太田述正コラム#8860(2017.1.18)
<皆さんとディスカッション(続x3226)>
<太田>(ツイッターより)
 ピコ太郎のPPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen)のパロディである長唄囃子方PNSP (Pen-Nurisampo-Sampo-Pen)と歌舞伎版PPAPについて、CNN電子版が動画入りで大々的に報じている。
http://edition.cnn.com/2017/01/17/asia/japan-national-theatre-pineapple-pen-piko-taro/index.html
 スゲ!
 欧州最貧国の一つのモルドバ(旧ソ連内共和国でルーマニア人中心)の新大統領が、EUとの連合協定を破棄しロシア主導のユーラシア経済連合に加入したいと表明。
https://www.ft.com/content/52651bb6-dcd4-11e6-86ac-f253db7791c6
 シリア内戦「勝利」、トランプ大統領就任、に引き続きこれだもんな。
 プーチンの春続く。
<FsFzq6OH>
 縄文‐弥生理論での日本文学分析は大変勉強になります。
 長年のもやもやがスッキリしました。
<太田>
 三島の「自殺」の原因など、ある意味、どうでもいいことですが、K.Kさんとの協調ゲームの「成果」について、感謝していただき恐縮です。(太田)
<FsFzq6OH>
 ところで、縄文モードで生きている人はもはや弥生モードに転換できないのでしょうか?
 私自身も縄文人気質なので、弥生系日本人に憧れます。
 質実剛健な生活を過ごしたり、職業軍人になったりすれば、私の代は無理でも、子孫は弥生系日本人に転換するのでしょうか?
 弥生系の人もその基部は縄文モードであると太田さんのブログで書かれていたような⋯ 。
<太田>
 お答えする前に、今まで、言ったことがありませんでしたが、私の縄文人のイメージは、網野善彦が、「中世の職人や芸能民など、農民以外の非定住の人々である漂泊民の世界を明らかにし・・・中世から近世にかけての歴史的な百姓身分に属した者たちが、決して農民だけではなく商業や手工業などの多様な生業の従事者であったと主張した」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B6%B2%E9%87%8E%E5%96%84%E5%BD%A6
ところの人々とほぼ同じですので、ご承知おきのほどを。
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[天皇制の強靭さ]
 話はズレるが、備忘録的に書いておく。
 「もともと天皇には二つの顔があった・・・。太政官という貴族合議体の頂点に立つ天皇の顔と、<上掲の意味での百姓(職能民)から>各地の贄の貢進をうけとる天皇の顔である。」
https://1000ya.isis.ne.jp/0087.html
 つまり、天皇制は、弥生人と縄文人の双方に、異なった形で、それぞれ支持基盤を持っているからこそ強靭なのだ。
 現在の「右」の連中が、被災者慰問等は公務ではない、などと言うのは、恵まれない人々が多かった縄文人の庇護者であることを歴代天皇が積極的にアッピールしてきたことこそ、弥生人達がどんなに政争を行おうと、(多数派の縄文人の憤激を買うところの)天皇制そのものの廃絶には踏み切れなかった最大の理由の一つであることに無知だからだろう。
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 で、ご質問についてですが、有名人で、縄文人から弥生人化した・・日蓮も政治活動を行った・・ケースとしてすぐ念頭をよぎるのが下掲の3人です。↓
 日蓮(1222~82年):「<自身、>「片海の石中の賎民が子なり・・・日蓮貧道の身と生まれて」等と述べている。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E8%93%AE
 豊臣秀吉(1537~98年):「秀吉の出自に関して明確なことは分かっていない・・・が、いずれにせよ下層階級の出身であったと考えられている。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%8A%E8%87%A3%E7%A7%80%E5%90%89
 伊藤博文(1841~89年):「百姓・・・の長男として生まれる」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E5%8D%9A%E6%96%87
 いや、こんな偉人達を挙げられても困る、第一、みんな、活躍したのが弥生モードの時じゃないか、現在は縄文モードなんだろ、と言われそうですね。
 じゃ、この、 江戸時代(第二次縄文モード)の真っただ中で活躍した、百姓・町人達が列挙されてるコラムをご覧ください。↓
http://d.hatena.ne.jp/nisikiyama2-14+kurigonn-1957/20160511/1462976845
 自分でもなれそうだ、というお気持になられたのでは?
