太田述正コラム#3486(2009.8.27)
<皆さんとディスカッション(続x580)>
<ΞΞΑΑ>(「たった一人の反乱」より)
 <太田>FAQはいいですね。これで知人も誘導しやすくなります。
 太田さんはじめ関係者のみなさんに感謝。
 ご参考までに書いておくと、自分の周りでは、いわゆる「右」「保守」傾向の人の方が太田さんの「属国論」や「安全保障論」に対しては総じて非常に高く評価している。
 「左」傾向の人は、軍事や戦争とにかく悪という見方をついに崩せなかった。結論が180度違ってくるというアレです。
 自国民拉致やテロなどそれについて何も感じないのか?
 という問いも含めておよそコラムで触れらてる理はすべて使った。
 しかし軍事を理解しない「左」というのは日本特有なのか?
 これもまた左翼の顔をした属国根性なのか。
<太田>
 軍事を理解しない(フリをしている)共産党というのは、日本特有でしょう。
 それはともかくとして、総じて、私自身の経験とは逆ですね。
 「・・・<昨秋の日教組批判発言などの引責による不出馬表明を撤回し、>衆院選<に>立候補<した、中山成彬>から応援演説を頼まれ、ついうっかり口が滑ったというのではあるまい。元航空幕僚長の田母神・・・俊雄氏が奇妙な発言を繰り返している▼広島市の平和記念公園で六日に開かれた式典の参加者について、「被爆者も二世もほとんどいない」「日本弱体化の左翼運動」などと発言したのだ▼本当に被爆者や遺族不在の式典なのだろうか。広島市に聞いてみると、会場には一万二千人分のイスを用意し、被爆者や遺族のための席は二千五百人分。当日はその席はいっぱいになった。一般席に座っている被爆者の姿も多くあった。式典の参加者は立ち見の人などを含めて約五万人だったという・・・
 田母神氏が核武装を主張するのは自由だ。支持者も多いと聞く。議論は大いにやればいい。しかし、平然とうそをまき散らすなら、主張は説得力を失うだろう。」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2009082702000097.html
 
 結論だけは私と似通ってるけど、結論に至るまでの事実認識も論理も無茶苦茶な、この田母神俊雄のような人が「右」には多いから、いやになっちゃうんですよね。
 しかし、下野後の自民党を、この種の人々は、一見ねじれがなくなってスッキリするだけに、より熱烈に応援するんだろうな。
 ああ、考えたくもない。
 ついでながら、それにしても、態度をコロコロ変えた中山成彬は男を下げ、その妻の中山恭子も、一層女を下げたねえ。
 中山恭子は、中川昭一やこの夫の中山成彬のような人物を育んだ自民党の延命に力を貸し、拉致問題の超党派的大義を傷つけたのですから。
<コマ>
 –過去の非自民政権では出なかった膿–
 細川政権という国民だけには大人気の政権があったが、何故その時溜まりに溜まった膿が出なかったんだろうか。
 米国からの独立なぞ求めるべくも無かったのだろうけれど、自民政権の膿を出すぐらいのことは出来なかったんだろうか。
 沖縄返還時の密約、核密約などいくらでもあっただろうに。
 官僚にいいように丸められちゃったのか。
 基盤が脆弱すぎて何も出来なかったのか。
 それとも日本をよくしようという意思ではなく、自民から権力を奪うことだけが目的だったのか。
 民主には是非とも2/3をとって欲しい。
 自民の衆院再可決を散々非難したので、再可決はなかなか出来ないだろうが、いざと言う時の出方が違ってくる。
<太田>
 選挙民の意識が、当時まだ基本的に変わっていなかったということでしょう。
 だけど、細川政権の歴史的意義は、巨大です。
 ・・・The brief period of non-LDP government did leave one important legacy ? a new electoral system that combined first-past-the-post single-member constituencies with proportional representation through regional blocs (see box). As Gerald Curtis, professor at Columbia University, noted in the 1999 book The Logic of Japanese Politics, the single-seat system meant voters could no longer choose among rival LDP candidates, making a vote against the government always a vote for another party. “The new system encourages voting behaviour that turns elections into assessments of the performance of the incumbent government,” Prof Curtis wrote.・・・
http://www.ft.com/cms/s/0/c774c6d0-9282-11de-b63b-00144feabdc0.html
 なお、このFTの記事、
 Ichiro <Hatoyama> opposed the militarisation of the 1930s, and in 1943 was one of the few Diet members daring to vote against the government of Hideki Tojo.・・・
とも書いてます。
 戦中の日本も自由民主主義が機能してたことがお分かりか?
