太田述正コラム#10511(2019.4.23)
<皆さんとディスカッション(続x4051)>

<太田>(ツイッターより)

 スリランカでの同時多発テロの現時点での最も詳しい記事がこれ。
https://edition.cnn.com/2019/04/22/asia/sri-lanka-investigation-easter-attacks/index.html
 記事中の同国の宗教別シェアや地図、が参考になる。
 8か所で爆発し、9か所目の首都の空港では不発。
 恐るべき組織的テロだが、イスラム過激派と思しき実行組織から、いまだに犯行声明が出ていないのは不可思議。

 「アルコールを…摂取する<と>お腹がすき…高カロリー、高脂肪の…フードを…摂取し<がち>…」
http://karapaia.com/archives/52273450.html
 「人類は進化によってお酒に弱くなる。今後アルコール耐性を持たない人が急増する可能性が…」
http://karapaia.com/archives/52254938.htmlw
私は飲むとすぐ赤くなるが、進化してる方ってことらしい。

<jkalwr/2>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 太田さんが人間主義に対して明確な指標をもっている<(コラム#10509)>のは、流石ですね。
 欧州中、最も人間主義度が強いと言われるイギリスについても調べてみます。

⇒頑張ってねー。(太田)

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 ゴーンの全て無罪だの黙秘だのと同じくらいドアホな仏政府/ルノーの対日産要求。↓

 「ルノーが日産に経営統合要求 関係再び悪化の可能性・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%81%8C%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%81%AB%E7%B5%8C%E5%96%B6%E7%B5%B1%E5%90%88%E8%A6%81%E6%B1%82-%E9%96%A2%E4%BF%82%E5%86%8D%E3%81%B3%E6%82%AA%E5%8C%96%E3%81%AE%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7/ar-BBWbLDA?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp

 トランプ政権ももちろんアホだが・・。↓

 ・・・ U.S. ambassador berated last week for not giving us a favorable deal that Japan actually did give us — before we abruptly ripped it up.・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/trump-left-our-allies-at-the-altar-now-hes-mad-theyre-moving-on/2019/04/22/fbccc7e8-653b-11e9-82ba-fcfeff232e8f_story.html?utm_term=.976074fa0a6d

 もっとも、米国の場合、(トランプがその中に入るかはともかく、)昔から識者達
が、ちょっと信じられないくらいアホだったのよね。↓

 ・・・While it might be tempting to assume that white-supremacist science held sway only among proslavery advocates in the South, the racist theory of polygenesis — the belief that God created each human “race” as separate species — was the dominant idea in American science when Agassiz, himself an opponent of slavery, commissioned these racist photos in the 1850s.
 <19世紀米国は、白人のほぼ全員が、黒人は自分らとは種が違うと思い込んでいた。↓>
 Before the 19th century, scientists almost unanimously supported monogenesis, the belief that God created all humans as the same species and that climate shaped phenotypical differences like skin color and hair type that supposedly separated races. However, during the first half of the 19th century, scientists increasingly ascribed to polygenesis, believing that not only had God created different races, but also that those races could thrive only in certain climates. (In other words, God created black people for the tropics and white people for temperate zones.)
 <ハーヴァード大がそのメッカだった。↓>
 Agassiz and his cohort occupied some of the most prestigious positions in American science, with polygenists holding professorships at Harvard, the University of Pennsylvania and the University of Louisiana (now Tulane University), among many other institutions.・・・
https://www.washingtonpost.com/outlook/2019/04/22/white-supremacy-was-core-th-century-science-why-that-matters-today/?utm_term=.6fca0ef4d8cd

 日本での真珠養殖方法が詳しく説明されている。↓

 Pearl farming in Japan – in pictures・・・
https://www.newsweek.com/earth-magnetic-field-strange-geomagnetic-jerks-explained-1400083

 さっぱり分からんちん。↓

 Mystery of Strange Jerks in Earth’s Magnetic Field Solved・・・
https://www.newsweek.com/earth-magnetic-field-strange-geomagnetic-jerks-explained-1400083

 あのさ、それ、安倍チャンの功績でもなんでもないんだからね。↓

 「・・・韓国が決して見逃してはいけないことがある。昨年の安倍晋三首相の訪中に象徴される日中間の驚くべき和解速度だ。尖閣諸島(中国名・釣魚島)および歴史をめぐる紛争で、わずか3~4年前でさえ日中間の武力衝突説まで出回っていたのが信じられないほどだ。・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/16352931/