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[源氏物語の弥生性]
 備忘録のその2。
 前に(コラム#8786で)、(弥生人)紫式部によって10~11世紀に書かれた、日本で最初の小説である『源氏物語』は、政治学の教科書として読まれてきたのを、本居宣長が初めて、人間主義の教科書でもある、と主張した、という話を紹介したが、この『源氏物語』が、その殆どが(日本では少数派たる)弥生人系であるところの、日本の大文学者達にとって文学の理念型となった、と考えたらどうか。
 (多数派たる)縄文人は、自分自身の属性であるところの、人間主義を核心とする縄文性を客観的に描写することが困難である上、弥生人のような国内外情勢理解力もないので政治学者にもなりえず、従って大文学者となる必要条件を欠いていたのではないか、とも。
 では、外国、とりわけ、欧米の文学者はどうか。
 既に私の能力の限界を超えているが、あえて言えば、彼らも弥生人的ではある・・心理描写や、内外情勢の的確な把握に長けている!・・のだが、決定的に違うのは、彼らが非人間主義的多数派に取り囲まれた少数派に属している点なのではないか。
 (欧米最初の小説が18世紀前半にもなって、ようやくイギリスで生まれた『ロビンソン・クルーソー』である、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E6%96%87%E5%AD%A6
ということは、イギリスですら、人間主義「的」社会に過ぎないことを示している、と言えないだろうか。)
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<FsFzq6OH>
 ちなみに太田さんはやはり弥生系日本人ですか?
 それとも、世界でも摩訶不思議な日本文明に興味をもち、その本質を解明しようと舞い降りた宇宙人的な方なのですか?
<太田>
 私は、三重県四日市の生まれですが、父方の祖父母については、まさに無名の庶民であったようですし、母親の生家は八百屋さんだったので、サラブレッド的な(?)縄文人です。
 ただ、そんな縄文人の私に、小学生時代をカイロで過ごしたことが、「世界でも摩訶不思議な日本文明」と格闘する運命を与えた、といったところですね。
<K.K>
≫祖母・なつは明治以降の価値(軍人・官僚)に重きを置かない公家(華族)気取りでありであったと思います。⇒ここはおかしい。華族≒士族=軍人・官僚、だからです。≪(コラム#8858。太田)
 一般的にどうであったかでなく、祖母・なつがどう思っていたかという問題です。
 祖母・なつの中では「徳川家重臣の嫡流>(農民上がりの)明治の官僚」であったといってよいと思います。↓
 「徳川家重臣の嫡流という意識を強く持ち、その上に美貌であったから、一介の百姓生まれの定太郎を内心では軽蔑していたようである。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%B2%A1%E3%81%AA%E3%81%A4
⇒私が指摘したことの引用、プラス、「一般的にどうであったかでなく、」、は意味不明です。(以下の私の記述参照)(太田)
≫で、このことを、あなたの結論と組み合わせれば、三島由紀夫は、官僚にはなったけれど、・・・であり、ついに絶望して自殺した、といった感じですか。≪(同上)
 平岡公威(三島由紀夫)の自死の原因を探るには、「縄文と弥生」という切り口より、「縄文モードと弥生モード」という切り口を用いた方がわかりやすいように思い始めました。
⇒!?(太田)
 なぜなら、平岡公威(三島由紀夫)にとって、恐らく「祖母=”似非公家”(貴族化した武家)」であっただろうこと、祖母(“似非公家”)とだけは二度と暮らしたくないと思っていただろうこと、武家を貴族化させない最適の方法は弥生モードに保つことだからです。
⇒「華族≒士族」、すなわち、「貴族≒武家」なのですから、そんな発想を公威(三島)が持つワケがありません。
 例えばですが、なつが約5年間行儀見習いをした有栖川野宮熾仁家の長男の熾仁はご存知のように東征大総督を務めた後、兵部卿、鹿児島県逆徒征討総督、陸参謀総長を務めています
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E6%A0%96%E5%B7%9D%E5%AE%AE%E7%86%BE%E4%BB%81%E8%A6%AA%E7%8E%8B
し、跡取り息子の威仁・・なつの初恋の相手?(野坂昭如説☆)・・は海軍の軍人(元帥大将・軍事参議官)になってますよ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E6%A0%96%E5%B7%9D%E5%AE%AE%E5%A8%81%E4%BB%81%E8%A6%AA%E7%8E%8B
