太田述正コラム#9096(2017.5.16)
<皆さんとディスカッション(続x3344)>
<太田>(ツイッターより)
 今次北朝鮮の弾道弾は、4500kmの射程ということでいいみたいね。
 (グアム、と、日中蒙、及び、シンガポールとインドネシアを除くASEAN諸国、そして、ネパール、ブータン、バングラデシュ、の首都、が射程内ってことなる。インドの首都には届かず。)
 地域抑止力を保有したちゅうこと。
http://edition.cnn.com/2017/05/15/asia/north-korean-missile-test-explainer/index.html
<RWQfReKV>
 以下興味深いツイートを見つけたのでリンクを張ります。
 リンク先は私では無いので議論をふっかけない様お願いします。
 リンクを貼る前に、以前太田さんのメルマガ#7875、#6136などアメリカ軍と比較して日本軍の兵士にはPTSDは少なかったという事を言及されていますが、論文を流し読みした感じだと、(一次資料として陸上自衛隊衛生学校編 大東亜戦争衛生史 1)戦争神経症 患者は満州四万人、中国八万人、南方十一万人と出ており少なからず出ていた。
 この論文で言える事は、殺し合いをしている兵士の中には一定の割合で戦争神経症に罹患するものがいるという事です。
 この事から、アメリカ軍にPTSDの報告事例が多い?のはきっちり記録として残す運用を行なっていたから。日本軍は隠蔽と証拠隠滅したためPTSD罹患者の数が少なく報告されていたから。という疑問が湧きます。
 以上。
 ツイートリンク
 日本帝国陸軍と戦争神経症
https://twitter.com/tama6si/status/606291374325956608
< https://www.evernote.com/shard/s94/sh/4377cd8a-8073-455f-804d-e06d0a624b54/d3b4899c6134b9d058e02fd17f18d071/res/2c8a8f4c-8819-46bb-b136-c6535164d50c/%E5%AD%A3%E5%88%8A%E6%88%A6%E4%BA%89%E8%B2%AC%E4%BB%BB%E7%A0%94%E7%A9%B6_vol.81.pdf >
<太田>
>戦争神経症 患者は満州四万人、中国八万人、南方十一万人
 これ、1942~45年の「精神病」の発生・還送者数の表に出てくる数字ですが、うち、内地に還送された者は、497人、2354人、1015人ですね。
 あなたは、より重要な、「その他の神経病」に言及していませんが、満州七万人、中国十四万人、南方二十二万人で、うち、内地に還送された者は、3752、5576、2515人ですね。(いずれも55頁)
 (「神経症(・・・英:Neurosis、独:Neurose)とは、精神医学の伝統的な用語で、不安などの不適応行動を特徴とし、入院するほど重篤ではない場合が多い状態である。・・・1980年のDSM-III(第3版)では神経症という語を廃止し<た。>・・・神経症に対するかつての用語は、精神病であり、行動や思考過程の障害が激しくより重篤な状態を指した。 これは主に精神分裂病や躁うつ病<である>」、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E7%97%87
ということのようですから、PTSD患者は、もしいたとすれば・・いてももちろん不思議ではありません・・、神経症患者の中にカウントされていたと思われます。)
 著者の中村江里が、どうして、当時の、より望ましいのは、1937年より前の、内地における精神病患者と神経症患者の比率と、上掲のデータとの比較を試みなかったのか、不思議でなりません。
 上掲のデータにおける、内地に還送された者達中、神経症患者の比率が顕著に高い、という場合に限り、PTSD患者の存在が疑われるはずなのに・・。
 (というのは、PTSD(心的外傷後ストレス障害)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E7%9A%84%E5%A4%96%E5%82%B7%E5%BE%8C%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E9%9A%9C%E5%AE%B3
