太田述正コラム#14063(2024.3.1)
<皆さんとディスカッション(続x5821)>

<x79Yx9DU>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

https://www.youtube.com/watch?v=kKZ0zZlKcys
 これほんと?どう思う?

⇒イエス・アンド・ノーだな。
 自衛隊の継戦能力の欠如・・まさに「欠如」してるせいだろうが、日本語MS-IMEで「けいせんのうりょく」と打ち込んでも「継戦能力」が出てこないのにはまいったわ。マイクロソフトは実に優秀だ。・・を始めとして、予備兵力の少なさ、兵站機能の弱体、敵地攻撃能力の決定的不足、有事法制の著しい不備、憲法(憲法解釈)の致命的不備、等、から、自衛隊が、その本来用途において使い物にならない状態のまま推移させられてきたのは、自衛隊が、宗主国米国に対する(米議会による安保破棄を回避するために日本も若干なりとも防衛努力をしているフリをするため、すなわち、)見せ金として、換言すれば絶対に実戦に使われることがない玩具の軍隊として、創設・維持されてきたからだ。
 昭和天皇家/岸カルトは、米国の属国になって、日米安保条約にだけ、つまりは、米軍にだけ、日本の安全保障を委ねることにし、見せ金たる自衛隊は見せ金として通用する必要最小限度の代物にとどめることで予算の節約を図ってきたのであり、やがては、米国が西太平洋から引いていき、中共がそれにとって代わることも最初の時点から見越しており、その節には、中共の属国になって、日中安保条約を締結し、人民解放軍にだけ、日本の安全保障を委ねるつもりでやってきたんだよ。
 で、(日本の旧陸軍とツルんでいた)中共の比較的最近の当局は、岸カルトの魂胆が分かってることもあり、そんな事態になることを回避すべく、日本を挑発して再軍備/独立させよう、と、あえて悪役を演じてきたってわけ。
 (ついでに、諸君は耳タコかもしれないが、こういう次第で、岸カルトの連中はハナから主権だの独立だのに何の関心もないんだから、旧統一教会の日本搾取教義に抵抗感なんてゼロなのさ。)(太田)

<eI6kBWr6>(同上)

 「豊田章男を社長に押し上げた「トヨタの怪物」、その“壮絶すぎる半生”を明かす…!「日本の小鬼」が生き抜いた「中国・死の時代」から「豊田家の通訳に抜擢」、そして「トヨタ役員を約束された男」が“トヨタを辞める日”に「捨てたもの」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/38d36766633b33436a22c891578267a9bc8964ff
 本の宣伝記事だと思うが、終戦後の暮らしのエピソードは興味深い。
 父親が中国に残った理由があっさりしているのは、長じてからコミュニケーションがあまりなかったか父親が語らなかったのか。
 名誉会長が「約束」したにも関わらず役員就任がならなかったのは単なる忘恩なのだろうか。
 時間ができたら読んでみたい。

⇒上記の私見も念頭に置いて読んでみたらいかが?(太田)

<VRuzdm6.>(同上)

 トラスちゃん、どうしちゃったの・・・?
 保守党トランプ派でも作るつもり?
 ガーディアンの記事では幸福の科学が出てきて草。
https://www.bbc.com/news/av/uk-politics-68419047
https://www.bbc.com/news/uk-politics-68376802
https://www.theguardian.com/politics/2024/feb/27/controversial-rightwing-figures-spoke-alongside-liz-truss-at-cpac-event

⇒全員オックスフォード大卒で、美人度は、トラス>サッチャー>メイ、だと思うが、まだ若いのに急に老け込んじゃったな。
 あらぬことを口走り始めたのは早発性痴呆症かもね。
 それにしても、幸福の科学、教祖・・トーメンで私の親父の後輩、大学学部で私の後輩、ってことになる・・の家庭を崩壊させ、教祖本人も早死させた
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B7%9D%E9%9A%86%E6%B3%95
が、海外じゃ伸びてんのかしら。(太田)

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 <男性搾取の戦後日本社会における岸カルトの女性議員にとっては、政治家になるのは、ただただ、こういう生活を送るため。↓>
「〈広瀬めぐみ議員、サックス奏者と“赤ベンツ不倫”〉「ここに連れてけば姫もご機嫌」逢瀬のホテルはドンペリ、露天風呂ありのホスト御用達。地元支援者はエッフェル報道以降、怒り心頭、お相手は福山雅治やヒゲダンのバックも・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/79d1b9ebee9613168cec68c983da12aa19f9a9b3
 「広瀬めぐみ議員 自民党に大逆風タイミングでの不倫報道に「救いようが無い」と呆れ声・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0545457e28c43c4851072331824cef4232647056

 ウクライナ問題。↓

 なし。

 ガザ戦争。↓

 なし。

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 BBCは、かろうじて記事にしてくれたってとこね。↓

 Shohei Ohtani: Baseball superstar announces marriage to Japanese woman・・・
https://www.bbc.com/news/68432928
 <ロサンゼルスタイムスだからね。↓>
 Shohei Ohtani is no longer a free agent on dating market: Japanese star announces marriage・・・
https://www.latimes.com/sports/story/2024-02-29/shohei-ohtani-announces-married-dodgers

 こういう上から目線の記事をいつまでも書けると思うなよ。↓

 Welcome to Japan, Where the Bad News Is the Good News–The trend lines may be grim, but the Japanese aren’t sweating them.・・・
https://www.nytimes.com/2024/02/29/world/asia/japan-economy-population-politics.html

