太田述正コラム#15297(2025.11.7)
<皆さんとディスカッション(続x6428)/映画評論479:ほんとうのピノッキオ>
<ZSCJSQsM>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
<【ゆっくり解説】中国経済がついに崩壊!?ブレーキ消失で2京円の負債が爆発・・・」>
https://www.youtube.com/watch?v=IdSmUNkzwJk
がんばってね。
⇒米連邦準備委員会紀要的なサイトに掲載された6月(June 06, 2025)の記事は、中共当局が発表する経済統計は信頼できるとし、今年5%成長するとの中共当局予測は妥当だとしてるぜ。↓
Is China Really Growing at 5 Percent?
William L. Barcelona, Danilo Cascaldi-Garcia, Jasper J. Hoek, and Eva Van Leemput1・・・
Chinese authorities recently announced a growth target of “around 5 percent” for 2025, the same as their 2024 target. Five percent is about half the pace of growth that China sustained from the 1980s to the early 2010s, but it is nonetheless quite high for an economy flirting with deflation and mired in a years-long property bust. The ambitious growth target, given the circumstances, has led many observers of the Chinese economy to once again treat the official GDP data with skepticism. In this note, we revisit an alternative indicator of Chinese GDP growth developed by Barcelona et al. (2022) to examine whether official data overstate Chinese GDP growth. Our findings suggest that recent GDP growth figures, which have been in line with the stated target, appear to align closely with broader Chinese economic indicators and do not appear to be overstated. We find that the recent near-target growth has been driven by a strong supply-side performance, supported by sustained global demand for Chinese goods and industrial policies promoting self-reliance. This has helped offset weak domestic consumption, which never fully recovered from COVID-era lockdowns and continues to be constrained by the ongoing property slump.・・・
The views expressed herein are those of the authors and do not necessarily reflect those of the Board of Governors of the Federal Reserve System or its staff.・・・
https://www.federalreserve.gov/econres/notes/feds-notes/is-china-really-growing-at-5-percent-20250606.html
実体経済が堅調である以上、公的債務問題は、仮に深刻だとしても、対処可能だと見るべきだろう。
動画を情報源にすることは、動画に通常典拠は付されないこともあり、また、キミが引用した動画の作成者が匿名らしいことからなおさら、慎重の上にも慎重であるべきだよ。(太田)
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
<他国ではともかく、戦後日本じゃあ矛盾じゃあないで。だって、右派じゃなく「右」派なんだもん。↓>
「右派的な議員ほど言いなり? 日米関係、中村文則氏が指摘する矛盾・・・」
https://mainichi.jp/articles/20251106/k00/00m/010/190000c
ウクライナ問題/ガザ戦争。↓
なし。
妄想瘋癲老人米国。↓
なし。
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
