太田述正コラム#3615(2009.10.30)
<皆さんとディスカッション(続x643)>
<べじたん>
≫日本に持ち込まれていた核が非戦略核兵器だったのか、戦略核兵器だったのか、よく分からなかったので教えて頂けますか。≪(コラム#3613。べじたん)
≫非戦略核兵器です。≪(コラム#3613。太田)
 これは、軍事の世界常識なのでしょうか?
 米国が日本領域に核を持って行くならば短/中距離核兵器(非戦略核兵器)であろう、なぜなら長距離核兵器(戦略核兵器)で短/中距離の地域を攻撃するよりも、短/中距離核兵器で短/中距離の地域を攻撃するほうが性能が良いはず、という想像はできるのですが。
 例えば日露に秘密裏の軍事演習で、戦略核兵器を装備した戦略原子力潜水艦(オハイオ級)が日本の領海を通過したことは無かった、と断言できるものなのでしょうか?(素朴な疑問です。無いことを証明しろ、というつもりではありません、念のため)
<太田>
 戦略核兵器の定義は以下↓のとおりです。
 
 The chief distinction is the nature of the delivery device. Weapons loaded on intercontinental ballistic missiles (ICBMs), submarine-launched ballistic missiles (SLBMs), and strategic bombers that can directly attack the enemy’s homeland are all considered strategic nuclear weapons.
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/Peace/E/pNuclear4_2.html
 つまり、ICBM、SLBM搭載潜水艦、核搭載戦略爆撃機以外の核兵器(システム)は非戦略核兵器ということになります。
 ICBMや核搭載戦略爆撃機は先制攻撃に対して脆弱です。
 他方、SLBM搭載潜水艦は水中を移動していることから、その現在場所をつきとめにくいことから、先制攻撃されにくく、だからこそ、第二撃核兵器と言われているわけです。
 しかし、米ソ対峙時代に、そんなSLBM搭載潜水艦を例えば日本海に進出させるとどうなるでしょうか。
 それは、ソ連の空、海上、海中、及び海底の密度の高い潜水艦探知網の中に飛び込むようなものであり、探知される可能性が高く、探知された場合、詳細な音紋を採取されてしまうでしょう。また、ソ連が望めば、これを攻撃する手段も米本国近海(例えばアラスカ沖)にいる米SLBM搭載潜水艦と比べて比較にならないほど豊富であることから、アブナくて仕方がありません。
 そんな火遊びを米国が試みるわけがないのです。
 なお、ICBMと核搭載戦略爆撃機が日本の領域に配備されたことがないことはご承知のとおりです。
<べじたん>
≫非核三原則がらみの質問なのですが、92年以降、米国の核搭載艦が日本に寄港しなくなったのは、米国単独の政策なのでしょうか?
それとも、米ソ間の条約によって、米国の核搭載艦は日本に寄港できなくなったのでしょうか?≪(コラム#3613。べじたん)
≫欧州のNATO諸国に配置してある米国の非戦略核兵器は撤去されていない(コラム#3604)ので、米露間の条約・・あるとすれば秘密協定・・があるとは思えません。≪(コラム#3613。太田)
 下記に書かれている欧州の核をどうするか的な交渉が、米露間であったように読めました。(STARTに付随した交渉でしょうか?)
 したがって、日本の核についても、米露間の交渉があったのではないか?と想像したのですが、どうでしょうか?
