太田述正コラム#10619(2019.6.16)
<皆さんとディスカッション(続x4105)>

<太田>(ツイッターより)

 「プーチン激怒、ブンむくれ金正恩。安倍首相の外交が失敗続きの理由…」
https://www.mag2.com/p/news/400573?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000125_sat&utm_campaign=mag_9999_0615&l=lya063889f
 「イラン訪問の安倍首相、トランプの伝言役としての役割…果たせず…」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E8%A8%AA%E5%95%8F%E3%81%AE%E5%AE%89%E5%80%8D%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%80%81%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E3%81%AE%E4%BC%9D%E8%A8%80%E5%BD%B9%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AE%E5%BD%B9%E5%89%B2%E3%81%AF%E6%9E%9C%E3%81%9F%E3%81%9B%E3%81%9A%E4%B8%80%E8%B9%B4%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%82%82%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E5%A0%B1%E9%81%93%E3%81%A8%E6%B5%B7%E5%A4%96%E5%A0%B1%E9%81%93%E3%81%AB%E9%BD%9F%E9%BD%AC/ar-AACTHxJ?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp#page=2
 そんなの彼が1回目の首相になる前から分かってたさ。
 そんな人物が首相になれるのはなぜかを考えなきゃあ。

<太田>

 関連記事だ。

 「イランが英に抗議 タンカー攻撃関与断定で・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%81%8C%E8%8B%B1%E3%81%AB%E6%8A%97%E8%AD%B0-%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%94%BB%E6%92%83%E9%96%A2%E4%B8%8E%E6%96%AD%E5%AE%9A%E3%81%A7/ar-AACVTX4?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp
 <一貫して毅然たるイラン。↓>
 For much of this year, two beliefs have held firm in the halls of power in Iran: US attempts to strangle its economy cannot be tolerated and Donald Trump has no intention of going to war.・・・
https://www.theguardian.com/world/2019/jun/15/tehran-has-held-firm-in-its-tussles-with-trump
 <英労働党は米英両政府に批判的。↓>
 Tensions remain high as Arab League calls for restraint – and Labour warns of UK being drawn into conflict・・・
https://www.theguardian.com/world/2019/jun/15/iran-us-divisions-deepen-over-gulf-of-oman-oil-tankers-attack
 <独政府も米英両政府に批判的。↓>
 Germany Joins Chorus Casting Doubt on Trump Administration Claim That Iran was Behind Attack on Oil Tankers・・・
https://www.newsweek.com/iran-gulf-oman-germany-trump-administration-1444112
 <米ニューズウィーク誌は米英政府寄りの中立。↓>
 ・・・”The truth of the matter is either you have evidence, or you don’t,” he said. “Is there hard evidence that Iran is guilty? The answer is no. But is it probable that Iran is guilty? I would say the answer is yes. But those are two very different things.”・・・
https://www.newsweek.com/intelligence-experts-question-iran-video-us-track-record-ginning-evidence-war-not-good-1444169
 <NYタイムスは完全中立。↓>
 ・・・While we cannot be sure whether this is a Gulf of Tonkin-style incident, we can say for certain this is not the slam-dunk evidence that some would like to claim it is. In the escalating conflict between the United States and Iran we have to work on all the information available, not just what one side presents.
https://www.nytimes.com/2019/06/14/opinion/iran-tanker-attacks.html
 <アフガニスタンでの話だが、何でも黒幕をイランに仕立て上げる米国政府。↓>
 The Taliban claimed an attack on U.S. forces. Pompeo blamed Iran.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2019/06/15/taliban-claimed-an-attack-us-forces-pompeo-blamed-iran/?utm_term=.58bc530a8bbb

<yCIwyYkQ>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

≫米CIAの珍しいクリーンヒットかもね。≪(コラム#10617。太田)

 本当に意味がわからないんですが、解説お願いします。
 香港の「逃亡犯条例」改正案が可決したら、何がどう問題なのか、さっぱり。
 なんでCIAが妨害しなきゃいけないの???

