太田述正コラム#8365(2016.4.29)
<皆さんとディスカッション(続x2978)>
<太田>(ツイッターより)
 「佐々木希さんがスッピンで熊本県益城町で炊き出し参加 男達が群がり撮影会状態に…」
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1880572.html
女性達だって大部分は同性愛者でもあるらしいから、彼女の来訪を喜んでることだろう。
 それにしても、天災で時々ひどい目に遭うけど、日本っていい所だねえ。
<MH>
≫どっちの記事も単純に面白いだー。↓
「三菱グループ最高機関「金曜会」は自工をどう救うか・・・」≪(コラム#8363。太田)
 太田さんが「日本は資本主義じゃないんですよ!」で絶句しましたが、この三菱グループの江戸時代の大名表を見て悶絶!
 以下はダイヤモンドオンライン記事からは完全に抹消されている、PEファンドのフェニックスキャピタル及び<例の>安東さんのお話です。
一、この当時、三菱重工がフェニックスキャピタルへの与信保証してたのは知りませんでした。
 PEファンドは三菱銀行(要は安東氏と人脈と資金)と重工(金)の裏保証があってのことでした。
http://www.mhi.co.jp/news/sec1/200407150007.html
 フェニックス・キャピタルは短期間に740億円に上るファンドを組成した事から、その資本調達の一部には銀行借入が併用されますが、当社はそのファンドが円滑に立ち上がる様、80億円の保証を供する事を決定しております。
 平成16年(2004年)7月15日
 JPモルガンと日本石油は<恐らく>三菱銀行(と重工)が頼んだのでしょう。
 でなければ彼らがこんな話に乗るはずがありません。
 経緯詳細は不明ですが、どうも安東氏(及びファンド)が途中で梯子を外されてしまい、三菱銀行主導による三菱グループによる奉加帳方式の救済になったそうです。
 彼は自ら創業したフェニックスキャピタルの代表地位を追われしまい、新たにニューホライズンキャピタルを設立することになります。
https://www.newhorizon.jp/partner/partnerprofile.html
二、「三菱自動車の悲しい結末」2005年2月1日
http://ameblo.jp/kent0606/entry-10000636018.html
 フェニックスが関与したこの数ヶ月間の感想をちょっと書いてみる。
 MMC(三菱自工):いわずもがな。諸悪の根源。当事者能力のない企業に未来はない。
 フェニックス:再生ファンドとしては傷がついた。もう少し小さな案件で頑張ってたほうが良かったかも。100円で入れた株が130円で売れればリターンはそこそこ。でも当時より株価を下げている(200円→130円)ので、再生ファンドとしては看板倒れもいいとこ。自分だけ儲かればいいのか、と後ろ指刺されて欲しいところ。
三菱重工:下手に口を出したおかげで責任取らされた。株主代表訴訟が怖い。
東京三菱:こいつの資産査定が引き金。というより金融庁か。
三菱商事:本音は関わりたくなかった。でも近所づきあいも大切。
JPモルガン:一番美味しい思いをした。さすが抜け目ない。
日産:思惑通り。MMCが潰れたら軽自動車部門だけ買っても良い。
プジョー:よく知らん。信用補完に使われただけで正直迷惑。OEMやってあげただけでもありがたく思え。
三、第56回 『 右脳インタビュー 』2010年7月1日
http://chizai-tank.com/interview/interview20100701.htm
⇒私も片岡サンのこのインタビューを受けたことあるけど、謝金なしなのに、よくこれだけ続けられていると感心するなあ。私の場合、しばらく経ってから、彼に昼飯をご馳走してもらったけど・・。(太田)
片岡:東京三菱銀行から、資金提供等があったのでしょうか。
安東:同行とは良い関係でしたし、人的な繋がりもあったこともあり、一号ファンドとして立ち上げた国内機関投資家の出資による企業再生ファンド「ジャパン・リカバリー・ファンド」(200億円)の一割程度は同行が出してくれました。もう一つ大きかったのは、ちょうど企業再生分野への投資枠をつくった日本政策投資銀行が出資してくれたことです。
片岡:三菱自動車工業への出資は大変な話題でした。同社の信頼が揺らぎ企業価値が激しく毀損していく中、決断が出せたのは何故でしょうか。
安東:社員に対する1000人規模のインタビューを投資前に行いプロダクトとしての優位はあるという感覚を得ました。三菱自動車工業の強みはパジェロに代表される走行性、走破性に加えて、将来性の高い電気自動車にもあり、またコスト管理が相当に緩く、かなりの改善の余地も期待できました。ただレピュテーションがあまりにも傷ついていて、上手くダメージコントロールが出来るかが心配でした。これは根拠なき確信だったのですが、三菱自動車工業の車は全世界で600万台も走っていて、この会社を潰せば世界的な問題となる。この三菱の名前を冠した消費財企業を東京三菱銀行が潰すことはない…、これはいける。そうした根拠なき確信が持てない人にはとても投資できなかったでしょう。
片岡: 転売によるイグジットの可能性は、どの程度見ていたのでしょうか。
安東:当時、今程は新興国というイメージがなかったのですが、仏系や独系等幾つかの候補も考えられ、業績さえ回復できれば投資は回収できるという自信はありました。もっとも当時の株価でも時価総額は過大でした。これは必要以上に増資をしてしまっていたからです。私は反対でしたが、我々が出資した半年後にも更に三菱グループによる増資を行い、結果的に今でもそれが重荷となっていると私は思っています。
※EXIT案は不明ですが、上記から推測するにPSA(プジョー・シトロエン)あたりに売却するはずだったのでは。
四、安東さんのPEファンドは三菱銀行の「痰壺」ではないのか?というFACTA誌の公開質問状。
 「フェニックス・キャピタル安東元代表への公開質問状2013年04月19日」
http://facta.co.jp/blog/archives/20130419001191.html
 巨大債権を抱えるBTMUは、資本増強策を柱とする再建計画を立て、三菱御三家を中心とした三菱グループ各社と中華汽車が優先株による増資に応じ、さらにフェニックスが普通株、JPモルガンが優先株での増資に応じることになった。
