太田述正コラム#8301(2016.3.28)
<皆さんとディスカッション(続x2946)>
<太田>(ツイッターより)
 アサド政権軍、Isisをパルミラから奪還。
http://www.bbc.com/news/world-middle-east-35906568
 サンダース候補、ハワイ、ワシントン、アラスカ各州でぶっちぎり勝利。
http://edition.cnn.com/2016/03/26/politics/election-2016-alaska-hawaii-washington-caucuses-highlights/index.html
 前者は、シリアに関しては転機たりうるが、後者は、しょせん焼け石に水だろうね。
<ArG7CM9m>
 各国の株式市場の時価総額の大きさで表した世界地図
 This world map shows countries scaled to the size of their stock markets
http://www.businessinsider.com/map-countries-scaled-to-size-of-stock-market-2016-3
http://static1.businessinsider.com/image/56f43e8191058423008b89c9-1043-791/screen%20shot%202016-03-24%20at%203.21.54%20pm.png
 中共・インド・ロシア・ブラジルといった大国が、軒並み実体経済と比較して小さいのには、ちょっと驚き。
 香港・シンガポール・スイスといった小国が実体より大きめなのは、予想通り。
 英国・米国はバブルでしょうか?
<MH>
 –シャープ 鴻海 伊藤忠(PART2)–
1.鴻海編
≫恐らく、これで本ディールも漸く決着することでしょうね。(コラム#8297。MH)
 いやこれは私も考えが甘かったですね。
⇒あなたも、(少なくとも人間主義「的」な)日本人だった、ということです。
 おめでとう!(太田)
 <昨>日の報道。
「台湾の鴻海、シャープの支援契約、31日に締結へとの報道否定」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-03-27/O4OXBH6KLVR801
 台湾の鴻海精密工業は27日、シャープと31日に買収契約を結ぶことを目指すとの報道を否定した。同社は30日に取締役会を行う予定で、シャープとの協議の進展度合により、交渉について議論するかどうかを決めるとしている。台湾証券取引所に提出した文書で発表した。
 日本経済新聞は26日付の朝刊で、両社は買収について25日までに大筋合意。30日にそれぞれ取締役会を開いて買収条件の見直しを決め、31日に契約締結を目指すなどと報じていた。
 上記記事から判断すると、単にシャープと鴻海は漸くMOU(前述のメモ書き)を締結しただけであり、本契約は未決なのでドタキャン破棄も十分ありえるということです。
 良く読むと鴻海は約束のボンド金1千億も振り込んでないので、単に値切るだけの状態。
 上記記事のコメント
 若林 秀樹 :㈱サークルクロスコーポレーション 代表取締役 主席アナリスト
https://newspicks.com/news/1467572?block=side-news-similar
 <蛇足>
 今回、日経に他は同調したが、NHKが無かったのが気になった。
 あと、30日は大安、1日は先勝でエープリールフール。
 <追記>
 日経報道は、やや甘かった(2000億円減額に対し1000億円、債権買取1000億円報道に対し2000億円と)ので、銀行に対するメッセージだろう。
 日経以外の複数メディアも同様だったのだが、鴻海側のリーク元は、本当に鴻海だったのだろうか?日本にいる鴻海ジャパンなら、ソースとしてはどうか。
 <元>
 鴻海傘下がシャープの再生にはいいと思う。
 法的整理となると、鴻海も優先権はなくなるし、バラ売りになる可能性がある。法的整理で、INCJとかではなく、鴻海とかNIDECとかならいいが。
 INCJ傘下では、ルネサスもJDIも身動きとりにくい。海外勢もやりにくい。
 ただ、大詰めは近いような気がする。
 四季報ではOP赤字400、純損失1200は、債務超過を想定してないが、実際は、2000以上、鴻海が1000を入れてギリギリ債務超過を免れる程度。
※この調子では最後までシャープは徹底的に振り回されるでしょうね。
 ウォール街に以下の諺があります。
Bulls makes money, bears makes money, and the pigs, they get slaughtered.
 ブルとベアーが誰かは言うまでもありません。
 シャープはトンカツになるかハンバーグになるかどうかだけの運命です。
⇒日本人は、非人間主義が分かる人間主義者にならなきゃいけないんだな。
 弥生系日本人に頑張ってもらわにゃ。(太田)
2.では何故日本企業はそうなったのか?
 「日本人は優秀だ!」とのご意見もありますが、ビジネスマンや技術者で優秀だったのは大昔の話。大正生まれと昭和一けただけでしょう。それ以降は殆どいません。
⇒縄文モードの深化に伴って、日本人の間で非人間主義が分かる人間主義者が減って来たってこと。
 繰り返すが、弥生系日本人にやる気を出させる環境を作ることだ。
 但し、弥生モード化し始めて少し経ったら、日本史上初めて、モード転換の繰り返しそのものを止揚・停止させる、というイメージだけどね。
 うまくいくかどうか知らないけど。(太田)
 「シャープはなぜアジア企業に屈したか?
