太田述正コラム#5987(2013.1.25)
<皆さんとディスカッション(続x1790)>
<コラム#5985の訂正>(ブログは訂正済)
田原総一郎、国際政局の話でさえ土地勘が

田原総一郎、国内政局の話でさえ土地勘が
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<太田>(ツイッターより)
 人民網三題。
 「北京の濃霧の実態は?…」
http://j.people.com.cn/94638/205938/8106328.html
→バッカモン、スモッグと訳せ。
 「中国・戦国時代の青銅製矢尻が岡山県で出土…」
http://j.people.com.cn/94473/8106684.html
→日中は昔から深い因縁。
 「 <林志玲>、日本の番組で被災地訪問…」
http://j.people.com.cn/206603/8105938.html
→彼女が台湾人とは!無知だったボク。
<鯨馬>
≫ガイドブックに載ってない中共の名所20選だとさ。・・・このどれかに行ったことある人いる?≪(コラム#5985。太田)
とありましたが、私はそのうちの石林
15. Shilin Stone Forest: spectacular rocks
に(昆明から足をのばして)行ったことがあります。10年ほど前でした。
・昆明の街中が毎夜毎夜意味なくライトアップされていて活力にあふれていたこと
・石林から盆地になった昆明の方を見るとその上空にスモッグがたれこめていたこと
・石林の入園料にはより高い外国人向け料金があって、バスで一緒になった米国人?が憤慨して入園を拒絶したこと
・日本人的な感覚からは理解不能なことに、石林のひとつの大石に「石林」と大きな赤い文字がうがたれていたこと
http://www.chinatrip.jp/images/guide/picture/100608070604162.jpg
・石林近くの断崖絶壁の石窟「龍門」
http://www.chinatrip.jp/kunming/attraction/attraction-155.htm
で、石窟を一周するコースを歩いたところ、観光客がトイレに困ったのか、ちょうど
http://www.chinatrip.jp/images/guide/picture/100608070636990.jpg
あたりで小用の跡を見てしまい、中国人のモラルは…とあきれたこと
・昆明と石林間はバスに乗ったのですが、スピード、クラクション、逆走などアナーキーぶりがすごかったこと
・道路にはガードレールがなく、代わりに松?の並木になっていて、幹の中ほどに反射板がわりの塗料が塗られていたこと(なるほどガードレール設置にはそれなりのコストがかかるのだと初めて知った)
 石林懐かしさのあまりついメールしてしまいました。・・・
<あのま~す。>
 アルジェリアの一件とは話がずれるけど
≫もっとも、PMCの大部分は欧米の会社だから、アルジェリア政府は認めなかっただろうな。≪(コラム#5983。太田)
 日本がPMCを作れば問題ないんじゃない?
 欧米に良い感情を持っていない国との商売が出来る。
 日本には土建業に外食産業に運送業やら通信事業者といった、PMC業界に進出できる業種があるし、商売の幅が広がるのは景気にとっても好都合!
 しかも、自衛隊を海外で使う際は、官製PMCを使って、体面上は外国軍と契約しているコントラクターとすれば、武力行使も、やりたい放題!!
 契約金は外務省が上手に契約国に利益誘導して還付すれば問題なしッ!!!
