太田述正コラム#8009(2015.11.3)
<皆さんとディスカッション(続x2800)>
<太田>(ツイッターより)
「…iPhone部品の多くが日本企業提供という事実に「日本の科学技術大国の地位は変わらない」…」
http://news.livedoor.com/article/detail/10779974/
「日本の小学生が自由研究で異例の特許取得…韓国ではあり得ないニュース…」
http://www.recordchina.co.jp/a121213.html
「世界で最も素晴らしい観光地、日本は2位…」
http://news.livedoor.com/article/detail/10780038/
中共人民、韓国人民、世界人民の、熱烈なる日本称賛の声を、それぞれ、お届けしました。
3番目のは、1位ボツワナ、3位が米国ってのが、ちーと引っかかるけど、この話、人民網がキャリーしてるんだね。
「小保方氏 博士号取り消しに「失望」…法的措置も検討…」
http://news.livedoor.com/article/detail/10783327/
、「世界で最も他人に冷たい先進国、日本…」
http://blogos.com/article/142286/
丸で分かっちゃない日本人2人。
ま、前者じゃ気を持たせた早大も早大だが。
<太田>
関連記事だ。
<早大、とーにかく、脛に傷だったんだろうが、彼女に親切過ぎたんじゃない?(太田)↓>
「・・・早大によると、小保方氏と連絡が取れるようになった今年5月末以降、教員が訪問するなどして論文の訂正について指導。小保方氏はインターネットによる倫理教育も受け、改訂稿も計4回提出した。しかし実験手法や結果、考察についての記述不足などで完成せず、先進理工学研究科は10月29日、再審査に至らないと判断したという。小保方氏は猶予期間延長も求めたが認めなかった。・・・」
http://mainichi.jp/shimen/news/20151103ddm012040052000c.html
<なんだこの小保方反論は!(太田)↓>
「・・・今回の修正作業は、入院中、加療中での修正作業となり、思考力・集中力などが低下しており博士論文に能力を発揮できる健康状態ではないとの診断書を大学に提出しておりましたが、ほぼ6年前の米国に保存されている研究資料を提出することなどを求められ、しかも厳しい時間制限等が課されるなど、心身への状況配慮などは一切なされず、むしろそれが不合格の理由にも採用されました。・・・
<「一定の」再現性って何よ?(太田)↓>
博士論文の骨子となる内容はSTAP研究の足掛かりとなった研究成果であり、理研で行われた検証実験においても一定の再現性が認められているものです。・・・」
http://mainichi.jp/feature/news/20151102mog00m040025000c.html
<太田>(ツイッターより)
件の旅客機の航空会社は何かと衝突したとしか考えられないとし、同機のブラックボックスを調査中のエジプト当局は衝突した形跡はないとし、自分達がやったと声明したIsis系組織はウソを言ったことがないらしいが手口に言及してない。
http://www.theguardian.com/world/2015/nov/02/sinai-plane-crash-russian-official-blames-external-factor-egypt
???
