太田述正コラム#12834(2022.6.26)
<皆さんとディスカッション(続x5212)>

<太田>(ツイッターより)(昨夜)

先程オフ会終了。
出席者は私を除いて7名、うち、Skype参加が1名。
次回のオフ会は、10月1日(土)。

<jShGvwuw>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 一つの時代の終わりを感じた。
 昭和史って本当に面白いね。
 とりあえず、今後の人生は反皇室として生きていく。

<GyLjKHrk>(同上)

 おーたん・ホームズの名推理を拝読させていただきました。
 3時間ほどかかりましたが、咀嚼にはまだ時間がかかりそうです。
 まずは取り急ぎお礼まで。

<太田>

 ウクライナ問題。↓

 <まさにその通りだ。
 但し、今後とも戦局が現状の延長線上で推移するとは思えない。
 しかし、今後のことを論じるまでもなく、太田コラム読者は、「戦局が現状<(1942年後半)>の延長線上で推移」したにもかかわらず、日本が先の大戦に勝利したことを知っている。
 無知の恐ろしさというやつだが、あー面白い。↓>
 「・・・ロシア軍は、都市全体の破壊を極力回避しようとしている。その理由は、インフラがすべて破壊され、飢えた住民が大勢いる都市を再建するためにはすさまじいコストがかかる。都市の再建コストを勘案し、民間のインフラを維持し、さらに民間人の死傷者を回避しながら攻撃している。
 ロシアは、最高の兵器の多くと利用可能な兵力の大部分を前線から遠ざけている。これは、NATO軍が直接関与した場合に備える戦略的予備軍である。セベロドネツクのロシア軍は、いま最小の兵力で戦っている。
 この「ドレイゼン・レポート」の分析は、筆者が参照している他のサイトでも基本的に同じ見解だ。おそらくこれが、ロシア軍の動きが緩慢な理由なのだろう。ウクライナ軍の反撃に手を焼いているわけではなさそうだ。・・・
 部分的な成功だけでは、兵力の消耗と重火器の不足に苦しむウクライナ軍の全体的な状況を変化させることはできないだろう。
 このような状況に変化がなければ、最終的にロシアは、東部のルガンスク州とドネツク州、そして南部のザポリージャ州とヘルソン州の4州を完全に掌握した段階で、勝利宣言をする可能性がある。
 ロシアがさらに南部のオデッサや、その西方にあるモルドバの飛び地、沿ドニエストルまで支配領域を拡大するかどうかはまだ分からない。またこの4州をロシアに併合してしまう可能性もある。
 すると、ゼレンスキー政権が敗北を認めるのかどうかが戦争終結のカギになる。
 もし勝利する見込みがまったくないのに戦争を続行すると、いたずらに死傷者数を増大させながら、国土は荒廃する。そのためいまゼレンスキー政権は、ロシアとの和平交渉を模索している。
 しかしながら、交渉をウクライナに有利に進め、少しでも占領された領土を奪還するためには、なんらかの戦闘で勝利しなけれなならない。その勝利を勝ち取るために、戦争が継続しているとも言える。
 これは、戦前の旧日本軍が陥った状況とよく似ているように思う。・・・」
https://www.mag2.com/p/money/1203570?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000204_sun&utm_campaign=mag_9999_0626&trflg=1
 <で、毎度まことに恐縮だが、こーゆーこと。↓>
 Russia will soon exhaust its combat capabilities, Western assessments predict–Small shifts in territorial control matter less than the overall balance of forces, which analysts say could shift back in favor of Ukraine in the coming months・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2022/06/25/ukraine-russia-balance-of-forces/
 <大変ねー。↓>
 MYKOLAIV, Ukraine — The mayor of this embattled southern port city, under attack from Russian forces since the start of the war, has called for “everyone who wants to survive” to leave, because “it’s not clear when all this will be over.”・・・
https://www.nytimes.com/2022/06/25/world/europe/ukraine-mykolaiv-mayor.html
 <ベラルーシから撃ったのか、と一瞬思ったぜ。↓>
 Russia Hits Ukraine With Air Strike From Belarus for First Time: Kyiv・・・
https://www.newsweek.com/russia-hits-ukraine-air-strike-belarus-first-time-kyiv-1719187
 <アブナ過ぎて実行しないのでは?↓>
 Putin Pledges Nuclear-Capable Missiles for Belarus as Ukraine War Grinds On・・・
https://www.newsweek.com/putin-pledges-nuclear-capable-missiles-belarus-ukraine-war-grinds-1719206
 <あたるも八卦。↓>
 Putin to Die From ‘Grave’ Illness Within Two Years: Ukraine Gen. Budanov・・・
https://www.newsweek.com/putin-die-grave-illness-within-two-years-ukraine-gen-budanov-1719226
 <よく見っけたねー。↓>
 「G7、ロシア産金の輸入停止へ=国際市場から締め出し・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%EF%BD%87%EF%BC%97-%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%94%A3%E9%87%91%E3%81%AE%E8%BC%B8%E5%85%A5%E5%81%9C%E6%AD%A2%E3%81%B8-%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%B8%82%E5%A0%B4%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B7%A0%E3%82%81%E5%87%BA%E3%81%97-%E5%A0%B1%E9%81%93/ar-AAYRThW?cvid=df24b1d42336415c8fc7700f87a18e8d

