太田述正コラム#13519(2023.6.2)
<皆さんとディスカッション(続x5550)>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 <ボケ。
 世襲議員と世襲議員候補の違いなんて目糞鼻糞だろー。
 何がそんな連中を生み出したのか・・岸カルト・・に気付けよ。
 統一教会の政治信念とつるめる安倍チャンに政治信念なんてあったとホントに思ってんのかよ。
 また、進次郎が親爺の選挙区の横須賀中央でブンヤに自分のバイト姿を見せつけてる意味をなんで分からないフリしてんだー。↓>
 「・・・安倍氏には良くも悪くも祖父・岸信介の政治信念を受け継ぐとの自負がありました。岸のDNAを受け継ぎ、日本国を背負って立つのは他ならぬ自分であるとの意識から、母の洋子氏にシンパシーを抱き、洋子氏も安倍氏に愛を注いできたわけですね。ところが、翔太郎氏からはそのようなイデオロギーが全く感じられません。つまり、生まれながらにして裕福で社会的地位の高さに恵まれた人が、そのままエスカレーター式で最高権力の中枢(ちゅうすう)に組み込まれてしまった。このあまりのスムーズさに、安倍氏の思想的執念とは違った恐ろしさを感じてしまいます。・・・
 ここで思い出すのが、小泉進次郎議員です。進次郎氏が議員になる遥か以前、父の小泉純一郎首相(当時)と箱根でキャッチボールをする様子が報道されました。後継者と目されていた進次郎氏の目は鋭かった。好青年の雰囲気はあるのですが、生半可(なまはんか)な“いいヤツ”ではないオーラがありました。筆者個人の話になって恐縮ですが、横須賀中央駅の喫茶店でアルバイトをしていた当時の進次郎氏を見たことがあります。やはりそのときから近寄りがたい覇気(はき)がみなぎっていたのを今でも思い出すのです。それに比べると翔太郎氏は、いかにもフツーです。繰り返しになりますが、間違いなく好人物で、友だちとして付き合えば絶対に楽しいタイプでしょう。しかし、だからこそ恐ろしいのです。自分が最高権力者に近いという畏(おそ)れがあればあんな風に“いいヤツ”でいられるはずがないのに、翔太郎氏はいつも陽気な新入社員みたいでした。自分がどの立場で何をしているか理解をしている雰囲気のない人物が、国家権力の中枢にいた。この事実を忘れてはならないのだと思います。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/be116a63cd633394bf508f58638b4b8f636ee332
 <アホ。
 安倍チャンを絶賛するなんてー。
 なお、あえて揚げ足をとるが、見出しの前半と後半は矛盾してるぞ。
 また、人材じゃないのを継がせる至上主義が岸カルトなんだぜ。↓>
 「知ってもらいたい安倍晋三元首相の「拉致、歴史問題での先見性の高さ」「思想家や評論家ではない…政治家として結果」 後を継ぐ人材は現れるか・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%82%E3%82%89%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%84%E5%AE%89%E5%80%8D%E6%99%8B%E4%B8%89%E5%85%83%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%AE-%E6%8B%89%E8%87%B4-%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%A7%E3%81%AE%E5%85%88%E8%A6%8B%E6%80%A7%E3%81%AE%E9%AB%98%E3%81%95-%E6%80%9D%E6%83%B3%E5%AE%B6%E3%82%84%E8%A9%95%E8%AB%96%E5%AE%B6%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84-%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%AE%B6%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E7%B5%90%E6%9E%9C-%E5%BE%8C%E3%82%92%E7%B6%99%E3%81%90%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%81%AF%E7%8F%BE%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%8B/ar-AA1c0cdb?ocid=msedgntp&cvid=8f289f0266574e738ff66cfbfde768ad&ei=18

 ウクライナ問題。↓

 「ロシア西部の州知事“ウクライナ軍による砲撃で8人負傷”と発表 ウクライナ側で戦うロシア人部隊が関与を表明・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cd6cef1b99a520d9a0ead4f074145ebaa6995a3
https://www.washingtonpost.com/world/2023/06/01/border-towns-western-russia-report-heavy-shelling-rocket-fire/