と、急性ストレス障害・・数日から4週間以内に自然治癒する一過性の障害・・
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A5%E6%80%A7%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E9%9A%9C%E5%AE%B3
とは区別されなければならないからです。
 内地還送対象にならなかったような者はPTSD患者とは言えないのではないか、ということです。)
 しかし、この結果、神経症患者の比率が顕著に高い、という結論が出たとしても、なお、疑問が残ります。
 戦後、一貫して、帰還兵の神経症慢性患者の中でのPTSD的症例の報告や挿話が殆ど見当たらない・・非存在の証明はむつかしいわけですが・・のはどうしてか、という疑問です。
 もはや、(中村が指摘しているところの、)PTSDであることを本人や第三者が認めることに対する禁忌、が基本的になくなっていたはずだというのに・・。
 というわけで、まだ、私の、日本兵にはPTSD患者が極めて少なかった、という仮説が否定されるには、全く至っていないのではないでしょうか。
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 痴漢の疑いがかけられた時等に、24時間弁護士が駆けつけてくれる、サービス(費用をカバーする保険付き)ができないかしら。↓
 「痴漢指摘され線路に飛び降り、電車にはねられ死亡・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASK5H7KH9K5HULOB02X.html?iref=comtop_list_nat_n02
 草間彌生の長文好意的評論が出ていた。↓
 Yayoi Kusama’s ‘Eternal Soul’: One woman, seven decades art
http://edition.cnn.com/2017/05/12/arts/yayoi-kusama-eternal-soul/index.html
 そりゃそうだな。↓
 「中国を大好きな国トップ5<(パキスタン、ラオス、カンボジア、ネパール、ベラルーシ)>– 「世界的に影響力のある超大国ばかり」との冷笑も・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%82%92%e5%a4%a7%e5%a5%bd%e3%81%8d%e3%81%aa%e5%9b%bd%e3%83%88%e3%83%83%e3%83%975-%e3%80%8c%e4%b8%96%e7%95%8c%e7%9a%84%e3%81%ab%e5%bd%b1%e9%9f%bf%e5%8a%9b%e3%81%ae%e3%81%82%e3%82%8b%e8%b6%85%e5%a4%a7%e5%9b%bd%e3%81%b0%e3%81%8b%e3%82%8a%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%81%ae%e5%86%b7%e7%ac%91%e3%82%82/ar-BBBaKXy?ocid=iehp#page=2
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <定番的だが、日本総体の素晴らしさ。↓>
 「別の視点から真実の日本を見れば「そのすごさが見えてくる」・・・」
http://news.searchina.net/id/1635727?page=1
 <日本人の生活の質の高さの由来は人間主義。↓>
 「・・・捜狐は・・・日本人の生活の質は中国人のそれを大きく上回って<いる>・・・と論じる記事を掲載した。
 記事が日中の生活の質に「巨大な差がある」と指摘する分野の1つは「公共サービス」の質の違いだ。たとえば図書館では「日本では外国人であっても無料で本を借りることができ、たとえ本を規定どおりに返却できなかったとしても罰金などはない」と伝える一方、中国の場合は本を借りるに当たって「保証金」を支払う必要があると指摘。また、返却が遅れれば罰金が発生すると伝え、こうした違いは公共サービスを利用する人をどれだけ信用しているかという点に尽きると論じた。
