太田述正コラム#13409(2023.4.8)
<皆さんとディスカッション(続x5495)>

<BOOHLtKU>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 「気まずい…米大物ミュージシャン、東京の街中に降臨するも「誰にも気付かれず」苦笑い・・・」
https://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2023/04/post-101335.php
 周りの日本人は本当にこのアメリカ人を知らないのだろうと思う。
 現代日本の若年層は、明らかに現代アメリカの音楽・映画に関心が溥い。
 現代日本が江戸化しているせいなのか、アメリカのソフトパワーが落ちているせいなのか分からないが。
 それが、縄文化か。

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 なし。

 ウクライナ問題。↓

 <いずれにせよ、ウクライナの反攻は目前って感じ。↓>
 「ウクライナの大規模反攻、数週間以内か…作戦計画の機密流出情報も・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%81%AE%E5%A4%A7%E8%A6%8F%E6%A8%A1%E5%8F%8D%E6%94%BB-%E6%95%B0%E9%80%B1%E9%96%93%E4%BB%A5%E5%86%85%E3%81%8B-%E4%BD%9C%E6%88%A6%E8%A8%88%E7%94%BB%E3%81%AE%E6%A9%9F%E5%AF%86%E6%B5%81%E5%87%BA%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%82%82/ar-AA19BlRX?ocid=hpmsn&cvid=c73f4eb8e8794b82aa1aeb3b8eea9d54&ei=8
 「ウクライナのイェルマク大統領府長官は6日、東部の都市バフムトで引き続き市街戦が行われていることを明らかにした。また、前線のウクライナ軍兵士は、天候が回復し次第、反攻を開始する準備ができたと述べた。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/money/markets/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A-%E6%9D%B1%E9%83%A8%E3%83%90%E3%83%95%E3%83%A0%E3%83%88%E6%AD%BB%E5%AE%88-%E5%A4%A9%E5%80%99%E5%9B%9E%E5%BE%A9%E3%81%AA%E3%82%89%E5%8F%8D%E6%94%BB%E3%82%82/ar-AA19zbnG?ocid=msedgntp&cvid=2f4890c1ce9d4818e6abf5d2b0360c1a&ei=104
 「南部メリトポリで爆発続く 併合地域、ロシア軍拠点で・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E5%8D%97%E9%83%A8%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%88%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%81%A7%E7%88%86%E7%99%BA%E7%B6%9A%E3%81%8F-%E4%BD%B5%E5%90%88%E5%9C%B0%E5%9F%9F-%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E8%BB%8D%E6%8B%A0%E7%82%B9%E3%81%A7/ar-AA19BJcF?ocid=msedgntp&cvid=e77f44327fc24ede9c8f1e31b55118b4&ei=73

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 死に物狂いの将棋ユーチューバー。↓

 「藤井竜王、難解な31手詰みを読み切っていた…名人戦第1局、「△4八金」が凄すぎる!・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=mFhwTwoN6Yo
 「渡辺名人「えぐいよなあ」  初心者でも分かる!名人戦第1局、藤井竜王のエグさをやさしく徹底解説します・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=AjNUqAiC1aw
 <以下、非アユム氏。↓>
 「【悲報】藤井聡太六冠のあまりの強さにとうとう渡辺名人がお手上げ状態に・・・ 敗着が毎回不明、一体どうすれば・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=7qc4kYkCvtE

 いやなに、近い将来の将棋界の姿だよ。↓

 「囲碁本因坊戦、来期から大幅縮小・・・
 毎日新聞社と棋士団体の日本棋院、関西棋院によると、タイトルホルダーと挑戦者が争う挑戦手合は、2日制の七番勝負から1日制の五番勝負へ。挑戦者決定システムも総当たりのリーグ戦からトーナメントに移行する。挑戦手合を制した棋士の優勝賞金は、2800万円から850万円に減額。棋戦序列は3位から5位に落ちる。  本因坊戦は1939年創設。江戸時代から世襲で引き継いできた囲碁家元の筆頭、本因坊家が名跡を譲渡し、現在のタイトル戦の原型となる本因坊戦が生まれた。七大タイトル戦の他の6棋戦はすべて戦後に創設された。・・・
 インターネットの普及に伴う新聞不況の影響が老舗の大棋戦に波及した格好だ。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5a80fc8c6b15056f0175ed3a8ab663b79526b9a

