太田述正コラム#7317(2014.11.22)
<皆さんとディスカッション(続x2454)>
<太田>(ツイッターより)
 良い睡眠の17の秘訣が紹介されている。
http://www.sfgate.com/life/healthzone/slideshow/Tips-for-better-sleep-63358.php
 良く聞く話がいくつも含まれているが、こんなにたくさん秘訣があるとはね。
 生涯の3分の1を眠って過ごすわりには無頓着な人が多い。
 この際、改めてチェックしてみたらいかが?
 いい夢を見ることができるかもよ。
<太田>
 おかげで、カフェインやアルコールの睡眠に及ぼす影響についての理解が深まったな。
 また、私の運動・・買い物を兼ねた速足・・の時間が、ほぼ最適であることを知って我が意を得たりだったよ。
 ちと首を傾げたのが、ヨガ(中の2~3のポーズだが)を推奨していること。
 「瞑想とヨガ」について、このところ、折に触れて考えているんだけど、意外にむつかしくって困っている。
 何か、ヒントになりそうなネット上の典拠をご存知の方はご教示いただきたい。
 関連記事です。
 「妊娠しやすい体作り……睡眠と妊娠の関係とは?・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/health/medical/%e5%a6%8a%e5%a8%a0%e3%81%97%e3%82%84%e3%81%99%e3%81%84%e4%bd%93%e4%bd%9c%e3%82%8a%e2%80%a6%e2%80%a6%e7%9d%a1%e7%9c%a0%e3%81%a8%e5%a6%8a%e5%a8%a0%e3%81%ae%e9%96%a2%e4%bf%82%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f/ar-BBf162t?ocid=iehp
<nCFp77SA>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 ルモンドの健さん追悼
http://www.lemonde.fr/disparitions/article/2014/11/19/ken-takakura-le-clint-eastwood-japonais-est-mort_4525619_3382.html
 中国ではおそろしく評価が高く、欧米ではそこまでではなかったって。
<太田>
 (日本を除き、)アジアでも、彼が大いに評価されたのは中共だけだったから、中共特有の事情があったってことなんだろうな。
 ほとぼりが冷めた頃に、中共の人々に衝撃を与えたところの、「君よ憤怒の河を渉れ」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%9B%E3%82%88%E6%86%A4%E6%80%92%E3%81%AE%E6%B2%B3%E3%82%92%E6%B8%89%E3%82%8C
・・日本では高倉の代表作の中には入っていない
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%80%89%E5%81%A5
・・を借りて鑑賞し、そのあたりを解明してみたいね。
 ところで、ルモンドの電子版を読んでおられるようだが、面白い記事があったら、これからも投稿していただくとありがたいな。
<komuro>
≫さしあたり、二点質問があります。
 一つは、パソコンのUSB端子は、USB1の方でもよろしいでしょうか。≪(コラム#7315。太田)
 PC側のUSB端子は、どこに挿しても良いです。
 ただしUSBハブや延長ケーブルを経由すると、音が劣化すると言われています。
≫もう一つは、昨日お尋ねしたことですが、送っていただいたスピーカーを入れる箱はどんなものがいいのでしょうか。≪(同上)
 一般的には、直方体の木製BOXを買う・作ることが多いです。
・PARK AUDIO DCU-F121W専用BOX(受注生産) 専用品なので安心
http://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=9220581 価格15,840円x2台
http://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=10252653 価格26,331円x2台 箱だけ組み立て済み
・汎用BOX(開口径が105mmとやや大き目)
http://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=8616 価格2,644円x2台 安物なので強度不足
http://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=8618 価格3,210円x2台 ↑より箱が大きい
 自作する場合は、東急ハンズなどでMDF合板(板厚15mm)を指定サイズにカットしてもらうケースが多いです。
 この場合、見た目にこだわらなければ2台で5~6千円で製作できます。
 あとは工作大好きなら、ダンボール、植木鉢、塩ビ管など何でもアリの世界ですね。
 専用BOXに費用を掛けるくらいなら、普通にスピーカーシステムを選ぶほうが良いかもしれません。
 小型スピーカーから私が選ぶとしたら、AIRBOW IMAGE11/KAI(ペア42,000円)が候補になります。
http://www.ippinkan.com/SP/airbow_page1.htm
 ただし、10cm 2wayなので、低域は諦める必要があります。