 なつの兄だって海軍軍人になってます。(☆)
 ついでに言えば、「華族学校」の学習院の歴代の院長ですが、初代から公威卒業時の野村吉三郎までの15名中、(元武士2人を含め、)実に9名が軍人ですからね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%A6%E7%BF%92%E9%99%A2 
 残念ながら典拠がついてないけど、弥生人の元締めたる貴族の理想像を文武両道の達人とする記述を見付けました。(公威は、文武両道のうち、とりあえず、文の方を追求したってワケです。)↓
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1024152705 (太田)
 学習院高等科を卒業するまでは、平岡公威(三島由紀夫)から見て、祖母・なつのイメージは、公家・武家・縄文人の内、貴族化した武家に近かっただろうと思います。
 平岡公威(三島由紀夫)は、学習院高等科を主席で卒業しています。
 つまり、「卒業式に臨席した昭和天皇に初めて接し、恩賜の銀時計を拝受され、」です。
 私は、この時、平岡公威(三島由紀夫)は、「祖母・なつは”似非公家”だったに過ぎない」ということに心から気付いたのだと推測します。
 この後の平岡公威(三島由紀夫)の行動は、”似非公家”をはびこらせないようにしようとする行動だったのかなと思います。
 ”似非公家”をはびこらせない、つまり武家を貴族化させない方法は、大田コラムで言う弥生モード(←平岡公威(三島由紀夫)が弥生モードという概念を持っていたわけではないと思います)に保つことです。
⇒ですから、以上のくだり、全てが意味不明です。(太田)
 では、例えば文学/文学作品/文学界を弥生モードに保つとはどういうことか?
 わかりません。
 わからないので飛ばすことにします。あしからず。
⇒本コラムの上の方での、私が『源氏物語』に言及したところを参照。(太田)
 推測というよりは、もはや空想に近くなりますが、軍事を放擲したまま経済成長をしていく日本の姿が、平岡公威(三島由紀夫)の目には、武家が貴族化し”似非公家”が蔓延る世界に見えたのではないでしょうか。
 ”似非公家(祖母)”とまた暮らさなければならないのかと平岡公威(三島由紀夫)が思ってしまった時、自死以外になかったのではないでしょうか。
⇒何度も繰り返して恐縮だが、意味不明です。(太田)
<7SS.n7UQ>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 僕は切腹しないで弥生人になりたいです。
 とりあえず毎日筋トレしてます。
<七氏>(同上)
 英国がアングロサクソン連合構築へと向かうのか。トランプ荒治療で米国がどこまで「エセアングロサクソン」から脱皮できるかー。
 しかし、米国の孤立主義は別として、(理想は人間主義に則った)二国間や数ヵ国間でそれぞれの事情にあった協定や条約を重ねていけばいいという論調はないね。世界は「保護主義」へ、ばっかで。↓
 「メイ首相、EU強硬離脱 英国民の「反移民」尊重・・・」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170118-00000047-san-eurp
<NWtMpBI6>(同上)
 「日本将棋連盟の谷川会長辞任へ・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASK1L32MKK1LUCVL001.html
 残念ながら谷川会長は逃げ切れなかったが渡辺竜王は逃げ切りか!?
⇒関連記事だ。↓
 「「三浦九段にご迷惑かけた」 渡辺竜王、不正問題で謝罪・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASK1K6CTBK1KUCVL029.html (太田)
<MH>
 オフ会で先日急逝した女優「キャリーフィッシャー」の話題が出てきて、太田さんが「母親は美人だが、全然似てないね」と仰っていたので調べてみました。
 キャリーフィッシャーwiki。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC
 この方、代表作は「スターウォーズ」だけなんですよね。
 結局偉大な母親を越えることが出来ず、重度のヘロインとアルコール中毒になってしまいました。
⇒彼女が双極性障害者であったことに触れなくっちゃいーけませんで。(太田)
 母親のデビーレイノルズ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%82%BA
 彼女はジーンケリーとの共演「sing in the rain~雨に歌えば」で超有名に!
