太田述正コラム#15325(2025.11.21)
<皆さんとディスカッション(続x6442)/映画評論493:ザ・ハント>
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
<サナエ女史にどうして台湾有事が日本の存立危機事態なのかを問い詰めないのは困ったもんだが、ホント、これまでのスタンス通りなのであって、台湾有事には、在沖縄米軍等の米軍に中共が攻撃する可能性が高いので日本の存立危機事態だ、と、彼女は言ってるだけで、国賊安倍チャン命のやはり国賊サナエ女史は、この属国状態・・旧統一教会シンパであることからも韓国が日本を搾取するのを当然視していることを含む・・を所与のものとしていることこそが、習ちゃんが怒り狂って見せている本当の理由なんだぜ。
だから、この米大使発言についての憶測はある意味当たってるな。↓>
「日中関係悪化で米大使が日本支持を強調する理由 背景にはトランプ大統領による“日本はしご外し”不安・・・」
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/34b58b7a902096c2c850c70016449d421cb976cc
<習ちゃんはむろんそんなことは百も承知だ。だから、この核心部分についての柔らかい反応がなされるってワケ。↓>
「外交部「日本は『立場不変』の一言では中国の懸念を払拭できない」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/1120/c94474-20393211.html
<これについても、サナエ女史だって全く同じ考えだよ。↓>
「中日の四つの政治文書に曖昧化や曲解の余地は一切ない・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/1120/c94474-20393063.html
<台湾総統だって私と同じ受け止め方だからこそ、サナエ女史発言そのものではなく、中共による経済制裁にだけ反応しているのさ。↓>
「台湾総統が日本産ホタテとブリを食べる様子を公開 日本支持を強調・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E7%B7%8F%E7%B5%B1%E3%81%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%94%A3%E3%83%9B%E3%82%BF%E3%83%86%E3%81%A8%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%92%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%82%8B%E6%A7%98%E5%AD%90%E3%82%92%E5%85%AC%E9%96%8B-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%94%AF%E6%8C%81%E3%82%92%E5%BC%B7%E8%AA%BF/ar-AA1QNwY2?ocid=BingNewsSerp
<だから、こんな見解はピンボケもいいところだ。モチ、習ちゃんが、こういう見解を紹介する目的は、日中緊張を米欧向けに演出するとともに、(本人も諦めつつあるものの、)日本再軍備に資するからだ。↓>
「・・・高市早苗首相<による>・・・このような軽率な暴言は、戦後の日本の歴史でも例を見ないような暴言であり、断じて許されるわけがない。・・・藤田高景「村山首相談話を継承し発展させる会」理事長・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/1120/c94474-20393079.html
<当然だろうね。↓>
「中日韓3ヶ国文化大臣会合が延期、外交部がコメント・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/1120/c94474-20393124.html
<さあてね。↓>
「中国の訪日旅行予約が大幅減 周辺国・地域が波及効果を享受・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2025/1120/c94476-20393168.html
ウクライナ問題/ガザ戦争。↓
なし。
妄想瘋癲老人米国。↓
なし。
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
クマ問題、ますます国際的にヒートアップ。↓
The Hunt Is On for Bears in Japan After Deadly Attacks–Residents in the northern region of Akita are living in fear after dozens of assaults on humans. Riot police and the army have been sent to help.・・・
https://www.nytimes.com/2025/11/20/world/asia/japan-bears-attacks.html
Deadly bear attacks set Japan on edge, prompt military action–A record 13 people have been killed by bears so far this year. Canada, the U.S. and several other nations have issued warnings for citizens traveling in Japan.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2025/11/20/bears-japan-akita-asiatic/
日・文カルト問題。↓
<どーでもええがな。↓>