<太田>
 後半は冗談だとして、前半も不可能だな。
 PMCは、自国の(軍のものを含む)諜報機関、及び、(国際金融マフィアならぬ)国際諜報マフィアから、人脈等を通じて、非公式に情報がとれる関係を築いている必要がある。
 さもなきゃ、信頼性がなくて雇われないだろうし、PMC要員だって危なくってしょうがない。
 日本には諜報機関がないし、また、そういうわけで、国際諜報マフィアの一員たる資格のある日本人だって殆んどいないんだから、日本でPMC作ったって、誰も雇わないさ。
 なお、国際諜報マフィアの存在を知ったのは、珍しくもその一員であった日本人の某氏(故人)・・ウー名前がすぐ出てこない。コラムのどっかに出て来るはずだが・・。・・との交流を通じてだ。
 本件関連の記事だ。
 この5人以外の外国人は使い捨て要員扱いだったということか。↓
 「・・・人質事件で逮捕されたイスラム武装勢力の男が、指導者のベルモフタール司令官からフランス人と英国人、日本人の計5人を人質に取るよう指示されていた・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/7347232/
 「・・・安否不明だった日本人10人全員の死亡が24日までに確認され、国別の犠牲者数としては最多となった。・・・
 これまで判明している国別犠牲者数は2番目がフィリピンの7人、3番目が英国と米国で各3人となっている。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130125/mds13012508430000-n1.htm
 それでは、その他の記事の紹介です。
 そりゃそうだろう。↓
 「787トラブル:原因究明は難航…米当局が見通し・・・」
http://mainichi.jp/select/news/20130125k0000e030176000c.html
 有料読者は、現在、有料読者向けコラムで連載中の中共シリーズと連動させて読んでね。↓
 <コラム#5983で紹介した記事の続きみたいな記事だね。
 大卒者は工場で働きたがらない。↓>
 ・・・“There is a structural mismatch — on the one hand, the factories cannot find skilled labor, and, on the other hand, the universities produce students who do not want the jobs available,・・・
 <このミスマッチもあり、少なく見積もっても、大学新卒者の78%しか就職できていない。↓>
  Prime Minister Wen Jiabao acknowledged last March that only 78 percent of the previous year’s college graduates had found jobs. But even that figure may overstate employment for the young and educated. ・・・
 <肉体労働を蔑視する儒教の伝統がある。ところが、中共経済は今でも鉱工業/建設業が47%を占めている。↓>
  China has a millenniums-old Confucian tradition in which educated people do not engage in manual labor. But its economy still largely produces blue-collar jobs. Manufacturing, mining and construction represent 47 percent of China’s economic output, twice their share in the United States, and the service sector is far less developed. ・・・
http://www.nytimes.com/2013/01/25/business/as-graduates-rise-in-china-office-jobs-fail-to-keep-up.html?ref=world&_r=0&pagewanted=all
 <国有大企業を民営化するのが課題。しかし、それにはまず憲法改正が必要。↓>
 ・・・The primacy of public ownership has long been a cornerstone of the Chinese system. China’s constitution clearly states that the state-owned economy is “the leading force in the national economy.”
The process of amending the constitution to alter this concept will be complex and difficult. ・・・
http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323539804578261163053634682.html
 ウィキペディア日本語版じゃ、有名人のインフレが起きてるみたいね。
 ボクについてだってウィキペディアあるもんね。↓
 「・・・2013年1月15日現在、Wikipediaの「Living People」カテゴリー(English版)には604,174のページがある(日本語版の存命人物カテゴリーでは126,440ページ)。
これに対して、世界の人口は70億5,983万7,187人。つまり、生きている有名人の割合は0.000086だ。英語人口(約14億9,000万人)で計算すると、割合は0.00041になる。
この大まかな数字からすると、有名人の割合はだいたい「10,000分の1」から「10,000分の5」(あるいは「2,000分の1」)の間ということになる。・・・」
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20130124/1077442/?set=ml
 
 クラシック音楽の歴史をポップスとの関連で簡単にまとめたコラムだ。↓
http://www.guardian.co.uk/music/2013/jan/24/what-pop-music-owes-classical-masters
 ムムム・・。↓
 「空腹で記憶力向上、ハエで実験 人も同じ?・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013012401001532.html
<太田>
 本日も、iPhone(以下スマホという)との格闘は更に続く。
 スマホ上でのウエブの表示とパソコン上での表示の違いが気になっていたところ、パソコン上でもスマホと同様の表示ができるというので、
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/special/20130123/1077234/?set=ml
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/special/20130123/1077234/?P=2&set=ml_a
パソコンへの「smartphone simulator」のダウンロードとインストールを図ったけれど、失敗した。
 そんなことにめげることなく、今度はスマホにMyscript Calculator とMyscript Memoをインストールした。
 Myscript Calculatorは面白い。スマホ上に数式を手書き入力すると計算結果が確かに表示された。
 更に、スマホとパソコンにEvernoteをインストールした。(ムッチャ色んなことができるソフトのようだが、私にとっては、パソコンの秀丸エディタのスマホ版のつもり。)
 次いで、スマホでMyscript Memoを起動して手書き入力をしたが、どうやって通常の文字に変換するのかも、どうやって例えばEvernoteに送るのかも分からなかった。
 その課題を残したまま、今度は、Evernoteに直接入力してみた。そして、入力・・音声入力もやってみた・・に成功するとともに、その結果をパソコン上で同期させることにも成功した。
 ついでに、Evernoteクリッパー
http://evernote.com/intl/jp/webclipper/guide/
をパソコン上のChromeにインストールした。(IEには、Evernoteをインストールした際に自動的にこれもインストールされているはず。)
 これまでは、無料ソフトばかりをインストールしてきたが、これからは、ほんの少し、有料ソフトにも手を出してみよっと。