<ZGtIKo52>(「たった一人の反乱(避難所)」より
≫もちろん、中共当局としては、・・・習ちゃんが、ようやくストップをかけた、ということではないでしょうか。≪(コラム#8007。太田)
先月「歴史的負い目のない習近平は、中国共産党政治制度を変える最適人選である」という記事が掲載されてました。↓
『・・・中国の将来の政治動向に関する分析を行う彭定鼎の文章を掲載した。同文章は、中国共産党の独裁体制がもはや袋小路に入っており、現在の中国のリーダーは中国共産党がもたらして来た歴史的な負い目を負っておらず、政治体制を変える絶好のチャンスに直面していると分析した。・・・ 彭の文章が、集権制度は罪悪だけではなく、極めておろかであり、社会各方面が互いに複雑に絡み合っている状態になっている今日では、集権制度がもはや機能しなくなっている。集権制度を放棄し、自覚的に民主法治社会体制に切り替えることは、習にとって唯一の道であると分析した。』
http://jp.ntdtv.com/news/14229/%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E7%9A%84%E8%B2%A0%E3%81%84%E7%9B%AE%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%84%E7%BF%92%E8%BF%91%E5%B9%B3%E3%81%AF%E3%80%81%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%85%B1%E7%94%A3%E5%85%9A%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%88%B6%E5%BA%A6%E3%82%92%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%9C%80%E9%81%A9%E4%BA%BA%E9%81%B8%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B
『大紀元新聞』<に>も「中華民族を危機から救おうとする習近平は他の中国共産党リーダーと異なる」との特別評論文章が掲載されました。
<太田>
彭定鼎という人物の素性は、漢語記事しかインターネット上に出てこないのでよく分からなかったけど、彼の分析にも大紀元の分析にも不同意です。
何度も指摘しているように、中共当局が集団指導制の下にあること、また、今もなおトウ小平(遡れば最晩年の毛沢東)の大方針を忠実に実践しているだけだと私が見ていること、からです。
つまり、習ちゃん一人を特別視するのは間違いだ、ということです。
それでは、その他の記事の紹介です。
こりゃ、この旭化成子会社、解散しかないよ。
もっとも、同業他社も全部疑ってかかる必要があるが・・。↓
「・・・旭化成建材がかかわった全国のくい打ち工事3040件のうち、約1割で不正が行われていた疑いがある・・・」
http://mainichi.jp/select/news/20151103k0000m020133000c.html
この世界に冠たる日本の性文化をぜひとも復興しようぜ、諸君!(太田)↓
「・・・大名家などでは嫁入り道具として、12枚続きの春画(普通は巻物2本に表装される)を持たせたという。また、一代に一つ、甲冑を新調する習慣があり、その際にも春画1巻を制作して鎧櫃(よろいびつ)に一緒に入れるのがお決まりだったそう。春画は家の繁栄や戦の勝利などを願う縁起物。何しろ春画は「勝絵」とも言われ、日露戦争時にも弾丸除けのお守りとして、春画をひそかに携帯する兵士がいたとか。男女の交わりとはすなわち、「生」につながるからだろうか。
面白いのは、新年にさまざまな階層で行われていた大小絵暦の交換。今ならカレンダーの交換みたいなもの。もちろん大名同士でも盛んに交換しており、洒脱(しゃだつ)さを競う中で、豆判の春画バージョンも登場した。「江戸城内でも交換し合っていたそうです」・・・」
http://www.sankei.com/premium/news/151103/prm1511030006-n1.html
ナニ、このニャンだかよー分からん記事?↓
「日本を席巻する「ネコ経済学」・・・」
http://j.people.com.cn/n/2015/1102/c94473-8970357.html
アマルティ・セン、中共は一人っ子政策をやらなくても殆んど同じだったろう、と主張。↓
Amartya Sen: Women’s Progress Outdid China’s One-Child Policy・・・
<一人っ子政策導入より前から、出生率は急激に下がり続けていた、と。↓>
The one-child policy was introduced in 1978. But the fertility rate had already been falling rapidly for a decade before that — from an average of 5.87 births per woman in 1968 to 2.98 in 1978.
<一人っ子政策導入後も、その趨勢線に沿って出生率が下がって来ただけだと。↓>
After that huge drop, the fertility rate continued to fall with the new draconian policy in force, but there was no plunge — only a smooth continuation of the falling trend that preceded the restriction. From 2.98 in 1978, the rate has declined to 1.67 now.・・・
<出生率低下に決定的なのは、どこの社会でも、女性の教育と雇用、だと。↓>
・・・the two most potent factors that induce fertility reduction globally are women’s schooling and women’s paid employment.・・・
http://www.nytimes.com/2015/11/02/opinion/amartya-sen-womens-progress-outdid-chinas-one-child-policy.html?action=click&pgtype=Homepage&version=Moth-Visible&module=inside-nyt-region®ion=inside-nyt-region&WT.nav=inside-nyt-region&_r=0
