太田述正コラム#3723(2009.12.23)
<皆さんとディスカッション(続x691)>
<ueyama>
–ウッズの話題に参加してみる。鬱も関係あるかな–
 ・・・コラム#3717でηηΒΒさんが紹介してくださった記事にある鬱病(精神病)騙りの話ですけど、これって、ずっと昔から行われてきたことですよね。
 「障害年金」のためではなく「クスリ」のためだったですけど。
 ueyamaも今から病院いって大抵のモノなら処方してもらう自信があります(笑)。・・・
 ヴァイコディン(日本では処方されてないし、つまり正式な日本語名はないので、このクスリの話をするときはこう呼んでました。米映画とか米ドラマでよくでてきて、こう言ってるようにしか聞こえなかったし)って、名前からの想像で阿片系、つまり咳止め薬で有名なコデインっぽいのだと勝手に思ってたんで、「ビコディンはモルヒネやコカインに似た作用を脳に及ぼ<す>」ってくだりで、えええええ、コー君??って感じだったんです。
 で、調べてみましたが、Vicodinってヒドロコドン(Hydrocodone。コデイン、テバインの合成)とアセトアミノフェンのカクテルなんですね。
 いわずもがなかも知れませんが、コデイン、テバインはモルヒネ、ヘロイン、それからマイケル・ジャクソンの死で有名になったデメロールなんかと同じ阿片系のクスリ(昔はケシから精製されたものだけを阿片系(オピオイド)っていってたような気がしますが、最近はランナーズハイとかβエンドルフィン、つまりオピオイド受容体にくっつくものなら何でもオピオイドっていうようになってきてるんですね。)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%94%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%89%E7%B3%BB%E9%8E%AE%E7%97%9B%E5%89%A4
で、アセトアミノフェンは基本的にはただ解熱鎮痛効果のある中毒性も身体への毒性もあまりない、日本で一般に市販されている風邪薬に含まれてるような成分です。
 特に後者のほうに問題があると思う方は非常に少ないでしょう。
 (致死量が存在するので信じられないくらい沢山飲めば死にますが、月並みですが醤油だって沢山飲めば死ぬのです。そういえばueyamaの祖母はバファリン中毒で、一日一箱消費してました。)
 で、前者のほうですけど、これ、ueyamaの実体験も含まれつつイリーガルに関しては経験上の話ではないというエクスキューズをおかなくてはならなくて恐縮ですが、阿片系って間違ってもコカインのようなアッパーなパーティドラッグ系と同じ、あるいは「似た」作用を脳に及ぼすとは考えられません。
 これらは当然阿片と同じようにダウナードラッグです(モルヒネの効果を想像すればいい)。
 ですから「<Vicodinには>副作用として、”男性機能”を高める効果もあるという」
<(コラム#3719。http://sankei.jp.msn.com/sports/golf/091221/glf0912210849001-n1.htm)>
というのはちょっと信じられません(ダウナードラッグだからといって”男性効果”を高める効果があるものがないとはいいませんが。 例えばカナビスとか)。
 ueyamaは阿片系の、阿片、ヘロイン、コデイン中毒者の知り合いがいますが、彼らから、このクスリによって「”男性機能”を高める効果」があったと聞いたことはありません。
 それから、もう一つ挙げられている睡眠薬「アンビエン(酒石酸ゾルピデム)」ですが、これは日本では「マイスリー」として処方されていて、要は睡眠導入剤として処方されているわけですから、もちろんダウナー系です。
 ただ、多量に飲めばいわゆる多幸感が生まれ、また、太田さんのコラムでは省かれていましたが、「<アンビエン>には性欲増進という“おまけ”がある」というのは半分本当です。半分嘘ですけど。
 つまり(上述の「嘘」というのは)、これらのクスリは脳に作用し、その結果理性を失いがちになる傾向があります。そのときにヤラせてくれる美しい女性が目の前にいたらどうでしょう。
 誰だってラリってて目の前に美しい女性がいるのにヤラないなんて選択肢はほとんどあり得ないんですよ。
 (ただし、アンビエンには性欲減退、という副作用が同時にあるんですけどね。)
