太田述正コラム#1319(2006.6.26)
<読者との対話(続)>
1 始めに
 その後再び、有料購読申込者数が伸び出して、現在80名です。85名が目前になってきました。
 そこで、この目標達成を祈念しつつ、読者の皆さんとの対話を続けたいと思います。
 その前に、腰を折るようで恐縮ですが、有料講読に関し、「有料講読を中途解約されても、コラム送付は止めますが、既にお支払いになった会費の返還はいたしません。太田が事故・病気等の理由(診断書等を公開)で執筆できなくなった場合や、死亡した場合も会費の返還はいたしません。」という条件を付加させていただきます。
 後出しの条件ですので、既に会費を振り込んだけど、解約するので会費を返して欲しいと思われた方はご連絡ください。返送の振り込み料当方負担で会費をお返しします。
2 対価か寄付かで悩む読者
こんばんは。
私も7月まではまだ1週間有るし、と構えていたクチですが、”NEWS LETTER 2006.6.24”に有った検討中の方の文章で思うところが有り、これは反面教師と申し込みを決めました。
対価を払う意義について考えさせられました。
確かに太田さんの文章では読者への有料サービスをするという意識が薄いように感じます。
どこか寄付を募っているような印象なのです。
有料化に当たって収支計算の目論見がオープンなのは誠実さの表れと思います。
しかし優れたコラムであっても有料サービスとなれば価格対効果で評価されるでしょう。
私の最も望んでいる所は、優れたコラムが一人でも多くの人の目に触れるの事で、太田さんのコラムも勝谷誠彦さんの日記のように多くの人に読んでもらいたいです。
一刻も早く既存の大手メディアに対抗し得るネットジャーナリズムが育って欲しいのです。その点で、太田さんの多くの人に読んでもらう為の計画と言いますか、野望が分りません。
1万円/年と言えばJCB等のゴールドカード会費と同じですが、クレジットカードと考えれば高いものが、保険が付帯してるので安いと感じます。
太田さんのコラムは確かに秀逸ですが、これだけ情報が溢れている状況では、文字列のコラムだけの価格として1万円/年が私にとって妥当なのか。
例えば、i-mode等の携帯サイト登録は大体300円/月。
比較としておかしいのは承知ですが、私のような学も何も無い人間が情報にお金を出す時はそんなものです。
元を取ろうと息抜きやイベント(off会等でなくメディア上の)等のオマケも求めてしまいます。
それが全くの余分や無駄であっても、お得感の演出は必要です。
失礼ながら、太田さんはこういう下世話な演出には慣れていらっしゃらないように思います。
有料化が私の希望に沿う形で進むのかどうか。
しかし、ネットジャーナリズムの為に太田さんに寄付をするのなら納得がいきます。
本件、できれば私のような人間の願いも頭の片隅に留めて頂ければ幸いです。
以上、宜しくお願い致します。
<太田>
 バックナンバー(主要関連投稿等付き)収録テキストファイルの特典ではお得感まではいきませんか。いずれにせよ、来年以降の特典をどうするか考えなければいけませんね。
3 同業の読者
2004年12月から1年半ほどニューズレターを配信していただいているxxと申します。
しばらく海外出張していて、有料化の案内を見落としていました。
同業の後輩として、このような形で世の中に啓蒙活動されている立派な先輩への応援を是非ともしなければなりませんので、当分の間有料購読を続けさせていただきたいと思います。
4 帰国組の読者
太田述正様。
読者のxxです。去年は何度かメールさせて頂きました。
遅ればせながら、有料購読を希望します。
私は8年の○○滞在から帰国して一年半が過ぎます。○○ではNYタイムスやエコノミスト等を読み、同僚の大学院生と政治の話を繰り広げるという生活でした。日本へ帰ると政治の話をする相手もおらず、日本の新聞の読み応えには大いに不満があり、結局ニュース自体を読むソースは太田さんのコラムのみとなっていました。
最近、そういう現状を改善しようと、フォーリンアフェアーズ誌の定期購読を始めたところですが、こちらが年間6部で8400円なのと比べると、どうみても太田さんコラムは質・量の両面から見てお買い得ですね。
今後とも、面白いコラムを期待しています。よろしくお願いします。
<太田>
 フォーリンアフェアーズよりも高い、とお聞きするとちょっと冷や汗が出ます。頑張らなくっちゃ。
5 投稿でおなじみの読者
いつも太田さんのメールマガジンを愛読させていただいております。
読者のxxと申します。
 (○○というハンドルネームで掲示板に何回か投稿したことがあります)
 遅くなりましたが、有料購読の申し込みをお願いいたします。
 私は太田さんのメールマガジンを読み始めて3年ほどになりますが、読者を増やすのは本当に難しいことですね。
 内容が良くても何かしらのきっかけがないと大幅に読者が増えることはないのでしょうか。