 秀吉のような天才じゃないと、なかなか信長に仕えるのは容易じゃないなあ。↓

 「・・・佐久間信盛・・・の前任である塙直政(ばんなおまさ)は、本願寺攻略において積極的に戦いを仕掛けた事で反撃に合い、多数の被害を出して討死してしまいます。勢いに乗った本願寺側の猛攻により織田家は窮地に陥り、信長が直接出馬して一揆勢を追い、何とか体制の立て直しに成功します。  
 塙直政は、死後にその責任を追及されて一族が罪人として捕縛されるという厳しい処置が取られました。その後を受ける信盛としては、同じ失敗は避けなければならないため、本願寺攻略において「保身」のためにも慎重にならざるを得なかったと思われます。  
 そのため、本願寺攻略において自軍の損害を大きくしないために、積極的な攻撃を避け、周辺勢力の駆逐などで本願寺の孤立化を図り、長期的な包囲戦を行っています。また、新参の与力衆の戦力を優先的に使う事で自軍の被害を減らすように心がけています。積極的な兵の増強を行わなかった事も、財政的な支出を減らすという意味で「保身」だったのかもしれません。そして5年をかけて、宿敵とも言える本願寺勢力を石山から退去させる事に成功します。  
 しかし、本願寺を殲滅できず講和という不完全燃焼のような形で決着がついた事に対して、信長から19箇条の折檻状でもって責任を追求される事になります。この結果は、信盛の消極的な行動による「保身」が裏目に出たものと思われます。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/8012b8888e28b4d3757764f9e7757aa12d747e02

 大袈裟な。
 ちょい前にも述べたが、男女を問わず、性的同意年齢を何歳に設定するか、
https://3keys.jp/issue/d01/
https://www.bbc.com/japanese/64714066
というだけの話だろ。↓

 「ジャニー喜多川氏に“グルーミング”されたのは「日本社会そのもの」だったのかもしれない・・・
 子どもへの性虐待・性暴力を問題視すべきところを許容し、「見て見ぬふり」をしている日本人。一体それは何を物語っているのだろうか。私たち自身も知らぬ間にグルーミングされてしまっているのだろうか。・・・
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%8B%E3%83%BC%E5%96%9C%E5%A4%9A%E5%B7%9D%E6%B0%8F%E3%81%AB-%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%AF-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%81%9D%E3%81%AE%E3%82%82%E3%81%AE-%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%82%82%E3%81%97%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84/ar-AA19A5lp?ocid=msedgntp&cvid=e38908b0a9bf4058abf9a9ca53b0b0db&ei=30