 「第6節 一方的な核軍縮の動き
1.米露
(1) 90年代初頭、主に非戦略核兵器(戦術核兵器)に関し、米露両国は一国の一方的な措置に応える形で削減を実施したことがあり、この結果、欧州戦域に配備されていた米露の戦術核兵器が大幅に削減された。
(2) 具体的には、旧ソ連が複数の共和国に分離していく過程で、核管理体制崩壊の危険性や第三世界への核拡散という新たな差し迫った脅威が生じた。91年9月、ブッシュ米大統領(当時)は核兵器削減イニシアチブを発表し、核拡散の問題が相対的に重要になったとの認識の下、次のような措置を自らとるとともに、国際社会に対して求めた。
(イ)地上発射の戦術核兵器を米国に引き揚げ、すべての核砲弾と短距離弾道ミサイルの核弾頭を破壊する。
(ロ)欧州においては、引き続き航空機による核攻撃能力を維持することとし、ソ連に対しては、ソ連のみが保有する対空ミサイルの核弾頭や核地雷を破壊すること等同一の措置をとるよう呼びかけた。
(ハ)米国は、トマホーク巡航ミサイルを含む戦術核兵器を水上艦艇及び攻撃型潜水艦から撤去し、地上配備の海軍航空機に搭載する核兵器も引き揚げて、その多数を破壊し、残余は、米国において、安全な場所で集中的に保管することとし、ソ連も同様の措置をとるよう求めた。これを受け、91年10月、ソ連のゴルバチョフ大統領(当時)は米国の呼びかけに応えるものとして、地上発射戦術核兵器及び海洋発射戦術核兵器の廃棄等を発表した。」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/gun_hakusho/2002/hon2_4.pdf
*
 想像と言うか、陰謀論的議論ですみません。頭の中で整理できていないと自覚しつつ、質問させて頂きました。
<太田>
 特定の非戦略核兵器撤廃についての米ソ間の条約としては、以下↓が唯一のものです。
 The Intermediate-Range Nuclear Forces Treaty (INF) is a 1987 agreement between the United States and the Soviet Union. ・・・eliminated nuclear and conventional ground-launched ballistic and cruise missiles with intermediate ranges, defined as between 500-5,500 km (300-3,400 miles). By the treaty’s deadline of June 1, 1991, a total of 2,692 of such weapons had been destroyed, 846 by the U.S. and 1,846 by the Soviet Union, which was much more unequal in number of INF warheads destroyed.・・・
http://wapedia.mobi/en/Intermediate-Range_Nuclear_Forces_Treaty
 注意すべきは、これらの・・例えば、ソ連のSS-20や米国のパーシング2ないしGLCM・・核兵器は、欧州諸国や日本にとっては戦略核兵器であったことです。
 それ以外の非戦略核兵器・・事実上戦術核兵器と言い換えても良い・・を米国がその後削減したのは、対地(対海上を含む)攻撃のための在来型兵器の命中精度が精密誘導兵器(Precision-guided munitions)の発達によって飛躍的に向上した
http://en.wikipedia.org/wiki/Precision-guided_munition
ため、爆発威力が大きく、陸上で使えばコラテラルダメージも大きく、戦場で使用すれば友軍にも被害を与える可能性の高い核兵器、しかも全面核戦争へとエスカレートする危険性のある核兵器を使用する必要がなくなったからに過ぎません。
 (中性子爆弾(neutron bomb)は、対人員殺傷専用なのでいささか事情が異なりますが、それでもエスカレートの危険性は残ります。)
http://www.cato.org/pubs/pas/pa015.html
 (この1982年論文↑を追認した、米国政府の公式文書もあると思うのですが、探し切れませんでした。)
 どうせ、一方的に使用を止めるはずであった核兵器の使用停止/廃棄に崩壊過程にあったソ連を巻き込み、ソ連の戦術核兵器や核弾頭の第三国への拡散等を防ごうとした米国の目論見に、国内がガタガタの上に金欠病のソ連が藁をもすがる思いで事実上乗った、というのが、べじたんさんが引用された話、私が考える真相です。
