太田述正コラム#10326(2019.1.21)
<皆さんとディスカッション(続x3959)>

<太田>(ツイッターより)

 「ビリチェーフスキー駐日ロシア公使…は「第2次大戦の結果を(日本が)認めないと交渉はうまくいかない。会談で大きな進展はないと思う」と話した。…」
https://www.yomiuri.co.jp/world/20190119-OYT1T50000.html?from=ytop_ylist
 これ、露側が言ってることが絶対的に正論なの。
 さもなきゃ、2島返還が全千島列島及び南樺太返還の突破口になるからね。

<PAHBBPLc>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 「仏が日産ルノー統合要求 ゴーン被告失脚も圧力強化・・・」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190120-00000036-kyodonews-bus_all

 日産と三菱は終了しそうですね。
 日産が43%の株を握られているうえに、日本政府が頼りにならないのは、韓国に抗議を繰り返すだけなのを見れば明らかですからね。

⇒そんな心配はない、と仏メディアも言っとる。↓
 「日産ルノー統合提案 仏メディアも驚き 「観測気球」の可能性も・・・」
https://special.sankei.com/f/international/article/20190120/0001.html?_ga=2.171145952.1731203465.1547772900-194765844.1544486342
 「日産・ルノー統合「今は議題に上っていない」 仏経済相・・・」
https://www.asahi.com/articles/ASM1P2Q3KM1PUHBI00B.html?iref=comtop_latestnews_05
というのはウソだろうが、そもそも、日産側はルノー株式買い増し権を持ってるらしいしね。
 大体からして、仏側は、アタマ悪くて、日本も仏同様、政府の言うことをトップダウンで大企業も聞くと思ってるフシがあるが、日本型政治経済体制は、ボトムアップなんだからな。
 その「ボトム」がこう仰せだ。↓
 「日産、ルノー圧力に反発も 「また勝手なことを言ってるな」・・・」
https://www.sankei.com/economy/news/190120/ecn1901200008-n1.html
 それにしても、ゴーンは、奥さんとっかえたってのに、今度のは(も?)ひどいね。↓
 「ゴーン被告妻 夫の逮捕「仏政府も無縁ではない」 仏大統領に救援の嘆願状・・・」
https://www.sankei.com/world/news/190121/wor1901210006-n1.html
 FTとNYタイムスが足並みをそろえたような記事を出した。ニュース価値ナイと思うけどねえ。↓
 Carlos Ghosn Offers Higher Bail and Security Guards in Bid to Be Freed From Jail・・・
https://www.nytimes.com/2019/01/20/business/carlos-ghosn-bail-japan.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fworld&action=click&contentCollection=world&region=stream&module=stream_unit&version=latest&contentPlacement=3&pgtype=sectionfront

<豊丘時竹>(2019.1.19)http://toyotoki11.hatenablog.com/entry/2019/01/19/162821

 –企業は人間主義的役割を経営者従業員一体となってはたしていく場である–

 ・・・人間主義の好例となったゴーン事案を用いて「人間主義」を説明しているもののである。
 これを読むと、サラリーマン社長は案外安給料なのかもしれないと思えてくる。
 じっさいはなった経験がないから分からない。
 それで、東電の経営者のように裁判されたんではかなわないかもしれない。・・・
URL;https://www.ohtan.net/blog/archives/11809

<US>

 ・・・<スライドですが、>南北朝の頃まで治天の君がいたそうなので
https://ja.wikipedia.org/wiki/治天の君
、治天の君を執権、得宗が権力者となる所にも追加しました・・・
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 投影用スライド、配布資料の両方<を>・・・火曜日朝までには全て完成させます。・・・

<太田>

 本日、午前中、ほぼ、注目記事全部のダウンロードを終えた時点で、wordでコピーができなくなり、強制終了させたら、本日分が、日付の部分だけ残して、全部消えていた。
 通常、こういう場合は、途中で、wordが自動的にセーブした時点からやり直せばいいのだが、間違えて別のwordファイルを開き、更に、そちらでの誤操作で、元々のwordファイルの自動セーブ・ファイルを消してしまっていたためだ。
 結局、ダウンロード作業を最初からやり直す羽目になった。
 EdgeでコピーができずコントロールキーとCを同時に押してもコピーできなかったり、FTのサイトでID、パスワード入力をしても、間違っていますとはねられたり、と、こまごまとした不具合にも悩まされている。

<太田>
 
 それでは、その他の記事の紹介です。

 久しぶりに、藤井七段の活躍ぶりを確認。↓

 「藤井聡太七段対稲葉陽八段 朝日杯オープン
https://www.youtube.com/watch?v=VX06OpVroPU
 「藤井聡太七段対糸谷哲郎八段 朝日杯オープン
https://www.youtube.com/watch?v=P2yxclr5pKI

 分かり易すぎる展開だわ。↓

 「日大は全体的に出願が減少、危機管理学部は激減・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190121-OYT1T50007.html?from=ytop_ylist
 「東京医大への出願激減、昨年の3分の1程度か・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190121-OYT1T50000.html?from=ytop_main3

 フランスに作った国際共同機関での研究との関係がイマイチよう分からんわ。↓

 「【クローズアップ科学】日本の新核融合炉、建設大詰め エネルギー問題解決へ・・・」
https://www.sankei.com/premium/news/190120/prm1901200014-n1.html

 賛成、反対の整理が更に混乱。朝鮮日報、大丈夫か?↓

 「レーダー照射:「日本、新証拠として探知音を公開へ」記事への韓国読者コメント・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/01/21/2019012180009.html

