太田述正コラム#10549(2019.5.12)
<皆さんとディスカッション(続x4070)>

<太田>(ツイッターより)

 「…イラン核合意存続なるか、英仏独の「頼みの綱」は中印…」
https://blogos.com/article/376410/
 トランプの対イラン政策は、彼の対外政策の基本であるはずの、米国の孤立主義デフォルトへの回帰、に反する大愚行だ。
 習ちゃんが本件でEUとの事実上の連携下でトランプを辱めることに早晩ならざるをえないのでは?

 「「沖縄は第2のクリミア」ウクライナ留学生が“護憲派”を一刀両断!…
 いつの時代も、どこの国でも、軍事力という抑止力があってこそ平和は維持できる。
 日本も例外ではない…
 <しかも、>日本の周辺は独裁国家ばかり…」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190510-00000001-ykf-soci
 彼の主張の致命的問題点を、少なくとも2つあげてみよ。

<映画評論家もどきドキドキ>

≫ハル・ベリー・・・彼女の出てる映画を見たことがまだないですが、写真を見る限り、肌の色を除いては全くの白人系ですね。母親が白人でも、そこが肌の色以外も黒人っぽいオバマとは違います。≪(コラム#10547。太田)

 ハル・ベリー出演の『チョコレート(2001年)』は是非見てほしい作品です。
 脚本、演出、編集と撮影が秀逸で”Recommend !”です。

 映画のネタバレ・サイトがありますが、全編を通して見てほしい作品です。↓
https://hm-hm.net/love/%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88

 アクターズ・スタジオ・インタビューに登場したハル・ベリーは「あのシーンでは監督の指示以上の演技だった。」と発言していました。

<太田>

 この際ですが、皆さん、ケーブルTVで、私に見せたい映画を見つけたら、教えてくださいね。

<Q3CPJwW. >(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 <コラム#10547で映画のユダヤ美人の話を読みましたが、>ユダヤ人というものは、ユダヤ教を信ずる民族のことで、身体的な形質でくくられるものでは無い、と信じていたのですが、間違っていたらゴメンナサイ。
 広河隆一さんだったか、広瀬隆さんだったかの本にもそのように書かれていましたし。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E4%BA%BA

<太田>

 ユダヤ人が殆どおらず、ユダヤ人と濃密な交流した経験のある者が殆どいない日本の、「識者」の見解やそういった見解に拠っている邦語ウィキペディアなど、三文の価値もありません。
 Jewsの英語ウィキペディアにどう書かれているかを見てください。↓

 ・・・Genetic studies・・・differences between the Jewish communities can be overlooked when non-Jews are included in the comparisons・・・
https://en.wikipedia.org/wiki/Jews

 なお、ユダヤ教は原則布教を行いません。↓

 ・・・the phenomenon of proselytisation is largely absent in these religions but not unknown.・・・
https://en.wikipedia.org/wiki/Proselytism

 しかも、キリスト教世界においては、ユダヤ人は迫害の対象になってきました。↓

 ・・・Antisemitism arose during the Middle Ages, in the form of persecutions, pogroms, forced conversions, expulsions, social restrictions and ghettoization. ・・・
https://en.wikipedia.org/wiki/Judaism

 イスラム世界においても、どうせ改宗するのなら、殺されこそしないけれど差別の対象ではあったユダヤ教徒(ユダヤ人)になるよりは、イスラム教徒になったはずです。(典拠省略)
 だからこそ、こんな「一覧」が作られるほど、ユダヤ人以外のユダヤ教徒化(ユダヤ人化)は少なかったのです。(Sorry、これだけは邦語ウィキペディアを使用。)↓

 「ユダヤ教への改宗者の一覧」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E6%95%99%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%94%B9%E5%AE%97%E8%80%85%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7

<K.K>

≫どうして、『スター・ウォーズ』シリーズには美女が全然登場しない・・レイア姫のキャリー・フィッシャー(かすかにユダヤ系なんだー)なんてブスそのもの・・のか、かねてから不思議に思っていたのですが、≪(コラム#10547。太田)