 さらに、ホテルに宿泊する際も、「中国はやはり保証金が必要」だが、日本の場合は保証金はなく、チェックアウト時における備品チェックもないと指摘。中国では宿泊客が毛布や湯沸かし器などの備品を持ち去ることがあるため、チェックアウト時には清掃係のスタッフが備品がなくなっていないかを確認し、問題がなければ部屋代金を清算するという流れが一般的だ。これも利用客が信用されているかどうかの違いが対応に現れていると言えよう。
 また記事は、日本ではお互いに譲り合い、謝罪し合う文化があると伝える一方、中国ではたとえ自分が悪くても絶対に謝らない文化であることを指摘。そのほか、日本の国民皆保険制度や無料で利用できる救急車、何でも安心して食べることができる「食の安全」、誰もがルールに則って暮らす秩序ある社会などを挙げ、日本社会の方が中国より調和がとれていて、日本と中国の社会の違い、さらには生活の質の違いを認識すると「あまりの差の巨大さに泣きたくなってしまう」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1635721?page=1
 <運動会に見られる、人間主義を培う日本の教育のスゴさ。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本の小学生で広く行われている「運動会」に注目したうえで、「中国も変わらなければ、再び日本に打ち負かされる日がやってくるはずだ」と警戒心を示す記事を掲載した。
 中国の小学校では運動競技があっても運動能力の高い生徒を「選抜」して行うことが多いため、学校のすべての生徒たちが参加したうえで、「選抜」をせず、「団体競技」が多く行われる日本の運動会には驚きを感じるようだ。
 記事は複数の写真を掲載しているが、その写真にはいずれも綱引きなど「チーム一丸となって競う」団体競技が写されている。また、車椅子に乗った介助の必要な生徒もクラスの一員として応援すると紹介、日本の運動会は「チームで取り組むことによって生まれる力と、集団における協調の精神」を学ぶ場になっていることを紹介した。また、徒競走では仮に走るのが遅い生徒がいても、走り切ることができれば「すべての人が大きな拍手を送る」と伝えた。
 また運動会自体、生徒たちが主役で先生は脇役というスタンスで実施されているとし、閉会後の後片付けや掃除も生徒自らが行っている様子に驚いた様子だ。中国では一人っ子政策の影響により、子どもは家庭で過度に甘やかされているため、自主的に何かを行うことを学ぶ機会が限られているのかもしれない。
 ほかにも記事は、「組体操」や「騎馬戦」といった日本の運動会ではおなじみの種目を紹介したが、中国では運動競技やレクリエーションでもない団体競技を生徒たちが一緒に行うことはない。運動会という場において、日本人は「幼少のころから協調性や自主性、団体行動の精神を学んでいる」と指摘。「団体行動や協調して何かに取り組むことが苦手な中国人はこのままでは、再び日本に打ち負かされる日がやってくるはずだ」と警戒心を示した。」
http://news.searchina.net/id/1635696?page=1
 <日本の地下鉄の人間主義的運営。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本の地下鉄を紹介する記事を多くの写真とともに掲載した。記事は、地下鉄はその都市や国の文化を計り知ることができる存在であるとしている・・・。
 記事は、日本の地下鉄は通勤ラッシュの写真を掲載、駅員が乗客を車内に押し込むほどに混雑することを紹介する一方、「人は多いが混乱は見られない」とし、「電車に乗れなかった人は整然と次の列車を待つ列に並んでいる」と驚きを示した。さらに夕方以降ともなると疲れた乗客が車内で「不安の色もなく寝ている」様子を紹介、日本の地下鉄ではスリや置き引きに中国ほど警戒する必要がないことを紹介した。
 さらに、地下鉄で通学する小学生の写真とともに、「日本の小学生は、自分で地下鉄に乗って登下校する」と紹介。・・・これに対し、中国のネットユーザーからは「日本には子どもの誘拐はないのか?」といった声とともに、「多くの中国人は日本人を嫌っているし、侮っているようだが、中国人では日本人の民度には追いつけない」といった声が寄せられていた。