父親も本人も移民だってのに、なんで反移民になるん?↓>
「チェコ下院議長に東京・高島平団地出身の日系トミオ・オカムラ氏 反移民の右派政党率いる・・・
オカムラ氏は東京都板橋区の高島平団地で育った日系チェコ人で、父は韓国系日本人で母はチェコ出身。5歳でチェコに渡り、18歳で日本に帰って清掃作業員などをした後、再びチェコに戻った。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/8cbaeaac5fe9f7efc4e50849901e7d61bd225d4e
むろん、東大じゃあありません。↓
「【世界初】佐賀大が「アトピー角結膜炎」“分子治療薬”を開発へ 日本人20人に1人の目の病気・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%88%9D-%E4%BD%90%E8%B3%80%E5%A4%A7%E3%81%8C-%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%BC%E8%A7%92%E7%B5%90%E8%86%9C%E7%82%8E-%E5%88%86%E5%AD%90%E6%B2%BB%E7%99%82%E8%96%AC-%E3%82%92%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%81%B8-%E6%97%A5%E6%9C%AC
つまんね。↓
「天皇家にとって“モンスター”といえる室町幕府三代将軍足利義満。彼が天皇家から皇位を簒奪しようとした疑いがあるからだ。その“モンスター”と対立し続けた後円融天皇はかつて、「武家に最後の抵抗を示した王者」といわれてきた。
しかし、評価は一変。「やるべきことをちゃんとやらない人」(石原比伊呂著『北朝の天皇』参照)とされ、義満がそんな天皇と対立せざるを得なくなった事情が見えてきた。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%BE%8C%E5%86%86%E8%9E%8D%E5%A4%A9%E7%9A%87-%E6%AD%A6%E5%AE%B6%E3%81%AB%E6%8A%B5%E6%8A%97%E3%81%97%E3%81%9F%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E7%8E%8B%E8%80%85-%E3%81%AE%E6%AE%8B%E5%BF%B5%E3%81%AA%E7%B4%A0%E9%A1%94%E3%81%A8%E3%81%AF-%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E7%A0%94%E7%A9%B6%E5%AE%B6-%E8%B7%A1%E9%83%A8%E8%9B%AE%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E5%81%89%E4%BA%BA-%E8%A3%8F-%E7%B4%A0%E9%A1%94/ar-AA1PTao0?ocid=msedgntp&cvid=690d16c8a834471d94d04cfa748b4498&ei=11
日・文カルト問題。↓
<韓国人も日本文明総体継受開始?↓>
「・・・米パレードマガジンは「野球ファンはこの日、大谷の妻が持っていたスマートフォンの機種に注目した。最新型のiPhone17でなく、今では変えないiPhone13miniだった」と伝えた。2021年9月に発売されたiPhone13miniは2023年9月に生産が終了した。
大谷は「地球で最も高い」選手の一人だ。2023年12月にドジャースと10年総額7億ドル(約1070億円)でサインし、全世界のスポーツ単一契約で歴代最高額を更新した。それ以外の収入も多い。米スポーツビジネス専門メディアのスポルティコによると、昨年各種広告モデルとスポンサー収入だけで約7000万ドルを稼いだ。
その大谷の妻が旧型スマートフォンを愛用している事実に野球ファンが驚いたのだ。米ソーシャルニュースサイトのレディットには「本当のお金持ちは物で自身の身分を表す必要がない」「最新機種に変えた自分自身を反省する」などの反応が続いた。・・・
真美子さんは夫に劣らないほど話題になった。その一つが「質素」な点だった。日本TBSのニュース番組はソウルシリーズ当時に真美子さんがドジャース選手団の夕食会で持っていたバッグに注目した。スペインのSPAブランドZARAの5000円のショルダーバッグだった。このバッグは放送の翌日、日本全国で品切れになった。真美子さんは昨年12月、大谷と米プロバスケット(NBA) LAレイカーズの試合を観戦した時も同じブランドのセーターを着ていた。7000円ほどの服だった。
大谷が一人で大金を使っているわけでもない。大谷は妻から月10万円ほどの小遣いを受けるという。大谷が持つ高価な物はほとんどがスポンサーの製品だ。
真美子さんのスマートフォンで大谷家の家風も話題になった。大谷は家族から多くのものを受け継いでいる。父と兄は野球、母はバドミントン、姉はバレーボールをした。身長も高い。父は182センチ・・・
末っ子の大谷に巨額の収入が生じても、大谷の家族は自分たちの日常生活をそのまま継続している。三菱重工業に通っていた父はもちろん、パートタイムのアルバイトをした母も仕事を辞めなかった。兄と姉も結婚をする時、末っ子の金銭的支援を断ったという話もある。」