 この分野で多くの読者を獲得している田中宇氏は、過去に大手ポータルサイトであるMSNの立ち上げの際に誘われてマイクロソフトに入社し、一定期間MSN上で記事を書き続けた結果、あれだけ知名度を上げて複数の書籍を出版し国際情勢の解説者としてテレビ等に出演するまでになりました。
http://tanakanews.com/whois.htm
 太田さんなら大手サイトに数編のコラムが載るだけで田中宇氏より多くの読者を獲得できると思いますので、それを実現できればいいのですが、それをするには、その筋のコネや伝手がないと不可能に近いのかもしれません。(田中宇氏は元共同通信記者です)
 などと書いていると、気が滅入ってきますが、有料化したということで、余剰資金があれば、それを使って他のコラムに広告を載せてもらうというのも、考えてみてもいいかもしれません。
 有料化した太田コラムの今後の展望について、太田さんのお考えを聞けたらと思います。
<太田>
 有料購読者の増加と無料購読者の目減りの食い止めにより、経費を賄うとともに、将来的には、全面的無償制へ復帰することが私の願いです。
 なお、近々立ち上がる某携帯メール雑誌の常連執筆者の一人になりそうです。2週間に1回執筆して小遣い銭程度にはなるということですが、名前が少しでも売れることを期待しています。
6 近畿在住の読者
xx県のxxと申します。
この三年ほどコラムを拝読してまいりました。
一時期政治・外交・安全保障等の分野のメールマガジンを手当たり次第購読しておりましたが、多くは五十五年体制の下で「保守本流」を称してきた勢力と同様、保護国に甘んじ続ける事により「われらの安全と生存を確保しようと」し、より完全な植民地化を進めるような立場からのものに過ぎませんでした。
これらをあえて読む必要もありませんので、次々と解除しましたが、残った中にも典拠が示されないなど、情報としての質に問題のあるものが多く、必ず全文に目を通すのは太田さんのコラムのみとなっておりました。
日本人の通例であり、そして戦争の敗因の一つでもある「情報はタダで手に入るもの」という思い込みから脱却するためにも、購読を申し込ませていただきます。
<太田>
 そうおっしゃっていただくのはありがたいですが、情報を基本的にインターネットで(プロバイダーに支払っている固定的経費はさておいて、)タダで手に入れて、加工して皆さんに配信してきた私としては、配信を部分的に有料化せざるをえなかったことに忸怩たる思いがしています。
7 古くからの友人である読者
太田さんの行動にはすこしハラハラさせられますが、今回は新たな出発点になればいいですね。
ネット情報無料文化が大勢の中で、今回の有料化は面白い第一歩だと思います。有料と無料で回数を分けるというのもなるほどと思いました。無料の人も太田コラムを読んでいる人たちですからね。太田さんのコラムは多くの人に読まれて議論をするのが重要です。掲示板はどう切り分けられるのですか。安全保障や外交は票にならないと言われた時代が長く続きましたが、日本は徐々に政治の季節に入ってきていると思います。
鯨は私は外務省が頑張ってきたテーマだと思います。逆に日本国内で食文化の伝統を守ろうという力が弱いから、海外の反論(メディア)も日本の若者はハンバーガー嗜好で鯨肉は売れずに余っているという論調が目につきます。
<太田>
 ホームページの掲示板とブログの掲示板は、従来通りの運用を行っていくつもりです。有料配信分も無料配信分も、区別なく、自由にご投稿ください。
8 まぐまぐでの読者
東京在住のxxと申します。
毎日のコラム執筆と配信お疲れさまです。
遅くなりましたが、コラムの有料購読を申し込みさせてください。
太田さんのコラムは、本年(2006年)4月20日より、「まぐまぐ」にて拝読させていただいております。
当方も仕事上で実態調査・文献調査を行って文章を書くことが多いのですが、毎日、しかも複数回、様々なテーマについての調査と論文執筆は困難なことで、それを継続していらっしゃるのは凄いことだと思います。
また、日本の政治家・行政・識者・マスコミがちゃんと扱わない分野の諸問題について、深い見識と的確な指摘を提示されていることは非常に素晴らしいと思います。
特に、「朝鮮日報の隠れ親日報道」や「アングロサクソン論」などの指摘は、非常に興味深く、勉強になりました。また、「日本が米国の保護国である」という御指摘も、平素より素人ながら感じていたことと同一でした。
コラム有料化のお話しには、少々戸惑いもあり、仕事の忙しさにかまけてしばらく保留してしまったのですが、今後の日本の方向性を正していくためには、太田さんのコラムのような適切な情報が広く普及し、日本人全体の知識・教養水準を高めていく必要があると考え、少しでもそれを後押しできればと有料購読を申し込むことにいたしました。
それでは、毎日の執筆は大変だと思いますが頑張ってください。
これからも素晴らしいコラムを期待しております。