「日本の「独島妄言」巡り韓国の味方をする中国–日本の領土問題担当相「竹島は我が国固有の領土」–中国「日本の悪質な言動、周辺国への挑発」・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/11/19/2025111980093.html
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<ご愛顧に深謝。↓>
「仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語版は19日、香港メディアの報道を引用し、「中国当局が国有企業の従業員らに日本旅行をキャンセルするよう要求しているものの、一部は『こっそり』行こうと考えている」と報じた。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b964505-s25-c30-d0052.html
<お察ししまーす。↓>
「中国クルーズ船が沖縄への寄港を急きょ取りやめ、会社側「顧客の要望に応じた」・・・香港メディアの香港01・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b964603-s25-c30-d0052.html
<総体継受、進捗中。↓>
「「日本人をだましてやる」・・・香港メディアの香港01・・・浅草寺で「冥銭」使っておみくじ引いた中国人に批判殺到・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b964504-s25-c30-d0052.html
「「日本経済はもう持たない」にツッコミ、中国ネット「本当にひどい」「腹立たしい」・・・中国のSNS・微博(ウェイボー)・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b964503-s25-c10-d0052.html
「・・・今回の日本産水産物の輸入停止措置が中国の日本料理市場に与える影響は極めて限定的であり、供給面でも価格面でも大きな混乱は生じないとの見方が支配的である・・・中国メディアの紅餐網・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b964542-s25-c30-d0052.html
「<サッカー>日本との試合で北朝鮮選手が「グーパンチ」、中国ネットも批判「ならず者国家」・・・中国のSNS・微博(ウェイボー)・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b964609-s25-c50-d0052.html
<太田>
–Amazonブラックフライデー–
表記の先行セールで20%引きになっていた、WDの外付けHDD(14TB)を購入した。
ヨドバシカメラ、楽天、ビックカメラ、も見てみたが、品数といいお値段といい、全く話にならない。
とりわけ、楽天には奮起を促したい。
なお、ついでに、まず、「懸案」のクロスの穴うめ材、もセール対象になっていたので買った。
階段のところのクロスがちょっとだけ剝がれているのが前から気になっていたが、この製品を買うのをなんとなく躊躇していた経緯がある。
次に、(昨日言及した)デッキブラシも、セール対象になっていたものを買った。
–映画評論493:ザ・ハント–
今回の「『ザ・ハント』(The Hunt)は、2020年の<米・日>アクション・スリラー映画<で、>監督はクレイグ・ゾベル、出演はベティ・ギルピンとエマ・ロバーツなど<であり、>富裕層が娯楽として行う「人間狩り」を題材にしたサバイバル・アクション映画<なのだが、>・・・保守層は本作を「リベラル・エリートがトランプ大統領の支持者を虐殺していく様子を描いた映画だ」と批判し<、>2019年8月9日、ドナルド・トランプ大統領は自身のTwitterで「リベラルを標榜するハリウッドは怒りと憎悪に燃える最悪のレイシストだ。(中略)。近日公開予定の映画は社会に混乱をもたらすために製作された。ハリウッドは自らの手で暴力を生み出し、異なる思想の持ち主を糾弾しようとしている。ハリウッドは真のレイシストであり、我が国にとって害悪である」とツイートした。トランプ大統領は作品名を挙げていないが、マスメディアは本作に対する批判であると解釈して報道した<のに対し、>・・・ゾベル監督は「『ザ・ハント』は分断されて闘争を繰り広げる両サイドを風刺するものであって、どちらかの側に立った映画ではない」という趣旨のことを述べている」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%88
というのだが、要は、単なる米国的定番のヴァイオレンス娯楽もの以上でも以下でもないおバカ映画だ。
主演のギルピン(Betty Gilpin。1986年~)は、フォーダム大学卒の米まあ美人女優。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%83%94%E3%83%B3
このフォーダム(Fordham)大というのは、「ニューヨーク州に立地するイエズス会系の名門私立大学<で、>「ヒドゥン・アイビー」の1校に数えられている」由。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%A0%E5%A4%A7%E5%AD%A6
また、共演のロバーツ(Emma Rose Roberts。1991年~)は、ジュリア・ロバーツの姪の無学の、これまたまあ美人の米女優・歌手[・制作者]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%9E%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%84
https://en.wikipedia.org/wiki/Emma_Roberts ←[]内
——————————————
太田述正コラム#15326(2025.11.21)
<Morris, Marc『The Anglo-Saxons: A History of the Beginnings of England』を読む(その21)>
→非公開