<コバ>
≫典拠教えて欲しいなあ。≪(コラム#3613。太田)
 学研まんが人物日本史 大久保利通(1989年)には大久保に八千円の借金がのこっていたと書かれています。産経の記事はウィキペディアからでしょうか?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E4%B9%85%E4%BF%9D%E5%88%A9%E9%80%9A
<太田>
 どうもありがとう。
 なーんだって感じですね。
 それでは、べじたんさん提供の2ちゃんの過去スレッドの紹介の第一弾です。
 ばっかばかしいスレッドを2つお届けしましょう。
 「◆太田述正って・・・◆」スレからです。
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1 :専守防衛さん:2006/02/10(金) 21:01:43
太田述正って知ってる?東大法卒56歳・元防衛庁審議官っていうんだけどさ。
最近、高卒叩きをやらかして、彼の掲示板はプチ祭りになってる。
人格に問題ありそな人なんだけど、なんか噂があったら教えてちょ。
(コラム)
このところ世間の耳目を集めている構造計算偽造事件とライブドア事件に
は、奇妙な共通点があります。
両事件のキーマン達が、ことごとく大学を出ていないことです。
このご時世、新しいビジネスモデルを確立しようというのであれば、
経営者に学歴がないことはかなり致命的なのではないか、と私は考えています。
http://www.ohtan.net/column/200601/20060125.html
(BBS)
米国での研究によると、結婚している男女については、二人の学歴の相関度が、
他のいかなる要素の相関度より高い、ということが分かっています。
 現実とは、あなたが考えるほどロマンティックなものではありませんよ。
http://www.ohtan.net/cgi-bin/bbs/ohta_bbs.cgi?no=1632&reno=1629&oya=1624&mode=msgview&page=0
(トップページ)
http://www.ohtan.net/
(コラム・インデックス)
http://www.ohtan.net/column/index.html
(掲示板・インデックス)
http://www.ohtan.net/cgi-bin/bbs/ohta_bbs.cgi
 ・・・
3 :専守防衛さん:2006/02/10(金) 22:03:31
てか、そんなに噂になるよな人間じゃねえのか。
4 :専守防衛さん:2006/02/11(土) 00:19:33
自衛隊板って、いつもこんなにスレが動いてるの?
せっかくスレ立てても、すっげー早さで沈んでいくよ。
5 :専守防衛さん:2006/02/11(土) 00:49:21
太田って言うだけで気持ち悪い。
6 :専守防衛さん:2006/02/11(土) 14:14:37
なんもねえのかな。
7 :専守防衛さん:2006/02/11(土) 22:45:03
「私は防衛庁時代に、官房審議官から仙台施設局長に転出したのですが、官
房審議官は国防機構に係るグローバルスタンダードに照らせば、中将寸前の
少将相当であり、また施設局長は中将相当であって、いずれも、国際的には
かなりの敬意を払われる「階級」です。」
http://www.ohtan.net/column/200602/20060208.html#0
仙台施設局長ってそんなに偉かったか?
8 :専守防衛さん:2006/02/12(日) 16:19:26
指定職だからね。
自衛官でいえば、将乃至は将補(一)
悪い人ぢゃないんだが、ピントが外れてるんだな
9 :専守防衛さん:2006/02/12(日) 17:19:01
談合問題についてのコラムには聞くべきものもあるかな
てか、この人の説では法学部みたいな実学学部は本来の大学教育正味2年分でしかないから「短大」だとか…
10 :専守防衛さん:2006/02/12(日) 23:48:44
>>8
>悪い人ぢゃないんだが、ピントが外れてるんだな
やはり誰の目から見てもそうなんだなw
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 何だか訳の分からんスレでした。
 次いで、「話題の防衛官僚太田述正氏が持ち主を捜しています」スレです。
 懐かしい!