 それでは、その他の記事の紹介です。

 日本の暑さなんて、まだ大したことないよ。↓

 Japan tops 104 degrees for first time in June amid record heat wave・・・
https://www.washingtonpost.com/climate-environment/2022/06/25/japan-heat-wave-climate-record/

 確かに・・。↓

 「・・・ヤクザとの付き合いに危険は伴わないのでしょうか。 廣末氏 カタギの方がよっぽどこわいですよ。ヤクザは掟があり、私がそれを破らない限りは怖い思いもしたことはない。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/5191b1a9022f8038b8349e589688ea5f69c24e19

 杉山構想を知らされていなかった帝国陸軍将官の、しかし、単なる抗命事案。
 (在留邦人は助かったが、兵員を死傷させ、ソ連軍の日本本土への進撃を遅らせてしまった。)↓

 「・・・根本博・・・陸軍中将・・・は8月19日、北支那方面軍司令官も兼任となったが、20日には上級司令部である支那派遣軍総司令部から、速やかに戦闘を停止して武器をソ連軍に引き渡すように厳命する電文が来た。 それに対して、根本はソ連軍は延安の中国共産党軍と通じているので、彼らを相手に武装解除したら、保護すべき日本人の生命と財産を守ることができないと拒絶した。 若い頃から中国駐在経験があり、参謀本部でも支那班で過ごした根本は親中派で、敵である国民政府と深い交流があった。蔣介石総統とも親しく交際し、蒙疆で対峙する傅作義将軍とは信頼関係で結ばれていた。 中国で日本軍が戦っているのは国民政府軍であり、降伏する相手も国民政府であるべきだというのが根本の強い思いだった。 根本は傅作義将軍に宛てて、自分が死んだ後に在留邦人と部下を無事、日本へ帰してくれるよう依頼する遺書を認め、軍服の内ポケットにしのばせていた。 根本の覚悟に呼応するように、満蒙軍は必死にソ連軍の侵攻を食い止めた。 丸一陣地でも強力なソ連軍の装甲車両に対して、ソ連侵攻を予測して準備していた戦車壕で進撃を阻止し、夜襲による白兵戦でも奮闘して、敵襲を押し戻した。 そして21日、張家口の日本人居留民が天津・北京方面に退去したとの報を受け、守備隊は撤退を開始した。結局、守備隊に少なくない犠牲者を出しながらも、駐蒙軍は4万人の在留邦人を守り抜くことに成功した。 その後、根本は最高責任者として在留邦人の日本への帰還のみならず、北支那方面の将兵35万人の復員を終わらせ、終戦からちょうど1年後の昭和21年(1946)8月に最後の船で帰国した。それから3年後、国共内戦で追い詰められた国民政府軍を援けるために根本は台湾に向かい、金門島で見事に中共軍を撃退したが、それはまた別の話である。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5805db5031ea64cbf72f83b73615c0bc9272708