 ところが、05年になると、これらの増資では不十分と言われ、三菱グループを中心に再増資が行われたのです。この過程でBTMUとフェニックスが対立、フェニックスが分裂する事態になりました。そこから明らかにフェニックスがBTMUに従属し、「痰壺」化していくのです。ニイウスコーなどもその過程で派生した事件です。とすれば、フェニックスの「痰壺」化の原点は、三菱自動車の再建をめぐる葛藤にあったのではないかと本誌は考えました。
※ニイウスコー<、>2007年にフェニックスキャピタルが増資関与
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%A4%E3%82%A6%E3%82%B9_%E3%82%B3%E3%83%BC
 元会長逮捕のニイウスコー、架空取引のからくり
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100212/212747/?rt=nocnt
 最新号の記事では、三菱自工が05年に行った再増資の矛盾が以下のように露呈してきたと指摘しています。
一、三菱自動車が当時大量発行した優先株は、三菱グループ各社も手放すに手放せないまま、無配が続いていること。
二、強制転換条項の期限である2014年6月まであと1年余に迫り、昨年夏から転換が五月雨式に始まっていること。
三、三菱重工に15%強持たせ持分法適用会社にすることで、BTMUは三菱自を正常債権にすることができたが、転換が進むと重工の比率が下がって持分法適用会社が外れかねないこと。
 メガバンクはどこも、フェニックスのようなファンドに不良債権を放り込み、自らの債権の健全化を吹聴してきました。三菱自動車の場合は、奉加帳方式でグループに優先株を買わせてカネを出させたうえ、元親会社の三菱重工に15%出資させて、不良債権を正常債権に化けさせる手品が使われました。
※アナタの会社は「痰壺」ですか?と聞かれて、実際にそうだとしても「はいそうです」なぞ答えるはずがありません。
 相変わらずFACTA誌は品がないですな。
⇒高校同級生の阿部君がやってる雑誌だけど、人間主義に立脚してない、全球的標準に則った、しかも高級雑誌なんであって、あなたなら、むしろ褒めなきゃ。(太田)
五、安東さんご本人の返答
 「三菱自動車問題についての私見」
http://ameblo.jp/nhcjpn/entry-12154804003.html
 どうにも隔靴掻痒な話ですね。
 守秘義務があるからご本人は言えないのでしょうが、問題の本質(三菱自工の隠ぺい体質)は太田さんがコラム#8361にて言及された事なんでしょうね。
追記
 知り合いの日産自工(本体)の元エンジニアさんにこの件を伺いました。(アフリカでサービスエンジニア担当)
 曰く、「日産は北米、中国、タイ(≒アジア)以外の市場(日本も含む)には全く興味も関心も無く、本来OEMならば共同責任があるのだが、そんな事はどうでも良いと考えてる。軽自動車は国内販売担当向けの「エサ」に過ぎない。
 (とは言え日産の国内販売総台数62万台の内1/4は三菱の軽自動車である)。この後始末は三菱重工がやるから、自分は何も関係ないと思っている」そうです。
 以下は完全な憶測ですが、日産はこの際、三菱自工をスキャンダルで潰してしまい、既に軽自動車の生産・販売ノウハウは合弁会社で得たので後は自社のタイ工場で安価に作ろうと考えたのでは?
⇒おー、案外、当たってるかも。(太田)
 国内はライバルが消滅するのでスズキやダイハツも含めて困る人はいない。三菱グループのメンツはあるだろうがそんなことは知ったことじゃないのだと。
 とは言え、最近はGoogleやアマゾン、テスラモータース、ダイソン等の異業種が続々EV及び自動運転車に参入していますので、<もしも>三菱自工がレシプロエンジンを捨てEVだけにリソースをつぎ込む体制作りが出来るならば、実績はあるので上記のどこかが買収してくれる可能性がなきにしもあらずですね。
 またタクシー配車アプリで最近急激に台頭してきたUberの完全子会社となりEVタクシー専用メーカーになるのも面白いかもしれません。
⇒三菱自動車の母体は三菱電機じゃなく三菱重工だったんだから、そういうことで言えば、EV車じゃなく、燃料電池車
http://digital.asahi.com/articles/ASJ4M00C9J4LULFA04C.html?rm=524 ←ホンダの
でしょう。
 大体からして、潜水艦の機関を燃料電池にする研究をずっと前から重工はやってまんで。
https://www.mhi.co.jp/technology/review/pdf/416/416344.pdf (太田)
 彼らはもうすぐIPOするらしいので、三菱自工の今日現在の時価総額約4千億円程度ならば調達可能でしょう。
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=7211.T
 何れにせよ従来の三菱グループによる奉加帳方式の救済、太田さん案の重工の吸収(会社消滅)、プジョー等の在来自動車メーカー買収よりも、上記案でEVだけならば「燃費」問題は無いですし、エンジンがないから「リコール」問題も無いのですから悪癖を完全に払拭出来るので良いのではないでしょうか。
<太田>
 こういうコラムも、広義の吉田ドクトリン(米事大主義)の再刷り込みを図る無自覚的陰謀の一つだな。↓
 「三菱自と東芝、名門企業を蝕んだ「日本病」の正体・・・
 この国に充満する濃厚な空気を読みあい。不利な役回りを避けようと身を固くする官民のもたれ合い。身に災いが降りかかることだけは避けようと、見て見ないふりが横行する中で、日本全体が沈没していく。
http://diamond.jp/articles/-/90446?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor
<ntins2Fr>
 Downfall of Brazil’s Lula marks end of Brics fantasy・・・
 ・・・The PT presides over a state where teachers can retire after 25 years’ service in their forties, and others at 55, with a Byzantine tax system and a unreformed labour code based on Mussolini’s “Carta di lavoro” in the 1930s.