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1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 00:50:07.67 ID:O0DUAyIN0
ttp://blog.ohtan.net/archives/51076964.html
>昨日早朝、自宅から最寄り駅に向かう途中、道路に1万円が落ちていて拾いました。
>もちろんネコババするつもりだったけど、やはり良心がとがめます。
>このコラムを読んで申し出られたら、ご近所の方ならお返ししますよ。
ttp://blog.ohtan.net/archives/51078395.html
>現在なら、(判例を調べたわけではありませんが、)1万円程度なら、たとえネコババした
>としても、占有離脱物横領罪としての可罰的違法性はないのではないかと思料されます。
>結論的に申し上げれば、あの1万円札を私はネコババしたって問題はないのだけれど、
>いわんや、拾ったという事実をネット上で公表し、遺失主が申し出ればお返しするとまで
>申し上げているのですから、全くもって何の問題もない、ということなのです。
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 00:51:58.76 ID:O0DUAyIN0
vipの力で汚職に対抗してる太田さんの力に少しでもなってあげよう
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 00:51:59.03 ID:r9vNuPNX0
それ俺だ
でもやるよ、その代わり日本海をイージス艦でうめつくせ
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 00:56:08.63 ID:O0DUAyIN0
全然レス付かないな。
vipの奴らはもっと応援するべきだぜ。
さすが汚職を追及してる太田さんじゃないか。
こうやってお金を拾ってネットで落とし主を探すほど心が清い。
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:00:24.75 ID:izNNTQZbO
おかね を ひろったら けいさつ に とどけるのが
ふつう の じょうしき てきな
にんげんだ と ぼくは おもいます
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:02:22.71 ID:6E2/FmMH0
これはwwwwwwwwwwww
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:18:37.46 ID:0BGh4GLH0
文体からそこはかとなく漂う上から目線が・・・w
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:23:26.72 ID:O0DUAyIN0
心あるひとならもっと宣伝して落とし主を探してあげるべきです!
>>5
警察は自民党の手下なので信用できないです。
こうやってネットで探した方が確立は高いはずです。
>>7
あなたは失礼な人ですね。
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:24:25.93 ID:FSn+8/Ai0
太田述正掲示板
ttp://9120.teacup.com/ohtan/bbs?OF=0&BD=17&CH=5
>Re: 遺失物等横領罪 投稿者:太田述正 投稿日:2007年11月23日(金)20時36分52秒   返信・引用
> > No.316[元記事へ]

>考えてみると、ホームページ上に私の事務所の住所は記してあるけれど、
>自宅の住所は記してないので、私のコラムを読んだ人でも、私を個人的に
>知っていない限り、1万円を落としたと申し出られるわけがありませんでした。
>住所の公開はマズイので、最寄りの駅を書くと、東急池上線御嶽山駅です。
>この駅に東側から接近中に拾いました。なお、今更、交番にも届けるのも何
>だかヘンです。というのは、拾った1万円を財布に入れてしまい、現在1万円
>札6枚が財布に入っており、そのうち拾った札がどれだったか分からなくなっ
>ているからです。拾ったのはモノとしての1万円札か、価値としての1万円か、
>果たしてどちらだと皆さん、お考えですか?
こいつ、警察に届ける気がゼロだよ。
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:31:20.79 ID:UdAj+2ea0
永田メール再来の悪寒
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:35:11.13 ID:FSn+8/Ai0
額賀財務相:宴席問題 民主、追及決め手欠く 反論「想定外」で問答平行線に
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2007/11/23/20071123ddm005010017000c.html
