太田述正コラム#12497(2022.1.8)
<皆さんとディスカッション(続x5043)>

<oMU4Clu7>

 ↓の中野剛志という人、太田さんと近い考えのようですね。
https://diamond.jp/articles/-/231351
 もっとも、現職の経産省職員のようなので
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E9%87%8E%E5%89%9B%E5%BF%97
、だからこそでしょうが、「日本が事実上、米中両国の「属国」としての地位に置かれることに等しい」云々と寸止めの言い方です。(ひょっとして彼はコラム見てるかも。)
 ↓のように中央銀行や不換紙幣と戦争との結び付きに言及があることも近い考えと思わせる要因でしょうが。
https://diamond.jp/articles/-/231385
 現職でそれなりの課長ポストにいる人の、このような言論が許されていることが、コラムでおっしゃる経産省の宗主国移行戦略を裏付けているようにも見えます。

<太田>

 私がTVに出ていた頃に、大阪と東京で何回か共演したことがある、労働省OBの中野雅至教授
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E9%87%8E%E9%9B%85%E8%87%B3
・・彼は、当時、私のコラムを読んでいて、私の属国論を知っていた・・と似た名前の人がいるなあ、と思いつつ、中野剛志の書いたものとか話したこととかを読んだことがなかったので、初めて(どちらも彼が話したことですが)、読ませてもらいました。
 あなたが結論的におっしゃっていることはその通りだと思います。
 わざわざ(中共封じ込めを事実上謳っていた頃に)TPP反対論考を彼に書かせたり、経産省も芸が細かいですねえ。
 それにしても、彼の評論家ないし学者としての矜持に大いに疑問符がつくハナシではあります。
 なお、私のコラムを読んでいるかいないかは知りませんが、彼の言ってることの多くの部分に私は不同意です。
 とても全部は取り上げられないので、少しだけですが、以下に目を通してください。↓
○前の方の記事から:
 <核時代に入ってからはそうとも言えない。北朝鮮を見よ。↓>
 「・・・戦争を避けるためには、・・・勢力不均衡をつくってはならな<い>。・・・
 <「いま」ではなく、「戦後」。↓>
 いまの日本では、財政担当は国防よりも目先の財政健全化を優先し、国防担当は「財政的に無理」と言われると反論できないのが実情。
 <もうそれを通り過ぎ、日本は脳死してしまっている。↓>
 そのため、日本は非常に危険な状態にあると言わざるを得ない・・・
 <中共はそもそも覇権国家など目指していない。↓>
 中国は、アメリカと「世界の覇権」を争っているわけではなく、せいぜい東アジアにおける地域覇権国家になることを目指しているにすぎない・・・
 <米国にモンロー主義時代の西半球地域覇権国家回帰の将来はない。中共は中南米も「席捲」するだろう。いずれにせよ、米国には中共封じ込めに今のところ強い戦略的動機がある。↓>
 アメリカは西半球の地域覇権国家、中国は東アジアの地域覇権国家として、両国は太平洋を挟んで十分に共存することができますからね。だから、アメリカには、かつてのソ連封じ込めとは違って、中国封じ込めに強い戦略的な動機がない・・・
 <米国はニクソンドクトリンの当時から、日本を「独立」させたい願望があり、それは現在でも変わっていない。↓>
 もしアメリカが中国を東アジア秩序の基軸と認めるとすると、中国に対抗しようとする日本は東アジアを不安定化させるおそれがあり、アメリカにとって好ましからざる国家ということになります。・・・
 <ありえない。結果としてそうなることはありうるが・・。↓>
 アメリカは中国を地域覇権国家とする東アジア秩序を容認したうえで、日本に対しては、中国中心の東アジア秩序に従属することを求めることになるというシナリオもあり得ることになります。
 <核抑止力を、潜在敵国同士である二つの大国の両方に同時に依存できるはずがない。↓>
 それは、日本が事実上、米中両国の「属国」としての地位に置かれることに等しいわけです。・・・
 <中共に核抑止力の一部または全体を依存するのが「悪夢」だとして、米国にその全体を依存し続けたことの結果脳死に至ったことは「正夢」なのだが・・。↓>
 このような、日本にとって悪夢のようなシナリオも、決して非現実的ではないんです。
 <脳死した日本が自主防衛を目指す?・・悪い冗談だ。↓>
 ・・・そのような事態を防ぐには、日本は自主防衛について真剣に考える必要が・・・当然・・・ある・・・」
○後の方の記事から:
 <「資本主義」を除き、それが常識ではないのは日本人だけ。なお、「資本主義=個人主義=ゲルマン文化由来のイギリス人のway of life」、というのが、(面倒くさいから単純化するが)私の説であることはご承知の通り。↓>
 「ヨーロッパ各国が戦争を繰り返すなかで、試行錯誤をするうちに、知らず知らずのうちに、貨幣制度も中央銀行も資本主義も、そして国家すらも生み出されてきた<という、>・・・かなりショッキングな事実<があります>・・・
 <「国家」=「欧米の国家」、としないと誤り。↓>
 そもそも、戦争と国家は不可分な関係にあります。・・・」