 ・・・記事は指摘していないが、中国の地下鉄や電車の車内は非常に賑やかだ。携帯電話で音楽を聴くにあたり、イヤフォンを使用せずにスピーカー出力で音楽を聴く人、周りの人の目を気にせずに携帯電話で大声で話をする人、物乞いをする人、車両内で痰を吐く人もいる。
 さらに・・・広東省広州市の地下鉄4号線の車内でつり革部分に洗濯物を干し、床に座卓を置いて、食事を始める乗客もいたようだ。この乗客はくつろいだ様子で車内で酒と食事を楽しんでいたようだが、さすがに地下鉄職員にたしなめられたという。」
http://news.searchina.net/id/1635735?page=1
 <吉野家への称賛。↓>
「・・・今日頭条は・・・「日本の吉野家の定食を見て、まだ中国の吉野家を食べたいと思うか?」とする記事を掲載した。
 記事は、中国の吉野家では販売されていない、日本の吉野家の定食メニューを写真付きで紹介。紹介されたのは、新メニューの「豚スタミナ定食」、「牛カルビ生姜焼き定食」に加え、「牛カルビ定食」、「牛鮭定食」、「豚鮭定食」といったお馴染みの定食だ。さらに、「とん汁」、「けんちん汁」のほか、生卵や半熟卵、生野菜サラダなどのサイドメニューも紹介している。
 日本の吉野家の定食メニューを見た中国のネットユーザーは「実は、日本に行ったときの最初の食事が吉野家だった。最もベーシックな牛丼を注文したのだが、牛肉が中国で食べたものの倍は入っていた。そして、ご飯が確実に違っていた」、「国外で発明されたものが中国にやって来ると悪く変わってしまう。中国で発明されたものは国外に行くと良くなるのに」とし、記事の主旨に賛同するコメントが複数寄せられた。
 また、価格に注目するユーザーもおり「中国の定食の値段と大差ない。日本の平均収入はわれわれの何倍だ? ああ、われらが暮らしは苦しいな」といった感想を残した。一方で「量が少なすぎるよ。しかも、今の中国の吉野家は、メニューも日本より豊富になっている」とし、中国の吉野家を擁護するユーザーもいた。」
http://news.searchina.net/id/1635704?page=1
 <日本の飲食店の良心性。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本の飲食店でメニューの写真よりも実際に運ばれてきた料理のボリュームが大きかったことを紹介する記事を掲載した。記事は、この飲食店のメニューに写真付きで載っていたハニーバタートーストを注文したところ、運ばれてきた実物のトーストが写真とは似ても似つかないものだったことを紹介。写真に比べてトーストの上のアイスや生クリームがはるかに多かったことを写真付きで伝えた。
 この記事は、先日日本のネット上で話題になった話を中国のネットユーザー向けに紹介したものだ。四角いトーストの上にクリームのとんがり屋根が高くそびえる様を「まるで山のよう。完全に1人で完食できるレベルではない。2人で食べてやっとという量だ」と評している。
 記事を読んだ中国のネットユーザーからは「日本では、実物がメニューや包装の写真と同じか大きい。日本に行ってみれば分かる」、「わが国は『写真はあくまで参考です。すべては実際のものに準じます』という文言を法律で禁止すべきだ」、「見たところ、味も良さそうだ」といったコメントが寄せられている。」
http://news.searchina.net/id/1635726?page=1
 <外来のものをより良いものに作り替える匠の日本。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど「おばちゃんは日本に便座を買いに行くが、男性は日本にウイスキーを買いに行く」とする記事を掲載した。少し前に中国で日本の便座ブームが起きたが、世界的に評判の高い日本のウイスキーこそ買って帰るに値するものだ、というのが記事の主張である。
 記事は、ウイスキー評論家のジム・マレー氏による「ウイスキー・バイブル2015」で日本のウイスキーが世界最高のウイスキーに選ばれ、マレー氏が「豊潤な香りと重厚感、丸みを帯びてしっとりとした口当たり・・・不可思議な天才の作品」と絶賛したと紹介。そのうえで日本のウイスキー開発の歴史について説明した。