 コラム#2971で紹介されている記事に「オーガスムの際には、アルコールを摂取した時と同様、薬物であるところの、大脳内で快楽を引き起こすドーパミン(dopamine)が分泌される・・・ので、セックス中毒は薬物中毒であると見ることも可能だ」とありますが、これは完全にueyamaの意見を補強しているように感じますね。
 しかし、(原文を見てないので引用されなかっただけかもしれませんが)SEXではβエンドルフィンも放出されます。ドーパミンがアッパー系であり、βエンドルフィンがダウナー系(オピオイド)です。
 だいたい、SEX後は眠くなるでしょう。
 これはβエンドルフィンの効果です。ドーパミンが過剰放出されると(頭がおかしくなっちゃうので)βエンドルフィンが放出され、気分を落ち着け、陶酔させてくれるのです。
 というわけで、今まで報道されたというか、報道をちゃんと見ていないので太田ディスカッションで紹介された記事を読んで得た結論というか推測ですが、ウッズはただのダウナードラッグ中毒者であり、「セックス依存症」なんて「病気」ではないのではないでしょうか。
 で、彼がドラッグ中毒者だとして、ドラッグ(もちろんアルコールも含む)なんてのは色々理由をつけたがる人もいるけれど、実際は「気持ちいい」からやるだけのことですし。
 ヘロインやカナビス中毒者に産み出された芸術がどれだけあるでしょうか。
 欧州の絵画なんてほとんど阿片やカナビス中毒者のものでしょう。
 キース・ジャレットやビル・エヴァンスがヘロインでヘロヘロで弾いたピアノに誰が文句をつけることができるでしょうか。
 Jazzなんて阿片系ドラッグなしにはほとんど語ることができないほどです。
 何かの「中毒」は「治療」されるべきであり、その彼らは「健全」になるべきでしょうか? ueyamaにはどうしてもそうは思えません。他人に危害を加えない限りにおいては。
Vicodin
http://en.wikipedia.org/wiki/Vicodin
ヒドロコドン(Hydrocodone)
http://en.wikipedia.org/wiki/Hydrocodone
アンビエン(マイスリー)
http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se11/se1129009.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BE%E3%83%AB%E3%83%94%E3%83%87%E3%83%A0
 ・・・ま、「病気」なら治ったほうがいいですよね。治るかどうかは別として。
<太田>
 抗鬱剤としての失敗作が転じて女性の性欲昂進薬になったという報道(コラム#3653)から、逆に抗躁剤的なものが性欲抑制薬として働いても不思議はないでしょうね。
 産経というか、日本のマスコミの記事、とりわけ海外に係る記事がいいかげんであったとしても、驚きません。
 いずれにせよ、ドラッグの問題に対し、我々は、もっと大衆週刊誌的ではなく、マジメな関心を寄せるべきだと痛感させられます。
 フランシス・フクヤマの指摘(コラム#739)、皆さん、再度読まれるといいと思います。
 さて、精神疾患については、
 「精神分裂病や躁鬱病の現れ方も文化的文脈によって違ってくる」(コラム#1721)らしいことや、ちょっと前にも改めて部分的に引用したところですが、躁鬱病・・より一般的に精神疾患と認定されるためには、「その症状<が>臨床的に著しい苦痛または、社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている」(コラム#2805)ことが要件となるらしいことが重要だと思います。
 だって、肉体的な病気の現れ方や認定基準では、こんなのナシですもんね。
 ウッズの場合、カウンセリングを受けることを拒否しているというのですから、恐らく自分の(ドラッグ禁断やセックス昂進等の)症状が自分自身に「著しい苦痛」はもたらしていないのでしょう。
 しかし、彼の場合、間違いなく「社会的、職業的・・・機能の障害を引き起こしている」ので、精神疾患(「病気」)であると認定される可能性は相当ありそうに思えます。
 問題なのは、彼が良家のカタギの、しかも純白人のお嬢さんと絵に描いたような結婚をし、また、ジェントルマンのスポーツたるゴルフのプロという職業を選択したばかりか、超一流のプロゴルファーになったために、プロゴルフ界全体、及び広告契約を結んでいるたくさんの会社の業績を左右する立場になってしまったことです。
 このことによって、彼は、自ら自分が「病気」と認定されるレベルを著しく引き下げてしまったのです。
 