 「仕事後進国」日本の敗因」
 岡田兵吾 [マイクロソフト シンガポール シニアマネジャー](※私は彼に直接会って話も聞いている)
 日本人は勤勉で真面目なので、効率よく仕事しているように思いがちだが、筆者から言わせると、日本人は効率的に仕事をするのが苦手だ。
 ちなみに筆者は、デロイトコンサルティング東南アジアにて、シンガポールを基軸にアジア全域の日系企業進出支援を行っていたが、欧米多国籍企業と日系企業では圧倒的なスピード差があり、驚愕したものだ。
 たとえば、アジア全域の業務統合の基幹システム(ERP)導入プロジェクト。日系企業は1ヵ国に1年ほどかけて導入していたが、欧米多国籍企業がシステム導入に業務改革も含めて、10ヵ国を10ヵ月で完了してしまったのを見たときには、この違いに唖然としたものだ。
 日本では大規模プロジェクトでは、よく「Go/No-Go Meeting(実施するか否か)」とプロジェクトの実施可否判定を行うが、海外ではこんなものは存在しない。
 「Go/How Meeting(実施する。じゃあどのように?)」と、プロジェクト達成に向け動く前提で実現方法を模索していく。日本流の「Yes, let me think」(了解。じゃあ、どうするか考えさせてくれ)ではなく、グローバルは「動きながら考える」のが基本スタンスなのだ。
 またつい先日には、「シャープへ出資、最大2000億円減……鴻海打診、機構の3000億円下回る」という記事が報じられたが、意思決定のスピードの遅さが首を絞めた典型例だ。トロトロちんたらし続ける様子は、外国人には理解しがたい「無意味ワールド」だ。結果、シャープは選択肢が狭まり、再生機会を大幅に逃したと言える。
※私も何度も経験があるが毎晩徹夜で稟議書書いて一か月先に決定するのでは国内ならともかくクロスボーダー取引相手に嫌われて当然でしょう。
 日本人は世界的に見ても、協業(コラボレーション)がヘタだ。これは日本が得意としている「チームワーク=号令のもと一糸乱れぬ行動をすること」に関してということではなく、人種や価値観の異なる人々と考え方をオープンに話し合って仕事を進める協業が下手だということだ。
※全くその通り。英国人を見習うべし。
⇒非人間主義者の人々、つまりは、カネ/権力亡者の人々、と付き合ったり、彼らを管理したりするってのは、日本人の大半(縄文系日本人)にとって容易なことじゃないのさ。(太田)
 当時の筆者の「自分でなんでもするスーパービジネスマン」思想が、海外では「仕事ができない思想」になってしまったことがある。
 つまり海外では、他の人を信じて仕事を任せられない人は、「逆に信頼されていない人」と評価される。信頼しないのであれば、結局は誰からも信頼されなくなってしまう。
・日本はスピードが致命的にトロい
・時間は限られている。圧縮化が必要
・自分でやったほうが早い!は損している
・部下をヒーローにするためのマネジメントをする
 日本から閉塞感が1日も早く払拭され、日本がアジア・世界のリーダーとして世界の発展と平和に貢献し、今まで以上に世界から敬愛され、日本人であることを誇りに思い、仕事やプライベートを楽しめる国となることを、心から願っている。
 STAY GOLD!!
http://diamond.jp/articles/-/88467
⇒世界が日本(人間主義社会)になればいいんであって、勝手連的に中共当局が支那を日本化しようとしてくれてることからすりゃ、それ、まんざら夢物語じゃないんじゃないかって思い始めてるよ。(太田)
 太田さんが盛んに書いてる中国メディアの「日本称賛」も昨今、特にここ1~2年の日本経済の没落ぶりが余りにも酷すぎ目に余るから可愛そうになって書いてる部分がかなりあるのではないでしょうか。
 日本独立云々<だけ>ではないと思います。
 人の弱みに付け込んで技術を盗もうとか利用しようという気も多分にあるでしょうけれどね。
 中国には「溺れる犬の頭は棒で叩け」なる諺があるそうですが、流石に可愛そう過ぎてやらないだけでしょう。
⇒人間主義者もマルクスも毛沢東も、非人間主義たる資本主義なんて大嫌いだってことを思い出してね。中共当局の対日戦略は、本心だよっちゅうか、決死の覚悟でやってんだよ。(太田)
 断っておきますが、これは日本文明や日本文化論の他国への優位性とは全く関係ない話です
 テリゴーやティム・クックに「君は人間主義者じゃない」と言ったところで、
 「So What? it’s none of your business」でお終いです。
⇒もちろん、私が注意喚起してる相手は、日本人(と中共当局)ですよ。(太田)
3.伊藤忠商事
 三菱商事、三井物産が歴史上初の赤字決算(三井は戦後初、三菱は創業初)
 三菱商事、16年3月期最終赤字1500億円 銅事業などで減損
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL24HN7_U6A320C1000000/
 三菱商事、初の連結赤字 三井物産は700億円 今期最終、資源安で
http://www.nikkei.com/article/DGKKASGD23H5S_T20C16A3MM8000/
 大手3社(住商は言うまでもない)状況で、独り勝ちの伊藤忠商事。
 中国の妾状態で儲けていましたが、ここに来て暗雲が垂れこんで来ました。
 ですが!