 『スター・ウォーズ』で描かれている世界というのは、有事の世界ですよね。
 そして、1作目のエピソード4の時点では、男性の有力者が、暗黒面に堕ちてしまったか(ダース・ベイダー)か、成長途中(ルーク・スカイウォーカー)で、キャリー・フィッシャー演じるレイヤ姫が事実上のトップになります。
 美人の場合、男性を捨てる、気まぐれというイメージがありますよね。
 ですから、美人が有事のトップを演じると、部下を見捨てる/気まぐれな行動を取るトップなのかもしれないという印象を観客に与えてしまう可能性があるので、美人は有事のトップ役には適さない場合があるように思います。
 次の3人の肖像画・写真を見てください。
・マリア・テレジア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%82%A2#/media/File:Kaiserin_Maria_Theresia_(HRR).jpg
・エカチェリーナ2世
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%AB%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8A2%E4%B8%96#/media/File:Catherine_II_by_J.B.Lampi_(1780s,_Kunsthistorisches_Museum).jpg
・マーガレット・サッチャー(1975年~英国保守党党首、『スター・ウォーズ』の1作目は、1976年に撮影開始)
https://amanaimages.com/info/infoRM.aspx?SearchKey=23012000204
 サッチャー元首相は、おまけとして、マリア・テレジアもエカチェリーナ2世も太目で多産を思わせる国母的な印象を受けないでしょうか。

⇒彼女達の若いころの肖像画・写真を見ましょう!
 マリア・テレジアはともかく、エカチェリーナ2世は美人、サッチャーはまあ美人、と言っていいのでは?↓
・マリア・テレジア
https://en.wikipedia.org/wiki/Maria_Theresa#/media/File:Andreas_Moeller_-_Erzherzogin_Maria_Theresia_-_Kunsthistorisches_Museum.jpg
・エカチェリーナ2世
https://de.wikipedia.org/wiki/Katharina_II.#/media/File:Grand_Duchess_Catherine_Alexeevna_by_L.Caravaque_(1745,_Gatchina_museum).jpg
・マーガレット・サッチャー
https://amanaimages.com/info/infoRM.aspx?SearchKey=23012000204 
 年をとりゃ、とりわけ政治家やってりゃあ、男女を問わず、人間、醜くなりがちですよ。
 他方、若いころのキャリー・フィッシャー
http://johnie.hatenablog.com/entry/CarrieFissher ←もう若くない?
https://usakun.com/carriefisher-1947
ですが、やっぱ、(少なくとも女優標準でいけば、)美人じゃないでしょ。(太田)

 母親は子供を見捨てないというイメージは、万国共通だと思います。
 ですから、有事の女性のトップ役としては、部下を見捨てないという印象を与える国母的(若い女性であれば、将来的に国母的存在になるだろうと思わせる)イメージの女優さんの方が適役の場合があると思います。
 レイヤ姫役の候補として、
・メリル・ストリープ
https://www.mine-3m.com/mine/news/image?news_id=16944
・ジョディー・フォスター
https://buhitter.com/search?q=%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%95%E3%82%A9%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC
・シンディ・ウィリアムズ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%82%BA
・テリー・ナン
http://mod.kir.jp/girl_berlin.html
等が居たそうです。↓

 「1.レイア役の候補にはジョディ・フォスターやメリル・ストリープがいた!?」
https://ciatr.jp/topics/264120

⇒ジョディー・フォスターは美人です!(太田)

 上記4人とキャリー・フィッシャーの中で、お姫様役を演じて、将来的に国母になるだろうというイメージを観客に与えられるのはキャリー・フィッシャーではないかと思います。
 次にエリザベス1世の肖像画を見てください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Darnley_stage_3.jpg#/media/File:Darnley_stage_3.jpg
 マリア・テレジアやエカチェリーナ2世とは違って、多産的国母のイメージは余り受けないですよね。ですが、意思の強さのようなものは伝わってこないでしょうか。

⇒確かに、若いころのエリザベスを見ても美人じゃないです
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%B6%E3%83%99%E3%82%B91%E4%B8%96#/media/File:Elizabeth_I_when_a_Princess.jpg
が、「意思の強さ」っぽさなら、彼女の異母姉のメアリー1世の方がはるかに上でしょう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%B6%E3%83%99%E3%82%B91%E4%B8%96#/media/File:Mary_I_of_England.jpg
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC1%E4%B8%96_(%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E5%A5%B3%E7%8E%8B)#/media/File:Mary_I_by_Master_John.jpg ←若い頃
 二人とも子供がいませんが・・。(太田)

 ナタリー・ポートマンとエリザベス1世が似ているとは言えないと思いますが、両者は意思の強さが伝わってくる系の顔なのだと思います。
 キャリー・フィッシャーの起用はマリア・テレジアとエカチェリーナ2世に、ナタリー・ポートマンの起用はエリザベス1世に影響されているというのが私の(あくまで私の)説です。