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 私は、藤井新名人は意図的に悪手を指したと見ているわけだが、渡辺旧名人が、その悪手にくらいついて自分を負かすか少なくとも勝負を面白くしてくれるだろうと思っていたのか、その悪手にくらいつけない程度の実力だと思っていた・・AI評価値上だけで勝負を瞬間的に面白くしつつ今局で名人位を奪取する決意だったのか、一体どっちだろ?↓

 「鬼手で逆転~教科書のような必至で七冠誕生!藤井聡太竜王、プロ驚愕の逆転劇・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=sMj1OATZojc ←アユム氏
 「【七冠誕生】角捨ての鬼手で逆転!藤井聡太竜王ー渡辺明名人・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=96X4v1VrcEk ←アユム氏
 「【伝説】祝祝祝!!!前人未到の領域へ。最年少名人&最年少七冠の誕生! AI「!?!?」藤井六冠「勝ちです」・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=K7heufNeM_Q ←ヤス氏
 「藤井新名人の「2枚角レーザー」に対する渡辺前名人の正着を徹底解析してみた結果・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=b_INjECR62A ←ヤス氏
 「【プロ大絶賛!!】藤井聡太が史上最高の神の一手を放つ…渡辺名人もAIも錯覚を起こした勝負手を解説・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=ecK2MjHMRMg ←Sugar氏

 意味ない「証言」。↓

 「ジャニーズ性加害「嫌だと断ったらどうなった?」 被害告発の元Jr.が証言した「抵抗した人の話」・・・
 <事実↓だとしても、同じ立場だった誰かが同様の証言をしてくれないと・・。↓>
 性被害にあった翌日、いつも1万円を渡されていました」 とし、 「性行為に対する報酬であったり、口止め料を示唆して渡されたのではないかという印象を受けました・・・
 <「性行為」との因果関係があったかどうかは疑問。↓>
 性被害を受けた後に仕事の面で優遇されているという印象がありました。ダンスのポジションでセンターに近い位置に立たせてもらえる、マイクを持たせて歌わせてもらえる、雑誌の撮影が増える、そういった待遇がありました・・・
 <その↓うちの誰かが同様の証言をしない限り無意味な「証言」。↓>
 中には私よりももっとエスカレートした行為を受けている方もいて、受け取っていた金額ももっと大きな額であったと聞いております・・・
 <同じく。↓>
 抵抗した方の話も聞いたことがありますが、事務所の活動からは退いていると。仕事の機会が与えられずやめていくというのを目にしました・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5dda141a7921236936222fae502ad8c0af6f62a

 この「ジャーナリスト」もジャーナリスト失格だな。
 引用前段(の、戦後日本=男性優位社会、なる「ジャーナリスト」共通認識)は間違いで、後段は正しい。
 どうしてそうなるか?
 「ジャーナリスト」が、見たり聞いたりできるもの、したもの、が全てだと思い込んでいるからだ。↓

 「・・・新聞社である程度偉くなってる人間は、子育て支援に注目が集まることが「自分たちにとって損だ」という古い感覚がある。自分たちが順調に出世してきた会社内の価値基準が変化するのが怖いんです。彼らは、これまでの「男性優位社会」、「男性目線社会」、「仕事優先社会」を維持したい。・・・
 なぜ記者が権力に弱くなってしまったかというと。実は、東大から記者になった人が、朝日新聞にいっぱいいるんですよ。彼らは、大学時代の成績で、大蔵省に行った人に負けている。最初から引け目があるんです。外交官になりたいけどなれないから記者になった。大蔵省に入りたいけど入れないから記者になった。大学院に残ったけど学者になれなかったから記者になった。そのようなコンプレックスを持った記者がゴロゴロいますよ。医師を取材する科学部の記者だって、医師になりたかったけれどなれず、でも理科系にいたから科学部の記者になった、という人が多いです。そういう記者は医師にペコペコして、「自分は馬鹿と思われたくない」一心でゴマをする。「僕はよくわかっているから認めてください」という姿勢で取材をするから、医師の言ってることを垂れ流す。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4829e4f361fff8ad8ebd39c669a26c25cd476696

