太田述正コラム#15539(2026.3.9)
<皆さんとディスカッション(続x6530)/映画評論601:チャーリーズ・エンジェル>

<4uu/tJA2>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 これを陛下がおっしゃったら、原爆被害者も浮かばれませんよ!
 太田さんの解釈はどうでしょうか?
https://www.youtube.com/watch?v=NQhVOTS0j7A&t=10s

⇒それ、良く知られている発言(1975.10.31)であるところ、スタンフォード留学中でもあり、発言当時の記憶は私には殆どないのですが、いずれにせよ、私自身、長らく天皇制の呪縛の下にあったので、比較的最近まで、発言内容を問題視されない形に歪曲して解釈していました。
 現在の私の解釈の大前提は、昭和天皇は、少なくとも大東亜戦争で日本軍が対米劣勢になった頃からは、心理的に米国側に与して日本の敗北を希求し、この意識を戦後も抱き続けただけでなく、その意識を現上皇にも今上天皇にも抱かせ続けることに「成功」して亡くなられた、というものです。
 この大前提が正しいとすれば、この発言の正しい解釈は自ずから明らかであり、米国人の大部分の原爆観と全く同じである、ということにならざるをえません。
 ところで、私は、戦後日本は、自社二大政党時代以降は第二次大政翼賛会時代である、と指摘しているわけですが、自衛隊については段階的解消論を唱えて、有議席政党として、唯一、この大政翼賛会外の立場をとっている日本共産党
https://www.jcp.or.jp/jcp/22th-7chuso/word/key/01_40ziei.html
でさえ、天皇制については、それを事実上容認するという大政翼賛会内の立場をとっている
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%9A%87%E5%88%B6%E5%BB%83%E6%AD%A2%E8%AB%96
状態であることは、戦前は、自由民権運動家の中江兆民や植木枝盛や馬場辰猪、次いで日本共産党が、広義の天皇制廃止論を唱えていた(上掲)ことにも鑑み、極めて異常であり、不健全だと思います。
 2023年4月の英国での世論調査では、「「王室制度が続くべき」と答えた人は58パーセント、「投票によって選ばれた人が統治するべき」が26パーセント、「分からない」が16パーセント・・・。65歳以上では王室継続支持が80パーセント近くに上るが、18~24歳の若者では32パーセントに激減。」
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/8a71bdf41ff835769c4b7b2dc93812fb037e7d78
であるところ、「2019年の毎日新聞の調査では「現在の象徴天皇制で良い」が74%に達し、「天皇制は廃止すべき」はわずか7%だった。また、他の調査でも「天皇制はあった方がよい」という意見が9割近くにのぼる結果が出ている。」
https://note.com/masukobo/n/n8c54387246ba
というのですからねえ。
 しかも、英国の戦後の王室とは違って、昭和天皇家は、戦後、日本、ひいては全人類に対して、取り返しのつかない罪を犯し続けて現在に至っているんです(コラム#省略)からね。(α)
 なお、かかる、昭和天皇家の「逸脱言動」は、行き過ぎではあれ、(「言動」能力がなかった大正天皇は埒外ですが、昭和天皇家もその一環であるところの、)光格天皇家の家是に基本的に則ったものであって、かかる家是は、江戸時代初期に日蓮主義者の重鎮達による天皇家改造計画によって設計されたところに従って創り出されたものである(コラム#省略)(β)わけです。
 βの方はさておき、先入観さえ取っ払うことができればαの方は自明の客観的事実だというのに、私以外誰も指摘しない、という、(みんな臆病なだけだと言ってあげたいところながら、)絶望的脳死状況に戦後日本の論壇はあり続けてるんですよね。(太田)