≫なお、それ以外の大部分が、まるで双生児のように面長の(ここにも登場する)ナタリー・ポートマンに似通った顔つきであることには奇異な印象を受けました。≪(同上)

 キーラ・ナイトレイという女優が居ます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%A4
 この女優さんは、スター・ウォーズの4作目の『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』で、ナタリー・ポートマン演じるアミダラ女王の影武者役を演じて注目されて、その後『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(制作費:1億4000万ドル)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%84%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%B3/%E5%91%AA%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%9F%E6%B5%B7%E8%B3%8A%E3%81%9F%E3%81%A1
のヒロインエリザベス・スワン役に抜擢されて、売れっ子女優になった女優さんです。
 売れるきっかけが、ナタリー・ポートマンの影武者役をやったことであって、影武者役ですから、当然ナタリー・ポートマンに似ていることが起用理由だったと思います。

・激似女優!!「ナタリー・ポートマン」と「キーラ・ナイトレイ」の見分け方
https://matome.naver.jp/odai/2145338272382508801

 次にスター・ウォーズの7作目と8作目のメインキャラクターを演じたデイジー・リドリーを見てください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC
https://www.google.com/search?q=%E3%83%87%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC&newwindow=1&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwinot7szZTiAhWHv5QKHVAqDJcQ_AUIDigB&biw=1704&bih=971
 ナタリー・ポートマン系ですよね。

⇒キーラ・ナイトレイもデイジー・リドリーもイギリス人であることに感慨が・・。
 ところで、そもそも、私が見たスター・ウォーズものに登場した女優はポートマンじゃなく、このどっちかだった可能性がありますね。(太田)

 映画の制作費が巨額の場合、映画が不評に終わった場合、当然赤字も巨額になりますよね。
 ですから、制作する側としては、出演しているだけで一定の集客が見込めるドル箱スターを使いたいわけですが、ドル箱スターはギャラも高いので、代替策としてドル箱スターに容姿が似たギャラの安い新人を起用するということがあるわけです。
 キーラ・ナイトレイとデイジー・リドリーの三番番煎じを狙っている人が多いために、ナタリー・ポートマンに似た人(似せたメイクの人)が多くなっているのだと思います。
 上記のドル箱スターに似ていれば、ギャラが安いという理由で起用してもらえる場合があるという現象はナタリー・ポートマンに限った現象ではないと思います。
 (上記の売れっ子俳優と似た新人を起用するという現象と似た現象として、近年のハリウッド映画には、リメイクもの、アニメ/アメコミの実写化ものが多いという現象があります。

⇒このくだりについては、なるほどね、と思いました。(太田)

 『イコライザー』もテレビドラマの映画化という一種のリメイクで、テレビの方も見たことはありませんが、1980年の『エクスタミネーター』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC
https://www.youtube.com/watch?v=iGKESHzdMPU
のリメイクっぽいのだろうな~と思います。)

⇒テレビとは殆ど関係ない、と、『イコライザー』の映画評(コラム#10544(未公開))の中で書きましたが、(多分見たことがある)『エクスタミネーター』よりは、国際色豊かであることからも、私のストーリー評論向きでしたね。(太田)

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 何度も書いてきたように、支那の慰安婦の方こそヤバイのだ。↓

 「中国、元慰安婦女性を新たに5人確認=最年長者102歳「現在も日本人を恐れている」・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_709149/

 朝鮮日報の後追い報道。↓

 「「韓国で日本ブーム拡大」と韓国紙、食べ物に服飾ブランド、背景に若者の日本旅行増加・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_708881/

 CNNも新幹線の新型車両に強い関心。↓

 Japan tests world’s fastest bullet train・・・
https://edition.cnn.com/travel/article/japan-fastest-bullet-train-alfax-scli-intl/index.html

 繰り返すが、軍隊で(クーデタならともかく)上司筋をすっとばして自分で重要な新たな仕事をすることはありえない。
 上司の杉山元の指示で動いてるのに決まってるの。↓

 「・・・「参謀本部の石原莞爾からも町尻(量基)武官を通じ討伐命令を出して戴き度(た)いと云つて来た、一体石原といふ人間はどんな人間なのか、よく判らない、満州事件の張本人であり乍(なが)らこの時の態度は正当なものであつた」
 先の大戦後、昭和天皇が二・二六事件を振り返って側近らに語った言葉だ。・・・」
https://special.sankei.com/f/society/article/20190512/0001.html?_ga=2.233445912.783300714.1556678406-194765844.1544486342