 しかし、絶好調な伊藤忠にもリスクがある。中国最大の国有コングロマリット中国中信集団(CITICグループ)、タイ財閥チャロン・ポカパン(CP)グループとの資本提携だ。伊藤忠とCPが約6000億円ずつを投じて、CITICの中核会社の株式を取得する交渉が昨年1月に成立した。
 伊藤忠はCITIC買収に伴うCP負担分のうち、半分の約3000億円を肩代わりしている。持ち分法の適用完了が、当初予定の15年10月から8月へと約2カ月早まったため、CPの返済期日も約2カ月早い16年2月3日が予定されていた。
 ところが伊藤忠は16年1月21日、「CPグループとして最適な資金調達を行うためには、当初に予定していた16年3月末日まで(15年10月から6カ月間)程度の期間が必要」として、返済期日を3月24日にしたと発表した。
 市場では「CPにとって、返済は前から分かっていたことなのに、期日を1~2カ月遅らせたところで本当に返せるのか」(証券アナリスト)と、3000億円の返済を危ぶむ声が上がっている。CPのリスクは香港で以前からささやかれており、「日本のあるノンバンクにもCITIC株の購入を持ちかけている」(金融関係者)という。
 伊藤忠は「期日までに必ず返済される」(同社役員)と断言する。
http://www.weekly-economist.com/2016/03/15/%E7%89%B9%E9%9B%86-%E5%95%86%E7%A4%BE%E3%81%AE%E6%86%82%E9%AC%B1-2016%E5%B9%B43%E6%9C%8815%E6%97%A5%E5%8F%B7/
 期日に何だかんだ払わないで、ギリギリで値切ってくるのが連中のやり方です。
 これはビジネスやったことがないと分からない感覚でしょうね。
 未だ24日に3千億円が振り込まれたという記事がありませんから、推定では未だ未決でしょう。
 決算は未収金計上でP/Lは黒字で乗り切るでしょうが、入金が無ければ来期は一気に3千億円の損失計上です。
 そういう事は商社では良くある話です。
⇒非人間主義社会ってのは全てそうだわさ。(太田)
 メディアはシャープや東芝に気を取られていますが、他にももっとヤバイ話はゴロゴロしている状態です。
 自民党は企業の3月末決算で参議院選挙(衆参同時やるやらないもあるが)を乗り切れるかどうか分かりませんね。
<ArG7CM9m>
 中共・インド・ロシア・ブラジルといった大国が、軒並み実体経済と比較して小さいのには、ちょっと驚き。
 香港・シンガポール・スイスといった小国が実体より大きめなのは、予想通り。
 英国・米国はバブルでしょうか?
<AKJ>
 陽春のみぎり、お元気でしょうか。
 コラム執筆ごくろうさまです。
 私はビジネス上の付き合いが多く不摂生の毎日です。笑
 土曜日の会合は盛況でしたでしょうか。
 差し入れ間に合いませんでしたが、最近、日本酒も飲まれているようですので、私が普段飲んでいる銘柄を送りますのでご賞味いただければと思います。
 たまたま酒蔵が太田さん出身の三重県ということで物産も合せて同梱しておきます。
 また機会をみてクラシックコンサートご一緒していただければ幸いです。
 三寒四温が続き思わぬ花冷えにお風邪など召されませんようくれぐれもご自愛ください。
 粛言
 弥生吉日 AKJ○○
<太田>
 本日朝、届きました。
 純米 作(ざく) 玄乃智(げんのとも)720ml 鈴鹿市
 お茶いろいろ(ティーバッグ) 四日市市
 井村屋招福羊羹 津市
 パンフレット4冊:『るるぶ まさかの四日市!?』『松阪市観光ガイドブック 松阪路』『三重県観光キャンペーン推進協議会事務局 お伊勢さんから始まる旅–別宮めぐり、斎宮、熊野古道』『伊勢志摩キャンペーン実行委員会 伊勢神話への旅–一年に一度はお伊勢参りへ』
 まことにありがとうございました。
 
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 文春が礼賛される日本。↓
 「・・・ぶっぱなした文春vsネッチョリ乙武砲の新潮・・・」
http://webronza.asahi.com/culture/articles/2016032400010.html?iref=comtop_fbox_d2_05
 【週刊文春・新谷編集長に聞く】–「スクープは狙わないと取れない、続けないと筋肉は衰える」「本当に読みたいものなら売れる」・・・」
http://www.sankei.com/premium/news/160327/prm1603270026-n1.html
 ちょっと目を離すと、収拾がつかないほど、中共の日本礼賛記事が溜まっちゃう。
 まず、中共当局の日本礼賛記事からどーぞ。(いつも同様、若干古い記事も入ってるけどね・・。)↓
 「・・・中国メディアの捜狐はこのほど、「中国がなかなか日本に追い付けないのはなぜか」と問題を提起、その原因は日本と中国の考え方の違いにあり、「万里の長城の距離に相当するほどの差がある」と論じている。記事は19世紀当時の中国と日本がともに鎖国状態を終え、富国強兵を目指したことに言及、そして1870年当時の日本は西洋に対して遅れていたばかりか中国に対してさえ何十年も遅れていたと説明。しかし現在では、日本は先進国だが中国はまだ開発途上国であると指摘した。
 さらに、中国は資源や人口、国土面積の点で日本に対して圧倒的に有利な条件を備えていたと指摘する一方、それでも日本の進歩が中国を圧倒的に上回っていたのは、中国自身の考え方そのものに問題がある証拠だと論じた。
 例えば明治維新当時の日本は西洋文明が自国の文明たちよりはるかに優れている点を謙虚に認め、それを学ぶために大きな努力を払ったと指摘。しかし反対に中国は尊大であり、西洋の科学技術を認めても依然として自国の文化が世界一だと自負し、発展から取り残されてしまったと指摘した。