 日・文カルト問題。↓

 <文カルト健在?↓>
 「東電・原発に入れなかった「共に民主アポなし訪日団」、日本の極左団体関係先を訪問 ・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/04/08/2023040880015.html
 <こういう日本の引き合いに出し方は可。↓>
 「・・・日本経済新聞は「日本はかつてオフィスラブ大国と呼ばれるほど、同じ職場に通う男女が交際して結婚に至るケースが多かった」と指摘した。たいていの場合は、女性従業員が自分より年収や職級の高い男性同僚と出会い、30歳ごろに結婚し、主婦になるというのがお決まりのコースだったのだ。
 だがコロナ時代のソーシャルディスタンスなどにより、社内恋愛は急減したと分析されている。職場内での対話や食事の付き合いが減り、在宅勤務が活性化したことで出会いの機会が減った。コロナを経る中でマッチングアプリが急速に流行したことも一因だ。明治安田生命保険の調査によると、昨年結婚した夫婦のうち「マッチングアプリが出会いのきっかけになった」というケースは22.6%に達した。アプリを使うことで、条件・趣向に合う相手と、より容易に出会えるようになったのだ。
 こうした傾向の原因として、日本女性の活発な社会進出と男女の賃金格差の減少も挙げられている。日本の男女賃金格差は、2002年時点の2万8100円から、昨年は1万8500円に縮まった。すると「会社の同僚と結婚しても豊かな生活が保障されない」という認識が広まった-という解釈だ。
 このほか、公私を分けるMZ世代の考え方も原因に挙げられる。この世代は、社内恋愛をすることで職場に悪いうわさが流れたり、同僚との関係が断絶したりするリスクを冒そうとは考えないのだ。」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/04/08/2023040880007.html
 <報道価値殆どなし。↓>
 「韓国国家安保室長、日本安保局長と画像協議…「両国の協力を具体化」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/302994
 <読んでもさっぱり、分からんわあ。↓>
 「河野談話はシャトル外交の結果…盧泰愚、訪日極秘プロジェクト「西海事業」が土台に・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/302974
 <日韓交流人士モノの。↓>
 「日本の高校生がつくった「キムチ部」が韓国で話題に=「うれしい」「職人精神を持つ国らしいね」・・・韓国・SBS・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b912056-s39-c30-d0191.html
 <一応日韓交流人士モノ。↓>
 「韓国釜山市「2025年万博開催の大阪と協力、招致戦に重要な役割」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/302995
 <同じく。↓>
 「グッバイ!ミスター坂本・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/302984
 <まず、ウクライナ戦争を終わらせにゃ。↓>
 「韓日米北核代表「北朝鮮の海外労働者送還を」…国際社会に要求・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/302986
 <盗んでないのなら、大いに結構。↓>
 「シャインマスカットの次はこれ!韓国で人気上昇中の日本のブドウ新品種とは・・・韓国・ヘラルド経済・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b912041-s39-c30-d0191.html

 エイプリルフールの時期は過ぎているが・・。↓

 Cancer and heart disease vaccines ‘ready by end of the decade’・・・
https://www.theguardian.com/society/2023/apr/07/cancer-and-heart-disease-vaccines-ready-by-end-of-the-decade

 そもそも、そんな懸念あったっけ?↓

 「コーヒー愛好家にとって心強い研究結果が報告された。コーヒーの摂取により、不整脈の一種である心房性期外収縮(premature atrial contraction;PAC)が増えることはない可能性が示されたのだ。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%81%AF%E5%BF%83%E8%87%93%E3%81%AB%E6%9C%89%E5%AE%B3-%E7%84%A1%E5%AE%B3-%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%AE%E4%BA%BA%E4%BD%93%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E3%82%92%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%81%97%E3%81%9F%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%81%AF/ar-AA19B2Oq?ocid=msedgntp&cvid=e77f44327fc24ede9c8f1e31b55118b4&ei=64

 人間主義の普遍性を信じる仏教、信じないヒンドゥー教、の違いね。↓

 「・・・ヒンドゥー教では、真理を覚ることが、人間にとっていちばん素晴らしいことです。 ● インドの現在  真理を覚るにはどうするか。精神集中して、瞑想します。じっと座っているので、働けません。もしもインドの人びと全員がじっと瞑想するなら、誰も働かないので、死に絶えてしまいます。  
 じゃあどうする。一部の人びとだけが、瞑想してよいことにした。バラモンです。  
 バラモンは宗教活動をしてよい。残りのカーストの人びとは、バラモンやほかのカーストの人びとの生活を支えるために、それぞれ割り当てられた労働に従事しなければならない。  
 こうして、バラモン(宗教)/クシャトリヤ(政治・軍事)/ヴァイシャ(ビジネス)/シュードラ(サーヴィス)/ダリット(アウトカースト)、のカースト制ができあがります。  
 カースト制は、この世界の真理(法則性)を背景にした秩序なので、変更できません。不合理な身分秩序です。  
 でも、人びとは輪廻する(死んだらまた生まれる)と考えられているので、来世で上のカーストに生まれるかもしれない。輪廻の法則の前では、人びとは平等なのです。  
 仏教も、真理を覚ることを重視する点は、ヒンドゥー教と同じです。ただ、バラモンでなくても誰でも、修行して覚りをめざすことができるとする。それには出家すればよい。出家修行者の生活は、在家の人びとが支えます。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fb72dcdddb1b4ba22f6f5b84b722224cac9ca4d