シリア介入により、プーチンは進退窮まることになるだろう、とするコラムだ。↓
<そもそも、ロシアに2000万人のイスラム教徒がいる。↓>
・・・more than 20 million of Russia’s 144 million people are Sunni Muslims, who naturally sympathize with the Sunni Muslims currently being bombed and killed by Russians in Syria.・・・
<しかも、プーチンはイラン/シリアのシーア派勢力に肩入れしてるんだから、ロシア国内のイスラム教徒(大部分はスンニ派)の総スカンをくらうことは必至、だと。↓>
And it doesn’t stop there. Not only has Putin ordered the bombing of Sunni rebels in Syria, he has also created a new Russia-led coalition of Shiite powers — Iran, Iraq, and Syria — capable of sharing intelligence and striking as one against its Sunni enemies. In this way, whether intended or not, he has opened a de facto war against Sunni Arabs・・・
http://foreignpolicy.com/2015/11/02/putins-muslim-nightmare-syria-assad-iran/?wp_login_redirect=0
他方、ウクライナ叛乱分子は、シリアに主攻正面を移したプーチンによって梯子を外された思いでいる、とさ。↓
Ukrainian rebels grow restless amid cracks in alliance with Russia・・・
http://www.theguardian.com/world/2015/nov/02/ukraine-ghost-brigade-ukraine-rebels
プーチンのウクライナ「侵略」もシリア介入も、ロシア人は戦争の時にこそ平和な思いがするのだ、との彼の信念によるものだ、とする、アメちゃんのコラムだ。
(ちゃうちゃう、自国のバッファーゾーンの継続的拡大にしかロシア人は安心立命を見出せないってだけだよ。戦争そのものが目的なんてことがあるもんか。(太田))↓
・・・ The strategic purpose of <Putin’s> wars is war itself. This is true in Ukraine, where territory was a mere pretext, and this is true of Syria, where protecting Mr. Assad and fighting ISIS are pretexts too. Both conflicts are wars with no end in sight because, in Mr. Putin’s view, only at war can Russia feel at peace.・・・
http://www.nytimes.com/2015/11/03/opinion/vladimir-putins-forever-wars.html?ref=opinion
国際選挙監視団体が、今次トルコ総選挙は不公正なものであったと指摘。↓
Turkish election campaign unfair, say international monitors・・・
“This campaign was unfair and characterised by too much violence and fear,” said Andreas Gross, the Swiss head of the mission representing the parliamentary assembly of the Council of Europe・・・
http://www.theguardian.com/world/2015/nov/02/turkeys-elections-campaign-unfair-say-international-monitors
テーマは別のコラムだが、このところ、米国の離婚率、堕胎率、粗暴犯罪発生率、殺人率が下がってるって話が改めて記されているが、何ということはない、これ、同国で、キリスト教信仰が形式的にも実質的にも衰えてきたからだ、と考えれば説明がつくよな。(太田)↓
・・・By many (though not nearly all) indicators, American culture is getting better. Divorce rates and abortion rates have declined in recent decades. Rates of violent crime and homicide are down dramatically from historical highs. ・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/how-should-conservative-christians-handle-a-rapidly-changing-culture/2015/11/02/8c03f8d4-818f-11e5-a7ca-6ab6ec20f839_story.html?hpid=hp_no-name_opinion-card-f%3Ahomepage%2Fstory
米国の中年白人・・とりわけ、低学歴者・・の死亡率が上昇しているとさ。↓
・・・The death rate for middle-aged white Americans is on the rise, even as it declines for all other races and age groups, as well as for whites in other rich countries.