>この日の質疑で額賀氏を追い詰めようと勢いづいていた民主党。しかし、不発に終わった
>ことを受け、党勢失速を招いた昨年の「偽メール事件」を念頭に、「額賀氏の追及は慎重に
>行うべきだ」との声も上がり始めている。
再来だな、こりゃ。
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 本日、ご紹介すべき記事は皆無です。
 こんな日、初めてじゃないかな。
 そこで、探し回って、ミニコミから記事を一つ。
 「・・・そもそも小泉元首相が郵政民営化を決断するきっかけになった原点は、私憤・私怨に近い感情だったと推察されている。
 というのは、20代の青年だった小泉氏は父・純也氏の急逝を受けて、急きょ神奈川県南部の地盤を引き継いで、立候補。その選挙で、支持母体のはずの特定郵便局長たちの一部造反に遭って、落選してしまったのである。小泉氏はその後、大蔵族の政治家として歩み、反郵政の思いを募らせた。晩年、竹中氏や西川氏を重用する一方で、反対勢力を掃討し、郵政民営化を成し遂げたのだ。
 そして今、時代が巡り、政権を奪取した鳩山政権の亀井郵政・金融担当大臣は、「反自民」「反小泉・竹中」「反西川」の人事を断行している。・・・
 亀井氏は2005年当時、当時の小泉内閣の倒閣に動いて、自民党離党を余儀なくされ、国民新党に合流しただけで、本来的な意味の郵政族ではない。しかし、離党を迫った小泉氏への対抗心の強さはかなりのものだ。そして今回、小泉郵政民営化路線を修正するに当たって、心情面で「反自民」「反小泉・竹中」「反西川」の線で気心の知れた人脈を勢揃いさせた・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/4423813/
 みんなみんな、ホント、次元が低いねえ。
 私と関わりの深いお三方が、今回の人事で登用されたことには、お祝いを申し上げておきましょう。
 お三方とは、副社長の旧日本長期信用銀行(現新生銀行)元常務の高井俊成経営コンサルタント(浩志会で幹事をやった時の同僚)、社外取締役の原田明夫元検事総長(長年私的勉強会で一緒)と小池清彦新潟県加茂市長(元防衛庁教育訓練局長で防衛庁キャリアの先輩)です。
 ついでに、一日早く、一人題名のない音楽会を「開催」することにしました。
 今週末は、北欧音楽特集と銘打って3日連続でお送りします。
 先回りして申し上げておきますが、アイスランドとデンマークは登場しません。
 アイスランドは人口が少ないのだから致し方ないとして、デンマークは、遺憾ながら、音楽不毛地であることを発見しました。
 初日の今日はスウェーデンです。
 スウェーデンの音楽で聴くに値するものは、比較的最近のポップスのアバ等を除けば、ただ一曲しかありません。でもこの一曲だけで十分かもしれません。
 民謡、「麗しのヴェルムランド」です。
 「・・・ヴェルムランドはスウェーデンの南西部に位置する地方。・・・スウェーデン民謡「麗しのヴェルムランド(Ack Varmeland Du Skona)」・・・は19世紀の歴史家アンデルス・フリクセルが採譜したと言われ、1846年F.A.ダールグレンの劇『ヴェルムランドの人たち』に用いられている。・・・」
http://d.hatena.ne.jp/wineroses/20090816
 それではまず、オリジナル曲を聴いて下さい。
 男女が歌います↓。ヴェルムランドの美しい風景もご堪能下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=-adUYvCvBTM&feature=related
 次いで、女性による歌・・歌唱としてはこれがユーチューブ中では一番・・です。↓
http://www.youtube.com/watch?v=BOgN3jVgv1w&NR=1&feature=fvwp
 この曲が世界に広まった事情は、以下↓のとおり。
 「・・・1951年スウェーデンに演奏旅行に行った<Stan Getz(>スタン・ゲッツ<)>。現地の曲を<「懐かしのストックホルム(Dear Old Stockholm)と名付け、>ジャズ風にアレンジして演奏。これが好評を博した。」(ハテナ上掲)
 (ストックホルムはヴェルムランドとは無関係なのでご注意。)
 まるで曲想が変わっちゃってますが、上出のスタン・ゲッツらによる、すんばらしい演奏をどうぞ↓。古のストックホルムをご覧になれます。
http://www.youtube.com/watch?v=ksQBfJ968TA&feature=related
 わが大井貴司(Takashi Ohi)によるマリンバも素敵ですよ↓。ストックホルムの夜景が流れます。
http://www.youtube.com/watch?v=3VrUPAqAx-s&feature=related
 米国留学の帰途の1976年、立ち寄ったストックホルムの小劇場 Chat Noir でのシロクロ・ショー・・オイオイ・・を思い出すなあ。
————————————————————–
太田述正コラム#3616(2009.10.30)
<キリスト教の歴史(その1)>
→非公開