 また日本は自国製品の質を絶えず向上させることを考えるが、中国は現状に甘んじる傾向にあると記事は説明。さらに日本人は自分より集団の利益を優先することを考えるが、中国は利己的に行動すると記事は指摘。例えば1950年代、米国に留学した多くの日本人学生はわざわざ生活水準の低い日本に帰り、国のために働いたが、現代の中国人留学生は国に帰って中国の貧しさを改善する責任を背負うようなことはしないと論じた。
 さらに中国の考え方では、同じ給料で働くならば自分は他人より少なく働き、他人が自分より多く働くことを望むと指摘。結果として、誰もが少なく働くと説明する一方、日本人の考え方では「人より多く働くことを損とは捉えない」と指摘。こうした考え方の違いも国の進歩に影響していると記事は説明した。
 記事は結論として、もし中国が今後も日本の欠点にだけ注目するようであれば、日本の長所を認識できないだけでなく、中国の問題だらけの考え方を改善することもできないと論じている。日本を批判して自己満足するより、中国人は自らの考え方にある欠点を直視して進歩を阻んでいる原因をきちんと認識すべきだと提言している。」
http://news.infoseek.co.jp/article/searchina_1605821/
 「・・・捜狐はこのほど、近代化における日本と中国の大きな分岐を論ずる記事を発表した。西洋の文化・文明を虚心に学んだ日本と尊大な態度で臨んだ中国の違いを強調。日本では先覚者である福沢諭吉が大いに活躍したのに比べ、中国では魯迅も胡適もきちんと受け入れられなかったと指摘した。
 記事は、日本も中国も19世紀までは門戸を閉じていたと指摘。ほぼ同時に世界に目を向けるようになった両国だが、日本はただちに世界に視野を広げ、それまでの歴史を変化させたと紹介。中国については西洋がもたらした傷みと恨みを頭に刻むことになったと指摘した。
 幕末の尊王攘夷の運きを考えれば、日本がただちに西洋の文物を受け入れたわけではないが、記事の主張は、おおむね正しいと評してよいだろう。
 記事は、当時の中国(清朝末期)が、「われこそが天下」との大国心理により、西洋を学ぼうとせず、武器を購入するといった表面的な事物の取り入れにとどまったと指摘。
 一方の日本は、島国として強烈な危機意識を持ち、西洋文化をできる限り取り入れたと説明。海軍は英国に、陸軍はフランス、後にはドイツに、教育は仏米独すべてに、通信は英国に、警察はフランスに、金融は英国に、法律はフランスに、後にドイツにと、ほとんどコピーするように熱心に西洋文化を導入したと指摘。藩が割拠する遅れた封建社会だった日本がほとんど瞬時にして現代的な強国となったと論じた。
 記事は、130年以上前に出現した日本における思想分野の先覚者として福沢諭吉を紹介。福沢の考え方として「自由は多元的な社会にのみ存在する」「中国では至高の地位と最高の権力が合致しているので、人々の思想は偏狭になり心は狭くなる。そして、考えは単純になり妄想的に尊大になる」などと紹介した。
 なお、「至高の地位と最高の権力が合致」とは、福沢が中国の皇帝制度と日本の天皇制度の違いを論じたものだ。
 さらに、福沢は社会改革の順序として「人心」、「政令」、「物質」と説いたと主張。つまり、「教育なども含めた考え方の転換」、「政治など社会の仕組みづくり」、「経済的繁栄」ということだ。
 記事は、福沢が「最初は困難だが、この順序でやれば最後には成功できる。逆の順序でやれば、最初は速いがいずれ行き詰る」と指摘したと紹介。さらに、中国はまさに、複雑とは逆のロジックで変革しようとしたと論じた。
 記事は、中国の近代化時期で、福沢諭吉に匹敵する思想家はいなかったと主張。文学者の魯人と、白話運動の提唱者で北京大学の学長も務めた胡適の業績を合わせれば、福沢諭吉に匹敵するかもしれないと主張。
 ただし、魯迅は生涯で300以上の別名で文章を発表しており、本人が理由を「私を受け入れてくれる人は少ない」と話していたと紹介。胡適も共産党に反対して米国に逃れ、米国で悲惨な境遇に瀕したと、中国では思想の先覚者が受け入れられなかったと批判した。」
http://news.infoseek.co.jp/article/searchina_1605273/
 「・・・環球網は・・・、辛亥革命を成功させた孫文を日本人の宮崎滔天が支援し、その他にも、日本を留学した多くの中国人が、時代を動かす力になったと主張した。  記事はまず、日本の思想家である宮崎滔天は、早稲田大学の前身である東京専門学校で学んだことがあり、日本に亡命した孫文を支援したと紹介。早稲田大学で開催中の「日中友好の懸け橋 宮崎滔天と早稲田に学んだ中国留学生」では、宮崎滔天と孫文の漢文で書かれた筆談書や、中国共産党の創設者の1人となった李大〓の書簡などの、「一級史料」が展示されていると紹介。(〓は金へんにりっとう)  記事はさらに、早稲田大学が中国人留学生の受け入れを始めたのは1899年で、「清国留学部」を設けて十数年で1000人以上の中国人を卒業させ、筑波大学や中央大学の前身である教育機関も積極的に中国人を受け入れたことにも触れた。そして、留学生は帰国してから、教育家、政治家、法律家などとして活躍し、清朝を滅ぼし、中華民国を誕生させ、さらには中華人民共和国を成立させ、中国の現代史を導いたと論じた。  中国社会科学院で日中近代史研究員を務める李長莉氏は「両国関係が困難に直面している現在、これらの前の世代の事跡を知る重要性はさらに大きい。歴史は、民間交流が拡大し、両国の友好の土台がしっかりとすれば、両国の長期に渡る安全をにとって助けになる」と述べたという。」
http://news.searchina.net/id/1602428?page=1
 「・・・捜狐<記事にいわく、>・・・19世紀の中国と日本で非常に似通った一連の出来事が生じたことを説明。中国は海禁によって、また日本は鎖国によって貿易を制限していたが、中国はアヘン戦争敗北により海禁を終了させられ、日本は米国海軍マシュー・ペリーの黒船来航により開国を余儀なくされた。