<太田>
 スピーカーは、差し当たり、箱なしで鳴らしてみることにしましょう。
 スピーカーケーブルの端っこはどういう処理をして、アンプ側とスピーカー側に繋げばよろしいのでしょうか。
 また、パソコンとアンプを結ぶためには、Sotecのスピーカー2台のケーブルをスピーカー筐体を壊してそれぞれ引っこ抜いて流用すればよい(但し、端っこの処理はやはり必要)とは思うのですが、ケーブルを買ってきた方が無難ですかね。
 (なお、Gateway、及び、オシャカになったSonyのスピーカーは、それぞれ、1台につないで更にそこからもう1台とサブウーファーにつなぐ形式、1台につないで更にそこからもう1台につなぐ形式(但し、端っこの処理はやはり必要)、なので、流用するのは敬遠した方がよさそうです。)
 それでは、その他の記事の紹介です。
 どうも、露中を一括して、米国(ないし欧米)の敵扱いする論調が増えてきてるね。↓
 How the United States can counter the ambitions of Russia and China・・・
 <露も中も、地域覇権国を目指しているが、独日がそうであったように、それは世界覇権国へのステップとしてだったので、露中についても警戒を怠れないとさ。
 (日本に世界覇権国になるつもりなどさらさらなかったさ。(太田))↓>
 Historically, most revisionism has begun regionally — including Russia in the 19th and 20th centuries, and even Nazi Germany and imperial Japan in the 1930s. Global consequences came later. Rising powers usually care more about their neighborhoods than far-away continents. ・・・
 Russia and China present distinct challenges. Russia is a declining power focused on the acquisition of land on a continent that has left nationalism behind. China is a rising power focused on expanding its maritime territory in a regional cauldron of nationalist sentiments. ・・・
http://www.washingtonpost.com/opinions/how-america-can-counter-the-rise-of-russia-and-china/2014/11/21/f9bfabd0-5949-11e4-8264-deed989ae9a2_story.html?hpid=z3
 WSJの前北京特派員が、中共の住宅バブルと腐敗に満ちた支出によるところの経済的奇跡は終わらざるをえない、と記している。↓
 ・・・we are witnessing the end of the Chinese economic miracle. We are seeing just how much of China’s success depended on a debt-powered housing bubble and corruption-laced spending. ・・・
 <中共の大卒者は、起業者になるより公務員になることを望んでいることが一つの根拠だとさ。
 (公務員志望者が多いことは必ずしも悪いことじゃないし、中共の場合、私の言う、一族郎党命主義のせいという側面もある。いずれにせよ、そういったものを打破すべく、中共当局は、人間主義化戦略を推進しているわけだ。(太田))↓>
  Why, I wondered, in an economy with seemingly limitless potential, did so few choose to become entrepreneurs? According to researchers in the U.S. and China, engineering students at Stanford were seven times as likely as those at the most elite Chinese universities to join startups.・・・
 Better that he work for the state, they told him: The work was more secure, and perhaps he could wind up in a government position that could help the family business.・・・
http://online.wsj.com/articles/the-end-of-chinas-economic-miracle-1416592910
 旧英領の地中海のマルタ島が激変しているとさ。↓
 <カトリック国なのに、離婚を認めた。↓>
 ・・・this 98% Catholic country< Marta>, for centuries held in the tight embrace of the Church of Rome, voted to allow divorce.