 プロト日本文明/日本文明、は、忠孝二元論じゃなく人間主義一元論なのであり、教育勅語は、日本を「根本的に・・・読み違えている」。↓

 「・・・根本的に教育勅語を読み違えている<人が多い。>・・・
 教育勅語の・・・背後にある構造<を>・・・「忠孝の四角形」と名付けたい。この四角形は、天皇の祖先、当代の天皇、臣民の祖先、当代の臣民の四者で構成される。そしてこの四者が、忠と孝という価値観で固く結びつく。忠とは、君主にたいする臣民のまことであり、孝とは、父にたいする子のまことである。・・・歴代の臣民は、歴代の天皇に忠を尽くしてきた。当代の臣民も、当代の天皇に忠を尽くしている。これが縦の軸だ。また、これまでの臣民はみずからの祖先にたいして孝を尽くしている。当代の天皇もまた過去の天皇に孝を尽くしている。これが横の軸だ。このような忠孝の四角形は、日本にしか永続していない。少なくとも、それが教育勅語の世界観だった。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/178b948d4d3c9c015c4c4b71cc002ef9f63e21c0

 日・文カルト問題。↓

 <この先は有料!↓>
 「複雑な環境にありながら、日本のアニメを選ぶ若者たち。彼らが日本アニメに惹かれるのには、・・・理由があるという。
 それは“外華内貧”と言われる韓国のコンテンツ産業、いわゆる「Kコンテンツ」の内実だ。」
https://bunshun.jp/articles/-/62379?utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=relatedLink
 <静かにしてな。↓>
 「【韓半島平和ウォッチ】韓日シャトル外交復元…FTAなど経済協力につながるべき・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/305087
 <報道価値なし。↓>
 「韓国原子力安全委員会「福島汚染水の追加検証はあと2回…総合評価は時期尚早」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/305074
 <報道価値?↓>
 「東レの分離膜生産法人が韓国子会社の傘下に、韓国との協力を強化・・・」
https://www.donga.com/jp/home/article/all/20230602/4196539/1
 <ヒツコイ。↓>
 「日本お笑いタレントの韓国市場「不衛生テロ」問題で…TBS社長が公開謝罪・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/305083
 <日韓交流人士モノ。↓>
 「[韓流]BLACKPINK大阪公演にジス不参加 コロナ感染・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230602000200882?section=entertainment-sports/index
 <健闘を祈る。↓>
 「「2030年までに半導体の売上高を現在の3倍に」日本の目標に、韓国ネットから懸念の声・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b914912-s39-c20-d0191.html
 「韓国の5月の輸出15.2%減、貿易収支は15カ月連続の赤字=韓国ネット「国が滅びるのは一瞬」・・・韓国KBS・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b914986-s39-c20-d0191.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <邦語媒体より。
 旧青年を生み出したのも新青年を生み出したのも日本だったのだよ。↓>
 「・・・『スラムダンク』は恋愛、仲間たちとの友情、夢のために頑張る熱血さなど、いずれもそれまでの中国の若者たちの生活にまったくなかったイメージを提供した。そもそも一つの事実として、中国の中学、高校には誰もが参加できる「部活」という制度は存在しなかったし、現在もごく限られた学校のみそれをもっている状態である。バスケットボールの交流試合から全国大会まで上り詰めていくという、青春を託すことができるような、はっきりとした目標や努力の“舞台”が存在しなかった。そして、バスケットボールといったスポーツがそのような舞台になりうるとも思われていなかった。すなわち、『スラムダンク』は単に魅力的な物語を提供しただけでなく、それまで中国の若者の生活に存在しえなかった魅力的な“青春”を開示したのである。それは文字通り、「新世界」ともいうべきものだった。・・・
 中国の近代史において「青年」というものは国やイデオロギーに奉仕する者たち、もしくはそう期待されている者たちのことだったといえる。それに対して、改革開放時代において、自分自身のために生きることが可能となった「80後」世代、そして彼らの感性を代表する作家たちにとって、重要なのは国や革命、人民といった「大きな何か」ではなく、あくまで個人としての内面や自由になった。  青年は国や革命といった大きなものを担うという役割から解放され、個人の内面や自由といった問題に取り組むようになったということである。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc0dc0a524e9faea809fc1dfa68b63cdb3331f58
 <アチャー。↓>
 「・・・中国にとって、なぜ親中派がありがたかったか、と言えば、世界に中国のプラスイメージを撒き散らしてくれる宣伝マンだったからだ。だが、そんな時代は過ぎた。
