太田述正コラム#14049(2024.2.23)
<皆さんとディスカッション(続x5814)>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 <国賊が倫理など持ち合わせているワケなし。大恩を受けた統一教会を売るのは当然。↓>
 「・・・広島に「翔雄会」という岸田首相の後援組織がある。「政治一族・岸田家」を支える地元企業・団体から成る組織だ。実はその中に、旧統一教会関連団体「平和大使協議会」の幹部Q氏が名を連ねていた。  
 Q氏とのつながりもあって、広島の旧統一教会信者たちは選挙のたび、岸田首相や自民党県連が推す候補者を応援し続けてきたという。・・・
 1986年1月1日付の新年を祝うページで、ずらりと並んだ国会議員の「名刺広告」の中に「衆議院議員 岸田文武」の名もある。「岸田文武」とは文雄氏の実父。広島の古参自民党員はこう述べる。「国際勝共連合は創設時から岸信介氏と協力関係にあり、自民党を支援。それに加えて、文武さんが初出馬した79年は勝共連合が『スパイ防止法制定促進国民会議』を立ち上げた年で、共産主義国の脅威を想定したスパイ防止法制定に賛同する自民党議員は、各地で統一教会の支援を受けていた。文武さんもそうで、その時代から特別に深い関係ではないにしても、岸田家にとっては“友好団体”のひとつだったといえるでしょうね」
 文武氏を起点とする「岸田3代」の半世紀におよぶ教団との“接点”。こうした経緯を踏まえれば、岸田首相が文鮮明氏と韓鶴子氏の写真が掲載された冊子を掲げ、拒絶することなく“無邪気”に笑顔で記念撮影に応じたのも合点がいく。  
 岸田事務所に事実関係について尋ねたところ、「9年前の日程を確認することはできませんでした。名刺交換や写真撮影などし、会話をしたとしても、旧統一教会と関係があったとはいえないと考えます」として、ILCの冊子を手に取った上で教団関係者と気付かなかったのかという問いには答えなかった。また、旧統一教会信者による選挙支援や翔太郎氏の行動についてはこう回答した。「選挙の際の詳細については記録もないので確認できません」  
 さらに、X、Q両氏に教団関連団体等を通じて取材を申し込んだが本誌の質問に答えることはなかった。宏池会関係者が重い口を開く。 「ギングリッチ氏らとの面会報道への対応が分かりやすい例ですが、岸田さんは旧統一教会に関する話になると、疚(やま)しいことでもあるのか、周囲が困惑するほど“強引な説明”で押し通そうとする傾向がある。その最たるものが、教団への解散命令請求を巡る対応です」・・・
 22年10月14日には、「憲法の定める信教の自由の趣旨を踏まえれば、所轄庁の関与は抑制的であるべきで、請求は十分慎重に判断すべきだ」との閣議決定がなされ、18日には岸田首相も「民法の不法行為、これは(解散命令請求の要件に)入らないという解釈であります」と国会で答弁している。  だが、その翌日に事態は動く。立憲民主党の小西洋之議員が国会で、「昨日と認識は変わらないのか」と追及すると、岸田首相は24時間前の答弁を撤回、急に「結論から申し上げますと、(要件に)民法も含まれるという判断であります」と言い出したのだ。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb00f89bb87798017cdfdf9fb704857325ffaf39
 <地裁はどうでもいいが、高裁がどういう判断を下すかが見もの。↓>
 「旧統一教会への解散命令請求、東京地裁が「審問」実施…文科省と教団が意見述べる・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%97%A7%E7%B5%B1%E4%B8%80%E6%95%99%E4%BC%9A%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%A7%A3%E6%95%A3%E5%91%BD%E4%BB%A4%E8%AB%8B%E6%B1%82-%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%9C%B0%E8%A3%81%E3%81%8C-%E5%AF%A9%E5%95%8F-%E5%AE%9F%E6%96%BD-%E6%96%87%E7%A7%91%E7%9C%81%E3%81%A8%E6%95%99%E5%9B%A3%E3%81%8C%E6%84%8F%E8%A6%8B%E8%BF%B0%E3%81%B9%E3%82%8B/ar-BB1iGTJv?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=0fa18a1eddc642ff8a9e6c9612fb2190&ei=61
 <奴隷となって兵役免除を得た人物とでも形容すべき、我らが属「国」日本に相ふさわしい脳死主要メディアがまた遠吠えしとるな。↓>
 「(社説)戦闘機の輸出 平和国家の信用揺らぐ・・・」
https://www.asahi.com/articles/DA3S15870275.html?iref=comtop_Opinion_04