 これだけで、私の言いたいことは、おおむねご理解いただけたと思いますが、補足的に、ウッズに係るコラム中の一節をご紹介しておきましょう。
 実は、このコラムをお読みになると、この一節が極めて唐突な形で挿入されているのにお気づきになるはずです。
 しかも、紹介した一節の後半は、さりげなく黒人に言及しつつ、一般的な命題の形で記述されています。
 恐らくポリティカルコレクトネスの観点から、このコラムニストはそうしたのでしょう。
 ・・・while only 12 percent of this nation is African-American, a staggering 46 percent of Americans living with AIDS are black. ・・・
 Divorces, the low black marriage rate, financial and emotional distress (on adults and children) are everyday realities of modern relationship wars. ・・・
http://www.theroot.com/views/m-word-talking-marriage-and-monogamy-time-tiger-woods
 私の言葉で、このコラムニストが言いたかったであろう・・恐らくフツーの米国人読者にとっては説明を要しない・・ことを露骨に記すと、こういうこと↓になるのではないでしょうか。
 「黒人同士であれば、結婚していようが結婚していまいが、パートナー以外とのセックスなど日常茶飯事であり、ゴルフクラブを振り回されたり、車で逃げ出したりするようなことはなかったろうし、いちいち離婚騒ぎになることもなかったろう。いや、離婚そのものすら日常茶飯事だから、離婚したところで、大したニュースにはならないはずだ。」
 最後に、本日目にしたウッズについての記事(空撮写真付き!)を一つご紹介しておきます。
 ウッズは、現在新居たる超豪邸を、現在住んでいる同じフロリダ州で建設中なのですが、この超高級住宅街にいくつかある超高級ゴルフクラブの会員にはもはやなれないだろう、ということはもはやこの新居に引っ越するわけにはいかない・・それじゃ練習もできなくなる・・、ということが示唆されています。↓
http://tmagazine.blogs.nytimes.com/2009/12/15/surreal-estate-tigers-other-mansion/?ex=1276578000&en=edd7b6c58fef0f41&ei=5087&WT.mc_id=TM-D-I-NYT-MOD-MOD-M128-ROS-1209-L1&WT.mc_ev=click
 まっことゴルフは「ジェントルマン」のスポーツなんですな。
 
 以上から言えることは、ウッズが職業として(Ueyamaさんご推奨の)ミュージシャンか小説家/詩人を選び、超ボインの美形だけどフツーの家庭の娘っ子の黒人の女性と結婚しておれば、こんな騒動が引き起こされることはなく、また、間違っても「病気」と認定される恐れなどなかった可能性が高い、ということです。
<べじたん>
 <これ↓は、>日本が属国である<ことを示す>インパクトの有る数字<では>ありませんか?
http://www.defense.gov/pubs/allied_contrib2004/allied2004.pdfより
<Table E-3 Bi-lateral Cost Sharing Contributions>
  米軍人数 | 直接支援 | 間接支援 | 駐留経費合計
 Japan 41,626 | $3,228.43 | $1,182.92 | $4,411.34
 Germany 72,005 | $28.70 | $1,535.22 | $1,563.92
 Korea 38,725 | $486.61 | $356.50 | $843.11
 Italy 13,127 | $3.02 | $363.53 | $366.55
 Kuwait $3,096* | $252.98 | $0.00 | $252.98
 UAE $591* | $86.95 | $130.42 | $217.37
 UK 11351 | $27.50 | $210.96 | $238.46
  (*Kuwait とUAEが、$単位になっているのはミスプリ?)