 <同性婚まで認めた。↓>
 What is more, this year, ・・・same-sex civil partnerships have been introduced – something quite unthinkable just a few years ago – and official statistics now show the proportion of Malta’s babies born out of wedlock has reached one in four.・・・
 <EU加盟、ユーロ加盟、旅行客の増大、インターネット、を通じてリベラルな諸価値が流入したため。↓>
 EU membership, EU money, increased travel and most of all, internet connectivity are driving a shift towards more liberal values. ・・・
 <但し、妊娠中絶はまだ認められていない。↓>
 What about abortion, ・・・ could that too be legalised? “No,” ・・・
http://www.bbc.com/news/magazine-29914220
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 一人題名のない音楽会です。
 komuroさんからのプレゼントを契機に、にわかに音質にうるさくなり、改めて確認してみたところ、FirefoxのDownload Helperでダウンロードするflvファイルのうち、容量が最大のではなく2番目のものをこれまでダウンロードしていたことを発見。また、Youtube専用のダウンロード・アドオンでダウンロードしたmp4ファイルの方が、Download Helperでダウンロードしたmp4ファイルよりも容量が大きいことも発見。更に、(有償の)Real Downloaderでダウンロードしたmp4ファイルの容量がそれよりも大きいことも発見。
 (Real Downloaderが機能障害を起こして、先だって再インストールするまで、Firefox上で動いてくれなかったことが、この点に気付くのが遅れた理由の1つです。)
 ここ数か月のダウンロードでドジっていたことにショックを受けました。
 さて、話は変わって、本日、イギリスの葬儀でよく歌われるモンティ・パイソン作のユーモア溢れる弔歌の存在を知りました。
http://time.com/3600356/monty-python-funeral-song/
 その「初演」のYouTube映像がこれです。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Bm2XPkqENaw
 禅味を感じる、なかなかオツなものですねえ。
 閑話休題。
 葬送行進曲小特集の4回目です。
マーラー 交響曲第1番(巨人):第3楽章(注) 指揮:Bernstein オケ:Vienna Philharmonic Orchestra
https://www.youtube.com/watch?v=cQFjDBFXN58 25:20~
(注)「1884年から1888年にかけて作曲<された。>・・・第3楽章・・・の主題は童謡「フレール・ジャック」として知られるフランスの民謡(オーストリアでは「ブルーダー・マルティン」として、また、一般的に英語名 “Are you sleeping?” でも知られている。日本では「グーチョキパーでなにつくろう」という歌詞が有名である)を短調にしたもの」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC1%E7%95%AA_(%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC)
 「『フレール・ジャック』のメロディーが、オーストリアなど一部の地域で葬送の挽歌を連想させるような短調で歌われていた歴史があることから、この歌を聖職者や聖騎士団員の処刑にまつわるものとする説もある。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF
マーラー 交響曲第2番(復活):第1楽章(注) 指揮:Mariss Jansons オケ:Royal Concertgebouw Orchestra
https://www.youtube.com/watch?v=sHsFIv8VA7w
(注)「1888年から1894年にかけて作曲された。・・・初演された1896年・・・の演奏会では、・・・第1楽章に・・・「葬礼」の標題を付けて演奏した。・・・第1楽章<は、>・・・葬送行進曲風に進行<する。>」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC2%E7%95%AA_(%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC)
マーラー 交響曲第5番:第1楽章(注) 指揮:Valery Gergiev オケ:World Orchestra for Peace この際、ぜひ、第4楽章もお聴きあれ。
https://www.youtube.com/watch?v=UjmthMDpyco
(注)「1902年に完成・・・。<マーラー>の交響曲のなかで最も人気が高い作品となっている。・・・とりわけ、ハープと弦楽器による第4楽章・・・は、ルキノ・ヴィスコンティ監督による1971年の映画『ベニスに死す』(トーマス・マン原作)で使われ、ブームの火付け役を果たしただけでなく、マーラーの音楽の代名詞的存在ともなっている。・・・<なお、>第1楽章<は、>・・・葬送行進曲<とマーラー自らが記している。(但し、日本語ウィキペディアでは、肝心のこの題名であるgemessenemが、原文から落ちてしまっている。(太田))>」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC5%E7%95%AA_(%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC)
(続く)