⇒丸投げ質問はダメ。
 例えば、コラム#10617で引用した
https://blogos.com/article/384590/
の前半の、どこが、どう疑問?
 「なんでCIAが妨害しなきゃいけないの???」は、CIA(米国政府)としちゃ、別に個別案件の妨害がしたいとかしたくないとかいうことじゃあなく、香港に騒擾を引き起こし、中共を困らせることにメリットがあるだろってこと。(太田)

<太田>

 関連記事だ。

 それだって、イニシエーターがいたはずだろ。↓

 「香港、リーダーなき反政府デモの「勝利」 テレグラム利用で情報共有・・・」
https://www.sankei.com/world/news/190615/wor1906150023-n1.html

 ますます、CIAが怪しい。↓

 「火炎瓶投げ込まれた香港デモ 警察はマフィアの関与示唆・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/16626348/

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 さあ、実際にはどうなるかねえ。↓

 「・・・日産の思惑としては、フランス政府が持つ15%のルノー株を日産側で引き取りたいということであろう。ただ、15%すべてを引き取ると、日産のルノーへの出資比率が30%になって25%を超えるので、ルノーの日産に対する議決権が消えてしまうために、さすがにそれはルノーが許さないだろう。25%を超えないようにフランス政府からルノー株を日産が買い取り、残りは三菱自動車など三菱グループに引き取ってもらう手もある。・・・」
https://blogos.com/article/384274/

 早く打ち切れっての。↓

 「5%割れなら打ち切りも…NHKが画策する「いだてん」終了プラン・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_549706/

 「2」に尽きとるよ。↓

 「NHK「いだてん」の視聴率が極めて冴えない理由・・・
1. 構成が凝りすぎている
2. 有名な偉人によるよく知られた歴史譚でない
3. 朝ドラみたい・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/entertainment/tv/nhk%EF%BD%A2%E3%81%84%E3%81%A0%E3%81%A6%E3%82%93%EF%BD%A3%E3%81%AE%E8%A6%96%E8%81%B4%E7%8E%87%E3%81%8C%E6%A5%B5%E3%82%81%E3%81%A6%E5%86%B4%E3%81%88%E3%81%AA%E3%81%84%E7%90%86%E7%94%B1-%E5%A4%A7%E6%B2%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E%EF%BD%A2%E6%AD%B4%E4%BB%A3%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E8%A8%98%E9%8C%B2%EF%BD%A3%E3%81%AE%E6%84%8F%E5%91%B3/ar-AACW4tP?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp#page=2

 そんなん、全て、鄧小平の掌の上で踊らされただけだろが。↓

 「・・・天安門事件は中国国内に大きな衝撃を与えていた。鄧小平の始めた新政策に対する批判も強まっていた。国を開き国内を改革する政策が、西側の価値観に同調し共産党に反対する勢力を増長させたと、厳しく批判されていた。日本政府は中国の改革開放政策を持続させることにより、中国と国際社会の関係を維持するべきだと判断した。・・・
 そこで中国側に動きをつくらせ、それをテコに対中経済協力の敷居を下げる外交努力をすることになった。私も何度もアメリカに足を運んだが、アメリカ側は世論を納得させる決め手を何にしたらいいか決断しかねていた。われわれには時間がない。そこで当時、北京のアメリカ大使館にかくまわれていた方励之の出国問題に絞って工作することにした。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%85%B1%E7%94%A3%E5%85%9A%E3%81%AE%E3%80%8C%E4%B8%80%E5%85%9A%E7%8B%AC%E8%A3%81%E3%80%8D%E3%81%8C%E4%BB%8A%E3%82%82%E7%B6%9A%E3%81%8F%E3%83%AF%E3%82%B1/ar-AACULTV?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp#page=2

 ハイテクじゃあないけど・・。↓

 「日本のガラパゴス工具「ネジザウルス」が世界中で飛ぶように売れる理由・・・」
https://diamond.jp/articles/-/205315?utm_source=weekendsp&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor

 朝鮮日報の日本一部礼賛(日本文明一部継受)記事群だ。↓

 <後任の東京特派員も美人の女性。↓>
 「「時間厳守の国」日本、なぜバスはよく遅れるのか・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/06/14/2019061480135.html?ent_rank_news

