太田述正コラム#10214(2018.11.26)
<皆さんとディスカッション(続x3903)>

<Samurai_Katana>(ツイッターより)

≫・・・相当疲れたな。年齢からしてそろそろ日帰り関西行なんてのは年貢の納め時かもね。≪(コラム#10212。太田)

 お疲れさまです。

<太田>(ツイッターより)

 「欧米で懸念が囁かれる安倍外交。日中関係<は>好転…」
https://blogos.com/article/340985/
 このコラム読んで閃いた。ミャンマー、カンボジア、フィリピン等は、欧米標準の人権概念の硬直性をわざと愚弄する諸政策をとることで、欧米諸国を遠ざけ、その後に、日中を提携させつつ同時に据えている可能性が高い?

<太田>

 このツイート、意味が伝わってるかしら?
 下掲も参照して、もうチョイ考えてみて欲しい。↓

 And leaves America in the dust.・・・
https://www.nytimes.com/2018/11/25/opinion/china-philippines-visit-apec-trump.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fopinion&action=click&contentCollection=opinion&region=stream&module=stream_unit&version=latest&contentPlacement=1&pgtype=sectionfront
 <これ読みゃさすがに分かるでしょ。習ちゃん、喜んでるねー。上記3国等は習ちゃんに「言いくるめられて」日本を引っ張り込んでんだよ。↓>
 「・・・人民網は・・・北京で開かれた中国共産党のフォーラムで、中国社会科学院日本研究所の専門家が日本の対外戦略に大きな変化が生じているとの見解を示したことを報じた。
 同研究所の呉懐中主任はフォーラムの中で「昨年の春以降、特に今年に入って、日本の対外戦略において自主性が顕著になっている」とした。呉氏によれば、戦略の自主性とは「正しい国」になることとも、米国依存から脱却することとも完全なイコールではなく、「内外からの強い刺激、特に国際体系の変化を受け、日本が日米関係の枠組みを維持しつつ、自国の利益に基づき、可能な範囲で米国との衝突や摩擦を生じかねない対外政策を進める」ということだという。
 呉氏は、日本が戦略の自主性を求める姿勢は、戦略のトップダウン構造、マクロな地政学的外交、大国との関係調整の3点に表れていると指摘。世界の貿易ルールの変更を主導し、不安定要素の多い状況において自らに有利な国際的な秩序や構図を保とうとしているとしたほか、インド太平洋戦略を進めるとともに、地域における秩序の再構築に取り組んでいると論じた。
 そして、大国との関係では「日中間の協調推進が最も象徴的な動き」とし、日本が日中関係改善に力を入れ始めたことは、対中戦略において米国との違いがあることの表れだと説明。日本は、安全保障上で米国との同盟から脱却できないが、一方で国益を考えたバランスを取り始めており、自由貿易体勢を守り、保護貿易主義への反対もその一環であるとの認識を示した。」
http://news.searchina.net/id/1671818

<j4e0s2dJ>

≫SOSUSで全部視聴されてるってのに気にしないのかよ ≪(コラム#10212。太田)

 エシュロンですよね。

⇒あららら、失礼。(太田)

 「ゴーンの後継者としてフランスの大物極右政治家が浮上。
・・・ゴルニッシュは、日本語と日本文化を教える教員だったのです。彼はフランスの東洋言語研究所で日本研究の専門家として学位を取得しており、なんと京都大学での一年半の留学も経験しています。」
http://news.livedoor.com/article/detail/15644808/?p=1

 ゴーンよりはマシ?