 ウクライナ問題。↓

 <イワンの馬鹿が既に死んでる自分自身に気付くことはありえない。↓>
 「130日間の激戦アウディウカ攻防、勝ったのは撤退したウクライナ軍だった・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9051425abcda00190f0e23cb4e70b59c7cfb16ed
 「野外集合のロシア軍部隊に連日のロケット砲攻撃、計120人超死亡・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4315c39942d31e1ddaa3112e229365c1342f770f

 ガザ戦争。↓

 <エジプトにしちゃ、手際いいね。↓>
 「Walled site grows at Egypt border near Gaza・・・」
https://www.bbc.com/news/world-middle-east-68375460

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 紫式部もスゴイが、彼女が描いた日本人の人間主義性の方がもっとスゴイのよ。↓

 「・・・アーサー・ウェイリー・・・のこんな文章<が>伝え<られ>ている。
 『源氏』の翻訳を始めた瞬間から、私は作者がすぐそばにいるような気がしていた。そして、絶えず頭の中で彼女と対話をした。「要点の半分が失われました」と、彼女は言うのだった。「もしもそれ以上うまくできないのなら、すべて諦めるべきでしょう」「そうなんだ」と、私は言うのだった。「確かにこの一節は、あなたの真価を表せていない。英語にするとどうしても見劣りしてしまう部分があるんだ。(……)もっと上手く訳せる人を知っているなら─」「そこがまさに困ったところなのです」と、紫式部は言うのだった。「今のところ、他に心当たりがないのです。あなたが続けるしかありません」(「ハイゲイト探訪記」『世界の源氏物語』所収)
 作品そのものの存在さえほぼ知られていなかった時代。ひとり孤独に訳業を続けるウェイリーを慰めるのは、夢のなかの紫式部だけだったのである……。ウェイリーのこの姿を想像しては、どれだけ励まされたかわからない。わたしたちが翻訳するしかない、と。
ヨーロッパの文壇で絶賛された源氏物語
 いまからおよそ百年前の一九二五年五月。ついに『源氏物語 ザ・テイル・オブ・ゲンジ』第一巻が、ジョージ・アレン・アンド・アンウィン社(ロンドン)から上梓される。平安の物語はイギリスに彗星の如く現れ、ヨーロッパの文壇に輝き出たのである。
「ここにあるのは天才の作品である」(モーニング・ポスト紙)、「文学において時として起こる奇跡」「紫式部は近代小説とも呼べるものを創りだした」(タイムズ文芸付録)、「ヨーロッパの小説がその誕生から三百年にわたって徐々に得てきた特性のすべてが、すでにそこにあった」(ザ・ネイション誌)など、賛辞が相次ぐ。批評家モーティマーは「人類の天才が生み出した世界の十二の名作のひとつに数えられることになろう」と書評を結んでいる。
 またほぼ同時にアメリカでも刊行され、七月にはニューヨーク・タイムズ・ブックレビューに「日本の黄金時代の古典─東洋最高の長編小説(……)翻訳さる」と題した評が現れる。源氏物語は「『トム・ジョーンズ』の力強さ、『ドン・キホーテ』の炯眼、『千夜一夜物語』の放縦」を備え、「傑作の名にふさわしい」「天才の放つひらめき」「まぎれもない最高峰の文学作品」など大きな驚きと賞讃を呼んだのである。またウェイリーの翻訳も「それ自体が優れた文学的手腕の成果」と高い評価を受ける。
 二十世紀を代表するイギリスの女性作家ヴァージニア・ウルフも、刊行からまもなくファッション誌『ヴォーグ』のイギリス版に書評を寄稿し、「それにしても美しい世界─この物静かなレディは、良い生い立ち、洞察力、陽気さを兼ね備えた完璧な芸術家でした」と、鮮やかな筆致で紫式部を讃えている。当初は書評仕事であったとしても、ウルフは代表作『自分ひとりの部屋』でも「レディ・ムラサキ」に言及している。サッフォー、エミリ・ブロンテと並べ、「〔女性の書き手の〕創始者であると同時に後継者」と。ウルフも深い印象を受けたのは間違いないであろう。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%8C%E7%B5%B6%E8%B3%9B%E3%81%97%E3%81%9F%E8%8B%B1%E8%A8%B3-%E6%BA%90%E6%B0%8F%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E3%81%8C%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E8%BB%A2%E7%94%9F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%BE%E3%81%A7-%E3%83%AC%E3%83%87%E3%82%A3-%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%B5%E3%82%AD%E3%81%AE%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3-%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%82%80/ar-BB1iJj2H?ocid=hpmsn&cvid=309e6dae80034456b46002cb2a24810d&ei=16