<太田>

 コロナウィルス「問題」。↓

 <天下泰平。↓>
 「・・・死亡・・・1万8399人・・・前日比 +1人・・・」
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data-all/
 <ヤメてー。↓>
 「東京都 飲食店の人数制限4人以内に 小池知事「改めてのお願い」・・・」
https://blogos.com/article/575701/

 それでは、その他の記事の紹介です。

 そっかー。↓

 「いまや世界各地で人気を集めている日本食。それに伴い、日本食に欠かせない調味料・しょうゆも世界に浸透しつつある。アメリカ、中国、イギリスなど世界各国に輸出され、現地生産もされている。しかし、アジアのある大国へは進出がままならなかった。約14億人の人口を抱えるインドである。製造上の食品規制が厳しかったことがその理由だ。
 それが、2021年7月から規格が変更され、日本の本醸造しょうゆの販売が正式に認められることになったというのだ。・・・
 ・・・しょうゆ・・・出荷量は1973年の約129万キロリットルがピークで、2002年に100万キロリットルの大台を割り込み、2019年は約74万キロリットルと、ピーク時の57%の水準まで落ち込んでいる。ここ10年以上、減少傾向がとまらない。1人当たりの消費量は1973年に年間11.9リットルだったが、2019年は5.9リットルと半分に減っている。人口減が続くなかで、今後も国内需要は縮小していきそうだ。
 減り続ける国内需要と裏腹に、輸出や海外生産は増え続けている。平成以降の輸出数量をみると、1989年の8418キロリットル(約16億円)が2019年には3万7101キロリットル(約77億円)にまで増加した。20年間で数量は4.4倍に、金額ベースでは4.8倍に拡大しているのだ。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/money/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e9%86%a4%e6%b2%b9%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%81%8c%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e3%81%ab%e7%86%b1%e8%a6%96%e7%b7%9a%e3%82%92%e6%b3%a8%e3%81%90%e7%90%86%e7%94%b1-%e8%a6%8f%e5%88%b6%e7%b7%a9%e5%92%8c%e3%81%a7-%e6%9c%ac%e9%86%b8%e9%80%a0%e3%81%97%e3%82%87%e3%81%86%e3%82%86-%e3%81%8c%e8%b2%a9%e5%a3%b2%e5%8f%af%e8%83%bd%e3%81%ab/ar-AASvHvw?ocid=UE03DHP

またー京大だな。
 東大からは、こういう面白い研究もノーベル賞級研究も殆ど出ないねえ。↓

 「日本や中国などに生息するコウモリの一種は、大陸と地続きだった約43万年前に日本列島へ渡って独自に進化した後、約8万年前以降に海に隔てられていた大陸へ「再進出」したとする研究結果を、京都大チームが発表した。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%83%A2%E3%83%AA-%E5%A4%A7%E9%99%B8%E3%81%B8%E5%86%8D%E9%80%B2%E5%87%BA%E3%81%AE%E9%81%8E%E5%8E%BB-%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E8%A7%A3%E6%9E%90%E3%81%A7%E9%80%B2%E5%8C%96%E3%81%AE-%E7%B5%82%E7%9D%80%E7%82%B9-%E8%A6%86%E3%82%8B/ar-AASwoTB?ocid=msedgntp