 これも、無理やりこじつけたような記事だな。↓

 「韓日の「天才棋士」育成法・・・
 囲碁で成功するためには、入門も、入段も早い方がいい。多少粗削りでも、一度棋士の世界に入ってしまえば、学べるものは多いのだ。「高3」と「大学の新入生」のカリキュラムが全く違うのと同じだ。ウンジさんは再び「入段試験」の準備に取り掛かり、菫さんは本格的にプロ生活をスタートする。韓国と日本の天才に対する価値観と育成方法が大きく異なっているのが、ここ1週間で痛切に感じられた。これは単に囲碁界でのみ見られる現象なのだろうか。そうであることを願ってやまない。」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/01/21/2019012180054.html

 習ちゃんは、台湾の民進党に、あえて塩を送ったってことだろ。
 どうしてそんなことをしたかって? 習ちゃんに聞いて。↓

 Faced With Tough Words From China, Taiwan Rallies Around Its Leader・・・
https://www.nytimes.com/2019/01/19/world/asia/china-taiwan-president.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fworld&action=click&contentCollection=world&region=rank&module=package&version=highlights&contentPlacement=13&pgtype=sectionfront

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <おおむね定番。↓>
 「今もガラケーが売られている日本、日本人はなぜ「時代遅れの品」を好んで使うの?・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1674802?page=1
 <これもだ。↓>
 「日本人を羨む中国人たち・・・ところで「日本人は本当に幸せなのか」・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1674805?page=1
 <「問題点」は初出か。↓>
 「中国人に人気の北海道でのスキー、メリットと問題点を挙げてみた・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1674803?page=1
 <この「中国企業」は時々登場しているが、今回の記事の視点は新しい。↓>
 「飛行機でたった3時間の日本、中国企業が「日本の自動車市場を開拓するのに60年かかった」・・・中国メディアの汽車市場網・・・」
http://news.searchina.net/id/1674808?page=1
 <こりゃ、初出。↓>
 「日本から中国に伝わった「エビ」が今や「金のなる木」に!・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1674807?page=1
 <当然ながらこれもそう。↓>
 「大坂なおみが中国メディアに語ったのは、錦織圭への感謝だった! ・・・」
http://news.searchina.net/id/1674823?page=1
 <これもまたそう。話半分に受け止めるべきだろうが。↓>
 「中国メディア・東方網は・・・中国人は普段食事をするときに大いに家族や友人どうして語らいながら食べ物を口に運び、それが中国ならでは飲食文化を形成しているが、これが静かな食事環境を好む日本人には大いに不評なのだと説明。しばしば、食事の際に盛大に音を発することが原因で、日本人の中国人観光客に対する好感度が下がっており、疎ましく思う人さえいるのだと伝えた。
 記事はそのうえで、食事は静かに楽しむという日本人の飲食習慣も、実は中国の古代から伝わってきた文化なのだと指摘。「論語」に登場する「食不言寝不語」(食べながら話をせず、寝るときには語らず)という一節を持ち出し、「この点から言えば、日本人もわが国の古い伝統を延々と受け継いでいるのである」と説明した。」
http://news.searchina.net/id/1674826?page=1
 <「応援」ありがとう。↓>
 「2年連続で「3冠」の伊藤美誠、悔し涙流した張本智和・・・中国メディアも卓球全日本選手権に熱視線・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1674812?page=1
 <ホント、そうだねえ。↓>
 「日本経済にとって「平成は激動の時代だった」としみじみ・・・中国メディアの一点資迅・・・」
http://news.searchina.net/id/1674832?page=1
 <猫なで声に背中がこそばくなるわいな。↓>
 「・・・ 中国メディアの百家号は・・・「再び日本はアジアでトップの強国になれるか」と問いかける記事を掲載し、現状では中国がトップであると主張しつつも、日本が再び飛躍することができるかを考察している。
 記事は、日本が再びアジアでトップの経済大国になることは「不可能ではない」と主張している。その理由について、現在の日本では少子高齢化が社会問題となっていて人口減少が懸念されているとしながらも、「1880年から1980年の100年間に、日本は人口を3500万人も増やして1億2000万人にした実績がある」と主張し、日本が再び人口を増やす可能性はゼロではないとした。
 続けて、「日本人は常に強国から学ぶ精神がある」ことも理由として挙げた。日本は「遣唐使」や「遣隋使」といった形で古来より中国に使者を派遣して多くのことを学び取り、さらに明治維新以後は西洋諸国から多くのことを学んできたと指摘。日本人は今後も他国の優れた点を積極的に学び続けるはずだと伝えた。
 <モンゴルは支那なのね?↓>
 最後に記事は、「華夏という良い隣国に恵まれているのも日本にとってはチャンス」と主張している。良い隣国「華夏」とはつまり「中国」のことだが、記事は、「中国人は平和を好む国民性で、過去2000年間で日本と中国は5度戦争を行ってきたが、そのうち4度は日本から仕掛けた戦争であり、中国は日本に脅威を与える存在ではない」と主張。中国という大きな経済力を持つ国が隣に存在することは日本にとっては大きな機会に他ならないと主張、中国経済がもし減速するようなことになれば、日本が再びアジアトップに返り咲く可能性はあると伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1674829?page=1
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太田述正コラム#10327(2019.1.21)
<丸山真男『政治の世界 他十篇』を読む(その5)>

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