 There are 7.8m open cases in the labour tribunals – compared to 2,000 in Japan – and 100m cases in the court system.・・・
http://www.telegraph.co.uk/business/2016/03/06/downfall-of-brazils-lula-marks-end-of-brics-fantasy/
 ブラジルでは、未決の労働裁判が780万件もある上に(対する日本は2,000件)、法廷制度に乗っかってる分なら、1億件も有るのね。
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 身体だけじゃなく、アタマも弱ってるようだな。↓
 「舛添都知事 「私は病人だ股関節が悪く人工関節を入れてる。だから温泉に行ってる」・・・」
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1880580.html
 それでは、中共官民の日本礼賛記事群紹介だ。
 ちょっと目を離すと、パニックになるほど、この種記事が増殖しているだー!↓
 <前にも似たような記事があったが・・。↓>
 「・・・捜狐・・・記事は、「タクシーに乗車拒否された経験はあるだろうか。拒否されて非常に嫌な気分になったことはないか」としたうえで、日本に住む中国人が昨年7月、中国からやってきた友人らと日本でタクシーに乗ろうとしたところ乗車拒否に遭遇したことを紹介した。
 この在日中国人は数人の友人と夕食後、ホテルに戻るべくタクシーを拾った。しかし運転手はホテルの場所が分からないという。そこで詳しい行き方を説明しようとしたところ、運転手はぶっきらぼうに「分からないよ」と言って乗車を拒否したという。
 憤慨した在日中国人はタクシー会社にクレームを付けた。すると、会社全体がクレームに対して衝撃を覚えたかのように、幹部数名が詫び状を携えてやってきたほか、運転手の処分、従業員に対する乗車拒否問題の意識徹底を旨とした特別研修会の開催を決定したとのことだ。
 記事は、この在日中国人がネット上に投稿した文章からは、タクシー会社の幹部らが90度のお辞儀をして謝罪していること、詫び状以外に手土産まで持参していたことが分かる画像も掲載されていたと伝えている。そして「日本には中国人が嫌いな人がいるというのは、確かである。この運転手もその1人だろう」とする一方、「幹部の謝罪もまた、日本社会の真実の姿なのである」と説明。中国の大都市で同様の乗車拒否が発生したばあい、クレームを付けてもなしのつぶてであるとしたうえで「比べてみると、われわれは何と悲しいことか」と嘆いた。」
http://news.infoseek.co.jp/article/searchina_1608617/
 「・・・捜狐は・・・「日本社会における誠意や信用は、もはや恐怖すら感じる境地にまで達している」とする文章を掲載した。中国人が「恐怖すら感じる」という、日本の信用社会における事象とは一体どのようなものなのだろうか。
 文章は、日本式信用社会における「恐怖の境地」について、4つの側面から紹介している。1点目は「誠意や信用に支えられた社会秩序」として、テーマパークなどで設けられている障がい者割引や障がい者専用ゲートについて言及。テーマパーク側が「健常者である市民には、チケット料金をケチろうとして、ちょっと跨げば越えられてしまう障がい者ゲートに行くリスクを冒すような人はいない」と認識しており、ゲートに見張り係を置いていないことを説明した。
 2点目は、「誠意や信用に支えられた食品の安全」だ。文章は「日本で寿司や刺身を食べたら腹を壊すのではないか、と心配している中国人よ。もし君が腹を壊したのであれば、おめでとう。君は大金持ちになる」と説明している。日本の食事で不衛生なために腹を壊すというのは非常に確率の低いこと、という意味らしい。
 3点目は、「誠意や信用に支えられた戸籍制度」。日本の戸籍管理が「個々の家屋が書かれている地図を広げ、どこに住んでいるかを指せばそれで完了する」レベルの簡単さであると説明。「それでインチキをされたらどうするのか」と尋ねれば、係員は「どうしてインチキしなければいけないのか。そんなことしたら医療保険証明書などの資料が受け取れなくなるのに」と逆に聞き返してくる有様であるとした。文章は「戸籍」としているが、正確に言えば住民登録のことを指しているようだ。そして4点目には「誠意や信用が人生の信条になっている」ということを挙げている。」
http://news.searchina.net/id/1608325?page=1
 「・・・人民網・・・記事は日本の妊婦は「救急車は命の危険がある緊急時に利用するもの」であり、医療サービスを乱用したくないという考えから、陣痛が始まったときに気軽に救急車を呼ぶことはしないと紹介。また通常のタクシーの運転手も陣痛時の利用を断るケースが多く、こうした状況が陣痛の際に妊婦を病院まで送迎するタクシーサービスの誕生につながったと記事は説明している。・・・ 
 記事はまた、妊婦向けタクシーサービスを提供する会社に住所、かかりつけ医院、出産予定日などの情報を伝えて登録しておけば、陣痛の際に電話1本で送迎してくれると説明。運転手は訓練を受けていて車内は広く、必要な備品も用意されていると紹介している。費用もメーター料金の他は別途数百円の迎車料金が発生するだけだと絶賛した。」
http://news.infoseek.co.jp/article/searchina_1608153/