 民主主義を定義しようとしたのはよろしいが、まるで定義になっとらんぞー。↓

 「・・・学問的な定義はちょっとわきにおいて、「多くのメンバーの力やセンスをなるべく集めて、一人ではできないことを協力してやるための方法」くらいに民主主義を考えれば、やっぱり「多数決=合意」とざっくりとやってしまって、「後はフリーハンドだから」というのは、逆に民主主義に反するやり方なのだ。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%81%A3%E3%81%A6%E4%BD%95-%E3%81%AB%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%83%E3%81%A8%E7%AD%94%E3%81%88%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%8B-%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%81%8C-%E5%A4%9A%E6%95%B0%E6%B1%BA%E3%81%A8%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%81%AF%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%81%8C%E3%81%AA%E3%81%84-%E3%81%A8%E8%A8%80%E3%81%84%E5%88%87%E3%82%8B%E3%83%AF%E3%82%B1/ar-BB1j404N?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=397fbfe616c049cea1d0d4b4726aa4d2&ei=86

 有名な話だが・・。↓

 「紫式部の父・為時を「大国」越前守に抜擢したのは道長?結婚適齢期を過ぎた娘をわざわざ赴任先に連れていった・・・<のは、>の身のまわりの世話をする必要があった<から。>・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/be7600a74d1f4c39096510806d1111ad6ba2a8a4

 日・文カルト問題。↓

 <歓迎歓迎。↓>
 「短い三一節連休も日本行きの飛行機ほぼ満席…特需を期待する韓国LCC各社・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/03/01/2024030180003.html
 <勝手にどーぞ。↓>
 「韓国の個人投資家 日本の半導体株に投資した人は笑い、円に投資した人は泣く・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/02/28/2024022880142.html
 <片面的日韓交流人士モノ。↓>
 「「子どもは3人、長男は野球を始める」 大谷翔平が高校時代に書いた「人生設計シート」再脚光・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/03/01/2024030180014.html
 「大谷翔平が結婚発表、韓国のファンも大騒ぎ 「わたしはどうしたらいいの?」・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/03/01/2024030180055.html
 「「7億ドル男」大谷の結婚に日本も驚き…「韓国も驚いた」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/315647
 <記事にする価値ある?↓>
 「「これ、本物のミンクですか?」「はい、本物です」 セクシー女優・小倉由菜さん、大邱・西門市場でぼったくり被害・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/03/01/2024030180015.html
 「「結婚発表」大谷翔平が明らかにした相手女性…関心が集中・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/315658
 <なにキザってんのさ。↓>
 「キャンプデービッド3国会談6カ月後に流れる「韓国疎外論」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/315646
 <こんなん、記事にするなって。でも、通信社だからしゃーないか。↓>
 「福島第1原発の4回目海洋放出 「しっかりモニタリング」=韓国政府・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20240229003400882?section=japan-relationship/index
 <分かってま。↓>
 「尹大統領が韓日の協力関係強調 「過去乗り越え共同利益追求」・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20240301001100882?section=politics/index
 <文カルト健在。↓>
 「韓国、独立運動記念日に実施された日本のウイスキー割引イベントが物議「配慮に欠ける」「何の問題が?」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b929378-s39-c30-d0191.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 後生だから、大使館の日常業務を記事にしないでくれー。(涙声)↓>
 「呉江浩駐日大使が日本の「立憲フォーラム」主要メンバーと懇談・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2024/0229/c94474-20138878.html
 <ここからは、レコードチャイナより。
 ご愛顧に深謝。↓>
 「中国のデジカメ市場、「若者の力で復活」、富士フイルムの新製品に24時間で予約30万台・・・中国網が紹介した経済観察報の記事・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b929318-s25-c20-d0059.html
 <中共人民にも深謝できるようにしてね。↓>
 「劇場版「鬼滅の刃」の興行収入が北米2位!現地での人気を証明・・・中国メディアの澎湃新聞・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b929254-s25-c30-d0165.html
 <片面的日中交流人士への格上げなるか?↓>
 「大谷翔平が結婚、中国SNSでも爆速でトレンド入り=「誰?」の声も・・・SNS・微博(ウェイボー)・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b929350-s25-c50-d0052.html
 <相当荒っぽい議論だが、どちらかと言えば同意。↓>
 「・・・英ロンドン経済・商業政策署元署長で中国人民大学重陽金融研究院高級研究員のジョン・ロス氏は同メディアと復旦大学が共同で行う企画「経済学者が提言する2024年の中国経済」のインタビューを受けた際、「米国は日本とドイツを“謀殺”したが、中国を“謀殺”することはできないため、中国に“自殺”するよう説得するしかない」と語った。
 ロス氏は「長期的な流れとして米国経済は決して発展が加速しているわけではなく、逆に急速に減速している」と指摘。「米国は自らの経済成長を高めることで競争に勝っているわけではなく、むしろ他国の経済成長を減速させることに長けており、その最たる例がドイツや日本だ」との見方を示した。
 その上で、「米国は中国に対して国民経済における投資水準を下げるよう働きかけており、そうすれば中国経済の成長率が大幅に鈍化し、これまで通りトップの地位を維持できる。ドイツも日本も軍事的に米国に依存しているので、米国は両国に対して親米的な政策を命じることができるが中国に対してはそうはいかない」と述べたという。
同氏はこのほか、「2023年のGDP成長率は中国が5.2%、米国は2.5%。つまり、中国の経済成長の速度が米国の2倍であることを意味している。この状況で『米国は素晴らしく、中国はひどい』というのは本当に言語道断である」とも語っている。」
https://www.recordchina.co.jp/b929258-s25-c20-d0052.html
 <こういう議論↑だと、次はインドで決まりってことにもなるわよね。↓>
 「日本も追い越す?インドの魔法の成長・・・香港メディア・香港01・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b929157-s25-c20-d0193.html


太田述正コラム#14064(2024.3.1)
<岡本隆司『物語 江南の歴史–もうひとつの中国史』を読む(その14)>

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