<太田>

 コメントするのもばかばかしいコラムですが、ゴルニッシュ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5
の日本文化論やヒットラー論を聞いてみたい気がしてきました。

<太田>

 関連記事だ。↓

 <ここまでなら、「有価証券報告書の虚偽記載」は背任罪立件のための別件逮捕って可能性もあるんだが・・。↓>
 「役員報酬「隠蔽」は退任後の「支払の約束」に過ぎなかった~ゴーン氏逮捕事実の“唖然”・・・」
https://blogos.com/article/341037/
 <このコラムに至っては、背任罪に問うことすら不可能じゃないかってことを示唆している。↓>
 「「カルロス・ゴーン氏は無実だ」ある会計人の重大指摘 そもそもの罪が・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/15647963/
 <依然、検察・日産寄りの論評もあるけどね。↓>
 「資本主義経済に対するテロ行為 ゴーン問題の補助線(1)・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/money/news/%E8%B3%87%E6%9C%AC%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E7%B5%8C%E6%B8%88%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%86%E3%83%AD%E8%A1%8C%E7%82%BA-%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AE%E8%A3%9C%E5%8A%A9%E7%B7%9A%EF%BC%881%EF%BC%89/ar-BBQ57hs?li=AA4Zju&ocid=ientp#page=2
 <朝日は当然、検察と一心同体。↓>
 「虚偽記載、総額80億円か ゴーン前会長の再逮捕も視野・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/15647537/
 <どケチに一票。↓>
 「ゴーン容疑者が通った“焼鳥屋”の食べログ評価は? 庶民派を装うただのドケチ説・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/15647626/
 <タカリに一票。↓>
 「日産前会長逮捕:ゴーン容疑者、娘の大学寄付にも流用か・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e6%97%a5%e7%94%a3%e5%89%8d%e4%bc%9a%e9%95%b7%e9%80%ae%e6%8d%95%e3%82%b4%e3%83%bc%e3%83%b3%e5%ae%b9%e7%96%91%e8%80%85%e3%80%81%e5%a8%98%e3%81%ae%e5%a4%a7%e5%ad%a6%e5%af%84%e4%bb%98%e3%81%ab%e3%82%82%e6%b5%81%e7%94%a8%e3%81%8b/ar-BBQ5b73?ocid=ientp
 「日産前会長逮捕:邸宅購入や家族旅行…「私物化」続々・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e6%97%a5%e7%94%a3%e5%89%8d%e4%bc%9a%e9%95%b7%e9%80%ae%e6%8d%95%e9%82%b8%e5%ae%85%e8%b3%bc%e5%85%a5%e3%82%84%e5%ae%b6%e6%97%8f%e6%97%85%e8%a1%8c%e2%80%a6%e3%80%8c%e7%a7%81%e7%89%a9%e5%8c%96%e3%80%8d%e7%b6%9a%e3%80%85/ar-BBQ5jre?ocid=ientp#page=2
 <ルノー・日産関係の歴史がよく分かる。↓>
 「悪のゴーンと仏、善の日産…世論は偏りすぎている・・・」
https://diamond.jp/articles/-/186448?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor
 <ルノー・日産関係の現状がよく分かる。年金基金を入れたチャートは必見。↓>
 Carlos Ghosn: Five charts on the Nissan boss scandal・・・
https://www.bbc.com/news/business-46321097

<太田>

  それでは、その他の記事の紹介です。

 いやーな予感。↓

 「欧米で190人が院内感染 オリンパス内視鏡使用後・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018112501001994.html

 記事のタイトルを見ただけで、著者が自国米国についても日本についても分かっちゃないことが分かる。↓

 「【聞きたい。】「日本は民主主義国家をつくりながら文化守った成功例」 ジョアンナ・シェルトンさん 『わたしの家族の明治日本』・・・」
https://www.sankei.com/life/news/181125/lif1811250016-n1.html

 直接民主主義はダメよ。
 後者なんてのは、住民投票にかけること自体ナンセンス。
 (日本の政府やマスコミは、そう強く指摘しなきゃ。)
 なお、前者は台湾「独立」運動が死に向っていることを示している。↓