 反スパイ法が改正された4月は、どんな時期だったか。2月に中国のスパイ気球が米国に撃墜され、米中関係は一挙に悪化していた。中国とすれば「いまさら、中国を宣伝してもどうにもならない。もはや、米国とは対決するしかない」と腹を固めた可能性がある。
 一言で言えば「親中派は、もはや用済み」なのだ。
 中国に駐在する日本人や、これから中国に出かける研究者などは「中国に人脈があり、政府や企業の内情に通じた人ほど狙われる可能性が高い」と考えたほうがいい。そういう人ほど、中国にとっては「内部情報を握られている危険人物」なのである。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E7%BF%92%E8%BF%91%E5%B9%B3%E3%81%8C%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AE-%E8%A6%AA%E4%B8%AD%E6%B4%BE-%E3%82%92%E6%8D%95%E3%81%BE%E3%81%88%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%81%9F-%E6%81%90%E3%82%8D%E3%81%97%E3%81%99%E3%81%8E%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1-%E3%82%82%E3%81%AF%E3%82%84-%E7%94%A8%E6%B8%88%E3%81%BF-%E3%81%A0/ar-AA1c0yp6?ocid=msedgntp&cvid=0bb5728a67404595847b938ee47d2598&ei=16
 <次は、人民網より。
 報道価値、少しはあり。↓>
 「中国の呉江浩駐日大使が日本の天皇に信任状を捧呈・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2023/0601/c94474-20026563.html
 <ここからは、レコードチャイナより。
 日中交流人士モノ。↓>
 「日中の出場者が中国語歌唱コンテストで歌声競う、鳩山元首相から開催祝うメッセージも・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b914909-s25-c30-d0190.html
 「ワン・イーボー「モダンな都市」、東京で撮影した写真を公開・・・中国版ツイッター・微博(ウェイボ―)・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b914997-s36-c70-d0052.html
 <いやいや、大した意味ないで。↓>
 「日本の新たな半導体輸出規制は「一石三鳥」・・・日本華僑報・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b914987-s25-c100-d0193.html
 <だから、御心配なく、だよ。↓>
 「日米の半導体協力は中国にどんな害を及ぼすか・・・深セン衛星テレビ・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b914964-s25-c100-d0193.html
 <マレーシアまでイスラム原理主義化しつつある?↓>
 「マレーシア版「進撃の巨人」に中国ネットで反響=「全く怖くない」「奇妙な世界観」・・・中国版ツイッター・微博(ウェイボー)・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b914907-s43-c30-d0052.html
 <まあそんなこと言わんと。↓>
 「9月の日独戦「独側が招待、ギャラ旅費全額負担」報道に中国ネット「日本は実力で勝ち取った」・・・中国スポーツメディアの直播吧・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b914983-s25-c50-d0192.html
 <ご愛顧に感謝。↓>
 「「天空の城ラピュタ」が中国で公開、宮崎吾郎氏のイラストには中国語のメッセージ・・・中国メディアの北京青年報・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b914989-s25-c30-d0052.html
 <あらま。↓>
 「中印が互いに記者追放、インド駐在の中国政府系記者はゼロに・・・
 その上で、両国が互いの記者を排斥する背景として、両国関係が2020年6月の国境地域での軍事衝突発生以降緊張していること、米国を首班として中国の包囲、けん制を目指す日米豪印戦略対話(クアッド)に積極的に参加していること、インドがデータセキュリティーを理由にショート動画配信アプリのTikTokなど中国製モバイルアプリ数十件の使用を禁止していることなどを挙げた。
さらに、今年4月には中国が中印国境にあるアルナーチャル・プラデーシュ州(中国名は蔵南地区)にある山や川など11カ所の名称を変更したことに対し、インドが強い不満を示したことも紹介。先週には両国の係争地であるカシミール地方で開かれたG20観光ワーキンググループ会合を中国がボイコットする事態も発生したと伝えた。・・・独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイト・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b914962-s25-c100-d0193.html

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太田述正コラム#13520(2023.6.2)
<太田茂『新考・近衛文麿論』を読む(その41)>

→非公開