 さて、
 「・・・1)民主は非常に優勢で、衆院の再議決に必要な3分の2の320議席を得る可能性がある(2)自民は大敗が確実になり、100議席前後に落ち込む見通し(3)公明は小選挙区で苦戦、20台にとどまりそう・・・
  みんなの党は小選挙区、比例区で合わせて、選挙前の4議席維持に明るい見通し。 ・・・」
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908260489.html
 みんなの党で浅尾慶一郎まで当選だなんて信じたくないけど、それはそれとして、どうやら民主党2/3実現しそうですね。
 皆さん、くれぐれも棄権せずに、この予測を実現しましょう。
<ΞΑΞΑ>(「たった一人の反乱」より)
 現状、与党の自民党政治家のほとんどが腐敗しているのに加えて、野党に鞍替えした元自民党政治家たちも相変わらず腐敗しているわけでしょ。
 それは太田さんの説明によれば、いったん役人と政治家が共犯関係になったら、役人は政治家に弱みを握られたようなものなので、腐敗の関係を解消できないからという事ですよね。
 だとすると今度の選挙で自民党が野党になったとしても、同じ理由で野党自民党の政治家と役人の共犯関係は解消できず、腐敗も相変わらず継続されると思うんですが。
<ΞΑΑΞ>(同上)
a 与党民主党が腐敗を許さないなら、野党自民党の腐敗は徹底的に叩くはず
b 与党民主党が腐敗すれば、野党自民党は民主党を徹底的に叩くはず
c 与野党一丸となって腐敗する
 場合分けとしては、この3つかな?
 そりゃ、極悪政治屋は与党であろうが、野党であろうが、利益誘導するだろうけど、政権交代による政官業の構造的腐敗の解消は(いきなりゼロにはならないとしても)期待できるんジャマイカ。
<ΞΑΞΑ>(同上)
 なぜ政権交代したら構造的腐敗が解消されるのか、その理由が欲しいです。
 <私がさっき>書いた構図が継続されるなら解消される理由が見当たらない気がしますので。
 民主党にも元自民党系の腐敗している政治家がいるのだからaはありえないし、自民党の殆どが腐敗していてそれが野党になったとしても、役人の弱みを握っている限り腐敗が継続されるとすればbもありえないし、結局理屈の上では最悪の事態であるcになってしまいかねないのではないかと。
<ΞΑΑΞ>(同上)
・業者からキックバックが欲しいために、法案を通すことに協力する族議員
・法案を通したいために、特定業者を優遇する官僚
・仕事が欲しいために、キックバックする業者
>民主党にも元自民党系の腐敗している政治家がいるのだからaはありえないし、
 野党議員には法案を通す力はないから、現状は、自民腐敗度>>民主腐敗度でしょう。
 では、民主が与党になったときに、民主は自民並に腐敗するかどうか?
 与党民主が腐敗したら、与党の旨みに預かれない野党自民は、ここぞとばかりに民主を叩いて、政権奪取を目指すでしょうから、民主はそう簡単には腐敗できないはず。
>自民党の殆どが腐敗していてそれが野党になったとしても、役人の弱みを握っている限り腐敗が継続されるとすればbもありえないし、
 野党議員には法案を通す力はないから、自民が下野すれば、自民党系腐敗構造は大分崩れるのでは?