 誰も乗客達を非難しちゃいないさ。
 乗務員達を非難してんのよ。↓

 As passengers fled a burning plane in Moscow, some stopped to get their luggage. Don’t be too quick to judge.・・・
https://www.nytimes.com/2019/05/11/sunday-review/plane-accident-psychology.html

 国際ルールをあからさまに無視する米国とは違って「抵触のケースも」ある程度のことだろ。
 そもそも、土地の無償提供、税制上の優遇、等々、「補助金」たって様々だからなあ。↓

 「中国の産業補助金とは WTOルール抵触のケースも ・・・
 中国政府は、実際に補助金を出しているのは地方政府だとして、全容の把握や取り締まりが難しいとの立場だ。・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO44480270X00C19A5EA2000/

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 何度も人民に通知・宣伝していただき・・。↓>
 「名作アニメ「千と千尋の神隠し」 中国で公開へ・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0511/c206603-9577196.html
 <ここからは、サーチナより。
 トイレの話以外は新しい。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、中国人の目に映る「日本独特」の事物について紹介する記事を掲載し、「日本人は想像力が豊かであり、同時に独特な思考回路を持っている」と伝えている。
 記事は、中国人の目に映る「日本ならではの事物」を写真で紹介している。まず1つ目に紹介したのはJR東日本が運行している足湯付き新幹線車両「とれいゆ」だ。新幹線の車両内に足湯を楽しめるスペースを設け、車窓からの風景と足湯によるリラックスを乗客に提供するという考え方は「日本人独特」に感じられるのだという。
 さらに、高速道路のサービスエリアなどに存在するトイレの利用状況案内パネルを挙げ、これも「日本独特」であると指摘。利用状況案内パネルは空いている個室を色分けして一覧表示するもので、どの個室が使用中なのか、大人はもちろん子どもでも一目瞭然であるため、確かに便利だ。
 さらに記事は、百貨店の食品売り場に存在する「冷蔵ロッカー」を紹介。百貨店で購入した生鮮食品や生菓子などを一時的に預けることができ、その後の買い物の最中に食品が痛むのを防ぐことができるものだ。これは中国の百貨店にはまずないサービスであるため、その利便性に驚くと同時に、「日本の百貨店ならではの顧客サービス」と感じられるという。
 また、エレベーター内にちょっと座ることができる椅子があり、しかも椅子の内部には緊急時用に非常用ライトや飲用水が配備されていたり、また簡易トイレにもなる仕組みであることを紹介。こうした椅子はどのエレベーターにも設置されているわけではないが、これも「危機意識の強い日本人ならではの発想で生まれたもの」と感じられるらしい。記事が紹介している事物に共通しているのは「他者への配慮」という点であり、こうした気配りや配慮が日本社会のいたるところに存在すると伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1678655?page=1
 <まだまだ分析不足の感が否めないが・・。↓>
 「中国とは逆・・・どうして日本ではケンタッキーよりマクドナルドのほうが人気があるのか・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1678660?page=1
 <定番だが、よく書けている。↓>
 「中国メディア・東方網は・・・「日本はどうやって世界的にトップレベルと言われる良好な医療環境を作り上げたのか」とする記事を掲載した。
 記事はまず、医師が日本の社会においてステータスが高く、多くの収入を得られる職業と見なされていることを紹介。その分医師になるために越えなければならないハードルは非常に高く、大学で6年学んだ後指定の病院で研修医として5年間研鑽を積み無必要があり、11年かけてようやく一人前の医師になれるとした。
 また、日本の街には個人が開業する病院や診療所が多く、風邪など市民の日常的な診療ニーズを概ね満たしていると説明。中国ではしばしば末端医療機関の質に関する問題が取り沙汰されるが、日本では経験を積んだベテラン医師でないと個人開業できないようになっており、規模は小さいクリニックでも診療の質、サービスの質ともに十分保証されているのだと伝えている。
 さらに、日本の医療従事者は患者を見下したり邪険に扱ったりすることなく、敬意をもって親切に対応してくれ、熱心に病状について説明してくれるとも紹介。さらに、入院病棟を含む病院内の環境が、思わず親指を立てたくなるほど優れているとしたほか、入院ベッド数も1000人あたり13.7床と世界トップで、世界平均の3.7床をはるかに上回っている点も注目に値するとの見方を示した。
