太田述正コラム#2254(2007.12.24)
<皆さんとディスカッション(続x25)>
<okano>
> <まさ>
>太田総理~見ました。官僚が特定業者から接待をうける事の何が悪いのか?
>全く理解できません。
>省の最高実力者は次官であり、日本は官僚が優秀であるから、
>ここまで発展できたと思います。
 賄賂がいけないことは分かりますか?
 接待も、その類でしょう。
 アマクダリ癒着にも繋がるようです。
 高度成長の頃は、それでもいけいけどんどんと順調のようでしたが、箱物行政と言われ必要以上のものを造ってきました。
 成長が止まっても接待漬で赤字国債を発行し、経済はバブル状態でした。
 ノーパンしゃぶしゃぶ接待報道は大蔵省の名前まで変えましたが中身は変わったのでしょうか・・・。
 接待が国民の利益になればいいと思うのですが、業者の公務員への接待は、そのためしがありません。
 その付けは国民にかえってきます。
 国民が知らず知らずのうちに大変な借金を背負っていくのです。
 私は、少子化は、そのアマクダリのせいだと思っています。
 あなたの優秀と言う厚生労働省は、
http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/071024/wlf0710242236000-n1.htm
少子化対策に、1兆5千億円~2兆4千億円必要とかやっていますが、アマクダリ組織に金が流れるだけで、国民の負担を増やしますます少子化になると思います。
<太田>
 一方的に業者の方が経費負担して官僚と飲み食いを共にして懇談をすることには問題があるとしても、官僚と業者が飲み食いを共にして懇談をすること自体は必要だと私は思っています。
 業者、ひいては業界のホンネが分からずに官僚が行政を行い、調達を行うことには問題があるからです。
 何度も申し上げているように、情報を完全公開させた上でこれを認めるべきです。
 しかし、天下りはいけません。
 即行政を歪め、調達価格の高騰を招くからです。
 いずれにせよ、私は少子化問題、そしてこの問題と切っても切れない関係にある移民受け入れ問題には、日本という国をあげて取り組まなければならないと考えています。
 ご指摘のように、厚生労働省に期待を寄せても裏切られるだけでしょう。
<HN>
 –先行き不安:ご意見をうかがわせて頂けると幸いです–
 最近よくHPを閲覧させていただいて、太田氏を影ながら応援させて頂いているものです。
 また、普段、自分の意見を述べる機会もないので、文章がつたなく、稚拙で申し訳ないのですが、太田氏の考えや行動を見ていて、是非、聞いてみたいことがありますのでメールさせていただきました。
 私が聞いてみたいこととは、警察、検察、その他国家権力の横暴ぶりについてです。
 博識な太田氏の事でありますから、もうご存知かもしれませんが、酒飲んで車運転→19歳女性はねて死なす”で「罰金のみ」確定(公訴時効成立)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20071222-OYT8T00511.htm
まとめサイト
http://www32.atwiki.jp/murasekenji/pages/15.html
 
 この事件では、地元の有力者、又は、部落開放同盟関係者、警察関係者の身内等様々言われていますが、被害者が一般市民の場合、なすすべもなく、泣き寝入りするしかない現状に、非常に腹正しい気持ちと、いつ自分の周りでこのような事故に巻き込まれるか分からない不安を感じております。
 また、高知白バイ衝突・捏造事件
http://ime.nu/www.ksb.co.jp/newsweb/indextable.asp?tid=4&sid=7
 こういった類の、国家権力が市民感情では到底納得することが出来ない事柄でも、支離滅裂とも言える様な主張をし、被害にあわれている一般人がいるということ。
 そして、我々が唯一頼りになると思っていた、大手マスコミは、こういった国家権力に立ち向かうような事は一切報じない体たらくぶり!!!
 我々、一般市民はどのような自己防衛作をとればいいのでしょうか?
 また、万が一、被害にあってしまった場合は、どのような行動を取ればいいのでしょうか?
 長々と、稚拙な文章を並べてしまい申し訳ないのですが、もし、お時間がございましたら、関連HPに目を通していただき、ご意見等お聞かせ頂けると幸いに思います。
 太田氏のこれからのご活躍をこれからも楽しみにしております。
<太田>
 まず、最初の事件についてです。
>この事件では、地元の有力者、又は、部落開放同盟関係者、警察関係者の身内等様々言われています
 お示しのサイトを拝見させていただいた限りでは、このような風聞は記述されていません。
 この種のことはお書きになるべきではありませんでしたね。
 それはそれとして、私は、検察審査会制度を改め、その判断に検察が服さなければならないこととすべきであると思います。
 そうすれば、ご指摘のようなケースが不起訴になるということはありえなかったはずです。
 なお、アングロサクソン世界においては、死刑が科されうる犯罪等については大陪審の告発または起訴がなければ裁判を開始できないしくみなっています(
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%AA%E5%AF%A9%E5%88%B6
。12月24日アクセス)。
 次に2番目の事件についてです。
 お示しのサイトが掲載していた映像の最初のものを拝見しましたが、これを見ただけで冤罪事件である可能性が大きいことを納得しました。
 私は、検察審査会制度を改め、起訴を取り消す判断もできるようにし、しかもその判断に検察が服さなければならないこととすべきであると思っています。
 このような制度があれば、本件は間違いなく起訴が取り消されるケースでしょう。
<佐賀県の一有料読者>
 辰野博士(コラム#2253。未公開)は佐賀県出身で佐賀にも博士が設計された建造物が現存しております。
 地元の銀行や珍しいところでは、武雄温泉の温泉施設で今でも現役です。
<読者MM>
 –日本政府はUFOを知っていた–
http://www.asyura.com/sora/bd11/msg/807.html
 上記HPに、自衛隊機はUFOと交戦していた、アメリカ政府は事実を隠蔽してきた、米空軍に日本のUFO事件が記録されていた、航空自衛隊にはUFO報告用の規則がある、等のことが書かれています。
 私は、UFOを2回見たことがあります。その内の1回は飛行機の窓からです。
 見ることは信じることであり存在すると確信しています。
 イギリスの麦畑のミステリーサークルは宇宙人の悪戯だという情報も聞いてます。
 この悪戯は宇宙人の子供だそうです。地球人を驚かして喜んでいるそうです。
 もしこの内容が荒唐無稽なら無視してください。
 小生も掲示板に投稿しようと思ってましたが、バカバカしい内容と思われる方が大多数だと思い遠慮しました。
 もし極秘事項?なら、退職後も守秘義務?があり無視してください。
<太田>
>自衛隊機はUFOと交戦していた、アメリカ政府は事実を隠蔽してきた、米空軍に日本のUFO事件が記録されていた、航空自衛隊にはUFO報告用の規則がある
 このうち、自衛隊機や航空自衛隊に係る部分はでたらめです。
>イギリスの麦畑のミステリーサークル
 これは確か1988年の私のロンドン滞在中にもTVで話題になっていた記憶があります。
 その後、どうなったかご存じの方は教えてください。
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太田述正コラム#2255(2007.12.24)
<NLPで役人を辞めた私(その4)>
→非公開