太田述正コラム#10092(2018.9.26)
<皆さんとディスカッション(続x3842)>

<太田>(ツイッターより)

 判官贔屓なのかサラブレッド信仰なのか知らないが、貴乃花ファンは依然多いみたいね。
http://blogos.com/article/327418/
 <昨>日の記者会見のような表情と口調で貴ノ岩事件の時にマスコミ対応していただけでも相当展開は異なっていただろう。
 結局、相撲が綺麗で強くても、土俵を離れた勝負には弱かったということ。

<太田>

 関連記事だ。
 ここにもファンが。↓

 「NHK刈屋富士雄氏 会見で貴乃花親方に“異例”のお願い 話し合いの際は「応じてほしい」・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/15356011/

 でも、あきまへんわ。↓

 「年寄引退の貴乃花「理事降格以降、景子夫人にも悪態、情緒不安定に」 ・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e5%b9%b4%e5%af%84%e5%bc%95%e9%80%80%e3%81%ae%e8%b2%b4%e4%b9%83%e8%8a%b1%e3%80%8c%e7%90%86%e4%ba%8b%e9%99%8d%e6%a0%bc%e4%bb%a5%e9%99%8d%e3%80%81%e6%99%af%e5%ad%90%e5%a4%ab%e4%ba%ba%e3%81%ab%e3%82%82%e6%82%aa%e6%85%8b%e3%80%81%e6%83%85%e7%b7%92%e4%b8%8d%e5%ae%89%e5%ae%9a%e3%81%ab%e3%80%8d/ar-AAABIsP?ocid=ientp#page=2
 「・・・つい2週間ほど前の秋場所初日に電話で話した際には「これから沢山弟子をいれるから、お前も協力しろと。うちの子どもも2人いるから入れろと。横綱、大関にするからと。お前以上にするからという話はしていた。その時は辞める気持ちはサラサラなかった」・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/15358291/

 刈屋サンの言う通りね。↓

 「貴乃花親方の届を受理せず、圧力は否定「事実一切ない」 日本相撲協会・・・」
http://www.sankei.com/sports/news/180925/spo1809250038-n1.html
 「花田虎上 弟・貴親方の引退決断に「辞めたら終わり。協会に残った方がいい」・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/15357970/

<太田>(ツイッターより)

 日支戦争(日華事変)の動画だ。
https://www.bbc.com/news/av/stories-45644434/occupied-china-during-ww2
 8月には泰緬鉄道建設動画もアップされてたんだね。
https://www.bbc.com/news/av/stories-45334160/ww2-prisoners-died-building-a-railway-for-the-japanese
 どちらも被害者の側からの視点で編集されているが、後世の歴史家達は、前者は支那の再生に、後者はインドの解放に大きな役割を果たした、と総括してくれることだろう。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 通産/経産省が最も早い段階から中共の経済高度成長は持続すると見極め、日中友好に邁進してきたことは、前段と後段との関係が頗るつきに怪しげではあるけれど、一応、敬意を表しておこうか。↓

 「【お金は知っている】親中派にだまされるな 「日中通貨スワップ協定」は習氏の尻拭い・・・
 親中派の経団連や財務・経産官僚、日銀・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/00fujieco1809210005/

 沖縄ももうアカンかもなあ。↓

 A Marine’s Son Takes On U.S. Military Bases in Okinawa・・・
 <しかし、>Manabu Sato, a political science professor, says that for younger voters, “the presence of the U.S. military is nothing to question・・・
https://www.nytimes.com/2018/09/25/world/asia/okinawa-governor-election.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fworld&action=click&contentCollection=world&region=rank&module=package&version=highlights&contentPlacement=6&pgtype=sectionfront

 私も8割の大衆の一人でしたー。↓

 「「なし崩し」や「げきを飛ばす」の本来の意味を理解している人が2割程度にとどま<る。>・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018092501002162.html

 貴醸酒なんてのも知らなかったなあ。↓

 「英国初、日本人による日本酒醸造所・・・
 「<英国人の>10人のうち、8、9人は甘い方がいいという。ワインに打ち勝つには味の濃い酒でないと対等に戦えないというのが私の持論です。香り重視の吟醸酒では限界がある」・・・。
 そこで考えたのが、仕込み水の代わりに酒で仕込む「貴醸酒(きじょうしゅ)」の製法での酒造りだ。コストはかかるが、独特のとろみのある甘口の日本酒になる。・・・」
https://digital.asahi.com/articles/ASL9L41JNL9LUHBI017.html?_requesturl=articles%2FASL9L41JNL9LUHBI017.html&rm=269