 紹介するのがバカバカしいほど有名です。
https://www.youtube.com/watch?v=w40ushYAaYA
 父親エディーフィッシャー。
 でも彼女どちらにも似てないんですよね。
 彼はアンディ・ウィリアムスと共演した歌手です。この時代の歌手は皆が超上手いです。
 「ドレミの歌」
https://www.youtube.com/watch?v=Y3QAXi1_350
 そのエディーフィッシャーは友人マイク・トッドが事故死したので、お見舞いに行き、そこで未亡人とネンゴロになってしまい、妻と子供を捨てて駆け落ちして結婚。
 その相手が何とエリザベス・テイラーでした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%B6%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%BC
 親子スターは大勢いますが、親も息子も大成功したのは、カーク・ダグラス(100歳でご存命)、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%80%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9
その息子である、マイケル・ダグラス(72)くらいではないですかね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%80%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9
 映画「ウォール街」でのゴードン・ゲッコー役はその後ウォール街を目指す学生のアイコンになりました。
https://www.youtube.com/watch?v=UDCmNFD18nQ
 このゲッコーのセリフである、「Money never sleeps PAL!」が流行りまして、part2の、「Bulls Make Money, Bears Make Money, Pigs Get Slaughtered」、
http://www.fool.com/knowledge-center/bulls-make-money-bears-make-money-pigs-get-slaught.aspx
これウォール街の格言なんですな。
 縄文人の日本人に期待するだけムダですが、世界は弥生人ばかりですので、こういうゼニゲバ連中に対抗できる人材を育成しないと、やられっぱなしで集られて、毟られ簒奪されてお終いです。
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 しばらく前のオフ会での議論そっくりだな。↓
 「・・・ 歯科医師・弁護士・公認会計士は数が増えすぎて、年収300万円未満も珍しくない。
 高級官僚は、現役時代は大手企業と比べれば薄給激務なのに、将来の天下りポストも減る一方だ。東京電力・東芝・日本航空といった有名大企業も安泰ではない。東大を出ても、過労自殺に追い込まれてしまった電通の新入社員の例もあった。
 このように、職業の価値観が変わっていく中、少子化で大学入試の易化が目立つが、医学部だけは別世界である。全国的に難化し、ここ数年では「地方の国公立医大」≒「東大の非医学部」まで偏差値レベルが上昇したケースもある。
 昭和時代のエリートコースが次々と色あせる中で、「医師免許は日本で残った最後の優良資格」と、広く世間で思われているからだろう。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/ichiran/20170116-OYT8T50010.html?from=ytop_ymag&seq=02
 バッカもん。↓
 「在沖縄米軍の台湾移転を 元米国連大使が提言・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017011801000731.html
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <人民網から。長い記事が多いので中身の紹介はなし。↓>
 「日本でいま話題の「ジェンダーレス男子」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0118/c94473-9168583.html
 「吉田修一氏―リメイク作品にも携わり、作品を守る堅い意思を持つ作家・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0116/c94473-9167505.html
 「日本最高峰「こうべ全国洋舞コンクール」で優勝した重慶出身のダンサー・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0118/c94473-9168574.html
 「中国の煙霧問題に商機を見出す日本の製薬会社・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0117/c94473-9168058.html
 <ここからサーチナ。
 京都等の雪にひっかけた日本へ行けキャンペーン。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「京都に雪が降った 日本に10回行ったことがあってもこんなに美しい景色を見たことはない」とする記事を掲載した。記事は「京都の雪はこれほどまでに人ひとを心酔させる」としたうえで、雪化粧をした京都の寺社や観光スポットの画像を紹介した。
