太田述正コラム#6364(2013.8.2)
<皆さんとディスカッション(続x1978)>
<太田>(ツイッターより)
 「べっ視が消えるのを夢見て 日本人ボランティア、中国での10年…」
http://j.peopledaily.com.cn/94473/8349185.html
エエ話やないか。
 支那に人間主義を根付かせるためには、現地でこういった地道な人間主義的活動にもっともっとたくさんの日本人が身を投じるしかないのかもな。
 熊達が木に体をこすりつけてまるでダンスしているように見える動画だ。
 他の動物たちとのコミュニケーションの手段だってさ。
http://www.washingtonpost.com/posttv/world/bears-dance-when-no-one-is-looking/2013/08/01/010e9903-f7ed-4ae6-a767-cb43129254d3_video.html
<nBsxgN8U>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 時をかける少女
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%82%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%91%E3%82%8B%E5%B0%91%E5%A5%B3
<e5k2qcPY>(同上)
 「タイムトラベル映画で女性が(一人で)タイムトラベルするものがないだと。そう言えばそうだな。」(コラム#6362<。太田>)
に対するものだね。
 援護射撃。↓
 バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%96%E3%83%AB%E3%81%B8GO!!_%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%81%AF%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%A0%E5%BC%8F
<太田>
 『時をかける少女(The Girl Who Leapt Through Time)』については、ボクが紹介した記事の中で言及されてるよ。
http://www.theguardian.com/film/2013/jul/31/why-cant-women-time-travel
 この記事は、「どうして女性はタイムトラベルができないのだ?(Why can’t women time travel?)」というタイトルで、500内外のタイムトラベル映画・・もちろん英語世界で公開された、しかもメジャーなもののみ・・中、女性が単独で、或いはリードしてタイムトラベルをするものは、Peggy Sue Got Married(1986)、Back to the Future III(1990)、Timecop(1994)、13 Going On 30(2004)、Harry Potter and the Prisoner of Azkaban(2004)、The Girl Who Leapt Through Time(2006)の6本くらいしかないって言ってるんだな。
 その理由として、記者は、映画が男性優位の世界であり続けてきたことを挙げている。
 ただし、それは変わりつつあり、実際、SFの分野でも、『エイリアン』シリーズでのシガニー・ウィーバーの活躍なんてのがよい例だっちゅうんだが、タイムトラベルものは、女性の活躍が遅れているってわけ。
<TA>
 コラム#6360でご紹介した『東京裁判却下未提出弁護側資料』の目次(資料一覧)<は、>・・・正義や合法性を争う(はずの)裁判という場へ提出するためのものですから、当時の日本の主張する正義・正当性・妥当性そのもの(の典拠)であるはずです。「そのものと考えてもよい」や「そのものと思われる」ではありません。実際に決定に携わった政府首脳自身が被告となった「裁判」ですので。
 そういう意味では、当時の日本(の少なくとも指導層)の対外政策に関わる考えを“直接”知るために、これ以上のものはないと言ってもよいのではないでしょうか。・・・
 ついでと言ってはなんですが、小林よしのりの『パール真論』という著作(漫画)の第15章「パールは「反共主義者」だったのか?」<は、>・・・パールが共産主義および日本の反共政策についてどう考えていたかが垣間見え、興味深いです。
 小林氏の読解力については、
 「共産主義者はそのほかの世界にとって真に信頼のおける安全な隣人ではないということである。・・・
 このような感情は、世界のもっとも賢明な人々が必ずしも一様に抱いていたところではなかった。」
 というパールの言を引用しておきながら、
 「パールは、日本が満州事変を起こした原因を検証するにあたって、その当時、世界中の人々が感じていた共産主義への警戒感を指摘しただけなのだ。」
 と述べており、満州事変当時の日本の「共産主義への警戒感」は世界的に見て一般的だったのかそうでなかったのか、さっぱり分かりません。少なくとも、小林氏はパールの主張を正しく理解できてはいないようです(図書館でパラ読みしただけなので、別章で説明があるのかも知りませんが・・)。
<ToMIehQQ>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 英情報機関 ハッキング用工作 発見 中国レノボ社製 PC「使うな」 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013073102000223.html