>結局理屈の上では最悪の事態であるcになってしまいかねないのではないかと。
 これは、共産党が見逃さないでしょう。
 結局のところ、今度与党となるであろう民主が腐敗するかどうか、自民にバレ無いような新しいビジネスモデルを民主が作れるかどうか。
 おーたんが、ズビシッと答えてくれるでしょうか。
<ΞΑΞΑ>(同上)
 ど素人の疑問にお付き合いしてくれてサンクスです。ただ、
>・業者からキックバックが欲しいために、法案を通すことに協力する族議員 ・・・<中略>・・・では、民主が与党になったときに、民主は自民並に腐敗するかどうか?
 ここまでは理解できます。
>与党民主が腐敗したら、与党の旨みに預かれない野党自民は、ここぞとばかりに民主を叩いて、> 政権奪取を目指すでしょうから、民主はそう簡単には腐敗できないはず。
 前提として自身が腐敗している場合は、他者の腐敗を暴きたてるようなことは、仕返しが怖すぎて出来ないと思ってるんですけど、そもそもそこが間違ってるんでしょうかね?
>>結局理屈の上では最悪の事態であるcになってしまいかねないのではないかと。
>これは、共産党が見逃さないでしょう。
 これも今まで自民党のほどんどが腐敗しているという事は、共産党には腐敗を止める力は無い、という事を意味しているんじゃないでしょうか?そこは今後も同じ事になるとしか思えないのですが。
>与党民主が腐敗したら、与党の旨みに預かれない野党自民は、ここぞとばかりに民主を叩いて、政権奪取を目指すでしょうから、民主はそう簡単には腐敗できないはず。
 というか現状でも、野党に落ちてるにも関わらず元自民党政治家たちは、腐敗の旨みだけは与党時代と変わらずに預かってるわけですよね。
 ならば同様に、来月以降自民党が野党になっても、今まで培った腐敗の旨みはだらだらと継続されるんでしょうし、与党民主自体はそう簡単にこれ以上の腐敗が進まなかったとしても、野党自民の腐敗がそのまま継続するならばあまり改革されたような感じにならないですよね。
 うーむどうも頭が悪いので申しわけない。よくわかってないです。
<ΑΞΑΞ>(同上)
 選挙戦はネガキャン。
 そのあとはチンコロ ってことだよね。 ん~さもしいが・・・。
<太田>
 皆さんの力の入った議論、人民網で解きほぐしてみましょう。
 「・・・「日本丸」の舵は、ついに小沢氏が握ることになると言っていい。小沢氏の扱いに関しては、その恩師・自民党竹下派の「重鎮」であった金丸信が思い起こされずにはいられない。さらに竹下・金丸の旧指導部や、小沢氏の政治の父である田中角栄も思い起こされる。そして、「表舞台に立つ」鳩山由紀夫氏も、かつて田中派に属していた。岡田氏ですら、かつては竹下派に加わっていたのだ。「トロイカ+岡田」体制のうち、菅氏以外はみな、自民党田中派の継承者と言えるのだ。「自民」も「民主」も元々根を同じくする・・・」
http://j.peopledaily.com.cn/94474/6739956.html
 「・・・道徳的基準で評価すると、民主党も汚職・腐敗事件を抱えており、自民党よりクリーンだとは決していえない。
http://j.peopledaily.com.cn/94474/6702208.html
と、ここまでは、人民網も皆さんと同じようなことを言っているわけです。
 しかし、その先がミソです。
 「・・・民主党は「日本政治の刷新」を自らの使命とし、特に「官僚政治」改革を積極的に主張している。日本の官僚機構はかつては日本の経済成長に貢献し、シンクタンクの役割だけでなく、政治家の役割の一部も行使してきた。だが、日本特有の政治文化が政官財の「鉄のトライアングル」の形成を招き、政治腐敗が日本の民衆に不満を引き起こす主たる原因となっている。・・・
 民主党の政策の柱は5原則、5策、5つの約束に総括される。5原則とは(1)「官僚主導」 政治から、「政治家主導」の政治へ(2)政府・与党の二元体制から、内閣の下の政策決定に一元化へ(3)各省の縦割りの省益から、政府主導の国益へ(4)縦型の「利権社会」から、横型の「きずなの社会」へ(5)「中央集権」から、「地域主権」へ–。5策とは(1)「国家戦略局」を設置(2)「事務次官会議」を廃止(3)大臣、副大臣、政務官を中心に、約100人の国会議員を配置。「政治家主導」で政策を立案、決定する(4)新たな幹部人事制度を確立(5)「行政刷新会議」を設置。高級官僚の天下りを厳格に禁止し、予算を精査し、無駄を根絶する–。5つの約束とは(1)議員の世襲と企業団体献金を禁止し、衆議院定数を80削減(2)小中学生のために毎年「教育手当」を支給し、大学の奨学金を拡充(3)年金制度を一元化し、最低保障年金を実施(3)地方の自主財源を大幅に拡充。農業の戸別所得保障制度を創設。高速道路を無料化。郵政事業を改革(4)中小企業の法人税を11%に引き下げる。求職者に職業訓練手当を支給。新企業を育成。環境保護事業を推進–。・・・」
http://j.peopledaily.com.cn/94474/6737261.html
 さすがスローガンの国だねえ。
 民主党マニフェスト、これだけで分かった気になっちゃいます。