 記事が紹介したのは金閣寺、嵯峨野の竹林、伏見稲荷大社、清水寺。いずれも普段から趣のある風景を楽しむことができるが、雪をまとった姿はまた普段とは違った様子であり、ため息が出るほど美しい。嵯峨野の竹林については雪によって幽玄さ、静けさが一段と増しているとし、雪の伏見稲荷大社は「紅白の世界になる」と説明している。
 さらに記事は京都を飛び出して、広島にある厳島神社で見られた雪景色についても紹介した。記事で紹介された各スポットの画像を見た中国のネットユーザーからは「美しい。チャンスがあったら行きたい」といったコメントが多く寄せられた。」
http://news.searchina.net/id/1627280?page=1
 <北京に比しての東京の渋滞の少なさに敬意。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、東京は北京よりも自動車が多いにも関わらず、なぜ渋滞が発生しないのかというテーマについて論じている。
 最初に記事は、東京の面積は北京の8分の1であるのに対し、人口密度は北京の5倍、動力機関を備えた車両の数は北京が561万台であるのに対して、東京は442万台だと紹介。「これほど自動車と人口が多く、面積が小さい東京はなぜ渋滞しないのか?」と問いを提起した。
 記事はこの答えとして、「東京は地下鉄交通が発達している」という点を指摘、「合理的に計画された路線がすき間なく東京の地下を走っており、その密度は少なくとも北京の2倍以上はある」と称賛。東京都民が外出時にまず選ぶ交通手段は地下鉄だと説明し、なぜなら乗り換えることにより東京のほとんどの場所に出かけることができ、しかも渋滞の心配がないからだとして、東京の地下鉄の利便性を絶賛した。
 また別の理由として、東京では渋滞対策が効率的に行われており、駐車場が数多く存在することや、北京と違って各主要道路をつなぐ脇道が存在していること、またタクシーの運転手たちがこうした脇道に精通していることも東京に渋滞がない理由の1つだとして称賛した。
 さらに記事は、「日本人はどんな物事においてもルールを重んじる性格である」とし、交通ルールを守る日本人ドライバーのマナーが交通効率を高めていると絶賛。そのため東京では基本的に警察官が交通指揮をとる姿を見ることは稀と説明し、北京のみならず中国の各都市と東京の差は本当に大きいと指摘。中国が東京に見倣えば、中国の都市でもいつか渋滞がなくなるかもしれないと論じた。」
http://news.searchina.net/id/1627299?page=1
 <漢方薬でも日本にかなわないと脱帽。↓>
 「・・・南方日報は・・・中国で深刻化する大気汚染が小林製薬をはじめとする日本の製薬企業に新たな商機をもたらしていると伝える一方、「清肺湯ダスモック」が漢方薬であることから「日本は漢方薬の原料の大半を中国から輸入しており、その漢方薬を中国人が購入しているというのは複雑」であると伝えている。
 記事は、中国人が小林製薬の漢方薬「清肺湯ダスモック」を代理購入などで買い求めており、なかには日本で買うべき「神薬」として高く評価する報道も見られると紹介。ダスモックの価格は人民元にすると約89元になるとし、「決して安いわけではない」としながらも、なぜ中国人消費者の間で人気となっているのかと疑問を投げかけた。
 続けて、この疑問の答えの1つ目は「中国人が大気汚染による健康被害に対して非常に敏感になっていること」、そして2つ目は「マーケティングにおいて中国人の消費者心理を上手に捉えたこと」が挙げられると主張。また、小林製薬の製品はダスモック以外にも中国人消費者の間で高い評価を得ているものが数多く存在するとし、こうした高い評価もダスモックの販売を後押ししているはずだと論じた。
 ・・・記事は「漢方発祥であるはずの中国には他国の消費者が買い求めるような神薬はあるだろうか」と嘆きつつ、世界市場における消費者の認知および影響力のいずれにおいても、中国の製薬企業は小林製薬に圧倒的に劣っていると伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1627317?page=1
 <これは、旧日本軍そのものへの敬意表明だな。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「最も敬服させられる日本兵」として同氏について紹介する記事を掲載した。
 記事は、1945年の終戦時、多くの日本兵が「強い日本が負けるはずがない」と敗戦の事実を信じなかったと紹介。そのうちの1人が小野田氏であるとした。そして同氏がフィリピンの山中で上官から受けた命令を守って任務をこなし、現地警察当局との抗争を続けたと紹介した。
 また、何度か現地人に遭遇するなどして「戦争は終わった、投降せよ」との話を聞くものの一切信じることがなかったした。そして、ようやく74年になって同氏を発見した日本人探検家のあっせんにより出された上官の命令によって29年前に戦争が終わっていたことを知り、投降に応じたと説明した。
 そのうえで、記事は最後に「敵か友かということはさておいて、敬服すると言わざるを得ない」と評している。」
http://news.searchina.net/id/1627336?page=1
 「・・・中金網は・・・中国では多くの有識者が「日本経済の衰退論」を叫んでいるとしながらも、「中国人はあまりに日本を知らなすぎる」と指摘する記事を掲載した。