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 <原田クーン! そりゃ、外国から賄賂をもらって口利きをしたってのと同じ。↓>
 「原田元環境相、旧統一教会の名称変更を働きかけ 文化庁幹部に電話・・・
 教団から選挙支援を受けていたことを理由に挙げた。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%8E%9F%E7%94%B0%E5%85%83%E7%92%B0%E5%A2%83%E7%9B%B8-%E6%97%A7%E7%B5%B1%E4%B8%80%E6%95%99%E4%BC%9A%E3%81%AE%E5%90%8D%E7%A7%B0%E5%A4%89%E6%9B%B4%E3%82%92%E5%83%8D%E3%81%8D%E3%81%8B%E3%81%91-%E6%96%87%E5%8C%96%E5%BA%81%E5%B9%B9%E9%83%A8%E3%81%AB%E9%9B%BB%E8%A9%B1/ar-AA1XMaEP?ocid=hpmsn&cvid=691a3fadc46b48acb1bdfb9127c52ef2&cvpid=01a697e1d23c4d02b47ef7429c409f07&ei=11

 習ちゃんもガーディアンも、こういうの、好きねー。↓

 The half-abandoned Japanese island at the heart of tensions with China–Kasasa island, in the Seto Inland Sea, has only seven residents but its fate is strongly intertwined with relations between Tokyo and Beijing・・・
https://www.theguardian.com/world/2026/mar/09/kasasa-island-japan-china-tension

ウクライナ問題/ガザ戦争。↓

 <地上戦開始の口実やな。↓>
 「・・・米国とイスラエルが、イランが保管している高濃縮ウランを確保するため、特殊部隊をイラン国内に投入することを協議している・・・。時期は「戦争の後半の段階」で、イランの軍事的脅威が取り除かれたとの確信を得られてから・・・。
 イランの主要石油積み出し基地のカーグ島を占拠することも議論の対象になった・・・。
 トランプ大統領は、イランの核兵器取得を阻止することが攻撃の目的だと表明している。イランは、数週間で兵器級に転換可能な60%の高濃縮ウランを450キロ保有しているとされる。」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%81%AB%E7%89%B9%E6%AE%8A%E9%83%A8%E9%9A%8A%E6%8A%95%E5%85%A5%E5%8D%94%E8%AD%B0-%E7%B1%B3%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB-%E5%A0%B1%E9%81%93/ar-AA1XKyFk?ocid=hpmsn&cvid=69ad35898e244c09b9372a7ae07be906&ei=10&cvpid=4de7c51f638e4f02cfc0d7b03dc213cc
 「・・・実際に特殊部隊を派遣するにしても、米軍かイスラエル軍のどちらが実行するのか、あるいは両軍の共同作戦になるのかは不透明だという。」
https://www.sankei.com/article/20260309-AJUSFVISUVIYHAIJJRRJB45OGY/
 <尻に火がつきだしたトラ。↓>
 Gas Prices Surge in U.S. as Iran War Chokes Global Oil Supply.・・・
https://time.com/7383060/gas-prices-iran-war-oil/
 <最高指導者の新たな世襲はどこの国でも、その国の構造的腐敗状態の徴憑。↓>
 「イラン新指導者にハネメイ師の次男・モジタバ師が選出・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2e869d81b274f209035c7d21effcc58cd7984ee
 <トラが彼を就けたようなもんだとさ。↓>
 ・・・Mojtaba’s <mother,>wife and, reportedly, one of his children, were also killed on the first day of the joint U.S.-Israeli war.・・・
 “While it was always highly probable that Khamenei’s son would replace him, there had been mounting efforts by other factions to sway the vote of the 88 members of the Experts Assembly in recent months,” the activist said. “But when Trump, as enemy number one of the regime, said he would not accept Mojtaba Khamenei, it became almost a certainty that he would be elected. Anyone who opposed him could be easily accused of being in America’s camp.”・・・
https://time.com/7383138/mojtaba-khamenei-supreme-leader-iran/
 「・・・イランでは2009年の大統領選で不正疑惑が浮上して大規模な抗議デモが起き、治安部隊が発砲するなどして鎮圧に当たったが、モジタバ師は背後で鎮圧を指揮したともいわれる。米国は19年にモジタバ師を制裁対象に指定した。・・・
 中位の聖職者とみられていたが、父親の体調不安説が広がった2002年に高位聖職者の称号「アヤトラ」を付して報じられることが増え、後継者ではないかとの観測が広がった。・・・」
https://www.sankei.com/article/20260309-XKKIW5WDJ5I2HFYY3M5DTCRO5Q/
 <これなら、サウディの参戦はまだないな。↓>
 「イラン攻撃関連でサウジで初の死者 住宅街に飛翔体が落下、・・・インド国籍とバングラデシュ国籍<の>・・・2人死亡・・・」
https://digital.asahi.com/articles/ASV387HLFV38UHBI002M.html?iref=comtop_International_01