ーーー
<Table E-5 U.S. Cost Offset Percentages>
 「Share of U.S. Overseas Stationing Costs Paid by Selected Allies」の棒グラフ
***
 もうちょっと、最新版のデータがないか、検索してみましたが、見当たりませんでした。
 ところで、在独米軍人数って、多いんですねえ。
<太田>
 べじたんさん、クリーンヒットですね。
 この数字を見ると、改めて、怒りが湧いてきます。
 べじたんさんが、USさんが私のために作成されているパワーポイント資料にこれ、いいのではないか、とおっしゃってます。
 USさん、ご検討願います。
 なお、
Bilateral cost sharing is divided into two categories, according to whether the costs are borne by the host nation on-budget (direct cost sharing), or as imputed values of forgone revenues (indirect cost sharing). Direct cost sharing includes costs borne by host nations in support of stationed U.S. forces for rents on privately owned land and facilities, labor, utilities, and vicinity improvements. Indirect cost sharing includes forgone rents and revenues, including rents on government-owned land and facilities occupied or used by U.S. forces at no or reduced cost to the United States, and tax concessions or customs duties waived by the host nation.
http://www.defense.gov/pubs/allied_contrib2004/allied2004.pdf 上掲
ということなので、「間接支援」と「駐留経費合計」は、それぞれ括弧書きにした方がいいかもしれませんね。
 それでは、その他の記事の紹介です。
 官業癒着時代が終わりつつあることの自覚が容易にできない防衛省。その時代感覚の欠如ぶりが、改めて分かります。↓
 「米軍普天間飛行場の代替施設建設に伴う地質調査などで当初予算を13億円も超過しながら適切な予算措置を取らず、会計法令に背いたと会計検査院から指摘を受けたのに、軽い処分にとどめたとして、検査院は22日、防衛省に対し、予算執行の責任者だった当時の那覇防衛施設局(現・沖縄防衛局)の局長2人を懲戒処分にする要求を出すことを決めた。省庁に対する懲戒処分要求は1952年以来57年ぶりとなる。 ・・・
 02年に合意された普天間飛行場の沖縄県名護市辺野古沖への移設に向け、同局が04年に海底地質のボーリング調査に着手したが、調査への反対住民による阻止活動などがあり、調査業務が滞った。さらに05年に建設予定地が沿岸部に変更されたことから、業務は一時中止し、都内の請負業者4社との契約を解除し、契約額計8億5千万円を上限に支払うことを決めた。
 しかし、4社は阻止活動への対応で監視船を大量に導入したことや追加調査などで費用がかさんだこともあり、上限付きの支払いを拒み、06年に超過分の支払いを求める損害賠償訴訟を起こした。08年に和解が成立し、同局が4社に対し、和解金として計約22億円を支払った。
 関係者によると、検査院は、同局の職員が反対運動に対処するため、契約に無い業務を業者に次々発注し、予算オーバーになっていったのに、予算の執行状況を確認しなければならない当時の局長2人が職務を怠っていたにもかかわらず、軽い処分で済ませた点などを問題視。2局長に対し、「債務を負わす原因となった重過失行為」に当たると判断したという。・・・」
http://www.asahi.com/national/update/1222/TKY200912220512.html
 「・・・防衛省が2001年に62機の導入を決めた戦闘ヘリ「AH64D」(愛称アパッチ・ロングボウ)。同ヘリを生産する富士重工と関連部品メーカーは、すでに米ボーイング社にライセンス料など四百数十億円を支払っている。
 富士重工は、これを62分割して1機ごとの代金に上乗せし、回収する予定だった。ところが、防衛省の発注は07年度までの計10機だけで、その後は事実上中止された。・・・
 富士重工業は22日、防衛省の戦闘ヘリコプター調達の方針変更でライセンス料などが未回収のままになっている問題で、同省に400億円弱の支払いを求める民事訴訟を起こす方針を固めた。来年1月にも提訴する。・・・」
http://www.asahi.com/business/update/1223/TKY200912220544.html
 そのズレズレ防衛省の象徴たる守屋に高裁判決が下されました。↓
 「防衛装備品の調達を巡る汚職事件で、収賄罪と議院証言法違反(偽証)に問われた守屋武昌・元防衛次官(65)の控訴審判決が22日、東京高裁であった。
 長岡哲次裁判長は「装備品の納入業者から接待を受け続けており、防衛行政の公正さに対する疑惑を生じさせた」と述べ、懲役2年6月、追徴金約1250万円の実刑とした1審・東京地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。弁護人は即日、上告した。・・・
 控訴審で弁護側は、1審で認めていた防衛専門商社「山田洋行」への便宜供与は否認。国会での偽証については「質問があいまいで、偽証したとまでは言えない」と主張し、執行猶予付きの判決を求めていた。
 2審判決は、守屋被告が贈賄側の「山田洋行」元専務・宮崎元伸被告(71)(上告中)の求めに応じて外国メーカーの幹部と面談し、同社について「信頼できる」との評価を伝えたことなどについて、便宜供与と認定。偽証についても「宮崎被告と口裏あわせをした上で偽証しており、国会の権威と機能を損なった」と述べた。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091222-OYT1T00837.htm