 記事はまず、日本を深く理解できている中国人は非常に少ないと指摘し、中国では多くの経済学者が「失われた20年によって日本経済は下り坂を転げ落ちている」などと主張していると紹介。だが、こうした主張は「正確ではない」とし、日本は資源も金属も石油も産出しない国でありながら、「技術」と「管理」を武器に世界の強国に成り上がった国であることを忘れてはならないと論じた。
 続けて、バブル崩壊後の日本の経済成長率が低迷しているのは事実だとしながらも、有望産業で技術力を高め続けてきたと主張。中国人にも広く知られる世界のグローバルメーカーも日本企業が開発した素材や設備がなければ製品づくりもままならないというケースも多いと主張した。
 さらに家電分野など一部の産業で競争が激化し、日本メーカーがその分野で稼げなくなっているのも事実だと主張する一方、日本のメーカーはすでに高い技術力を武器にB2Bなど産業の川上に進出し、その産業における影響力を高めていると指摘。
 また、中国人は日本の工業力の凄さを知らなすぎるとし、中国人が近年誇りに思っているスマホ産業においても「メモリからCPU、バッテリー、ディスプレイパネル、筐体など、多くの部品で日本の技術が採用もしくは日本企業の設備で生産されている」と主張。つまり、日本企業は最終消費者の知らないところで、「多くの産業チェーンの頂点に君臨し、巨額の利益を得ているのだ」と主張している。」
http://news.searchina.net/id/1627301?page=1
 <上掲の記事を含むところの従来の記事とトーンが違うのは、今回の結論を導くためだな。↓>
 「・・・外匯連盟は・・・日本経済が衰退している原因から中国は教訓を得て、日本と同じ間違いを繰り返さないようにすべきだと論じる記事を掲載した。
 記事は、日本がバブル崩壊後の1990年代、いわゆる失われた20年と呼ばれる経済低迷の時期に突入した際に、日本政府は日本の産業と経済の発展方法を根本的に調整して新しい道を切り開くため、「かなり早い段階で構造改革を推し進めるというスローガンを掲げていた」と説明。
 しかし、日本政府に戦略性と確固とした決断力が欠けていたために、構造改革のための「最高のタイミングを逃してしまった」と指摘。この失敗こそが日本を世界第2位の経済大国から、現在は中国のGDPの半分にも満たない国家へと転落させたと主張した。
 さらに、20数年前の日本は「問題の根源と解決方法をすでにはっきり理解していた」とが、政策者たちに意見を統一させる術や確固とした自信がなかったためにチャンスを逃し、最終的に日本経済は泥沼に沈んでいったと説明。では、中国は日本からどのような教訓を得るべきなのだろうか。
 記事は「現在の中国はまさに当時の日本が立っていた分岐点にいる」と指摘。安価な人件費を武器に、世界中に製品を輸出していた中国ではすでに人件費が上昇しているほか、不動産やインフラなどの投資によって成長を加速させていた中国だが、すでに経済構造の転換を余儀なくされているが、現在の中国も構造改革のために「比類のない勇気ある決断」が必要だと説明。この決断は「中国の未来を決定する」と訴えかけている。」
http://news.searchina.net/id/1627340?page=1
 <客観記事だがおっしゃる通り。↓>
 「・・・新浪は・・・フィリピンへの巨額の支援からは、安倍首相の「5つの思惑が透けて見える」とする記事を掲載した。
 記事は、中国の外交がしばしば「ばらまき外交」だと言われるとする一方、日本こそ「本物の金銭外交」だと主張。フィリピンのほか、ミャンマーにも8000億円規模の支援をすると表明していることを指摘した。では、安倍政権がフィリピンやミャンマーに巨額の支援を行うのはなぜなのだろうか。記事は5つの思惑があると分析した。
 1つ目は、「中国のアジアにおける勢力拡大に対抗し、日本の影響力を高めること」だ。2つ目は、中国へのけん制として「中国に対して面倒を引き起こす」こと。中国はフィリピンとの間で南シナ海の領海を巡る問題を抱えており、ミャンマーとも領土を巡り問題がある。日本はそれを利用して両国を反中派にさせようとしていると主張した。
 3つ目は「アジアにおける日本のイメージ向上」、4つ目には自衛隊の海外進出を見越した地ならしとして、「補給基地」の確保、5つ目は人口の多さに目をつけた「海外市場の開拓」を挙げた。フィリピンは1億人、ミャンマーは5380万人、インドネシアは2億5800万人、ベトナムは9500万人と、いずれも大きな市場であり、今後日本の経済発展には重要な国々であると指摘した。
 結論として記事は、日本の支援は「中国の足を引っ張り、面倒を引き起こしたい」という考えが中心であり、だからこそ中国が進出するところに日本も来るのだと批判する一方で、フィリピンは援助だけ受けて反中にはならないはずだと楽観的な見方を示した。」
http://news.searchina.net/id/1627328?page=1
 エッ、サメでも無性生殖起きるのかあ。↓
 Female Leopard Shark Learns to Reproduce Without a Male Mate in World First・・・
http://europe.newsweek.com/female-leopard-shark-learns-reproduce-without-male-mate-world-first-543683
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太田述正コラム#8861(2017.1.18)
<米支関係史(その8)>
→非公開