時間の少ない中国の家庭と比較すると「日本の親は優しく穏やかに子どもに寄り添っている」と感じる様だ。」
http://news.searchina.net/id/1667452?page=1
 <コンビニのトイレもカウントしなさい!↓>
 「日本の街中で「公衆トイレが見つからない」と中国人がぼやくのはなぜ?・・・」
http://news.searchina.net/id/1667407?page=1
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 一人題名のない音楽会です。

 Yuja Wang(コラム#10000)の2回目の小特集で、小品集です。

Cadence du Piano Concert #2, Tchaïkovsky
https://www.youtube.com/watch?v=0Gd5yf4ThHs

Schubert/Liszt Erlkönig(コラム#4746)
https://www.youtube.com/watch?v=4_BmRekeJ8A

Tchaikovsky Dance of the Sugar Plum Fairy(コラム#9846) ピアノ:& Lahav Shani
https://www.youtube.com/watch?v=YPTcmvv31jE

Piazzolla Libertango(コラム#省略) ピアノ:& MARTIN GRUBINGER
https://www.youtube.com/watch?v=sd9KR3nFLJU

Chopin Waltz in C-sharp minor, Op. 62 No 2
Stravinsky Petrushka(コラム#6073) 3rd movement
Kapustin Variaciones Op. 41(注) de La consecration du sacre du printemps, Stravinsky(注)
Bizet/Horowitz Variaciones sobre un tema de la ópera Carmen(コラム#9931)
https://www.youtube.com/watch?v=6EmHtrEb39E

(注)ストラヴィンスキーの「春の祭典」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%A5%E3%81%AE%E7%A5%AD%E5%85%B8

Finales:
Johann Strauss II、Rachmaninoff、Ravel、Gershwin、Tchaikovsky、Bizet、Mozart
https://www.youtube.com/watch?v=ZZyokBXgEJY
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太田述正コラム#10071(2018.9.15)
<井上寿一『戦争調査会–幻の政府文書を読み解く』を読む(その50)>

→非公開

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