太田述正コラム#5761(2012.10.4)
<皆さんとディスカッション(続x1683)>
<XADXbvz40>(「たった一人の反乱」より)
≫「戦後レジームからの脱却」を志しているらしい安倍が、じゃ、なんで長ーく「戦後レジーム」そのものの自民党にいることに耐えられたんだよ。また、そんだけ精神的にタフ(マゾ)な人間がなんで首相の時にダウンするんだよ。≪(コラム#5759。太田)
 安倍さん、潰瘍性大腸炎って難病だったわけで、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BD%B0%E7%98%8D%E6%80%A7%E5%A4%A7%E8%85%B8%E7%82%8E
精神力云々は関係無いんじゃなかろうか?
 障害者や病人に対しては、むしろ寛容な太田さんが何で安倍さんの時だけここまで辛口になるんだろ?
 安倍さんと言えば防衛庁を防衛省へ格上げした人なんでしょ?
 むしろ安倍さんを擁護するのかと思ってたんだけど
<n/UGHcp50>(同上)
 躁鬱疑惑やアル中疑惑など、政治家の場合は厳しいね。
 過去コラムが見当たらなかったけど、本質的改革の無い、形だけの庁から省の改革は、むしろ反対してたよ。
<rb9FreR50>(同上)
 太田述正コラム#2058(2007.9.12)を読む限り太田さんはそもそも仮病だと思ってるみたいだね。
<太田>
 <n/UGHcp50クン、>防衛省昇格について、そういったことを言った記憶はボクにもあるんだけど、バックナンバー集に「防衛省」「省昇格」で検索かけても出てこないね。
 ひょっとして、TVに出て時の発言かな。
 なお、rb9FreR50クン、コラム#2000でも安倍批判を行ってるね。
<高崎>
 沖縄でのテスト飛行中のオスプレイのテスト空域を尖閣地域まで広げ故意に不時着させ日米合同の調査チームを上陸させそのまま自衛隊、海兵隊ともども駐屯させたら中国も簡単に威嚇できないのでは。
<太田>
 不法上陸者を取り締まるために海上保安官や警察官を常駐させる意味はあるけど、部隊を常駐させる意味はないよ。コスト・エフェクティヴじゃあなさすぎる。
<在中7年>
 中国語方言字音データベース
http://homepage2.nifty.com/Gat_Tin/fangyin.htm
 このサイトで調べられます。
「釣」(数字は声調を表します。)
北京語:diao4
台湾語:tio3/tiau3
「魚」
北京語:yu2
台湾語:hi5
台湾語でも台南方言、台北方言、台中方言など方言によって発音がことなりますし、漢字の発音には白話音(一般的な会話で使う発音)と文読音の別があります。
<KP>
 
 今日でブログでは終わりとされた「私の現在の事情」を人ごとなのに、なぜか興味を持って読んでしまいました。
 業者さんなどのレビューなど男性の視点はこういうものなのかと面白く感じました。
 さて、アングロサクソンびいきでロンドンに住み始めて10年目ですが、最近特にスペイン、イタリアからの労働者が多く目につきます。
 もう2008年くらいから経済は悪くなり始めているのに、まだ移民は増えこのイギリスの住みつきやすさは、恐らくこの国がヨーロッパの中では文化的には新興国(産業革命、植民地獲得で経済面はのし上がったけど)であることから、新しく入ってきた者にとって敷居が低いのではないかと感じます。
 ウィーンやパリに行って感じる文化・歴史の重みと比べ、一部を除いてロンドンのあまり統一されているとはいえない街並みや、かなり物質主義的な文化では、後者の方が入って行きやすい気がします。
 うまく言えませんが、私の知る範囲のロンドンの移民労働者は、まるで植民地の統治下にある感じです。
 今日たまたま関連がありそうな記事を見つけました。
http://www.9393.co.jp/china_japan/index.html
 今後、イギリスの人口の有色人種化は高まると思いますが、これからも(庶民には姿もあまり見えない)少数のエリートが仕切っていくのかなと感じます。
 日本も、対外国との重大事には精鋭の政治家が党を超えて日本としてまとまり良い舵を切って欲しいと願っています。
<太田>
 今年5月に亡くなった邱永漢氏
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%82%B1%E6%B0%B8%E6%BC%A2
のコラムですね。
 「中国の時代劇を見ていると、皇帝が入ってくる前から家臣どもは膝をついて、「奴才在」(奴隷がここにおります)と叫んでいる。自分を奴隷と称して上ご一人の恭順の意を示す。」というのは面白いですね。
 ロンドンの移民労働者がそんな感じだ、というのは私は気が付きませんでしたが・・。
 なお、「私の現在の事情」、その後も続いており、昨日も非公開で「続x28」を有料読者に配信したところです。
 これらも逐次、公開していく予定です。
 それでは、その他の記事の紹介です。
 全然気が付かなかったなあ。↓
 「NYタイムズ「中国に同情」 尖閣巡るコラムに日本反論・・・」
http://www.asahi.com/international/update/1003/TKY201210030655.html
 「米紙「尖閣、日本の戦利品」・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20121003-OYT1T00453.htm?from=main6
 いしゐさん、こういう記事を見るにつけても、コラム#5745での、「<台湾島内の>薜坡蘭<が>まだ清朝の版図に入っていなかった<、従って、尖閣がもまた、清朝の版図に入っていなかった可能性がある>」の典拠、ご提示いただけませんか?
 また、コラム#5745での私の質問にもお答えいただけると幸いです。
 「裸官」の説明はともかく、留学先で日本を選ぶことがあまりないのは、日本の高等教育・研究機関のレベルが米英に比べて格段に低いことも大きな要因だ。
 こういう形の中国「蔑視」はいかがなものかいね。↓
 「・・・「裸官」とは「子供を欧米に留学させ、そこを根拠地にして、不正蓄財したマネーを留学先の国に送り、さらには妻もその国に送って、自分自身は“真っ裸”で官位にいること」を指す。
 留学先はアメリカやイギリスを中心とした欧米。日本を選ぶことはあまりない。
 なぜなら中国における「日本」という国の価値があまり高くないからだ。もちろん「親日」が評価されないこともあるが、やはり「欧米崇拝アジア蔑視」の視点が中国にあるからと言っていい。・・・」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20121001/237480/?mlp
 この心配そうな朝鮮日報の記事、笑っちゃうね。↓
 「韓日通貨スワップ:「韓国の要請なければ拡大措置延長せず」 日本政府が方針示す 韓国政府「まだ検討中」・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/10/04/2012100400445.html
 イランの通貨暴落を受けて、経済制裁って果たして効果があるものかが、改めて議論になっている。
 太平洋戦争前の対日経済制裁のことを振り返るまでもなく、基本的には効果がない、と思った方がいいね。↓
 ・・・When three academics – Gary Clyde Hufbauer, Jeffrey Scott and Kimberly Ann Elliott – examined the history of sanctions between 1914 and 1990, in Economic Sanctions Reconsidered they determined that out of 115 cases that they looked at, only a third had seen any measure of success. The US political scientist Robert Pape has challenged even this measure, claiming that of the 40, only five can be determined genuine successes for sanctions.・・・
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2012/oct/02/the-currency-war-on-iran
—————————————————————————————————————————————————-
太田述正コラム#5762(2012.10.4)
<映画評論35:アルゴ(その1)>
→非公開