 何となく腑に落ちる。↓

 「腸と脳をつなぐミッシングリングを発見か?腸に神経伝達物質の存在が示唆される・・・
 腸細胞にはシナプス(神経の末梢)が存在し、ある種の神経回路を利用している・・・」
http://karapaia.com/archives/52265408.html

 そうなんだよね。
 中共は台湾さえ軍事侵攻できないんだから、いわんや日本に対してをや、なんだよな。↓

 Taiwan Can Win a War With China–Beijing boasts it can seize the island easily. The PLA knows better.・・・
https://foreignpolicy.com/2018/09/25/taiwan-can-win-a-war-with-china/

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 世界に日本酒ブームが来るといいね。↓>
 「中国人が選ぶ日本酒各賞が公表 「アジア国際美酒コンテストin China」表彰式・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0925/c94473-9503466.html
 <ハヤブサ2の宣伝、アリガト。↓>
 「日本の小型探査ロボットが小惑星「リュウグウ」への着陸に成功・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0925/c95952-9503406.html
 <日中交流人士モノ。↓>
 「中国の賈樟柯監督が福岡アジア文化大賞を受賞・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0925/c94473-9503486.html
 「「長安景盛桜花紅-中日青年友好コンサート」が西安で開催・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0925/c206603-9503470.html
 <歴史に学ぶのだよ。↓>
 「黄海海戦で沈没した戦艦「経遠艦」を発見 大連・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0925/c94638-9503348.html
 <ここからは、サーチナより。
 タイの人々に一票。↓>
 「タイの人たちは、中国人観光客を歓迎しているか 日本人や韓国人は?・・・
 中国メディア・東方網・・・<は、>まずは、韓国人観光客について。「多くの商業者は、韓国人観光客の接待をしたがらないという。現地の人曰く、韓国人観光客は非常にケチで、買い物では十分安い商品ですら値下げを求めてくるほか、目先のちょっとした利益を得ようとするとのことだ」と伝えた。
 続いては日本人についてだが、こちらは「非常に印象がいい」という。「日本人はマナーや礼儀を弁え、ゴミをみだりに捨てたりせず、手助けをすれば頭を下げて感謝をしてくれるからだ」と記事は紹介している。
 そして、最後に中国人の印象について言及。こちらは「金持ち」の一言でまとめられるとし、現地の業者は「中国人観光客はどこに行ってもお土産を買って帰りたがる。至る所で中国人観光客がショッピングに躍起になっている光景を見ることができるのだ」と思っていることを紹介した。そのうえで「たくさんのお金を落としてくれるので、彼らはもちろん中国人観光客を歓迎しているのだが、一方で彼らは心の中でわれわれに対して『田舎のにわか成金』という印象も持っているのである」と説明した。」
http://news.searchina.net/id/1667991?page=1
 <定番ではあるものの、かなりいい加減な記事だが、まあいいや。↓>
 「・・・中国メディアの一点資訊は・・・「日本はなぜ犯罪率がこんなにも低いのか」と題した記事を掲載した。
 記事は、日本でも犯罪は発生するが、件数は少ないと指摘。たとえば、北海道地震による被害は大きかったが、大きな犯罪の話は聞かず、停電中のコンビニでタバコ2箱を盗んだ男がいた程度だったと紹介。ある調査では、日本人の8割が治安に対して安心感を持っていると答えたことを伝えている。
 日本で犯罪が少ない理由として、記事は5つの理由を指摘している。1つは、日本人は「自律心が強い」ことだ。何をして良いか悪いかを子どものころから教えられ、自分を律する習慣ができていると論じた。2つ目は「法の意識が強い」こと。子どものころから「嘘と盗みはするな」と口を酸っぱくして言われているため、窃盗は日本人にとって非常に恥ずかしいことだとした。
 3つ目は「警察は小さな犯罪でも逮捕する」ことだ。記事は、トイレットペーパーを盗んだだけで窃盗罪になり逮捕されたという事例を紹介。被害額に応じて警察の対応が異なる中国との違いを強調している。4つ目は「犯罪に対する代償が大きいこと」。小さな盗みでも窃盗罪となり犯罪記録が残るため、結婚や就職などに一生影響が付いてまわり、犯罪の抑止力になっていると論じた。最後は「警察官が多いこと」だ。いたるところに交番があり、夜にはパトロールをする効果が表れているという。