 「・・・捜狐は・・・、「日本は一体どれだけ発展しているのか」と題し、ネットユーザーから寄せられた「だから日本はすごい」という経験談を紹介する記事を掲載した。
 記事が最初に紹介したのは「クレヨンしんちゃんが、犬の散歩で袋とスコップを持っていた」というもの。何の変哲もないアニメの1シーンのように思えるが、こういった部分にまでマナー教育が根付いていることへの驚きをこのユーザーは抱いたようだ。
 続いては「2008年の四川大地震の際、コンビニのレジ前に義援金ボックスが置かれていたこと」だ。自国の災害ならともかく、他国の大規模な災害に対してまで草の根の募金活動が行われる心の温かさを感じたのだろうか。
 次は、食堂でのバイト経験談。おにぎりを作るのに1つ1つ正確に米の重さを量る理由を尋ねたところ、店長から「大事なのは客が食べて分かるかどうかではなく、基準をちゃんと守り、品質を一貫して保つことだ」と教えられたという。「差不多」(大差ない)文化とも言える中国社会から見れば、この正確さは驚異的に違いない。
 このほか、「日本旅行中に道に迷い、やむなく民家を訪ねて道を聞こうとしたところ、なんとホテルまで自動車で送ってくれた」、「ドラッグストアで、店員が目の不自由な客が購入した品物を丁寧にリュックの中に入れ、最後にはお辞儀をして送り出していた」といったエピソードが紹介されている。
 そして記事は「世界を見ずして、どうして世界観などできようか」とし、親日だろうが反日だろうが実際日本に行ってから、日本に対する評価を下すべきであると評論。ビザ取得が容易になった今、「行ってみないのは残念ではないか。少なくとも、美味しいものがいっぱいあるのだから」と締めくくった。」
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e3%81%8a%e3%81%84%e3%81%bf%e3%82%93%e3%81%aa%e3%80%81%e3%80%8c%e3%82%84%e3%81%a3%e3%81%b1%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%82%b9%e3%82%b2%e3%82%a8%e3%80%8d%e3%81%a3%e3%81%a6%e6%84%9f%e3%81%98%e3%81%9f%e3%81%93%e3%81%a8%e3%82%92%e6%8c%99%e3%81%92%e3%81%a6%e3%81%bf%e3%82%88%e3%81%86%e3%81%9c%ef%bc%81-%ef%bc%9d%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%a2/ar-BBsnd5i?ocid=iehp#page=2
 「・・・界面は・・・、「島国(=日本)の想像力はなんと医師の求人にも用いられていた」として、・・・「医学生が外科医師になれる資質を持っているかを試すため、ある日本の病院が広告会社と協力して、新鮮奇抜なテスト項目を定めた」としたうえで、岡山県の倉敷中央病院の試みを紹介。確固たる技術や豊富な専門知識を必要とする以外に、この病院を志す医学生たちは手先の器用さを測るテストを受ける必要があることを伝えた。 そして、わずか5ミリ四方の折り紙を使った折り鶴作成、体長3.5センチメートルの昆虫の組み立て、約5ミリほどの米粒1つと具材による握り寿司づくりをそれぞれ15分の時間内にどれだけ多く作れるかのテストが行われるとした。
 そのうえで、このようなユニークなテストを導入した背景として、広告会社が「伝統的な教育機関は理論や知識を重視し、オペレーション能力を軽視してきた」と説明したこと、病院の人事関係者が「優秀な外科医には外からの干渉を一切受け付けない無類の集中力が求められる。そして安定性のある手さばきで手術設備を用いる必要がある。このあたりの潜在力を見るのが目的」と語ったことを紹介した。
 そして最後に「もちろん、医師になるには折り鶴や寿司の制作だけが求められるわけではない」として、筆記試験も一緒に課されることを併せて伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1608446?page=1
 「・・・光明網は・・・、「日本人の『脳洞』 この想像力はもはや爆発だ!」と題した記事を掲載した。記事は、日本で発売されている「パラレルワールド御土産帳」という書籍を取り上げ、そこに掲載されている「日本人にしか想像できない」ような発明品の数々について紹介した。
 記事が紹介したのは、「0」と「1」のキーしかないデジタルデータ用タイプライター、アンティークな真空管を用いた無線ルーター、熱転写プリント用アイロン、タブレットパソコン型弁当箱、足踏み式うちわ、電話のダイヤル式計算機、毎正時に飛び出す鳩時計型監視カメラなどだ。
 記事は「『脳洞』と言ったら、誰が日本人にかなおうか」としたうえで、これらの作品について「思わず笑ってしまううえ、古めかしさまで覚える製品デザインだが、彼らのブラックホールの如き想像力と、見事な技術には心服せざるを得ないのである」と評している。」
http://news.searchina.net/id/1608023?page=1
 「・・・今日頭条は・・・、「もし日本が消えてなくなってしまったら、どんなことになるのか」とする記事を掲載した。その中で、日本が消滅することによる、世界や中国国民への影響について論じている。