 似ているのはそれだけではない。アロー戦争にも敗れた中国は国力増強の必要性を認識、西洋文明を導入すべく「洋務運動」を開始する。また日本は「明治維新」をもって富国強兵を目指した。つまり19世紀は日中のどちらも西洋文明との力の差を痛感し、西洋文明から学んで自国を成長させようとした時代だった。
 しかし・・・洋務運動と明治維新には決定的な違いがあった・・・。中国は大国としてのプライドが高すぎたために国家を全面的に改革することはせず、ただ西洋の武器を購入するなど表面的な運動にとどまった・・・。逆に日本には小さな島国として「強烈な危機感」があったため、国家の様々な領域に西洋文明を「全面的に移植し・・・」・・・出遅れた封建社会から近代化された強国へと一瞬で変化した・・・。
 <つまり、>両国の心の状態においてプライドと強烈な危機感という大きな違いがあった・・・また啓蒙思想家である福沢諭吉<は、>・・・西洋文明を「心、政令、物」の順番で学ぶよう日本人を教えた・・・。しかし中国は「物、政令、心」の順で学ぼうとしたために失敗、その結果、日本と中国との力の差は日清戦争で明らかになった<のであり>、この時、日本が中国を逆転したことが明らかになった・・・。
 現在、軍事力においては中国が日本を圧倒している<が、>、それでも文化面で日本が世界に与えている影響は中国文化が世界に与える影響をはるかに超えている・・・。それはひとえに謙虚さやまず心あるいは考え方を学ぼうとする日本の態度がもたらしたものだ・・・。逆に中国はいまだに洋務運動のような表面的な学び方をしている・・・。」
http://news.infoseek.co.jp/article/searchina_1605269/
 「・・・ポータルサイトの今日頭条はこのほど、「日本の迷惑をかけない文化はどれほど残酷か」と題して、日本独特の文化について分析する記事を掲載した。
 記事はまず、日本人は徹底して「人に迷惑をかけないようにしている」と紹介。ある若い女性が会社の飲み会の帰りに、電車内で吐き気を催して我慢できなかったため、他の乗客に迷惑をかけないようコートの袖の中に吐いたというエピソードを伝えたほか、日本人は自殺する時さえ、会社に迷惑をかけないようにするため年度が終わる3月31日以降にするなどと主張した。
 このように、日本人の他人に迷惑をかけないことに対する「執念」がいかに深いかがよく分かると主張。この種の信念は「匹するのは宗教ぐらいだ」としつつも、「おかしなことに多くの日本人は宗教を明確に信じていない」とした。
 では、なぜここまで「人に迷惑をかけない」ことにこだわるのか。記事は「世間」と関係があると主張。日本は島国で自然災害も多く、生きていくためには団結する必要があり、自分と同じ集団に属す他人と良好な関係を維持することが何よりも重要なことだったと論じた。
 また、日本では江戸時代に、秩序を乱す人は組織から疎まれたとも紹介。組織から排除されると生きていくことが極めて困難になるが、秩序を守る人は周囲からの援助と支援を得られるため、秩序を保つことに「敬意を払う」ようになり、生活のなかで「絶対に他人に迷惑をかけない」ようになったとした。
 結論として記事は、日本社会の秩序は「他人に迷惑をかけることへの恐れ」が、どこでも見られる無形の強力なルールとなったと主張。このルールを破る人は「現代版の村八分」とされ、社会や組織から追放されてしまうと結んだ。」
http://news.livedoor.com/article/detail/11344111/
 「・・・今日頭条はこのほど、「これを見たら日本人がどれほど恐ろしいかが分かる」と題する記事を掲載し、日本でよく見かける場面の写真とともに、日本人の習慣を分析する記事を掲載した。記事は、多くの中国人は日本に対して「恐ろしい民族で、特殊な文化を持ち、国民の思想が極端で、変態的でさえある」というイメージを持っていると主張。そのうえで、日本は日清戦争では自国よりも強大と考えられていた清の国に挑み、日露戦争では当時世界有数の大国だったロシアに挑み、第2次世界大戦では米国に挑んだとし、日本は勇気を持つ国だと論じた。また、日本人は「おとなしそうに見えて内面は強く」、強い生命力を持つ民族と主張。その証拠に挙げたのは「冬でも薄着であること」だった。確かに体が冷えることを嫌い、厚着をする傾向にある中国人に比べれば、日本人は冬でも薄着だと言えるであろうが、それを以って強い生命力というのは無理がある。一方で記事は、日本の子どもたちは真冬でも上半身裸で体力トレーニングを行い、「小さな手を赤くしながらも、満面の笑顔」であると驚きの様子。すべての幼稚園、保育所でこのような活動を行っているわけではないものの、活動を行っている幼稚園などでは今でも7割以上の保護者が活動を支持していると紹介し、「こうやって大きくなった子どもには強い意志がある」と論じた。  もう1つ特徴的だとしたのが「機械のように秩序がある」ことだ。それは、日本人は地下鉄に乗る時でも買い物の時でも列を作るからで、震災に見舞われた時でさえ「通常と変わらず列に並び、淡々と災難に対処していた」と紹介した。確かに東日本大震災当時の日本国内の秩序は中国のみならず、世界から称賛された。また、日本の道路は「きれい」の一言に尽きるとし、街にはごみ箱がほとんどないにもかかわらず、ごみ1つ落ちていないことも、いい加減さを許さない日本人の高い自律を表していると主張。「多くの中国人が日本人は恐ろしいと言うのも頷ける」と締めくくった。」
http://news.searchina.net/id/1603957?page=1