 日・文カルト問題。↓

 <またも50人突破。↓>
 「・・・死亡者は54人で累計5986人となった。・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/286492
 <まだ諦めていないらしい尹候補。↓>
 「韓国大統領選候補支持率 李氏36%・尹氏26%=安氏は15%で好感度1位・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220107002000882?section=politics/index
 <予備選で競った相手と「会談」したってなあ。↓>
 「尹錫悦氏と洪準杓氏、早ければ来週にも会合・・・」
https://www.donga.com/jp/home/article/all/20220108/3132664/1

 全然説明になってないなあ。
 大体からして、駐ソウル特派員に記事を書かせるなんて・・。↓

 Kazakhstan president gives shoot-to-kill order against protesters, dismissing calls for negotiations・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2022/01/07/kazakhstan-russia-protests-csto/

 日本に来てくれないかしら。↓

 Bulgaria’s population shrunk more than 11 percent over the past decade, according to its latest census, as the Eastern European country struggles to stem the tide of young people seeking more-lucrative work abroad amid low birthrates.
 It’s a trend echoed in other countries across Southern and Eastern Europe. North Macedonia has shed about 10 percent of its population in the past 20 years, while in 2020, Greece began paying out $2,250 cash bonuses to new parents in an attempt to boost birthrates there.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2022/01/07/bulgaria-population-decline/
 
 ジョコヴィッチの国セルビアからは、来てくれなくっていいけど・・。↓

 The legal fight in Australia this week over star tennis player Novak Djokovic’s coronavirus vaccination status has shed light on stubbornly high vaccine hesitancy rates in his native country of Serbia.
 There, only about 45 percent of the population has been fully inoculated and just 25 percent have received a booster shot, despite an initially successful rollout and a surfeit of doses.
 Djokovic has made several skeptical remarks about vaccines — and science in general — since the start of the pandemic but did not disclose his vaccination status. The 34-year-old, 20-time Grand Slam winner arrived in Melbourne on Tuesday after apparently being granted an exemption for the Australian Open’s vaccine mandate.
 But border officials quickly detained him at the airport and revoked his visa, saying that he did not meet Australia’s strict pandemic entry requirements. He is being held at an immigrant detention center until a court hears his case on Monday.
 At home in Serbia, supporters have rallied to Djokovic’s side, hailing him as a national hero and accusing Australia of holding him captive.
https://www.washingtonpost.com/world/2022/01/07/novak-djokovic-covid-vaccine-serbia-australia/

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 ノーコメント。↓>
 「「コロナ後の中国新疆ツアー大募集」に日本人1028人が応募・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2022/0107/c94475-9942246.htm
 <「大使館」?↓>
 「日米「2プラス2」開催と中国に関する共同声明に中国・・・大使館・・・が厳正な申し入れ・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2022/0107/c94474-9942261.html
 <ここからは、サーチナより。
 チョイ前記事の使い回し。↓>
 「中国の国産空母は「質の悪いパクリ品」? 「そんなはずない! 日本より強い」・・・中国メディアの網易・・・」
http://news.searchina.net/id/1704625?page=1
 <定番。↓>
 「日本企業が手がけたマンションに、中国人「さりげないところにまで配慮」・・・中国の動画サイト・西瓜視頻・・・」
http://news.searchina.net/id/1704630?page=1
 <同じく。↓>
 「世界に名をとどろかせている「日本のトイレ」がこんなにも魅力的な理由・・・中国の<何という?(太田)>動画サイト・・・」
http://news.searchina.net/id/1704633?page=1
 <出たー。究極の饅頭怖い使い回し記事!↓>
 「技術は掌握しているはずの日本、なぜ核兵器を作らないのか・・・中国メディアの網易・・・」
http://news.searchina.net/id/1704631?page=1
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 一人題名のない音楽会です。

 ショパンの作品の落穂拾いの九回目です。
 前回(コラム#12483)取り上げた「17のポーランドの歌」の原曲
https://ja.wikipedia.org/wiki/17%E3%81%AE%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%AE%E6%AD%8C
です。↓

Chopin – 17 Polish Songs, op.74 (Kurzak, Kwiecien, Goerner) 45.48分
https://www.youtube.com/watch?v=HEji37wN7SE
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<太田>

 LiveSmartから返信がないまま週末・祝日に入ってしまった。
 TVを消すときは音声入力、つけるときはJ:COMリモコン、ということで、快適に使えていて、後一声なのだが・・。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data-all/