 南北戦争についての新説が出た。
 案外、正解かも・・。↓

 ・・・Christians, North and South, looked to biblical stories of deliverance to explain how society could be transformed. For Confederates, deliverance was simple: They would be delivered from the tyranny of Northern political opinion. Enslaved people similarly saw deliverance in stark terms: escape from the tyranny of masters.
 <要は、南部も北部も黒人奴隷達も、各自勝手解釈によるところの、聖書の記述なる妄想に突き動かされてたってワケ。↓>
 But how did white Northerners understand deliverance? Varon argues that many of them believed that white Southerners needed deliverance from their “scheming leaders,” the despotic planters who shut down public debate and dominated the political system. Once freed, the great mass of white Southerners would begin to think for themselves and, ineluctably, emulate the prosperous and free North. White Southerners’ political independence would then free the nation from the sway that planters exercised over politics and policy, a sway Northerners denounced as a despotic slave power.・・・
https://www.washingtonpost.com/outlook/why-did-the-north-fight-the-civil-war/2019/06/14/c6c8ad14-7332-11e9-8be0-ca575670e91c_story.html?utm_term=.157488be7d56

 面白そ。↓

 「7億5000万年前、あなたの住む街がどこにあったか分かる地図サイト・・・」
http://dinosaurpictures.org/ancient-earth#240
https://buzzap.jp/news/20190614-ancient-earth/ ←そのサイト

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 大儀であった。↓>
 「中国産の産業ロボットが日本の物流市場に進出・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0614/c95952-9587674.html
 <ここからは、サーチナより。
 定番。↓>
 「日本人が「紙幣を偽造しない」理由、その考え方は「完全に正しい」・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1679748?page=1
 <はいその通り。↓>
 「高速鉄道の発展を牽引してきた日本、そこには障害を突破するイノベーション力があった・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1679750?page=1
 <当たり前の話しか書いてないが、とにかく、習ちゃんが日本文明総体継受の売り込みに懸命ってことがよく分かるので、多目に引用しておく。↓>
 「中国メディア・東方網は・・・「日本人がどれほど中国文化を熱愛しているかは京都の古代建築を見れば分かる」とする記事を掲載した。
 記事は、数ある日本の観光地の中でも特に京都は中国人をはじめとする外国人観光客に人気が高く、なかでも中国人観光客は現地の古典建築に親近感を覚えると紹介。特に、寺や神社、そして二条城のような庭園建築には明らかな盛唐期の中国の面影が残っているとしたほか、一部の仏教の宗派は唐代の中国に直接の源を持つと伝えた。
 そして、ベトナムやシャムなどの国が古代中国の付属国になったのに対し、日本は独立を保ち続けた一方で、中華文明を崇拝する姿勢を長きにわたり持ち続けたと説明。そのピークは盛唐の時期で、当時両国は仏教文化を柱とした交流を頻繁に進め、日本からはしばしば長安へ使者が派遣されて言語や礼儀、茶道、服飾などの文化を学んで帰ったとしている。
 記事は、唐の時代のエッセンスが京都の古代建築に色濃く残されているとしたほかに、京都にある一部の庭園には宋代、元代の跡も見ることができると紹介。金閣寺、銀閣寺、永観堂などの庭園には、中国の皇家園林、蘇州園林の面影を見つけることができると伝えた。
 そのうえで、京都をはじめ、日本では古代中国の影響を色濃く受けた文化財の保護に全力が尽くされており、良好な歴史的風貌が今もなお保たれているとしたうえで、「こういった点から、多くの日本人にとって古代中国文化の地位は非常に高いことが見て取れるのである」と結んだ。」
http://news.searchina.net/id/1679751?page=1
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<太田>

 スマホ連動機能もない廉価版が、外国系メーカー製品の同機能付きに匹敵するくらいのお値段なんだから、当然、と言うべきかもしれませんが、ルーロ、昨日も快調でした。
 (風呂場スピーカーも引き続き快調です。)
 少し、前のより大きくなってるようですが、ゴミ捨てを毎回やらなくてよさそうだし、ゴミ捨てそのものもはるかに簡単にできるようになっていました。
 なお、風呂場スピーカー不使用時に、音楽ファイルをX299で奏でてたら、久しぶりに同パソコンの電源が切れてしまったのですが、再起動して、何事もなかったかのように、回復しました。
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太田述正コラム#10620(2019.6.16)
<三谷太一郎『日本の近代とは何であったか』を読む(その52)>

→非公開