https://japanese.joins.com/JArticle/340730
タリバンも一つくらいはいいことをする。↓
Afghan opium crop plummets after Taliban ban・・・
https://www.bbc.com/news/articles/c5ypq5pdyk8o
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<人民網より。
お経の読み上げ。↓>
「国務院台湾事務弁公室「台湾問題において日本は慎重に慎重を期すべき」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/1106/c94474-20387332.html
<ここからは、レコードチャイナより。
総体継受、進捗中。↓>
「中国のSNS・小紅書(RED)に・・・、大阪のとあるデパートのトイレの案内図が投稿され、ネットユーザーから絶賛されている。
日本に留学中だという投稿者は「大阪のデパートの男女のトイレの面積に笑い死にしそう…」と題し、写真を投稿した。写真には「化粧室のご案内」と書かれたトイレ内の案内図で、女性用トイレの面積が男性用トイレの5~6倍になっている様子が写っている。
男性用トイレが小便器と個室、手洗い場がそれぞれ1つずつなのに対して、女性用トイレは個室が9つ、手洗い場が5つにパウダーコーナーまで設置されている。
投稿者は「どうして男性用トイレ(廊下部分を除く全体)の面積が女性用トイレのパウダーコーナーとほぼ同じなの!?これでも、女性用トイレの前に行列ができていたことがある」とつづっている。
中国のネットユーザーからは「これが先進国か!」「この数の比はちょうどいい」「これは素晴らしいと思う。日本の多くのデパートでは婦人ファッションのフロアにはそもそも男性用トイレがない」「文明の程度は細部に現れる」「中国のデパートもこうあるべき!」「日本には女性に優しい施設がたくさんある。ホテルでも女性限定のセットがあるし」といった絶賛の声が上がった。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b963551-s25-c30-d0052.html
–映画評論479:ほんとうのピノッキオ–
今回の「『ほんとうのピノッキオ』(Pinocchio)は、2019年のイタリアのファンタジー映画<で、>カルロ・コッローディの『ピノッキオの冒険』を原作とした作品で、監督・脚本・製作はマッテオ・ガローネが務め<、>主要キャストとしてフェデリコ・エラピ、ロベルト・ベニーニ、ジジ・プロイエッティ、ロッコ・パパレオ、マッシモ・チェッケリーニ、マリーヌ・ヴァクトが出演している」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BB%E3%82%93%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%AE%E3%83%94%E3%83%8E%E3%83%83%E3%82%AD%E3%82%AA
ところ、原作以上の感動を与える内容に仕上がっている。
言うまでもないが、「『ピノッキオの冒険』(ピノッキオのぼうけん、伊: Le avventure di Pinocchio)は、イタリアの作家・カルロ・コッローディの児童文学作品。Storia di un burattino(「操り人形の物語」)として1881 – 82年、週刊雑誌Giornale per i bambini誌に連載されたものを改題し、1883年に最初の本が出版された。以来、100年以上にわたり読み継がれている著名な作品である。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%8E%E3%83%83%E3%82%AD%E3%82%AA%E3%81%AE%E5%86%92%E9%99%BA
ところで、「イタリア文学好きのための読んでおきたい古典厳選30冊」
https://www.bing.com/ck/a?!&&p=5c44957e2831608870e29d868fc24193e7392d51a6cdc7ce1e26f075cfceeebeJmltdHM9MTc2MTc4MjQwMA&ptn=3&ver=2&hsh=4&fclid=14e97463-d0d3-67d4-0bbd-61bcd1a96641&psq=%e3%82%a4%e3%82%bf%e3%83%aa%e3%82%a2%e3%80%80%e5%b0%8f%e8%aa%ac&u=a1aHR0cHM6Ly9ub3RlLmNvbS9kYWxsaXRhbGlhbGlicmkvbi9uODk2OGQyM2Y5M2Uw
の中で、私が知っているのは、ルネッサンス時代の『神曲』、『デカメロン』、と、近代のこの『ピノッキオ』だけで、読み通したのは『ピノッキオ』だけだが、このイタリア人の文学出力の乏しさ・・スペイン/ポルトガルもそうだ・・は、一体何に由来するのだろう。
(それに、そもそも、『ピノッキオ』は子供向けの童話だ。)
広義の欧州諸国中、英仏独露の文学出力の豊かさの方が例外で異常なのかもしれないが・・。
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太田述正コラム#15298(2025.11.7)
<清水廣一郎『中世イタリアの都市と商人』を読む(その13)>
→非公開