太田述正コラム#4463(2010.12.28)
<皆さんとディスカッション(続x1058)>
<太田>(Mixi太田コミュより)
 ・・・『ロビン・フッド』は駄作。ただし、イギリス人の世界観がえげつないほどストレートに出ている映画。
 だから、そういうつもりで見るのなら、悪くない。
 『武士の家計簿』は佳作。日本人とは何かを改めて考えて見たい人にお勧め。
<「別宮暖朗スレ」より>(2010.11.30~12.3)http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1272986110/l50
354 :ルーズベルトは日本との戦争を望んでいなかったんだそうです。
 太田述正ブログROM者にとっては、竜宮城だにゃあ。
355 :太田述正っていい感じに香ばしい人だねw
 昔の兵頭を見てるみたいだ
356 :
 結構な歳だけどな
357 :実名告発 防衛省という本は面白そうだな
 歴史観はかなり偏ってるけど…
358 :
>>355 二十八も昔は反米だったからな。
 恥ずかしい過去w
359 :いまでも同じスタンスだろう
360 :軍師は原理主義的な反米からは離れた
 太田はアングロサクソン中心史観という大陸ヨーロッパを極端に無視した極論に拘泥。石原莞爾の信者か?
<太田>
 wrong!
 ボクのは「極論」どころか、イギリス人(知識人を含む)のホンネ・・反欧・反米・・にシンパシーを寄せつつ、それを、ほぼ忠実に代弁してやってるだけだーよ。
 なお、イギリス人にしてもボクにしても、反米じゃ全くないんであって、できそこないの頭の弱い大男を善導してやろうとしてるだけさ。
<名無しさん@十一周年>(2010.11.19)http://gogonoshushu.com/archives/51706844.html
 ・・・<自衛隊は、>
石破<茂元防衛相>「暴力装置です」
<花岡信昭>産経編集委員「暴力装置だな」
<太田述正>元防衛庁キャリア「暴力装置ですね」
<太田>
 またまた、栄えあるひな壇に並べていただき光栄である。
<tengokutaihei>(2009.10.29)http://cc.bingj.com/cache.aspx?q=%e5%a4%aa%e7%94%b0%e8%bf%b0%e6%ad%a3&d=5030128410757375&mkt=ja-JP&setlang=ja-JP&w=815359b3,57b7fde1
 現在までも占領軍の桎梏を断ち切れなかった以上、重大なる責任は、最初の米国のスボークスマン・吉田茂に帰せられなければならぬ。
 吉田はスポークスマンではないなどとは笑い話である。
 鳩山一郎を追放するように密告さえしときながら、それが後にバレた時あんたのやってきた些業など、すべて外務省益のためばかりで、結果は政党弱体化を招いただけだろう。
 ことに吉田が昭和中期に、吉田ドクトリンにより保守本流を形成したなどというのは、タワゴトもいい加減にすべき究極の妄想ともいうべきであり、言説をテンとして恥じないのは、高坂正堯・永井陽之助らの、歴史偽造に手を貸したハッタリともいうべきシロモノである。
 吉田ドクトリンなどとは、まこと笑止である。
 永井陽之助をはじめとする「保守本流を守り抜くかぎり、吉田ドクトリンは永遠である」(『文芸春秋84.5』)などと曰う愚か者を、樋口恒晴博士は「吉田フェティシズム」と括り、さらには「歴史歪曲に一肌ぬいだ」(『幻の防衛道路』かや書房H19.10.25 164P)とまでも非難すべき詐術ですらある。「吉田ドクトリンなるものは、二重のただ乗りの上に咲いたあだ花」(太田述正『防衛庁再生宣言』H13.7.5 236P)とも揶揄され、まさに『さらば吉田茂』(片岡鉄哉)としか云いようがない恥ずべきデタラメである。
はっきりいえば、吉田のような始末に困る狡猾官僚によって『日本永久占領』(片岡鉄哉)という恐るべき事態に陥ったのである。・・・
<太田>
 そーだそ-だ。
 それでは、記事の紹介です。
 英米の主要メディアのトップニュースが日本の主要メディアじゃ無視されてる!↓
 ・・・Mr. Khodorkovsky<(ミハイル・ホドルコフスキー)>’s conviction should make clear that Mr. Medvedev’s project is going nowhere. Russia remains the country of Mr. Putin – where an oil executive who sought to run his company by the standards of Western multinationals saw his firm illegally seized and handed over to state companies headed by Mr. Putin’s cronies; and where the price of that executive’s funding of liberal political parties and civil society groups is seven years – so far – in a Siberian prison camp.・・・
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/12/27/AR2010122703761_pf.html
 そんなロシアが、まだ山のように戦術核兵器を持っている恐ろしさよ。↓
 ・・・The Russians have some 3,800 tactical weapons, compared with less than 500 in the U.S. stockpile・・・
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/12/27/AR2010122702931_pf.html
 そのロシアのお友達の中共のおぞましさよ。
 中共で不当逮捕された人が、法律学教授
 ・・・a teacher at ・・・the China University of Politics and Law・・・, a doctor with a degree from Peking University, a famous human rights lawyer, a visiting scholar at Yale,・・・
であって、しかも、携帯メールで不当逮捕されそうなことを発信した
 An unknown number of netizen friends had expressed support on the Internet and passed on the news.
おかげで、
 Maybe that is the main reason why we were so quickly released. ・・・
と、不当逮捕されてからしばらくしてやっと解放された、というオハナシ。
http://online.wsj.com/article/SB10001424052970203731004576045152244293970.html?mod=WSJASIA_hpp_sections_opinion
 繰り返し、南北戦争の原因を自らに言い聞かせなければならない、米国の人種主義の根深さよ↓
 ・・・When the war<(南北戦争)> started, leaders of the Southern rebellion were entirely straightforward about this. On March 21, 1861, Alexander Stephens, the Confederacy’s vice president, gave what came to be known as the “Cornerstone speech” in which he declared that the “proper status of the Negro in our form of civilization” was “the immediate cause of the late rupture.”
 Thomas Jefferson, Stephens said, had been wrong in believing “that the enslavement of the African was in violation of the laws of nature.”
 ”Our new government is founded upon exactly the opposite idea,” Stephens insisted. “Its foundations are laid, its cornerstone rests, upon the great truth that the Negro is not equal to the white man; that slavery subordination to the superior race is his natural and normal condition. This, our new government, is the first, in the history of the world, based upon this great physical, philosophical and moral truth.” ・・・
 South Carolina’s 1860 declaration on the cause of secession mentioned slavery, slaves or slaveholding 18 times. ・・・
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/12/26/AR2010122601696_pf.html
 日本人よ、日本は勝手に離脱して久しいけど、先の大戦はまだ終わっちゃいない。
 功利主義的帝国主義国家の英国は、日本が先の大戦で既に葬った。
 残された敵は、相も変わらぬ専制国家のロシア、そして、スターリン主義国家転じてファシスト国家となった支那、更には、日本が背負わせた十字架にあえぎつつもいまだに人種主義的帝国主義を精算できていない米国だ。
 (この間、敵として、ロシアと支那が協働して産み落とした鬼子北朝鮮が増えた。)
 先の大戦で斃れた日本人達のためにも、戦いを再開しようぜ。
 そのためにも、一刻も早く「独立」を果たそうじゃないか。
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太田述正コラム#4464(2010.12.28)
<戦間期米国人の東アジア論(その2)>
→非公開