 日本もいざという時のために、中国企業の投資や買収を止めることが出来る法律を作らないといけない。
<太田>
 謀略と謀略がぶつかり合ってるってカンジだな。↓
 「今回の「レノボ禁止令」は、オーストラリアの著名経済紙「オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー」(AFR)が2013年7月27日に報じた。・・・
 英高級紙のインディペンデントも7月29日になって、AFRの報道を紹介する形でMI6やMI5といった情報機関がレノボ製品の利用を禁止したと報じている。・・・
 オーストラリア国防省は7月30日になって、AFRの記事についてコメントを発表し、「報道は事実として正しくない。国防省では機密ネットワーク、機密でないネットワークにかかわらず、レノボ社や同社製品を禁止していない」と事実関係を否定している。・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/7916149/
 それでは、その他の記事の紹介です。
 外務省が積極的なのは、対米従属度を更に増すためだけの範囲での政府解釈見直しだからね。念のため。↓
            
 「・・・集団的自衛権の政府解釈見直しに前向きな外務省から小松氏を起用することで、集団的自衛権の行使容認に向けた布石を打つ狙い・・・」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130802/plc13080207120003-n1.htm
 そんな条件付き姉妹都市解消じゃなく、無条件の解消をするのが当然だろが。↓
 「・・・米カリフォルニア州グレンデール市が慰安婦を象徴する少女像を設置した問題で、グ市のホームページ(HP)に姉妹都市の大阪府東大阪市が設置に賛同したかのような虚偽の記述があるとして、東大阪市がグ市に抗議文を送っていたことが・・・分かった。
 東大阪市の野田義和市長は「一方的な行為で、はなはだ遺憾」とし、グ市が適切な対応を取らない場合は姉妹都市提携の解消も視野に検討する考えを示した。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130802/amr13080207170002-n1.htm
 こんな知恵遅れ的人物をかつて首相にした自民党、属国がゆえにそんな首相でもダイジョウブな日本に住む我々、そして、よりにもよって、そんな輩を副総理/財務相に据えた安倍晋三。↓
 「・・・誰にも気づかれぬ静かな喧騒というものがあるのか。・・・」
http://mainichi.jp/opinion/news/20130802k0000m070121000c.html
 「・・・麻生氏は発言を撤回したコメントで「喧騒(けんそう)に紛れて十分な国民的理解及び議論のないまま進んでしまったあしき例として挙げた」と釈明したが、「手口を学んだら」という発言と「あしき例」は矛盾して<いる。>・・・」
http://mainichi.jp/select/news/20130802k0000m010065000c.html
 ジブリのアニメ映画が日テレで放映される金曜には米国の雇用統計が公表されるところ、過去の放映日のデータの大部分は思わしいものではなく、その結果、おおむね円高にふれてきたことで、投資家達は虎視眈眈/戦々恐々らしいよ。↓
 ・・・Yen watchers expect the worst when a Ghibli flick airs at the same time that nonfarm payroll data is released in the U.S. (That is at 8:30 a.m. in Washington, D.C., and 9:30 at night in Tokyo.) In eight of the past nine such convergences, the data came in weak. In seven of those cases, the dollar tanked versus the yen and Japanese stocks fell.・・・
http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324170004578637622988540236.html?mod=WSJAsia_hpp_LEFTTopStories
 地球温暖化の影響で、2050年には、大規模集団間紛争は28~56%増加し、個人間暴力は8~16%増加すると予測されたとさ。↓
 ・・・between now and 2050, due to warmer temperature and extreme rainfall patterns predicted by climate change scientists・・・large-scale group conflict could increase between 28% and 56% over the next 37 years, while interpersonal violence could increase between 8% and 16%.・・・
http://www.latimes.com/news/science/la-sci-climate-change-conflict-20130802,0,3466600.story
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太田述正コラム#6365(2013.8.2)
<日支戦争をどう見るか(その12)>
→非公開