 「「台湾」名義での東京五輪参加を否決…住民投票・・・」
 一方、東日本大震災に伴う東京電力福島第一原発事故以降続く、福島など日本の5県産食品の輸入規制継続の賛否を問う・・・住民投票は、賛成票が反対票を上回った上で規定数を超え、成立した。・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/world/20181126-OYT1T50006.html?from=ytop_main3
 <これは報道しない、日本のマスコミの怠慢。↓>
 Referendum: Taiwan voters say no to gay marriage・・・
http://www.atimes.com/article/taiwans-president-quits-party-leadership-after-major-polls-setback/
 <スイスの国民投票制度は連邦制なんだから、チョイ事情が違うけどね。
 説明はしないが、今回の投票案件は傑作。↓>
 Swiss vote no in sovereignty referendum・・・
https://www.bbc.com/news/world-europe-46335918

 頑張る朝鮮日報。
 (どっちも、日本の戦略的意図を模索すらしてないことに不満は残るが・・。)↓

 「「高宗の道」は失敗した道・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/22/2018112280046.html
 「壬辰倭乱を何度も謝罪した江戸時代の日本・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/22/2018112280038.html

 ご愁傷サマ。↓

 「韓国8大業種、3年後は造船除き優位喪失・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/26/2018112680003.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 日中交流人士モノ。↓>
 「第18回日中友好中国大学生日本語科卒業論文コンクール 各部門の最優秀賞論文・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/1123/c206603-9521671.html
 <ここからは、サーチナより。
 定番。↓>
 「本物の和牛を食べると「中国で食べていた肉は、もう肉とは呼べなくなる」・・・今日条頭・・・」
http://news.searchina.net/id/1671789
 <これもや。↓>
 「日本の建物はなぜ地震に耐えることができるのだろうか・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1671794
 <これもまたそうや。↓>
 「日本への留学が不安? いや、「日本は安全だから安心できる」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1671800
 <最近の定番。↓>
 「確かに日本の街はキレイだ、しかし日本人だって全員が高いモラルを持っているわけではない・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1671846
 <「ほぼ」定番。↓>
 「日本の町工場を視察・・・その活力と矜持に震撼させられた!・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1671836
 <川重にひっかけてる点を除けば定番。↓>
 「新幹線という「師」は、弟子である中国高速鉄道に負けたようだ・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1671827
 <極端な言い方をしていることはともかく定番。↓>
 「日本で「家」が欲しいって? 「タダで家を手に入れられるぞ」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1671834
 <さーてね。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本ではなぜ中国のようにアヘンの蔓延が起こらなかったのか」と問いかける記事を掲載し、中国で過去にアヘンが蔓延した理由と、日本で蔓延しなかった理由について紹介している。
 記事はまず、中国では唐の時代にアヘンが薬として栽培されるようになったが、非常に高価なものであったため、庶民の手には届くことがなかったと紹介。だが、清の時代になり、イギリスが貿易赤字を解消するため中国にアヘンを密輸するようになって、アヘンの価格が下がり、庶民にアヘンが広がったと指摘。結果として大量の銀が国外に流出してしまい、さらにアヘン戦争へとつながり、不平等条約を結ばされる結果につながったと指摘した。