 「・・・捜狐は、中国における日本製品の不買運動が「どれだけ意味がないものなのか」を解説する記事を掲載した。記事は冒頭、2015年に中国人旅行客が日本で822億元(約1兆4000億円)もの消費を行ったと伝える一方、こうした中国人の爆買いを批判する愛国者たちが「日本製品不買、国産支持」のスローガンを叫ぶようになったと紹介。では実際に中国において日本製品の不買は可能なのだろうか。続けて記事は、「日系車の不買をする中国人は、ドイツ車をドイツ人がすべて作っていると思っているのか?」と質問を提起し、ドイツ車にも日本企業の製品が数多く搭載されていると指摘。また、ドイツ車のターボエンジンを絶賛する中国人に向けて、以前日本メーカーがF1で使用したターボエンジンが、あまりの性能の良さに使用禁止になった事例を伝えている。ほかにも、ロボットや高速鉄道、ファスナーなど、日本の技術が多くの製品に組み込まれている状況を説明した。また、日本は1970年代後半から30年近くにわたって、中国に対して超低金利の円借款や、技術協力を行ってきた事実を伝えている。中国国内では日本による援助が広く報じられているとは言い難い状況で、日本がどれだけ中国を援助してきたかを知らない人たちも多いため、こうした事実を伝える記事は非常に珍しいものと言える。最後に記事は「日本企業が持つ特許を一切使わずに経済を発展させ、技術を進歩させることは不可能だ」と論じている。」
http://news.searchina.net/id/1604698?page=1
 「・・・今日頭条はこのほど、新幹線の「みどりの窓口」を紹介し、「乗車券の発券のスピードが凄すぎる」と伝え、「みどりの窓口」のサービスの品質は到底まねできない水準だと称えた。利用客が自分で手続きを行い、乗車券を購入する「みどりの券売機」とは異なり、「みどりの窓口」はスタッフが乗車券購入の手続きを行ってくれる窓口だ。乗車駅や下車駅のほか、乗車日時や片道か往復か、さらに指定席かどうかなどを確認のうえで新幹線の乗車券を発券してくれるわけだが、記事は「窓口スタッフの入力手続きは正確で、間違いがない」と紹介した。さらに、窓口スタッフの熟練した手続きについて「一朝一夕で身につけられるものではない」とし、入力しながら利用客に情報を確認することで「正確さと効率を両立させ、数十秒で手続きが終了する」と驚きを示した。また記事は、中国人読者に向けて、「中国国内において、みどりの窓口のような速度と正確さで手続きが終わった経験がある人はいるだろうか」と疑問を投げかけ、一見すると効率が高く見える券売機ですら「みどりの窓口」の速度には敵わないと指摘。これほど凄まじい速度で乗客の発券手続きをこなしていく「みどりの窓口」について、「あの速度で利用客に対応してこそ、日本社会の速すぎるテンポについていくことができるのだ」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1605757?page=1
 「・・・網易は・・・まず、日本で高速道路の本線に合流すると思しき自動車の画像を紹介。右側の本線に入るため、自動車が右の方向指示器を点灯していることを説明した。続いて、夜間の信号がない交差点で左折してくる自動車に道を譲ったところ、譲ってもらった側の自動車がハザードランプを点灯したシーンの画像を示し、「お礼の気持ちを示すものである」としている。そのうえで、中国の道路で日常的に繰り広げられる、無理に割り込もうとする自動車と割り込ませじと車間を詰める自動車との「格闘」の事例画像を多数紹介。なかには不幸にも事故を起こした事例もあり、記事は「多くのドライバーが車線変更時に合図を出さない理由は、出せば譲ってもらえなくなるからだ」、「一方で、合図を出せば譲るのが当然だという歪んだ心理のドライバーもおり、これもダメだ」、「相手の気持ちを考えたことがあるのか」などと断じた。そして「日本のドライバーの行為は実に学ぶ価値のあるものだ。野蛮で横柄な運転が減れば、リスクは減るのである」とし、自分のことばかり考えずに他車にも配慮したうえでの運転を呼びかけた。」
http://news.searchina.net/id/1605760?page=1
 「・・・今日頭条はこのほど、「日本の住宅が世界でもっとも安全な理由」と題した記事を掲載し、日本の住宅建設について紹介した。
 記事はまず日本が地震大国であることを指摘したうえで、「住宅には安全性が求められる」と伝え、そのため日本では地震に弱いレンガ造りの住宅はあまりないと指摘した。続けて、近年の日本では木材と鉄骨を組み合わせた複合梁が使用されるケースが増えていることを指摘し、「柔軟性に富む木材と、強度の高い鉄骨を組み合わせることで家屋の安全性を強化し、住人の安全を最大限守ろうとしている」と紹介した。
 さらに、日本で実際に建てられた戸建て住宅ができあがるまでの流れを写真とともに紹介。地鎮祭からはじまり、基礎工事を行い、徐々に建物ができていく様子を1枚ずつ写真を掲載しているが、「日本人は非常に真面目であり、細かい点にまで気を配って工事を行っていることが分かる」、「日本の住宅は見た目が良いだけでなく、とても頑丈だ」などと伝えている。
 レンガ造りの家屋が多い中国では、大きな地震が発生するたびに倒壊した家屋の下敷きになって死亡する人が少なくない。日本の家屋の頑丈さ、手抜きのない建築工事などについて、記事には多くの中国人ネットユーザーからコメントが寄せられており、「日本人の匠の精神には敬服させられる」、「日本人の仕事に対する責任ある態度はすばらしい」といった称賛の声のほか、「中国にも日本のような住宅があれば良いのに」、「人民の住環境はいつになったら改善するのか」など、すばらしい住環境で生活している日本人を羨む声もあった。」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e4%ba%ba%e3%81%ae%e4%bb%95%e4%ba%8b%e3%81%a3%e3%81%b7%e3%82%8a%e3%81%ab%e3%81%af%e6%95%ac%e6%9c%8d%e3%81%95%e3%81%9b%e3%82%89%e3%82%8c%e3%82%8b%ef%bc%81%e3%81%a0%e3%81%8b%e3%82%89%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e5%ae%b6%e5%b1%8b%e3%81%af%e5%9c%b0%e9%9c%87%e3%81%a7%e5%80%92%e5%a3%8a%e3%81%97%e3%81%aa%e3%81%84/ar-BBqYsVp?ocid=iehp#page=2
