太田述正コラム#2221(2007.12.7)
<「太田総理・・」3回連続出演(その2)>(2007.12.22公開)
 (本篇は当分の間、非公開にします。)
 
1 始めに
 「太田総理・・」3回連続出演の2回目(21日放送)の概要が分かったのでご披露します。
2 担当者からのメール
日本テレビ「太田総理」○○
太田 述正 様
 3日は、いつものことながら長い時間、ありがとうございました。
 10日も、よろしくお願いいたします。
 マニフェストは、タレントの伊集院光が出します「不祥事を隠している政治家・官僚は、先着100名様まで白状したら許します!」となりました。
 太田様には、いつも通りに、防衛省官僚に関しての事をはじめ、汚職・不正に関してのお話いただければと思います。
 アンケートをお送りいたしますので、前回同様、ご記入いただき、ご返送下さい。以前のアンケートと同じような質問が有るかもしれませんが、ご了承下さい。
 <中略>
 今回(10日・月)の収録は、汐留の「日本テレビ」となります。
 今回は17時ごろに、汐留の日本テレビにお越し下さい。
 <中略>。
 出演予定者は、爆笑問題 伊集院光 平沢勝栄(自)、大村秀章(自)、原口一博(民)、小林興起、金美齢、ケビンクローン、鈴木紗理奈ほか国会議員、有識者、元官僚の方、ジャーナリストなど 計18~20名の予定です。
 何卒、よろしくお願いいたします。
日本テレビ「太田総理」 ○○
3 アンケート
伊集院光マニフェスト:「不祥事を隠している政治家・官僚は先着100名様まで白状したら許します」
伊集院光の主張
★今の国会は不祥事を起こした政治家や官僚などの証人喚問にばかり時間を割き、決めなければならない事柄が後回しになってしまっているのではないか?
★内部告発・自浄能力に期待するよりも、張本人が素直に白状すれば事件はスムーズに解決に向かうのでは?
★それならば、一度”許す”ことで、どんどん不祥事を白状させるのが手っ取り早い!
★今、何とかして全ての膿を出しきらなければ、もはや政・官の体制を立て直すことは不可能だ!
質問1 このマニフェストに対して・・反対
 2000年の私の口利きリストに登場する国会議員10人のうち、正当な業務と言える5人でさえ、うち1人は回答拒否、不当な業務と言うべき5人については、うち1人が調査不能と回答したほかは全面否定した。別に処罰されるわけでもないのに、証拠がつきつけられるまではシラを切り通そうということ。つまり、白状など期待できない!!
質問2 相次ぐ政・官の不祥事の原因は何だと思われますか? またその改善方法は?
 原因1:日本が米国の従属国であるため、本来の意味での国政が存在しないのに中央政府が存在していること。
 原因2:その「中央政府」が自民党恒久政府であり退廃・腐敗していること。
→政権交代ないし全面的政界再編。
質問3 過去に不公平な業務執行を前にしたことはありますか?
    また内部告発をしたor告発しようと思ったがとどまった経験はありますか?
    (#タレント・有識者の方は、自分の仕事場で同じような経験があればお書き下   さい)
 諸冨防衛施設庁長官、村上正邦参議院議員、鈴木宗男衆議院議員、姫野佐世保重工副社長(後社長)といった、後、それぞれ刑務所にお入りになるメンメン等に囲まれて仕事をさせられた私の、防衛施設庁首席連絡調整官時代の1996~97年が良い例。ムチャクチャ悲惨な目にあったが、内部告発しようにも、当時の防衛庁長官に駆け込み訴えする気になど到底ならなかった。
3 終わりに
 今度は否応なしに私が軸になりそうな企画ですね。
 平沢さんも大村さんも小林興起さんも元官僚(それぞれ警察庁と農水省と経産省)ですし、原口さんは元自民党県議です。
 こんなマニフェストをめぐって私と一緒に出演するのはかなりつらいのではないかなあ。
 いや、そんな心配をしてあげることもないか。
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<太田>
 「後、それぞれ刑務所にお入りになるメンメン等」は「後、それぞれ有罪判決をお受けになるメンメン等」に訂正させていただきます。