 さすがに、主要紙の電子版は報じていないけど、一部TVが、この判決後に守屋が記者会見を行い、あろうことか、「辺野古への移転しかない。米側は一貫して本件に誠実に対処してきた」といった趣旨のことを述べた映像を流していました。
 これだけ国内情勢にうとく(だから収賄で逮捕され有罪判決を受けた)、海外情勢にもうとく(だから「米国通」の業者にからめとられた)、重要な話の記憶も曖昧な(だから偽証罪で有罪判決を受けた)防衛庁同期生の元次官が、普天間問題で、TPOをわきまえず、また、誰からも期待されていないのにこういった発言をするとは、呆れるのを通り越して、悲しくなっちゃいました。
 全然聞く耳を持たないようだが、守屋、最後の忠告をしとくよ。
 最高裁で刑が確定し、刑期を終えて出所するまでは、謝罪の言葉以外は、二度としゃべらず、書かず、ひたすら謹慎しろ!
 それぞれ、日本ではどうなのか知りたいけど、どうやら、現在の韓国人が外見を気にする度合いは、日本人とは比較にならないみたいね。↓
 誰か、どうしてそうなのか、分析してくれない?
 韓国女性、二人に一人は整形
http://www.chosunonline.com/news/20091222000048
 ・・・A growing conviction that tallness is crucial to success has prompted South Korean parents to try all manner of approaches to increase their children’s height, spawning hundreds of “growth clinics” that offer growth hormone shots, Eastern herbal medicine and special exercises・・・
 Koreans used to value what was perceived as a grittiness on the part of shorter people, reflected in the saying, “A smaller pepper is hotter, ” and in honors to the late South Korean strongman Park Chung-hee and, further afield, Napoleon. In North Korea, the feared and revered leader Kim Jong-il is just 5-foot-5 (or less ? he adds inches with elevator shoes and bouffant hairstyle).
But shortness is most definitely out now, in part thanks to the media inundation of Western models of beauty and success. ・・・
 North Korea. Food shortages there have left children stunted,・・・
http://www.nytimes.com/2009/12/23/world/asia/23seoul.html?_r=1&hp=&pagewanted=print
 イクナトン(コラム#3473、3722(未公開))の奥さんのネフェルティティの像の返還要求を、ドイツがにべもなく断りました。↓
 German officials have ruled out returning an ancient bust of Queen Nefertiti to Egypt – saying it is too fragile to be transported.
And they have insisted that the bust was acquired legally by the Prussian state nearly a century ago. ・・・
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/8427269.stm
 ニクソンは、有色人種差別社会にして女性差別社会であった米国の、最も最近の象徴的人物と言っていいようです。↓
 ・・・Nixon・・・had what his press secretary described as “a total scorn for female mentality,” yet he knew there was a fine line between bullying and firmly needling. Believing that women universally and biologically functioned on an emotional rather than cerebral plane・・・
http://www.latimes.com/news/opinion/commentary/la-oe-denton22-2009dec22,0,3986454,print.story
 人間(じんかん)主義が人間の本性であることの、ちょっと極端な裏付けですね。↓
 ・・・sympathizing with others’ discomfort may be entail more than kind words, and that for some people, witnessing others in pain actually does light up parts of the brain associated with pain-processing. ・・・
http://wellness.blogs.time.com/2009/12/22/i-really-do-feel-your-pain/
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太田述正コラム#3724(2009.12.23)
<政治的宗教について(続)(その2)>
→非公開