 日・文カルト問題。↓

 <賛成!↓>
 「まず韓国から日本人のビザなし入国を認めるのはどうか・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/06/24/2022062480084.html
 <アイゴー。↓>
 「韓国株式市場、今回もMSCI先進国指数入りならず・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/06/25/2022062580011.html
 <韓国併合は、山縣有朋ら「志士」による「仁人殺身成仁」だったことを、韓国人が理解するより前に日本人が理解しくちゃな。↓>
 「韓国文化財庁、安重根が殉国直前に書いた遺墨5点を宝物指定・・・
 今回宝物になった遺墨には、「庚戌(こうじゅつ)三月於旅順獄中 大韓国人 安重根 書」という署名と手形がある(庚戌は1910年)。遺墨の大部分は、看守や記者など日本人に与えようとして書いたもの。「志士仁人殺身成仁」は、安重根の公判を見守った日本人記者・小松元吾に書き与えたもので、「志ある士と善良なる人は身を殺して仁をなす」という意味になり、論語に由来する。また、清田という日本人看守に与えた「日通清話公」は、「日々、気高くきれいな言葉をやりとりしたお方」と解される。」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/06/24/2022062480082.html
 <日本を引き合いに出すなー記事。↓>
 「韓国気象庁の予報官「台風進路の正確度、初めて米国と日本を上回りました」・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/06/24/2022062480090.html
 <その時期は意外に近いかもよ。但し。「日」は独立国じゃあないけどな。↓>
 「韓中日3カ国もEUのようになれるだろうか・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/06/26/2022062680002.html
 <そう前政権の時に書けよ。卑怯者新聞!↓>
 「韓日慰安婦合意は本当に「屈辱」だったか–決して意味は小さくなかった日本の責任認定–陣営の論理に巻き込まれて水泡に–5年間、被害者の恨ばかりが募った–尹錫悦政権はこれを反面教師にすべき・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/06/24/2022062480085.html
 <公正な記事であることは多とするだ。↓>
 「トヨタ初の電気自動車が韓国上陸…レクサスUX300e、記者試乗記・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/292522
 <あっそ。↓>
 「コロナの足かせ解けこの夏玄海灘を渡る韓国映画14本・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/292531
 <そう少なくないじゃん。↓>
 「・・・韓国・京郷(キョンヒャン)新聞は「21日に韓国独自の技術で開発した韓国型ロケット、ヌリ号(KSLV-2)の打ち上げが成功し、韓国航空宇宙研究院の科学者への賛辞が相次いでいるなか、 『ヌリ号の成功に隠された不都合な真実』という書き込みが物議を醸している」と伝えた。
 記事によると、ヌリ号打ち上げ翌日の22日、社会人向けの匿名コミュニティーアプリ「Blind」に、「ヌリ号成功に隠された不都合な真実」と題した文章が書き込まれた。書き込みによると、博士課程を終えたばかり研究員の年俸は約5200万ウォン(約545万円)で、研究員は深夜2~3時まで働いても週末に出勤しても手当がもらえないという。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b896590-s39-c30-d0195.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <邦語媒体より。
 そうだそうだ。↓>
 「「戦争は2週間で終わる」は大ハズレ…ロシア軍を過大評価していた米諜報機関に向けられる疑念・・・
 米シンクタンクのクインジー研究所は、・・・中国軍の過大評価から脱却し、事実に基づく客観的な分析に転換するよう提案している。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/15b6c00cd9a378a1edfd0d4cd57edc0874d2e6dc
 <海上での核兵器使用の敷居は低い、で終わりだよ。↓>
 「米軍の結論「中国が台湾に軍事侵攻すれば成功する」…そんな絶望的状況で日本が台湾のためにやるべきこと・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fccf1d08981e1cbd9d513dc09be50c5b98bf95ca
 <レコードチャイナより。
 それ、蛮族の鮮卑(唐)の対日侵攻を防ぐための「長」城だったって知らねーんだな。↓>
 「「日本の万里の長城」・・・岡山県鬼ノ城(きのじょう)・・・紹介、中国ネットで大ウケ・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b896482-s25-c60-d0052.html

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太田述正コラム#12836(2022.6.26)
<2022.6.22オフ会次第(続)>

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