 妄想瘋癲老人米国。↓

 なし。

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 米国(MLB)の米国(MLB)による米国(MLB)のためのWBC。
 その一番の走り使いが日本のNPB。↓

 「・・・WBCは短期の採算より「野球の国際化」という長期投資の意味合いが大きい。
 実際、WBCは、日本だけでなく、韓国、台湾、メキシコなど、アメリカ以外の出場国では大人気イベントに成長し、MLBの世界的な露出を押し上げる装置として、大いに機能しています。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%81%9D%E3%82%82%E3%81%9D%E3%82%82wbc%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AA%E5%A4%A7%E4%BC%9A-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%8Cmlb%E3%81%AE-%E9%87%91%E3%83%85%E3%83%AB-%E3%81%8B%E3%82%89%E8%84%B1%E5%8D%B4%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%81%84%E6%84%8F%E5%A4%96%E3%81%AA%E4%BA%8B%E6%83%85-%E5%B0%8F%E6%9E%97%E8%87%B3%E6%95%99%E6%8E%88%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%ABq-a-19/ar-AA1XKrwz?ocid=hpmsn&cvid=69adf1794f0c48cda07b22daa4ecf62d&ei=93
 <パチパチ。両チームともお疲れさま。↓>
 「骨折も強行出場の主将が感極まる チャイニーズ・タイペイが韓国を下し通算2勝2敗 準々決勝進出へ望みをつなぐ・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/other/%E9%AA%A8%E6%8A%98%E3%82%82%E5%BC%B7%E8%A1%8C%E5%87%BA%E5%A0%B4%E3%81%AE%E4%B8%BB%E5%B0%86%E3%81%8C%E6%84%9F%E6%A5%B5%E3%81%BE%E3%82%8B-%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%BA-%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%81%8C%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%82%92%E4%B8%8B%E3%81%97%E9%80%9A%E7%AE%972%E5%8B%9D2%E6%95%97-%E6%BA%96%E3%80%85%E6%B1%BA%E5%8B%9D%E9%80%B2%E5%87%BA%E3%81%B8%E6%9C%9B%E3%81%BF%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%90/ar-AA1XKJ5q?ocid=hpmsn&cvid=69ad35898e244c09b9372a7ae07be906&ei=10&cvpid=69ad359eb9854ab7a4115a09bf82f2df
 <礼はいらんよ。↓>
 「【WBC】韓国メディアが侍ジャパンに感謝「ありがとうございました日本」 豪州黒星で首の皮一枚・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/30723215/

 日・文カルト問題。↓

 なし。

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 なし。

        --映画評論601:チャーリーズ・エンジェル--

 今回の「『チャーリーズ・エンジェル』(Charlie’s Angels)は、2000年の<米>アクション映画<で、>監督はマックG、出演はキャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リューなど」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AB_(2000%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)
は、ハチャメチャなるが故に暇つぶしにはなる。
 監督もエンジェル達もみーんなおんなじの続編『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』(コラム#15519)を鑑賞したのでこちらも鑑賞したもの。

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太田述正コラム#15540(2025.3.9)
<渡辺京二『私の幕末維新史』を読む(その13)>

→非公開