太田述正コラム#1661(2007.2.16)
<消印所沢通信7:バカに徹したコラム>

<消印所沢>
 バカに徹したコラムをお届けします.
 今回の6カ国協議の結末が,おそらく日本人の圧倒的多数にとっては,
すっきりしないものだろうと存じますので,こういうときは笑いで発散しましょう.
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 北朝鮮問題を巡る6者協議はああいう形で一応の水入りとなったが,北朝鮮を
巡る最近の話題では,いまだに分からないことが一つある.
それは
「結局,山崎拓は何しに北朝鮮へ行ったのか?」
ということである.

 山拓は,複数の政府要人や労働党幹部と会った旨述べているが、辺真一は,

>ランク上ならばあえて秘密に伏せる必要はなく、むしろ成果を
>強調したいならば、実名を公表してもよさそうなものです。
>そもそも、訪朝前から宋大使よりも格上の姜錫柱(カン・ソクチュ)
>外務第一次官(党序列41位)か、金養健(キム・ヤングォン)
>国防委員会参事(序列38位)らに会わなければ平壌に行く意味は
>ないと言われていただけに公表しないのは不自然極まりありません。
http://johoyatai.com/?page=yatai&yid=61&yaid=291,2007/2/9アクセス)
として,それに疑問を投げかけている.

 では,山拓の目的は何だったのか?

 ところで,みんなから忘れ去られている,朝鮮半島を巡る事実が一つある.
 それは,アントニオ猪木vsアリ異種格闘技戦30周年記念イベント
(イノキ・ゲノム)が3度目の延期により,2007年1月に韓国で開催される
ことになっていた,というものである.
http://blog.goo.ne.jp/prowrestle/e/5b8def2b5128774552e05b0cad042ae8
2007/2/11アクセス)

 アントニオ猪木といえば,北朝鮮とも関係が深く,ピョンヤンで行われた
格闘技大会に参加したこともある.
 その上,元国会議員……ともなれば,その関係で山拓と知り合いで
あっても何らおかしくはない.

 そう,これらから導き出される結論はただ一つ,
「山拓はイノキ・ゲノムに出場するために出かけたが,スケジュール上の
手違いが生じてそれができなくなったので,ついでに北朝鮮へ行った」
のである!!!!
 それどころか,もしかしたらアントニオ猪木vs山拓の対戦が,北朝鮮で
実現していたかもしれない.

 そのときの実況中継アナウンサーは,もちろん古館一郎だろう.
 試合はもちろん序盤から猪木ペース.
 山拓もシューマイ・ボマーや愛人チョップなど繰り出すものの,
試合慣れした猪木の前に防戦一方.
 すると,そこへ乱入してきた一人の男!
「おおっと,あれは!?」絶叫する古館.「加藤紘一だ! 加藤紘一が,盟友,
山拓のピンチを救いに現れた!
 どうでしょう,解説のキムさん」
「いやあ,これは泣かせますねえ.友情ですねえ」
「おおっと,2人で猪木をロープに投げて,その反動を利用してダブル・
エルボー! YKエルボーと申しましょうか.
 続いて『加藤の乱』ダブル・キック!
 猪木,リング外へ転げ落ちた.
 おおっと,山拓がロープ最上段に上って,トペを,……出す前に後ろから足を
引張られた?? 解説のキムさん,あれは?」
「プルガサリ・マスクですね」
「なんと!現れたのはプルガサリ・マスク! 金正日が作らせたという,
北朝鮮を代表する怪獣映画『プルガサリ』が,今度はマスクマンとして,ここ,
金日成総合体育館のマットに現れた!
 そして,そのセコンドについているのは,『北朝鮮擁護は俺に任せろ』で
おなじみ,和田春樹だ!
『北朝鮮が爆弾テロをやるというのはありえない』
『拉致は証拠がない』
など,数々の笑いをふりまいてきた和田教授が,木刀を振り回して,山拓側の
セコンドの李英和に殴りかかっている!
 これには観客席の辺真一や重村智計からも大ブーイングだ!
 一方,売店のほうに目をやると,そこでは宮塚利雄が北朝鮮の日用品を
買いあさっているぞ!
 これはすごい展開になってきた!
 おおっと!和田の木刀が,安明進の蹴りで跳ね飛ばされた! さすがは
元工作員! キック力は衰えていなかった!
 思わず高世仁も
『これでもシラを切るのか,北朝鮮!』
と絶叫だ!
 さらには青山健煕が,ウソなのかホントなのかワケ分からない動きで,周囲を
幻惑!
 西岡力のほうは,『救う会』のゴタゴタで身動きとれないでいるぞ!
 そしてそれらを衛星軌道上から睥睨(へいげい)しているのは,恵谷治だ!
核施設ウォッチングは俺に任せろ,核施設ウォッチングは俺に任せろとの過激な
アピールを繰り返している!
 どうでしょう,解説のキムさん!」
「ちょっと,これは収拾がつかなくなってきましたねえ」
「おおっと!ここでレフェリーがゴングを要請!
 大会委員長の金正男がゴングを鳴らしたぁ!
 なんということだ! 試合はノー・コンテスト,無効試合となりました!
 それにしても,相変わらずファッション・センスなさすぎだぞ,金正男!

 さて,解説のキム・ヘギョンさん,最後に一言どうぞ」
「うえーん(AD兼監視役からは『泣き』のカンペ)」
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<太田述正>
 大阪の毎日放送のラジオ番組、MBSラジオ「特集1179」(昨年、日本放送連盟の報道部門で最優秀賞受賞)で、明2月17日(土)の20時??21時に談合問題が取り上げられます。
 この番組の中で私が登場するはずなので、関西圏居住者で関心のある方は聴いてみてください。
 なお、コラム#1655(未公開)は、11日にこの番組の記者のインタビューを受ける際に、準備したものです。既に有料読者には配信していますが、明日、2100以降、情報屋台にアップロードした上で、まぐまぐとE-Magazineの読者にも送付する予定です。