太田述正コラム#3856(2010.2.27)
<東京オフ会(2010.2.27)次第>(2010.4.1公開)
1 始めに
 ヨドバシカメラで修理が終わった携帯パソコンを受け取り、ポイントカードにクレジットカードが付いたカードへの旧ポイントカード情報の転記をやってもらい、買ってからまだ余り日が経っていない新しい(「講演」の際に使用する)携帯パソコン用のマウスを買い、「講演会」に海外からSkype参加をする人がいるというのにカメラ/マイク・イヤホンセットを自宅から持参することを忘れたため、マイクだけを急遽買い、会場に駆けつけたのが13時10分。
 汗だくになってしまったのと、パソコン等のセッティングのため、「講演」開始時刻を13時15分から13時30分に遅らせて始めました。
 二次会開始までに、今度はビッグカメラに向かい、同店内のE-Mobileショップで、(先日、別の契約に乗り換えていたことから、旧契約の)CIMチップを返還し解約手続きを行ったところ、今度は二次会に10分遅刻。
 新宿西口という、交通の便が良すぎる場所で1~3次会が行われたため、ついでに雑用をこなそうというスケベ心が起き、二度も汗だくになってかけずり回った挙げ句、皆さんに迷惑をかけてしまいました。
 おかげさまで、今回もオフ会は結構盛会となり、出席者は、私を除いて14人でした。
 内訳は、
 一次会(「講演」)には同じく13人(うち1人は(Skype音声のみ)「出席」)。
 二次会には同じく8人。
 三次会には同じく7人。(三次会のみ出席の1人を含む。)
です。
 なお、一次会の間に、オフ会アンケートに答えた読者を対象にした抽選を行い、拙著『防衛庁再生宣言』(署名付)の当選者1人(たまたま出席者の1人でもあった)とバックナンバーの当選者1人(大阪の方)が決まりました。
2 会次第
 (1)1次会
 1次会(「講演」)については、前説(まえせつ。コラム#3855)を用意したことが禍して(?!)、読み上げ調になってしまったところ、本題に入ってからも、講義案を踏まえた読み上げ調になってしまい、ようやく「講演」らしくなったのは、途中からでした。
 その後、質疑応答に入ったのですが、一番クリティカルな質問は、どうやったら日本は「独立」できるのか、でした。(三次会だけ参加した読者も同じ質問をしました。)
 私は、「政権交代が実現したことによって、あらゆるところで軋轢が生じ、安全保障面での軋轢を中心に、日本の米国への属国状況がみんなに見える形で浮き彫りになってくると期待していたが、期待を超える進展状況であることはうれしい限りだ。また、鳩山首相の不祥事と彼の無能さには呆れ返っている人が少なくないだろうが、こうなったら、彼にできるだけ長く首相をやってもらいたい。そうすれば、安全保障面等の軋轢はどんどん増幅して行ってくれるだろうし、どうして日本の政治家はこんなにダメなのか、その原因はどこにあるのか、国民が一層真剣に考えざるをえなくなるだろう。」といった趣旨の発言を行いました。
 そして、沖縄出身の出席者からは、普天間問題で私が書いていることをコラムで読んで共鳴するところが多く、それ以来読者となったが、今後普天間問題はどうなるのかという質問があり、私は、「解決しないままの状況が続くだろう。沖縄の人々は、皮肉の意をこめて言うのだが、まことにリアリストであり、普天間を含め、維持される米軍基地がらみでカネをせしめることができるとともに、移転候補地の方でもカネをせしめることができる、という状況が長く続けば続くほどトクをするわけだ。沖縄の人々にはEU的枠組みの下での独立をも選択肢に加える等、もっとアイディアリストであって欲しい」と答えました。
 沖縄の問題については、ほかの複数の出席者を交えた議論になり、沖縄の人口120万人というのは多すぎであり、これだけの人口が維持できるのは、日本政府から潤沢にカネが流れているおかげであり、その結果、沖縄の人々は、安全保障はもとより、生活のことすら、ほとんど何も考えることなく、生きている、といった意見も出ました。
 私からは、「沖縄は、薩摩藩の支配下に入った江戸時代から、そのような状況だったのではないか。そういう意味では、沖縄は、日本の属国状況が更に長く続くとどうなるかを先取りした形で我々に見せてくれている、と言えるのかもしれない」と指摘しておきました。
 
 (2)2次会
 アルコールが入ったこともあり、IT支援グループから出席した1人とオフ会幹事団3人の顔合わせのような感じで始まってからは、かつての日比谷高校論、私が警察庁に入らなかったいきさつ、私がTVに露出した頃からおっかけに「悩まされている」話、私のプライベートな話等が飛び交い、談論風発、あっという間に時間が経ちました。
 (3)3次会
 3次会だけに出席した読者が、実はしばしば投稿している意外な人であることが分かり、みんなが投稿の際のハンドルネームを明かしたりして、まさにオフ会らしい雰囲気で盛り上がりました。
 さんざん、酒の肴ならぬ、お茶の肴にされたのが、外務省、とりわけ昨今の外務省キャリアのダメさかげんです。
3 謝辞
 再び福岡から出席されたChaseさんを始め、遠方から出席された方が何人かおられましたが、まことにご苦労様でした。
 そして、オフ会幹事団のBERNIE、TT、KTの皆さんのご尽力で、オフ会が円滑かつ成功裏に開催できたことに、心から御礼申し上げます。
 次のオフ会(「講演」会)も、読者の皆さん、どうぞよろしく。