 結論として記事は、「日本の治安の良さは日本社会の成熟さを示している」とまとめた。年功序列や福祉の充実などで生活に一定の安心感がある上に、法律も厳しいので誰も法を犯さないのだろうと論じている。」
http://news.searchina.net/id/1667994?page=1
 <定番になりつつある、こちらはまあよくできた記事。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、結婚しない日本人が増えていることに触れ、「日本は独身社会に突入した」と主張し、「日本は中国の近い将来の姿ではないだろうか」と危機感を示す記事を掲載した。
 記事はまず、最近日本でウェディング事業を行うテイクアンドギヴ・ニーズが、「子どもたちを対象にした婚育プラグラムを行った」ことを紹介した。それは保護者同伴のもと、小学生の子どもたちに結婚式の様子を見学してもらい、「子どもたちに結婚が幸せなものだと感じさせ、自分も将来幸せな結婚式をしたいと願うように」と企画されたと説明し、「結婚しない人が増えている日本ではついに子どもすらターゲットとなっている」と伝えた。
 これを聞くと、中国人にとっては「子どもたちに向けて結婚を宣伝するなんて、あまりに早すぎる」と感じられるようだが、「人口が減少し続ける日本にとっては、これでも足りないほど事態は深刻なのだ」と指摘。なぜなら、少子高齢化に加えて結婚率が低下しており、最新の統計では50歳までに一度も結婚したことのない人の割合を示す「生涯未婚率」が、「男性で約23%、女性は約14%と過去最高を記録し、結婚離れが進んでいるため」だと伝えた。
 しかし記事は、統計だけでは量りかねない要素の存在も指摘し、「日本では結婚願望があっても、婚活が難しいこと、戦後の社会構造の変化や、経済的な問題、また、人びとの価値観の変化などから、独身が1つの選択肢として選ばれている」と説明した。」
http://news.searchina.net/id/1668001?page=1
 <へー、最近はそんなんが出てんの?↓>
 「日本の文房具はすごい! 「わが国のものとは雲泥の差だ」・・・中国メディアの一点資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1668002?page=1
 <なるほど、一見、もっともらしいストーリーだね。↓>
 「・・・中国メディアの快資訊は・・・「戦後中国はなぜ日本からの賠償を放棄してしまったのか」と題する記事を掲載した。記事の中国人筆者は、「賠償金は欲しかったが言えなかった」という見解を紹介している。
 戦後の賠償問題を巡っては、1972年に締結された日中平和友好条約で、中国は国交を回復するにあたり、日本に対する戦争賠償の請求を放棄すると明確に宣言している。ではなぜ中国は日本による賠償を放棄したのだろうか。記事によると、「国際事情ゆえに泣く泣く放棄した」のだという。
 第2次世界大戦後まもなく、賠償金に関する問題が扱われたが、日本の後ろ盾となった米国は、中国を貧しくて遅れた国で賠償金を配分する価値もないと考えていたため、賠償金を振り分けなかったと主張した。
 その後、中国では内戦が始まり、国民党と共産党のどちらに賠償金を払えば良いか分からないのをいいことに賠償金問題は後回しにされてしまったとしている。戦争後は米国とソ連が冷戦状態となり、ソ連側についた中国に賠償金を払うのを米国が許すはずもなく、うやむやになったまま、米国になびく国民党が中国政府を代表して放棄を宣言してしまった、と一連の流れを説明した。
 米中国交樹立後にも賠償金を得る絶好の機会が訪れたものの、やはり、中国とロシアの関係性や、米国との圧倒的な国力・武力の差を考えるとやはり請求できずに終わったと記事は論じた。最終的には1972年に正式に放棄を宣言するに至ったという。」
http://news.searchina.net/id/1668004?page=1
 <これも、なかなかよく書けている。↓>
 「中国メディア・東方網は・・・「日本人が最も崇拝する5人の中国人、あなたは1人も当てられないかもしれない」とする記事を掲載した。
 記事は、日本人の思想に大きな影響を与え、今もなお崇拝されている中国の歴史上の人物5人をランキング形式で挙げている。まず、第5位として紹介されたのは、鄭成功だ。17世紀にオランダ東インド会社が支配していた台湾に進行してオランダ人を追い出し、漢人として初めて台湾を統治した「民族の英雄」は日中の混血児であり、7歳になるまで長崎の平戸にいたことから「日本で生まれたアジアの英雄」と称され、日本で高い人気を誇っていると伝えた。
 第4位は、鄭成功と同時代に生きた儒学者の朱舜水だ。台湾を統治した鄭成功の使者として度々日本を訪れた朱舜水は水戸藩主だった徳川光圀から敬愛され日本に滞在、日本にいた20年あまりの間に積極的に朱子学を広めて多くの門徒を集めたとし、「その忠君愛国の思想と、高尚な人格が当時の日本の知識層を感化し、『文恭先生』として慕われた」と紹介している。