 「・・・新浪体育は・・・、中国中央テレビ(CCTV)の番組で紹介された「ハルウララ」のエピソードを見て「心が震えた」とする記事を掲載した。記事は、番組では戦えど戦えど勝てない「ハルウララ」に日本の人びとが注目し、多くの人がわざわざ競馬場にその姿を見に訪れるうえ、「当たらないことが分かっているような馬券を購入して、友だちにプレゼントし」さえする、「夢はいつかかなう」などといった歌まで作られるといった話が紹介されたと説明。「最初は、日本人がどうして連戦連敗の馬を愛するのかが分からなかった」とした。そのうえで、司会者による「日本人はその弛みない努力を重く見ているのだ。勝ったことのない馬が、怠けることなく毎回全力で走るという点に、多くの日本人は感動したのだ」という解説があったと紹介。「日本人は決して単純に弱者に同情しているのではなかった。奮闘する姿を愛し、励まし、崇拝するのだ。彼らにとって、努力こそ尊敬の対象であり、結果は重要ではないのだ」ということに気づき、「見終わった時には心の中が震えていた」との感想を伝えた。そして「社会の大多数はハルウララ同様、努力しても栄冠を勝ち取れないということはみんなよく分かっている。日本人は失敗者からパワーをもらい、自己を奮い立たせることで、全体の向上につながっていくのだ。これは経済的な奇跡よりももっとすごいことではないか」と評価するとともに、中国と日本との間には「軽視されがちな価値観の違い」が存在し、実は「それこそわれわれが留意するに値するものなのだ」と論じている。 」
http://news.searchina.net/id/1603458?page=1
 「・・・騰訊はこのほど、日本の8歳の男の子がリュックのなかに入れていた水筒の蓋が開いてしまい、ニンテンドー3DSを水没させてしまったと紹介。男の子は自分でカスタマーセンターに連絡し、任天堂に対して謝罪の手紙も書いたと伝え、「これが教育である」、「中国人にとって深く考えさせられる出来事」だと報じている。記事はまず、「自分のゲーム機が不注意で壊れてしまった場合、(中国人ならば)まず自分の運のなさを嘆き、壊れてしまったゲーム機の品質の低さを恨むだろう」と主張。一方で、日本の男の子は壊れたゲーム機について、「メーカーである任天堂に謝罪した」と驚きを示しつつ、一体これはどういうことなのだろうかと疑問を投げかけた。続けて、リュックのなかで水筒の蓋が開いてしまうというトラブルによって、ニンテンドー3DSが水没してしまった経緯を紹介。故意に水没させたわけでもないのに、8歳とは思えない非常に丁寧な言葉遣いで任天堂に謝罪の手紙を書いたということに驚きを示した。記事は、大事なニンテンドー3DSが壊れてしまったのは、「男の子にとっては自分の不注意によるものだった」とし、それだけ大事なニンテンドー3DSを不注意によって壊してしまったことを男の子は謝罪したのだと主張。男の子の行動は中国人や中国メディアから見ても非常に「立派」なものに映ったようで、「民族も国も関係ない。教育の内容が次の世代の質を決める」と指摘、日本の8歳の男の子の行動は「中国人にとって深く考えさせられるものだった」と報じている。」
http://news.searchina.net/id/1601946?page=1
 中共人民の日本礼賛の声も聴こうね。↓
 「・・・中国の掲示板サイトに「日本は決して中華文化の継承者ではない!」と題するスレッドが立った。
 スレ主は、日本は独立した文明国で中華文明とは異なると主張。中華文明圏は中国大陸のほか、朝鮮半島とベトナムを含むだけで日本は含まれていないと論じた。そして、唐の時代に日本は中国から多くを学んだものの、和服と漢服は異なっており、日本の古代建築物も唐時代のものとは違っていて、中国と日本は異なる文明社会だとした。
 これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
「日本は独立した文化。中国も独立した文化」
「その通りだ。日本は学んで変化させるのが得意。だから中華文明の継承者ではない」
「多くの人が文明と文化の違いが分かっていない。日本は漢字文化圏に属するが、中華文明には属さない」
「日本文化は唐の影響を受けたというしかないね」
「日本、中国、朝鮮、ベトナムはいずれも中華文化圏に属することに間違いはない」
「実際のところ、モンゴル、ウイグル、チベットは中華文明に属さない」
「中国が日本文化から学んだ可能性も捨てきれないと思う。歴史は中国が勝手に作り上げているかもしれないから」
「われわれの多くのものが日本できちんと継承されているということは知っている」」
http://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_131874/
 「・・・中国の掲示板サイトに「日本人は確かに中国文化を敬慕している」と題するスレッドが立った。
 スレ主は、日本には多くの中華料理店があることや、韓国や北朝鮮では漢字を廃したのに日本では使用し続けていること、最近では「偽中国語」なる漢字だけでの会話が流行していることを指摘。さらに書店には中国文化に関する書籍がたくさん販売されていることを紹介し、日本人は確かに中国文化を敬慕しているとした。
 これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
「日本が敬慕しているのは古代中国文明であって共産党の中国文化ではない」
「日本人が敬慕しているのは『正当な中国文化』であって『偽中国文化』ではない」
 ・・・