 とまれ、人民網ならずとも、民主党のマニフェストの最大の眼目が「官僚政治」の打破にあることが分かります。
 ワシントンポストの記事もそう言っています。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/08/26/AR2009082603388_pf.html
 それが実現すれば、大事なことは宗主国米国にぶんなげ、それ以外のことは官僚機構にぶんなげてきた戦後日本政治↓
 ・・・the LDP for decades held the political middle ground by prioritising economic development while relying on the US for national security. LDP prime ministers set broad national directions but detailed policies were decided and implemented by a competent and motivated bureaucracy.・・・(FT前掲)
の打破につながる、と私は、(そしてこのFT記事も間違いなく、)考えているわけです。
 いずれにせよ、「官僚政治」打破のための手段として、今次民主党のマニフェストには、天下りの禁止等、官僚機構と大企業との癒着関係を絶つことを目的とする政策が盛り込まれています。
 ここで銘記すべきは、自民党や元自民党の政治家の腐敗の大部分は、上記官業癒着関係に、いわば寄生した腐敗であることです。
 例えば、小沢一郎の腐敗は、官製談合や官による民民談合の黙認があって初めて成り立ち得たものなのです。(談合摘発が厳しくなったことに伴い、小沢の建設土木がらみの腐敗も既に解消に向かっていました。)
 もちろん、いかなる先進国であれ、政治家の腐敗が根絶されることはありえませんが、民主党が掲げるこれら施策が実施された暁には、日本の政治家の腐敗も、政治家個々人が、自分のリスクでイニシアティブをとって行う腐敗、という、先進国におけるグローバルスタンダード的な腐敗へと減少、純化していく可能性が大である、と考えられるのです。
 皆さんの議論には、制度的、ないしはシステム的観点が欠落していたのではないでしょうか。
<KT>
 古賀誠が土下座をして民衆にお願いしてました。
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/08/20090826t11040.htm
 土下座をして、政治家をやる事に自分は違和感がします。
 土下座じゃなくて、政策とか、理念とかを主張して、受け入れられるのが政治家じゃないのでしょうか。
 土下座をしてしがみつかなくても、有能なら政治以外にもやれることがあるだろうに・・。
 なんか空しくなってきます。
<太田>
 これは、苦しい選挙の際に日本の政治家がよくやるパーフォーマンスです。
 しかし、自分以外の候補者のためにこのパーフォーマンスをやっていて、いや、そもそも、こんな時期に、自分の選挙区を離れていていいんでしょうかねえ。
 時代の大転換期には、様々な悲喜劇が起こるってことでしょうね。
 
 それでは、残りの記事の紹介です。
 「成績を上げるためにはよく寝ること――。そんな教訓が得られそうな実験結果を、渡辺武郎・米ボストン大教授らのグループが発表した。・・・
 「睡眠によって疲れがとれるから学習効果が高まるように見えるという考えもあったが、脳が活動して、学習を固定化していることがわかった」と渡辺教授は話している。」
http://www.asahi.com/science/update/0826/OSK200908260030.html
 これで、ロシアは、米国の、北朝鮮やイランの核ミサイルを念頭に置いたと称するミサイル防衛網構築を咎められなくなりました。↓
 「ロシアが北朝鮮の核やミサイル実験による有事に備えるため、極東地域にロシア版パトリオットミサイルと呼ばれるS400防空システムを配備した、とニコライ・マカロフ軍参謀総長が26日語った。・・・
 S400防空システムは、射程距離400キロ以内の空中目標物を迎撃できるよう設計された。目標物を追跡するレーダーと迎撃ミサイルで構成されている。
 敵の巡航ミサイルや弾道ミサイルなど200個余りの飛行物体を同時に捕捉、48発のミサイルを発射できる。ロシアは2015年までに、全域に30基を配備する方針だ。」
http://www.chosunonline.com/news/20090827000005
 韓国の主婦の方が日本の主婦よりはるかに亭主に経済面で心理的に依存しているとのことです。↓
http://english.chosun.com/site/data/html_dir/2009/08/27/2009082700476.html
 ジンナーとチャンドラ・ボース(コラム#14)を差し替えるべきです!↓
  