 記事は、日本が消えることで生じる、最も深刻な影響は「世界経済が大ダメージを受けること」であると説明。世界上位のGDPを持つ日本がなくなれば恐ろしい金融恐慌が世界を呑み込むことになり、とくにアジアにおける影響は甚大であると論じた。
 そのうえで記事は、「もう1つ重要な点を挙げよう」としている。それは何かといえば、「アニメやマンガがみんななくなってしまうこと」だ。「普段見聞きしているマンガ、アニメや同人誌、声優、絵本、ボーカロイド、アニメ関連グッズがすべて消えてしまう。これはどれほど恐ろしいことか」とし、オタクにとって「日本アニメがなくなるというのは、人生の重要な支柱を失うようなものである」と解説している。
 さらに、なくなると「痛い」ものとして日本のアダルト産業を挙げた。「日本が消えれば、セクシーなAV女優たちがなくなる。オリエンタルな雰囲気の風俗店もなくなる。残るのは『洋モノ』ばかりだ。『和モノ』好きにしてみれば世界の破滅と同じレベルである」と力説している。
 記事はこのほか、国外でも非常に人気の高い日本のカップ麺がこの世から消え去ってしまうことも「重大な影響」の1つとして取り上げた。」
http://news.searchina.net/id/1606672?page=1
 「・・・今日頭条・・・記事には「青春が始まった場所 日本アニメの聖地巡礼 物語と現実を行き来する旅路」というなかなかロマンティックなタイトルが付されている。そして冒頭、「聖地巡礼」はアニメファンにとっては心の赴くところであることは間違いない、それは作品に対する愛であり、あるシーンや舞台の場所に深い記憶であり、そこには言葉にすることが難しい思いすらあると説明している。
 そのうえで、「スラムダンク」に登場する神奈川県の江ノ島電鉄・鎌倉高校前駅付近の踏切や、鎌倉高校の体育館、湘南海岸の風景を紹介。「どれも馴染みの光景であり、その画面が眼前に広がるとあたかも以前自分がそこを訪れたことがあるように思える」と解説した。
 また、上野公園内にある東京国立博物館も、アニメ「時をかける少女」に登場するすることから「良く知っている場所かもしれない」と紹介。東京にはこのほか、秋葉原や池袋、東京タワー、新宿御苑など、多くのアニメで風景や舞台として利用されている「聖地」がたくさん存在するとした。
 記事はこのほか、「マンガ王国」と称される鳥取県や、手塚治虫氏が幼少から青年期まで過ごした京都府宝塚市、「銀魂」で主人公が持つ木刀に書かれていることで知られる洞爺湖などについても併せて紹介している。」
http://news.searchina.net/id/1608485?page=1
 「・・・人民網は・・・、日本国内にある「筆の都」として、広島県熊野町における毛筆生産業の歴史や、その文化について紹介する記事を掲載した。
 記事は、人口2万5000人足らずというこの小さな町で、日本国内の毛筆、画筆、化粧筆の80%が生産されていると紹介。一方で、熊野町の筆づくりは180年と歴史が浅いほか、毛筆の材料となる動物の毛はほとんどが中国をはじめとする輸入物であり、軸も岡山や島根で生産されるものであると説明した。
 そして「ではどうして熊野が筆の都として発展したのか」と問題を提起したうえで、耕地面積の狭さゆえ農業だけでは生計を立てることが困難ななか、1830年代には広島藩の奨励により若者が兵庫に筆の製造技術を学んで持ち帰ったこと、その後明治政府の教育重視政策も相まって毛筆のニーズが増加、熊野の毛筆製造業の発展を促したことを紹介した。
 また、第2次世界大戦後に一時期毛筆の練習が禁じられたことでピンチを迎えるも、画筆や化粧筆の生産に活路を見出し、新たな発展の契機をつかんだと解説した。そして、1975年には「熊野筆」が国の伝統工芸品に指定されるまでに技術が昇華され、現在2500人が筆の<制作>に従事していると伝えている。
 そのうえで、筆の生産はすべて手作業で行われ、70あまりの工程が存在すること、その技術は父から子、子から孫へと代々伝えられてきたと紹介。その魅力は動物の毛髪に人為的なカットを施さず、原状のまま筆に用いることで非常に柔らかい感触を実現している点にあると解説した。
 記事は一方で、その他の伝統産業同様、熊野の筆産業も継承者不足に直面していると指摘。これに対して町や組合が後継者の育成を支援する取り組みを進めているとも紹介した。そして最後に「数十年前は書写用毛筆が熊野筆の代表だったが、化粧筆が海外での知名度をますます高めており、もはや新たな代表となった。小さな化粧筆1つでさえも、長い時間に及ぶ伝承と、さらなる高みを目指そうとする匠の精神を象徴しているのである」と評した。」
http://news.searchina.net/id/1608326?page=1
 「・・・「仏教在線」とい<う>宗教メディア・・・は・・・、広東省深セン市にある僧侶学校がこのほど、日本の茶道文化を体験することで、その中に存在する「禅」の境地を会得しようとする講座が開かれたことを報じた。記事は、この学校が新たな教育モデルの一環として「日本茶道ワークショップ」を設置、生徒の僧侶たちが抹茶の香りを楽しみながら日本の茶道の礼儀を学んだことを紹介。日本の華道と茶道に造詣の深い講師によるデモンストレーションも行われたとしている。
 そして「清らかで『禅』の意に満ちた講座では、2時間という時間はあっという間に過ぎた。終了時、僧侶たちは和やかな笑顔を見せ、瞳は生き生きとしていた」とし、講座から多くを会得したであろうことを紹介した。
 記事は、日本の茶道の「禅」たる所以について「煩瑣な規則で心を磨き、それが面倒ではなくなった時に、茶の真髄を会得することができ、はじめていいお茶を飲むことが出来るのだ」と説明。またそれは、人生にも共通する部分があるのだと解説した。」