 このほか、日本の公的な医療保険制度も日本で十分に医療サービスを受けることができる大きな要因になっていると指摘。1950年代からすでに「先に診療して、あとから支払う」体系ができているほか、国民皆保険制度は合法的な滞在資格を持つ外国人居住者も加入可能であり、70歳まで医療費の3割負担、70歳以降は2割または1割負担という恩恵を受けることができるとした。さらに、1か月の医療費の個人負担分が8万円を超えた分については、その金額の多寡を問わずに政府が費用を負担する点にも言及している。
 記事は、「医師から病院、さらに国の医療保障制度に至るまで、われわれが学ぶ価値が大いにある」とし、日本の制度を参考にして医療制度改革を進め、現代の中国社会で頻発している病院や医師と患者間のトラブルの撲滅を実現することに期待を寄せた。」
http://news.searchina.net/id/1678669?page=1
 <最近の定番。↓>
 「日本のスポーツ界は「実力を付けてきている」、東京五輪では気を引き締めないと・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1678670?page=1
 <なるほど。このほか、口元に自信がない女性もマスクしてるな。↓>
 「・・・中国メディアの快資訊・・・記事は・・・日本人がこれほどマスクを重用するのは日本人の衛生意識が高いためではないと指摘し、日本人は「他人の目から自分のプライバシーを守るために使用しているのだ」と指摘。サングラスは眩しさ軽減と同時に、素顔を隠せる利点があるが、日本人はマスクをサングラスのように素顔を隠す目的で使っているのだと強調した。
 さらに記事は、現代の日本人の人間関係は複雑になっており、様々なストレスから逃れるために多くの人が普段からマスクを着用するようになっていると強調し、それは他人から迷惑を掛けられたくないことの表れでもあると主張。日本人がマスクを着用するのは「サングラスをしたり、イヤホンで音楽を聴いて雑音をシャットアウトするのと同じことなのだ」と伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1678672?page=1
 <角度が新しい。↓>
 「・・・中国メディアの捜狐・・・記事は・・・中国と日本の工業はほぼ同時期に近代化に向けて歩み始めたものの、日本が西欧諸国から技術を学びながら急激な進歩を遂げる一方で、中国は国内の政治的要因などによって日本のような成長ができなかったと指摘。政治的要因とは文化大革命や大躍進の失敗などを指していると思われるが、これによって日本との差は非常に大きくなってしまい、自動車分野においてはいまだに差を埋められずにいると分析した。
 また、日本は民間企業が独自に研究開発を行い、競争のもとでより良い製品作りを行ってきたと指摘する一方、中国は当初、国家が自動車作りのノウハウを管理し、民間企業に自動車生産を許してこなかったことも自動車産業の成長を阻害する結果になったと指摘し、こうした要因が今日における日系車と中国車の競争力の差につながっているのではないかと考察した。」
http://news.searchina.net/id/1678673?page=1
 <切磋琢磨してね。↓>
 「・・・今日頭条・・・記事は、ALFA-Xは安全性能が向上しており、地震対策も行われた車両であると紹介したほか、着雪しにくい⾞体構造の試験も行われる予定だと紹介。また、中国高速鉄道の現在の最高営業時速を上回る時速360キロを見据えていることを伝え、「2030年ごろをめどに新車両が導入され、新幹線の時速は360キロまで引き上げられる見通し」と紹介した。
 これに対し、中国人ネットユーザーからは「わが高速鉄道は本来、時速400キロで走行することも可能だが、安全のために速度を引き下げているだけだ」、「2030年に時速360キロを実現しても、その頃に中国高速鉄道は時速500キロに達しているはずだ」など、ライバル心をむき出しにしたコメントが数多く寄せられていた。」
http://news.searchina.net/id/1678674?page=1
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<太田>

 LiveSmart Supportから返事がパタッとこなくなってしまいました。
 お手上げということか、大々的シミュレーションをやってくれているということか。
 ま、現在の状況で、私自身はさほど不満じゃないので、このままでも構わないと言えば構わないんですが・・。
 なお、昨日から、初めてのことですが、空調機の音声でのオン・オフが出来なくなっています。
 こんな調子じゃ、スマート鍵なんてのは、アブなくて利用なんてできませんね、
 また、そもそも、私みたいに、新技術そのものに興味があるだけじゃなく、声を出す機会を増やすことに意味がある人間じゃなきゃ、まだ、スマートハウス化なんて、試みるには早過ぎるってことのようです。
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太田述正コラム#10550(2019.5.12)
<三谷太一郎『日本の近代とは何であったか』を読む(その18)>

→非公開