「本当のことを言えば、多くの日本人は中国人より中国文化を重視している」
「でもその中国文化をわれわれは近年破壊してしまった。この先復興していく必要がある」
「中国文明は共産党ではなく清王朝によって破壊された」
「日本が研究しているのは古代中国文化で、現代中国とは何の関係もない。今の中国は何の価値もないと日本人は言っているよ」」
http://www.recordchina.co.jp/a129503.html
 「・・・中国の掲示板サイトに「敬服する!日本の影響力はいたるところで見られる」と題するスレッドが立った。
 スレ主は、中国で有名な曲の多くが日本の音楽家による作品であることや、日本の文化、科学技術、品質が中国に与えた影響は非常に大きいと指摘。「日本のアジアと世界の文明建設への貢献度とリーダーシップ作用は極めて大きい」と主張した。
 これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
「日本製品は人類の生活の質を代表し、日本の技術は人類のレベルを代表する」
「7割以上の現代中国語は日本語からきている。日本は中国のお手本」
「テレサ・テンの日本語の名曲は、彼女の代表作の中の代表作」
「中島みゆき1人で中華ポップス界の半分を養っている。吉田拓郎1人で中国のすべての作詞作曲家に勝る。石川さゆり1人で中国のすべての歌手を恥じ入らせることができる」
「上海万博のテーマソングも日本の曲のパクリだったしな」
「日本の文化が中国に与えた影響って主にアニメだろ」 」
「doushitekenmeininattechuugokuzinganihonwouramuyounisendensurunoka,mattakuimigawakaranai」
「若い世代にとってはマルクス主義や社会主義よりも日本の影響力の方が大きいと言えるだろうな」」
http://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_130730/
 米大統領選予備選小特集だ。
 米リベラル主要メディアによるトランプ攻撃、冴えないこと夥しいね。トランプの方がアタマ、はるかにいーだ。↓
 <バッカ、トランプは、米国は対世界で相対的に貧乏になってきたって言ってるの!(太田)>
 We’re not a poor country, Mr. Trump・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/were-not-a-poor-country-mr-trump/2016/03/27/70bbe9fc-f2bd-11e5-85a6-2132cf446d0a_story.html?hpid=hp_no-name_opinion-card-c%3Ahomepage%2Fstory
 <トランプは、貿易赤字を減らせって言ってんじゃなく、保護貿易に復帰しろって言ってんの。(太田)↓>
 The Trade Deficit Isn’t a Scorecard, and Cutting It Won’t Make America Great Again・・・
http://www.nytimes.com/2016/03/28/upshot/the-trade-deficit-isnt-a-scorecard-and-cutting-it-wont-make-america-great-again.html?hp&action=click&pgtype=Homepage&clickSource=story-heading&module=first-column-region&region=top-news&WT.nav=top-news&_r=0
 <民主党の方は、次のウィスコンシンが、決戦場だとさ。
 (どうやら、ひょっとするとひょっとするらしい。(太田))↓>
 ・・・ If he wins in Wisconsin, that lends credence to the idea that Michigan was no fluke, and that Sanders belongs in the race.・・・
 If Sanders wins, though, he’s likely to follow it with another victory in Wyoming, after which comes a compelling contest: New York.・・・
And if Sanders does sweep Wisconsin, Wyoming and New York? He’d be well on the way to catching Clinton’s count in pledged delegates.・・・
http://www.newsweek.com/clinton-sanders-focus-wisconsin-441127
 Sanders sharpens attacks for N.Y. showdown that may dash Clinton’s unity hopes・・・
https://www.washingtonpost.com/politics/sanders-sharpens-attacks-for-ny-showdown-that-may-dash-clintons-unity-hopes/2016/03/26/79d69b7a-f297-11e5-85a6-2132cf446d0a_story.html?hpid=hp_hp-top-table-main_sanders_blacks_1125am%3Ahomepage%2Fstory
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太田述正コラム#8300(2016.3.27)
<2016.3.26東京オフ会次第(続々)>
→非公開