The change seems to be most prominent among the least-educated white Americans. ・・・
http://time.com/4097521/middle-aged-white-americans-death-rate/?xid=homepage
鍼に痛み軽減効果があることが確認された。↓
Acupuncture Actually Works for Neck Pain, Study Says・・・
<エンドルフィン分泌を促すとともに、炎症沈静作用があるとさ。↓>
Acupuncture manipulates the nervous system,・・・activating the release of pain-relieving endorphins. “With neck pain patients, a lot will get steroid injections or take a non-steroidal anti inflammatory, like ibuprofen or a prescription medication・・・Those medications or injections have an anti-inflammatory effect on the body, but the acupuncture needles can do that naturally.・・・
http://time.com/4097083/acupuncture-neck-pain/?xid=homepage
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<太田>
本日は、以下の第三手順を行い、無事完了しました。
<K.K>
03 Windows10へのアップグレード
注意:このファイルにある作業を行うには、30分~1時間程度かかります。
注意:Windows10へのアップグレードに失敗した場合、およびアップグレードに成功はしたがライセンス認証されない場合は、次の作業に進まずにその旨連絡をください。
注意:このファイルの内容を行いライセンス認証が通った場合、Windows10への無料アップグレードの権利を手に入れたことになります。
Windows10のクリーンインストールはいつでも可能ということになりますので、アップグレードの状態で使うことにし、クリーンインストールは行わないという選択肢もあります。
1.Dellパソコンを起動させてください。
2.「02 Windows10インストールディスクの作成」の手順6でダウンロードした[MediaCreationToolx64.exe]をダブルクリックしてください。
3.[このPCを今すぐアップグレードする]ラジオボタンにチェックが入っていることを確認して、[次へ(N)]ボタンをクリックしてください。Windows10のダウンロードが始まります。
次の手順4まで10数分~30分程度かかります。
4.画面が[ライセンス条項]になりましたら、[同意する(A)]をクリックしてください。
次の手順5まで10数分~30分程度かかります。
5.[次の作業が必要です]という表示になった場合は(この表示にならない場合は、手順6の表示になるはずです)、[確認]ボタンをクリックしてください。
6.[インストールする準備ができました]という表示になりましたら、[インストール(I)]ボタンをクリックしてください。
7.[引き継ぐ項目を選んでください]という表示になりましたら、[次へ]ボタンをクリックしてください。
次の手順8まで10数分~30分程度かかります。またパソコンが再起動します。
8.[ようこそ、こんにちは]という表示になった場合は(ならない場合もあります)、[次へ(N)]をクリックしてください。
9.[すぐに使い始めることができます]という表示になりましたら、[簡単設定を使う]ボタンをクリックしてください。
10.[新しいWindows用の新しいアプリ]という表示になりましたら、[次へ(N)]ボタンをクリックしてください。
11.Windows10が起動しましたら、画面左下の[Windowsボタン]をクリック→下から3番目の[設定]をクリックしてください。[設定]ウインドウが開きます。
12.[更新とセキュリティ]をクリックしてください。
13.左列にある[ライセンス認証]をクリックしてください。
14.[Windowsはライセンス認証されています]と表示されていることを確認してください。
(15.作業を中断して、パソコンの電源を切る場合は、左下の[Windows]ボタン→[電源]→[シャットダウン]で可能です。)
注意:アップグレードの状態でDellパソコンを使用する場合は、これで作業は終わりです。クリーンインストールを行わない場合は、次のファイルの作業へは進まないでください。
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休日の臨時一人題名のない音楽会です。
本田路津子の小特集を組んでみました。
本田(1949年~)は「日本の元フォークシンガー、現ゴスペルシンガー」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E7%94%B0%E8%B7%AF%E6%B4%A5%E5%AD%90
ですが、フォークシンガー当時の彼女はかすかに記憶がありますが、今回、下掲等を聴いてみて、素晴らしい、もっと早く取り上げるべきだった、と思いました。
ところが、かなり疲れていた時に改めて聴いてみたところ、彼女の声質が耳障りに聞こえ、苛立ちすら覚えてしまいました。
彼女が、似たようなタイプの歌手である、森山良子、等ほどブレイクしなかった理由が分かったような気がします。
なお、本田もまた、現在は、(旧称)久保田早紀同様、歌を通じてキリスト教の宣教活動に従事しているようで、その点も(彼女達のためにこそ)残念に思います。
とまれ、皆さん、気力が横溢している時にですが、以下をどーぞ。
死んだ男の残したものは(コラム#3490、4443、5621)
https://www.youtube.com/watch?v=PaXN4dH-zuk
赤色エレジー(コラム#4247)
https://www.youtube.com/watch?v=2JDKpEkbPWs
今日の日はさようなら(コラム#7611)
https://www.youtube.com/watch?v=NLlByJd4AkA
耳をすましてごらん(藍より青く)
https://www.youtube.com/watch?v=XXDTOIRPJA0
風がはこぶもの
https://www.youtube.com/watch?v=V5pA1WBcaRA
一人の手
https://www.youtube.com/watch?v=NpxpAlGQYrg
あの素晴らしい愛をもう一度 本田路津子/岡崎友紀/木ノ内みどり 後の2人も懐かしい!
https://www.youtube.com/watch?v=lN6TlnOZF38
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太田述正コラム#8010(2015.11.3)
<小林敏明『廣松渉–近代の超克』を読む(その1)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x2800)
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