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <ご愛顧に感謝。↓>
 「スシローが香港で大人気! 売上収益が大幅増・・・香港メディアの香港01・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b912049-s25-c20-d0193.html
 「「すずめの戸締まり」中国で快進撃、記録をどこまで伸ばせるか・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b912054-s25-c30-d0052.html
 <いらはいはい。↓>
 「香港のニュースサイト・香港01<は、>・・・子連れで行くのにおすすめの場所を3つを提案した。
 まずは日本の沖縄。・・・2カ所目はマレーシア。・・・3カ所目はオーストラリア。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b911995-s25-c30-d0052.html
 <久しぶりに出。↓>
 「羽生結弦さんの「あの夏へ」に中国ファン「美しすぎて言葉失った」・・・中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の羽生さんのファンアカウント・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b912105-s25-c50-d0052.html
 <健闘を祈る。↓>
 「<サッカー>FIFAランキング発表、中国ファン「日本がうらやましい」=自国代表には辛辣・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b912052-s25-c50-d0052.html
 「シュー・カイ×チョウ・ドンユィ「千古の愛、天上の詩」、4月に日本初放送!・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b912116-s36-c70-d0189.html

 一人題名のない音楽会です。

 Julia Fischerの特別編の続きで、ドヴォルザークとヒンデミットをお送りします。
 アンコール曲として演奏された曲でヒンデミットに目を啓かされました。

Dvorak Violin concerto in A minor Opus 53(注α)(1879年)
P.Hindemith(注β) Sonata for Violin Solo No.1 Op.31-1(1924年)1mv. 39.28分
https://www.youtube.com/watch?v=-Ck7b1faplg

(注α)’Dvořák was inspired to write the concerto after meeting Joseph Joachim in 1878, and composed the work with the intention of dedicating it to him. However, when he finished the concerto in 1879, Joachim became skeptical about it. Joachim was a strict classicist and objected, inter alia, to Dvořák’s abrupt truncation of the first movement’s orchestral tutti. Joachim also didn’t like the fact that the recapitulation was cut short and that it led directly to the slow second movement. It is also assumed that he was upset with the persistent repetition found in the third movement. However, Joachim never said anything outright and instead claimed to be editing the solo part. He never actually performed the piece in public.’
https://en.wikipedia.org/wiki/Violin_Concerto_(Dvo%C5%99%C3%A1k)
(注β)パウル・ヒンデミット (Paul Hindemith。1895~1963年)。「ドイツ・ハーナウ出身の作曲家、指揮者、ヴィオラ奏者。その他にもヴァイオリン、クラリネット、ピアノなど様々な楽器を弾きこなす多才な演奏家であった。・・・
 それまでの伝統的な、狭義の調性の枠を大きく超えるような音楽を書いたヒンデミットであるが、シェーンベルクらの無調音楽に対しては自然倍音の正当性を守る立場から否定的であった。・・・
 彼は、複数の音が同時に鳴ると、その周波数の和の音と差の音がかすかに発生する(例:400Hzと500Hzの音が同時に鳴ると、900Hzと100Hzの音が発生する)、という現象に着目し、その結果、どんな複雑な不協和音や半音階的旋律にも、複数の音の間には調的な支配関係が存在し、完全な無調は存在し得ない、と主張した。そして、あくまでも一つの中心音の調的な支配力のもとで、斬新な和音や半音階を駆使する作法を確立していった。このような作法は「拡大された調性」とも呼ばれた。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%92%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88
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太田述正コラム#13410(2023.4.8)
<小山俊樹『五・一五事件–海軍青年将校たちの「昭和維新」』を読む(その28)>

→非公開