 ・・・Three men shaped India in the first half of the 20th century: Mahatma Gandhi, Jawaharlal Nehru and Mohammed Ali Jinnah. Gandhi and Nehru are widely known, but Jinnah remains a mysterious figure. ・・・
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2009/aug/26/jinnah-india
 ジンナーの評価は、下掲のくだり↓に尽きています。
 ・・・Lord Mountbatten, charged with transferring the power to an interim Indian government, considered Jinnah a “psychopathic case”. “Until I had met [Jinnah],” Mountbatten later wrote, “I would not have thought it possible that a man with such a complete lack of … sense of responsibility could … hold down so powerful a position.” To the very eve of partition, Jinnah was busy acquiring prime property in Karachi and Mumbai.(同上)
 ガンジーは宗教をもてあそび、ネールは宗教に無関心すぎたってくだり(引用省略)は、いかにもさにあらんって感じですがね。
 風前の灯火となった馬台湾総統が、急旋回の舵を切りました。↓
 ・・・Taiwanese President Ma Ying-jeou made the surprise announcement Thursday when he visited a school in Nantou County that was destroyed in mudslides triggered by Typhoon Morakot when it hit Aug. 8-9. The storm claimed 670 lives.
 ”The Dalai Lama could come to Taiwan to help rest the souls of the dead and also pray for the well-being of the survivors,” Ma said.
On Wednesday, leaders of seven municipalities recently hit by Morakot issued a joint statement inviting the Dalai Lama to visit storm victims from Aug. 31 to Sept. 4.
 The invitation from the leaders — all from the opposition Democratic Progressive Party– comes as Ma faces criticism that he botched the government’s response to the island’s deadliest storm in 50 years.
 The Dalai Lama has made three visits to the island over the past 12 years.
On Wednesday, Tenzin Takhla, the spiritual leader’s spokesman in Dharmsala, India, home to the Tibetan government-in-exile, said the Dalai Lama has accepted the invitation ”in principle.”
 Last December, Ma nixed plans for a Dalai Lama visit in what was largely seen as a move to placate Beijing. Improving relations between China and Taiwan has been the signature issue of Ma’s presidency.
http://www.nytimes.com/aponline/2009/08/26/world/AP-AS-Taiwan-Dalai-Lama.html?ref=world&pagewanted=print
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太田述正コラム#3487(2009.8.27)
<ローマ帝国の滅亡(続)(その4)>
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