http://news.searchina.net/id/1607478?page=1
 「・・・光明網・・・記事は、中国のネット上で「日本人はどれほど他人に迷惑をかけないのか」といった書き込みが具体的な事例とともに掲載されていることと併せて、先日交際報道が出た卓球の福原愛が「私個人のことで、皆さんにご迷惑をおかけしました」と中国向けにコメントしたことを紹介。「皆に日本人の礼儀に対する重視ぶりについて再び感嘆させた」と評した。
 そのうえで「実は、『他人に迷惑をかけない』という習慣は、われわれの伝統として守られてきた考え方だたのだ」と説明。現在の北京や河北省一体の方言の中にも、自らの行為によって他人に面倒をかける場合、まず最初に自らの誠意と感謝を言葉で示すという姿勢がみられるとしている。
 その一方で、かつての習慣が「われわれの現在には入り込んでおら」ず、「いつからか分からないが、われわれの教育は過度に自己や自我を強調するようになった」と指摘。現代の中国人は「もともと持っていたものを忘れている」に過ぎないとの見方を示し、「われわれはどこかに探しに行く必要などないなのだ。静かに心の中や血脈に隠れている声を静かに聞きさえすれば、大国としての自信や伝統を再度拾い上げることが出来るのだ」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1607217?page=1
 「・・・環球時報は・・・「日本と中国の社会モラルの差は、依然として全面的だ」とする評論記事を掲載した。
 記事は、羽田空港のロビーへと向かうエスカレーターで、大連から日本にやってきて約20年という中国人運転手が長時間お辞儀して見送ってくれたというエピソードを紹介。一方、その5分後には空港内で「爆買い中国人」に遭遇、荷物のパッキングや税関通る方法を尋ねてきたので答えると、彼らは「ありがとうの一言もなく、去っていった」とした。
 そのうえで、運転手からは「日本の優れたサービスと文明による教化に驚嘆することしきり」という印象を受け、かたや「爆買い中国人」からは「長年の急発展を遂げた2つの社会に出現したモラルの差」を感じたと評している。
 また、日本滞在の数日間で「経済規模を除き、中国と日本の社会発展には依然として全面的な差がある」ことを証明する事例に数十件遭遇したことを告白した。これを中国で発信すると「世論からは必ず罵られ、『(日本は)政治的におかしい』という声すら出てくる」と指摘したうえで、本来は冷静に日本の長所と中国の不足点を観察すべきであるとの意見を示した。
 そして「中国人観光客がどうして日本に向かい、日本での平均消費額が世界最多なのかを全面的に分析する研究報告を急いで出す必要がある」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1607098?page=1
 「・・・捜狐・・・は、先日日本旅行に行ったという筆者が、旅行中に撮影した美しい風景などの画像をSNSに載せたところ、「キーボードマン」(“正義の味方”気取りでネット上にコメントを書き込む人を揶揄した言葉)による攻撃を受けたとした。「街が清潔だ」と書き込めば「日本に行ってこんな風に鬼子に跪いたのか」、浴衣を着た写真を載せれば「自分の国籍を覚えているのか」、「国の恥を忘れるな」、店で化粧品を買ったことを報告すれば「南京大虐殺を覚えているのか? それでも鬼子に銭を送るのか」などと書かれたことを紹介している。・・・
 そして、「キーボードマン」たちの「至高無上な愛国」思想による攻撃行為は自己卑下の産物であると指摘。「日本旅行に行くのは、いろいろ感じたり体験したいから。愛国とは関係ない。道徳を振りかざした暴力はお断りだ」と綴っている。」
http://news.searchina.net/id/1607169
 「・・・・・・捜狐は・・・、「お客様は神様」という考え方は奉仕する側と享受する側が対等という前提のもとに成り立っているとする文章を掲載した。記事は、中国では清掃員など一部サービス業の従事者が暴力や差別を受ける現象が相次いでいると紹介。これにより「奉仕者と消費者の関係がますますこわばっており、わが国の多くの人が基本的なモラルに欠けているという問題が浮き彫りになっている」と評した。
 これに対して、日本では清掃員などがほかの市民に暴力を受けるようなことは起きず、「むしろ通りかかる多くの人が、親しみをこめて『こんにちは、お疲れ様です』などといった挨拶をする」と説明。その多くが高齢者で、自らの生計のため、さらには国や社会のためとして働く清掃員に対して、市民がリスペクトを示す様子が伺えることを紹介した。
 また、日本のサービス業では客に対して跪いてサービスするイメージがあり、中国人がそこから「奉仕者はみな『お客様は神様』というサービス精神を持っているのは当たり前のこと、と認識しがちであることを指摘。そのうえで、「どんな国や文化においてもリスペクトは互いにするもの。(奉仕側と客の)互いの地位も当然平等だ。日本の各業界では確かに跪いてサービスが提供されるが、消費者と従事者の関係は平等であり、しかも互いにリスペクトしあっている」と論じている。」
http://news.searchina.net/id/1608572?page=1
 「・・・北京青年報・・・記事は、日本にある従業員50人ほどの小さな生地工場を視察したことを紹介。作業員と話をする中で「深い印象を覚えた」こととして、第一線で働いている作業員の多くがキャリア20年以上のベテランで、最長者は30年の経歴を持つ点を挙げている。