 第3位は、明代の思想家・王陽明。陽明学の祖とされる王陽明は幕末期の日本の思想家に大きな影響を与え、ついには500年以上に及ぶ武士による封建政治の時代を終わらせて明治維新を実現、日本を近代的な資本主義国家へと導く流れを作ったとし、日本で「軍神」と称される東郷平八郎もその思想を崇拝していたと伝えた。
 第2位は、三国時代の蜀で劉備に仕えた策士・諸葛亮である。「三国時代において傑出した智慧の化身は中国に多くの崇拝者がいるだけでなく、日本でも数多のファンを抱える。その明晰な頭脳もさることながら、日本人が諸葛亮を愛する最大の理由は、彼が十分に示した忠孝の観念にある」と説明している。
 そして、栄えある第1位として選んだのは、徐福だ。秦の始皇帝に仕えた方士とされる徐福は「海中に3つの神の山がある。そこには仙人が住んでおり、不老不死の仙薬がある」として始皇帝を喜ばせ、その命によって数千人の子どもとともに海に出るも中国には戻らず日本に定住したと説明。日本で国王になったとの説もあるほか、日本各地には徐福にゆかりがあるとされるスポットや徐福にまつわる伝説が数多く存在すると紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1668005?page=1
 <これもだ。↓>
 「中国はゆとり教育を取り入れる必要があるのか「日本の事例を見てみよう・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1668044?page=1
 <調査不足だぞー。↓>
 「気づかれないのが怖いのか? 日本人男性が帰宅時に「ただいま」というのはなぜ・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1668010?page=1
 <日本へ行けキャンペーン。↓>
 「中国人の北海道旅行、ツアーで行くべきか個人で行くべきか?・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1668024?page=1
 <勉強になるねえ。例外的にサーチナのコメントの一部も転載した。↓>
 「・・・日本銀行が四半期ごとに公表する資金循環統計によれば、家計の金融資産額は2018年6月末で1848兆円となり、このうち現金・預金が971兆円となった。これとは対照的なのが中国だという。中国メディアの一点資訊は・・・日本の家庭の貯蓄額の多さと、それとは真逆の中国の現状に関する記事を掲載した。中国は貯蓄ゼロ世帯が全体の55%以上も占めているという。
 記事はまず、日本の家庭では貯蓄額が増加していると紹介。記事は、日本人はもともと貯蓄の習慣があるうえ、株価の上昇も関係していると分析している。これに対し、中国では富裕層と貯蓄のない家庭との格差が大きく、全体の10%ほどの世帯が国民全体の75%の貯蓄を所有しているという。35%の世帯は比較的貯蓄がある中間層で全体の25%を所有し、残りの55%の世帯が「貯蓄ゼロ」であるとしている。
 日本も二極化が進んでおり、貯蓄ゼロ世帯は3割ほどだが、中国は日本よりも極端であるといえる。記事は、各金融機関の預金残の増加率が2018年6月に過去40年で最低となったと紹介。96年に50%超えを記録して以来、金融危機を境に「崖から転落するように」その数字が下がり、今年は8.4%にまで落ち込んだとしている。民間の貯蓄部門に限ると、08年から18年の10年間で、増加率が18%から7%ほどに下落しており、今年中にはマイナスになるとも言われていると指摘している。
 この理由について記事は、モバイル金融が銀行から客を奪っていることや、不動産購入のために約4億人がローン地獄になっていることが関係していると分析。また、収入の増加率が鈍くなっているうえに、消費概念が変化し最近の中国人は欲しいものはすぐに買うようになっているとも指摘しながら、いずれにしても国の健全な発展からすれば、貯蓄が減るのは良い流れではないと苦言を呈している。
 記事は様々な理由を挙げているが、富裕層に関しては海外に口座を作って移していること、庶民に関して言えば、収入に不釣り合いな高額の不動産を購入する人が多いというのが一番の理由かもしれない。」
http://news.searchina.net/id/1668036?page=1
 <少し前の記事の使いまわし。↓>
 「日本のスマホのカメラ、サイレントモードでも「カシャ」って鳴るって本当?・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1668046?page=1
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太田述正コラム#10093(2018.9.26)
<井上寿一『戦争調査会–幻の政府文書を読み解く』を読む(その61)>

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