 続けて、日本ではなぜ清王朝と違ってアヘンが氾濫しなかったのかと疑問を提起し、「日本は小さな島国で、天然資源が乏しく、市場が限られているため、英国人は日本をアヘンの市場として考えなかったためではないか」と主張。加えて、当時の日本はすでに開国していて一部の国と貿易を行っていたため、西洋諸国はアヘンを密輸して利益をあげる必要がなかったと指摘し、これが日本でアヘンが氾濫しなかった要因ではないかと考察した。
 結論として記事は、中国の発展が後れた原因の1つが「アヘンの氾濫」であったと分析。逆に、日本ではアヘンの蔓延がなかったため、その後の経済発展もスムーズに進んだのだと伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1671790
 <新材料に安孫子を選んで日本へ行けキャンペーンにつなげるとは!↓>
 「中国メディア・東方網・・・記事は「日本には、我孫子という市が存在する」とし、千葉県我孫子市を紹介。また、地名に留まらず「我孫子」という姓を持つ人も少なからずいるとした。「我孫子」は中国では他人とその一族を侮辱する罵り言葉として認識されているために、中国人にとって「我孫子」という地名の存在はただただ驚きでしかないのである。
 記事はそのうえで、「中国で『我孫子』と言ったらと思うとぞっとするが、実際日本では全く悪い意味はなく、むしろ逆に高貴な意味を持っていさえするのだ」と指摘。資料を調べると、「我孫子」姓は日本で1000年に及ぶ長い歴史を持っていて、一説には貴族から生まれた姓だと言われていると説明した。
 そして、中国人が非常に気になる我孫子市の様子について「この都市は決して大きくなく、特に有名でもない。実際のところ観光できるようなスポットはあまりなく、唯一訪れる価値があると言えるのは市の鳥博物館くらいだ。規模は小さいが、各種の鳥類がとても詳しく紹介されているのである」と紹介している。
 その一方で、観光都市ではないだけに、かえって街の至るところに生活の息遣いが感じられ、市内にある公園では市民の普段の様子を見ることができるため、そういう意味ではベストなスポットであると説明した。」
http://news.searchina.net/id/1671791
 <ついていけんわ。↓>
 「どうしてバレーボールの国際大会は、日本でばかり開催されるの?・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1671792
 <これもや。↓>
 「ACL出場チーム・柏の降格、過酷なスケジュールに中国サッカーファンからも憐みの声・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1671793
 <へいへい。↓>
 「55年ぶりに万博が大阪に帰って来る! 中国人の反応はさまざま・・・中国メディア・福州新聞網・・・
  中国のネットユーザーは「治安も宿泊も交通も他の都市より優れているから、良かったと思う」、「現代の科学技術の発展ぶりが際立つ万博になりそう」、「2度目の万博というのは、なかなかできることではない」、「東京五輪に大阪万博、これから10年の日本の新たな成長トレンドが際立っている」といった感想を残している。
 一方で、「大阪は街の衛生とかマナーとか全体的な印象があまりよくない気がする」、「日本人は20年の東京五輪が決まった時も、最初は喜んでいたみたいだが・・・」、「どうして万博の開催をこんなに喜ぶのか理解できない」など、冷ややかな意見も見られた。」
http://news.searchina.net/id/1671796
 <同じく。↓>
 「・・・中国メディアの快資訊は・・・日本に住んでいる中国人が指摘する「日本の問題点」について紹介する記事を掲載した。
 記事がまず紹介しているのは、人間関係の希薄さだ。まるで「人と人の間に膜のような層がある」ように感じられるという。多くの中国人は、日本人は非常に礼儀正しいと認識しているが、人に迷惑をかけることを避ける傾向があるためか、「人間関係が表面的」のように感じられるという。中国人は親しい関係のもとでは「本音」を語り合い、関係が深ければ深いほど、相手に手間をかけてもそれが「迷惑」であるとは考えない傾向にある。
 次に記事は、「日本人の生活には活気が感じられない」と主張。日本には欲望も欲求もない若者が多く、変化のない生活を送っている人が多いことを例に挙げ、こうした生活は中国人からすると「活気が感じられず、人生を無駄に過ごしている」ように感じられると伝えた。
 他にも年々深刻化する「少子高齢化」を挙げ、この問題は日本に住む外国人である中国人から見ても「非常に深刻な問題」に映ることを強調した。」
http://news.searchina.net/id/1671797
 <言いたいことはよく分かる。↓>
 「日本の対中投資が縮小傾向にあるのはなぜなんだ!・・・
 中国メディアの捜狐・・・記事は、日中関係は改善に向かっており、一人当たりのGDP格差も縮まり、消費者の需要も類似してきていることなどを考えると、長期的に見て日本企業の対中投資は増加していくに違いないと主張した。」
http://news.searchina.net/id/1671852
——————————————————————-

太田述正コラム#10215(2018.11.26)
<吉田裕『日本軍兵士–アジア・太平洋戦争の現実』を読む(その12)>

→非公開