 また、工場の社長が「操業開始以降、転職する人は少なく、多くの人がここの工場一筋である」と説明したとし、まさに経験豊かなベテランたちによって製品の品質が安定していると解説した。そして、ベテラン作業員たちは仕事に対する責任感が極めて強く、細かな問題でも見逃すことなく、問題を見つければ前の工程に送りかえすと伝えた。
 記事は、中国が世界一の生地生産大国である一方「ハイレベルな生地はなおも日本などからの輸入を余儀なくされている」と指摘。中国で現在使用されている機械はすでに外国となんの区別もないにもかかわらず、製品の品質に大きな差が生じている背景には、「匠の精神」を持つ人材の不足があると論じた。
 そして、「われわれは製造大国の名に自己陶酔してはならず、製造強国に向けてより多くの『匠の精神』人材を育てなければならない」としている。」
http://news.searchina.net/id/1607569?page=1
 <以上は、当局による記事で、次のは、当局と人民の合作記事だ。↓>
 「・・・今日頭条・・・記事は、日本人は礼儀正しくルールをよく守るとのイメージが強いが、実際に日本に行ってみるとその通りであることが分かると紹介。踏切の手前で減速をして一時停止し、前の車が渡りきってから踏切を渡り始める様子の動画を貼り付け、交通整理する人がいないのに自主的に行っているのだと称賛した。
 これを見た中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
 「日本のマナー教育は成功を収めていると言わざるを得ない」「日本人の民度は中国人の1万倍は上だ。比較のしようがない」「今の日本は第2次世界大戦の時の日本ではない。確かにアジアのお手本になっている」「マナーはお金で買えるものではない。文化、経済、素養を基礎に作られるものだ」「1台ずつ通過するのは自分の安全のためだろ。前の車が止まったら自分が踏切内で立ち往生することになってしまう」「バイクでさえ前の車が行ってから発進している。そして後ろの車がクラクションを鳴らすこともない。日本の民度にいいねを送る」「あるドイツ人が言っていた。中国の町では大勢のサルが車を運転していると」「日本人は法律に対して敬意を抱いているが、中国人は権力を見てコネを探し金で解決する。比べようがないだろ」」
http://www.recordchina.co.jp/a134146.html
 <最後の2つは、人民による記事だ。↓>
 「アジア通信社の徐静波社長が・・・ミニブログサイト「新浪微博」で、日本新幹線の車内で販売されている弁当と中国の高速鉄道で販売されている弁当の比較写真を投稿したことで、国内インターネット上で大きな話題になった。比較写真を見たネットユーザーは「価格は日本とリンクしているが、品質は全く違う」と相次ぎコメントした。・・・」
http://www.epochtimes.jp/2016/04/25562.html
 「・・・香港・フェニックステレビ東京支局長の李(リ・)ミャオ氏に話を聞いた。・・・
 まず「地域の絆」というのを強く感じました。具体的に言えば、被災者同士の助け合いの姿勢。避難所で食糧を配る時には行列ができるわけですが、文句を言ったり列を乱したりする人はいませんでした。足が不自由で列に並ぶことができずに困っている女性がいたのですが、彼女のところに家族でもない男性がやってきて自分がもらった食糧を渡し、女性は涙を流して感謝していました。
 こういった被災者の方々の姿を私がブログにアップすると、中国でも話題になって何千回もリツイートされて「やっぱり日本人は秩序正しい」「中国人とは違う」といった反応がありました。一部には、今回の熊本地震に接してネット上で「お祝いしよう」「日本列島はいつ沈没する?」といった不謹慎な書き込みをした人もいましたが、大多数の中国人は日本が直面した災難を悼(いた)み、その中でも秩序を失わない日本から価値のあるメッセージを受け取っていたと思います。
 その他にも、避難所のトイレが清潔に保たれていた点、入り口で脱いだ大勢の靴が綺麗に並べられていた点、被災下の状況でもゴミの分別が行なわれていた点など、普段、東京で暮らしている私から見ても“日本人の秩序正しさ”を感じる光景を多く目にしました。
 被災者の中には日常的に医薬の服用が必要な方も多くいたと思いますが、そういった方のために保険証の提示を求めずに医薬を配る態勢もいち早く整えられていました。こういった“震災への備え”も、中国が学ぶべき点だと思いました。
 このように、避難所においても“被災者の尊厳”が守られているというのが、現地取材を通じて私が感じたことです。そして、その背景にあるのが日本人らしい秩序と震災への備えだったと思います。・・・」
http://news.infoseek.co.jp/article/shupure_64712/
 韓国でも、日本礼賛ムードは確実に高まっている様子。
 朝鮮日報の専売特許じゃ、少なくともなさそう。↓
 「・・・韓国・YTNテレビは、韓国社会で違法駐車が「持病」のように横行する一方、隣国の日本では違法駐車がほとんどみられないと報じた。
 YTNは、日本で違法駐車がまれな理由を大きく3点挙げている。
 1点目は「駐車は有料だという意識」。繁華街ではコインパーキングの利用が広く浸透しているほか、郊外の住宅にもきちんと車庫が備わっており、マンション住人の場合は毎月料金を払って駐車場を借りている。また、車庫証明がなければ車を購入できない仕組みについても紹介した。
 2点目は「厳格な処罰」。違法駐車に科せられる罰金が、乗用車の場合で日韓では最大5倍もの差がある上に、日本では免許の「減点」により運転免許の取り消しもあり得るが、韓国では違法駐車による「減点」がない。