 日・文カルト問題。↓

 <うらやましがるバカ。↓>
 「日経平均株価、3万9000円台で「史上最高値」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/315365
<ムダな儀式。↓>
 「韓国政府 「竹島の日」式典開催で日本公使呼び抗議・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20240222001500882?section=japan-relationship/index

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <エイヤっで言えば、その通り。↓>
 「中国メディアの環球時報は21日、中国経済は「日本化」していないとする香港英字メディア、アジア・タイムズの記事を取り上げた。・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b928887-s25-c20-d0192.html

 祝日の臨時一人題名のない音楽会です。
 上沼恵美子の小特集をお送りします。
 大阪ラプソディー(コラム#10617)で余りにも有名な彼女ですが、歌手としての活動をそれほどやっていないけれど、何を歌わせても相当なものです。

愛の讃歌(Hymne à l’amour、If You Love Me) 作詞:エディット・ピアフ 作曲:マルグリット・モノー 3.28分
https://www.youtube.com/watch?v=2VXxEHzWzLI
いのちの理由 作詞・作曲:さだまさし 4.54分
https://www.youtube.com/watch?v=P2Bdt86pAmE
人生これから 作詞:田久保真見 作曲:南乃星太 5.48分
https://www.youtube.com/watch?v=VxlcPo5HDzc
時のしおり 作詞: 田久保真見 作曲: 南乃星太 4.35分
https://www.youtube.com/watch?v=M8p_sWL9PEc
あかんたれ 作詞:中田昌秀 作曲: 猪俣公章 3.51分
https://www.youtube.com/watch?v=LWWTsNITwTY
ふたりの故郷  作詞:中田昌秀 作曲: 猪俣公章4.01分
https://www.youtube.com/watch?v=UTNpjvWqWaA
さだめ川 作詞:石本美由起 作曲:船村徹 5.30分
https://www.youtube.com/watch?v=iDB4jAY7Cq8
ふたりの大阪 &前川清(+3年目の浮気/川中美幸,あづま男と浪花のおんな/中村美津子,大阪ラプソディー) 作詞:吉岡治 作曲:市川昭介 6.30分
https://www.youtube.com/watch?v=0kp1zQW3skU
たそがれの御堂筋 作詞:古川益雄 作曲:加藤ヒロシ 3.36分

https://www.youtube.com/watch?v=0fXAUUlCh4g

<太田>

一 Echo ファミリー

 分からん。少なくとも、当面は不必要。↓

 「アマゾンの新スマートホームデバイス「Echo Hub」発売開始・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/lifestyle/shopping/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%82%BE%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%96%B0%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%87%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%B9-echo-hub-%E7%99%BA%E5%A3%B2%E9%96%8B%E5%A7%8B-25980%E5%86%86/ar-BB1iEoDD?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=3f45c94e6a654298b956f1498b621928&ei=55

二 Google Chrome

 さっそく、アップデートしておいた。
 (が、その画面に行き着けてはいない。)↓

 「Google Chromeの最新バージョン登場! AI搭載の「文章作成アシスタント」が導入されるぞ・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fad7d25f3bc9b59729286da8a882cfbbf7481765

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太田述正コラム#14050(2024.2.23)
<岡本隆司『物語 江南の歴史–もうひとつの中国史』を読む(その7)>

→非公開