 理由が理由になっとらんぞー。↓

 「習近平が毛沢東を全面的に否定できない理由・・・
https://diamond.jp/articles/-/200625?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <定番。↓>
 「日本人は中国の「列に並ぶ」文化に「仰天する!」、それほど日中は違う・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1678088?page=1
 <これもだ。↓>
 「中国では地域によって人気の車が異なる、北部はドイツ車、南部は日系車・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1678115?page=1
 <特段新しい話をしてるワケじゃないが・・。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「美食があふれている日本で、太っている人を見かけないのはなぜか」と題する記事を掲載した。こんなにもおいしい日本料理をいつも食べている日本人に、なぜ太っている人が少ないのか疑問に感じたようだ。
 記事はまず、日本人も中国人も同じ人種であるため、「体質」が根本的な原因である可能性は排除できると分析。そのうえで3つの理由が考えられるとした。その1つが、「肉食が少ない」こと。日本では天武天皇の時代に最初に肉食禁止令が出されて以降、肉食を禁止する歴史が長かったからだとしている。そのため、日本では今でも肉よりも魚介類、昆布、豆腐が多く食され、日本人を「主食はお茶漬けで肉はたまにしか食べない民族」と紹介しているが、これはかなり誇張した表現で、的を射ているとは言い難い分析だ。
 2つ目の理由は、「克己心が強いこと」。もともと自分に厳しい日本人は、食事の量をコントロールし、意識して歩くようにしていると指摘。30分くらいの距離であれば歩くので、すぐにタクシーに乗ろうとする中国人とは違うと感じるそうだ。
 そして、3つ目には「料理に対する考え方」の違いを指摘。中国料理における油の使用量は、日本人からすると驚くほど大量だ。この点、日本人は油を極力控え、揚げ物も油をしっかり切り、調味料も多用せず、素材本来の味わいを大切にすると、中国料理との違いを指摘。また、和食は小さくて美しい器をたくさん使うので、彩り豊かで多くの食材を使って栄養豊かだが量は抑えることができ、自然と「太るリスク」が軽減されていると感心している。」
http://news.searchina.net/id/1678079?page=1
 <そうだろ、そうだろ。↓>
 「中国のポータルサイト・百度<は、>・・・「日本の寺と中国の寺が鮮明なコントラストをなしている」点として、中国の寺の多くが商業化されてしまっていることを指摘。「神話や伝説を使って観光地化を進め、ワンストップな有料サービスを提供するようになり、それまで参拝に訪れていた人たちにとっての信仰的な価値がなくなってしまった」と説明している。
 一方で、日本の寺の多くは入館料を取らず、無料で対外的に解放されていると紹介。境内では商業的なにおいがせず、記念品や工芸品などのお土産は門前の路地や商店街で売られており、観光客をだますような商売は行われていないと伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1678083?page=1
 <日本の場合は原因が根本的に違うんでねえ。↓>
 「・・・今日頭条・・・記事は・・・リーマンショック後の経済回復は、欧州では専門家の予測よりも遅く、この回復速度から逃れることができていないと論じた。そして、名目成長率が物価上昇率ともに長年低迷している日本のようになるのではないか、と「欧米の日本化」が不安視されていると伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1678086?page=1
 <同工異曲。↓>
 「日本の「失われた20年」と同じ道を歩むのは、中国ではなく欧州かもしれない・・・中国メディア・中金網・・・」
http://news.searchina.net/id/1678091?page=1
 <使いまわし記事。↓>
 「中国に有機栽培を・・・第2の人生を中国での農業に捧げる日本の男性・・・中国メディア・海外網・・・」
http://news.searchina.net/id/1678095?page=1
 <意外に新しい話題かも。↓>
 「日本ならではのスイーツは、食べておいしいだけではなく見た目も美しい!・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1678107?page=1
 <説明を聞いてみれば拍子抜け。↓>
 「中国人と日本人では「ブッフェで皿に取る料理にこんな違いが!」・・・中国メディアの捜狐・・・
 中国では果物の値段は非常に安く、たとえばスイカであれば一玉買っても200ー300円程度だ。
 それゆえ中国人からすると「高級料理が並ぶなかで果物に手を伸ばすことなどありえない」と感じ、逆に「中国では高価で衛生面で不安がある刺身や寿司を日本で食べずして何処で食べる」という気持ちになるという。一方、日本では果物は非常に高価な果物だと知ると、日本人が果物に手を伸ばす気持ちも納得できたようだ。」
http://news.searchina.net/id/1678112?page=1
 <材料そのものは使いまわしだが、結論が面白い。↓>
 「世界の「賢い国」ランキングで日本が1位に、中国も3位・・・中国メディア・東方網・・・
 全体的に「西洋諸国は過去の研究成果で優位性を保っているのに対し、アジアの国・地域は現在と未来のインテリジェンスで優位に立っていることが、ランキングから明らかになっている」と評した。」
http://news.searchina.net/id/1678113?page=1

<太田>

 スマート電源タップとスマートプラグが届いたので、まずは、Meross スマート電源タップの方を試してみた。
 タブレットでのMerossアプリとAlexaアプリでの設定はうまくいったのだが、Alexaへの音声コマンド設定がうまくいかなかったようなカンジ。
 ま、タブレットのAlexaアプリ上で4つのプラグのオン/オフの操作はできるし、見た目もスッキリしたので、ここまでだけでまいっかとも思うが・・。
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太田述正コラム#10512(2019.4.23)
<映画評論56:ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男(その3)>

→非公開