 そして3点目は「法秩序を守ることが皆の安全につながるという認識」。「安全のためにルールを守ろう」という意識が日本人の頭の中に染み付いていると紹介した。
 この報道に韓国のネットユーザーの関心は高く、約3000件のコメントが寄せられている。
 「韓国も何もしないで市民意識をうんぬんしてないで、確実に罰金を科せば市民意識も向上するはず」「恥ずかしいことだけど、国民の個人のレベルは日本に追い付けない」「日本の過去の過ちは過ちとして、良い部分は見習おう。むやみに悪口を言うだけじゃ駄目だ」「日本に行ったことのない人は日本を悪く言うものだけど、一度でも日本に住んだり行ったりした人はずっと住みたくなるって言うよ。違法駐車が少ないのもその理由の一つだ」「体に染み付いた秩序意識と早期教育が重要なんだね」「自分で違法駐車をしておいて、レッカーされようものならむしろ怒り出す韓国人の根性を反省すべきだ」「日本は、韓国とは比較にならないくらい良い点が多過ぎる」「東京よりもソウルの方が人口密度が高いから、ソウルに車が多過ぎるんだよ。韓国人は日本人より見えっ張りだから車を持ちたがるし」「たとえ地球が消え去るとしても、韓国から違法駐車がなくなることはない。先進国に移住することだけが生きる道だよ」「韓国人はなぜいつも日本と比較したがるんだろう?隣の国だからってライバルと錯覚してるみたいだけど、日本は米国に次ぐ先進国。韓国の市民意識は後進国中の後進国だ」」
http://www.recordchina.co.jp/a133109.html
 米国では、5分の1にあたる高所得階層とそれ以外とでは、住んでる地域を含め、あらゆる意味で分離が進みつつあるとさ。↓
 ・・・The top fifth have been prospering while the majority lags behind. But the separation is not just economic. Gaps are growing on a whole range of dimensions, including family structure, education, lifestyle, and geography. Indeed, these dimensions of advantage appear to be clustering more tightly together, each thereby amplifying the effect of the other.
 The same pattern emerges in the case of education・・・
http://www.nytimes.com/2016/04/27/opinion/campaign-stops/how-the-other-fifth-lives.html?ref=opinion&_r=0
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 連休の臨時一人題名のない音楽会です。
 Fanny Hensel(Fanny Mendelssohn-Hense。1805~47年)(コラム#8341)の1回目をお送りします。
 
 お聴きになれば分かりますが、確かに、クララ・シューマンと並ぶ、最高の女性作曲家の一人だと言えそうですが、ピアニストとしても傑出していた(下出英語ウィキペディア)上、(クララも美人ではあるけれど、)肖像画をご覧になると、少女漫画から飛び出したきたようなチョー美女なんで、まいっちゃいます。↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3
 もっとも、この肖像画、彼女と結婚した画家が彼女を理想化して描いたらしく、もう一つの、晩年の(?)肖像画にはちょっとがっかりさせられます。↓
https://en.wikipedia.org/wiki/Fanny_Mendelssohn
 (どーでもいいけど、ユダヤ人全体じゃないものの、「世界で最も美しい女性を生んだイスラエル」というふれこみのブログ、登場する女性達中で知ってたのはナタリーポートマン、グウィネス・パルトロ―くらい
http://thaisbaby.com/?p=8616
だけど、いずれにせよ、総じてピンときませんねえ。
 哲学や科学等の面じゃ、とびぬけて傑出しているユダヤ人も、名をとどろかせた美女ってあんましいない印象を持っています。)
Piano Trio d-moll Op 11 Claremont Trio どーです、イイでしょう。3回目にご紹介する作品と並んで私が最も好きな彼女の作品です。
https://www.youtube.com/watch?v=KUMMxsy4a88
 後はピアノ曲2つで今日はおしまい。
Notturno in G minor ピアノ:Heather Schmidt
https://www.youtube.com/watch?v=ti1eZ2B63Ro
Piano Sonata G minor – Allegro molto agitato ピアノ:Heather Schmidt
https://www.youtube.com/watch?v=UtlCpIoWQUo
(続く)
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太田述正コラム#8366(2016.4.29)
<一財務官僚の先の大戦観(その17)>
→非公開