 日本のウイスキーの発展には、スコットランドに留学して本場のウイスキー醸造を学び「日本ウイスキーの父」と称された竹鶴政孝氏の存在が不可欠だったとしている。そして、本場の醸造技術を忠実に学んだうえで改良や新技術の開発が進み、懐石料理を想起させるような繊細で柔らかく、豊潤な日本のウイスキーが生まれていったことを伝えた。
 また、日本のウイスキーが成功した秘訣は単に日本人の「匠の精神」のみならず、ウイスキーづくりに適した硬度を持つ良質な水源、熟成に用いられてウイスキーの香りや味をより豊かで複雑にする優れた樽の存在があると説明。日本原産のミズナラを用いた樽が開発され、用いられていることを紹介した。
 記事を読んだ中国のネットユーザーからは「日本の匠の精神が日本式ウイスキーを生み、師匠である欧米を超えたことには、深く考えさせられる」、「そして日本のウイスキーは上質な中身に反して包装が簡素。一方、中国の酒は過剰包装だ」、「日本人は洋酒まですごい物を作っちゃうんだからなあ」といったコメントが寄せられた。
 印象的なのは「ジーンズも、フランス料理も、コーヒーも、一番いいのは日本・・・」という感想。」
http://news.searchina.net/id/1635743?page=1
 <日本車、とりわけトヨタ車、買えキャンペーン。習ちゃん、ドイツ車を買うな、と厳命?↓>
 「・・・今日頭条は・・・耐久性という観点で日系車とドイツ車を比較する記事を掲載。それぞれを代表する車として、トヨタ・カローラとフォルクスワーゲン・ジェッタの10年使用した場合における耐久性を比較した。
 記事がこの2つの車種を選んだのは、どちらも質の高い「大衆車」として知られているためだという。中国で自動車を購入する大多数は民間企業の給与所得者であり、短期間で車を買い替える余裕はない。そのため、廃車になるまで乗り続けたいと考える中国人にとって耐久性は非常に重要だ。
 最初に記事が紹介したのは、10年落ち走行距離18万キロのカローラだ。ボディにかすり傷があるものの、これまでに交換したのはタイヤ、バンパー、ヘッドライト程度で、大きな問題が起きたことがない優良車だ。持ち主は頻繁に点検・修理に出していたようで、きれいに使用していたようだ。ただ、助手席からの異音と、燃費の良さが売りの日本車にしては100キロメートルあたり7リットルという燃費が気になったとしている。
 では、フォルクスワーゲンのジェッタはどうだろうか。カローラと同じ10年落ちだが、走行距離は15万キロ弱で保存状態は良いという。特筆すべきは、カローラにはない高速道路での安定感と、吸い込まれるようなマニュアル変速機の感覚だ。しかし、残念な点はカローラよりも異音が気になることだという。運転席、サスペンション、座席下から異音があり、さらにフォルクスワーゲン共通の欠点として、オイル下がりの問題もあるという。
 では、この2台を比べた結果はどうだろうか。記事は、この2台を中古車市場における価格で比較。カローラは3万元(約50万円)で販売されているのに対し、ジェッタは2万5000元(約41万円)が相場であり、同じ10年落ちの場合はカローラの方がより高い価格がついていることを紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1635724?page=1
 <これも、広義の日本車買えキャンペーン?↓>
 「・・・一点資訊は・・・「世界の人びとが中国人を羨ましがる日が訪れた」とし、モバイル決済が生活上のインフラとなりつつある中国の便利な生活スタイルを自賛する一方、中国のモバイル決済時に用いられる「QRコード」が実は日本企業が発明したものだったと伝えている。
 記事は、中国でモバイル決済が普及し、買い物が非常に便利になったと伝えつつ、「その利便性はQRコードなしでは成り立たない」と指摘。QRコードは中国人の生活にとって「なくてはならない」存在になったとし、街中でQRコードを見かけると、「割引や優待が受けられると思い、反射的にかざしてしまうQR症候群」なるものまで生まれていると伝えた。
 確かに、中国の店のレジ付近には必ず店のQRコードが提示されており、何かしらの優待が受けられることが多いため、先ずはスマホをかざすということが習慣になっている人も少なくないようだ。
 だが記事は、QRコードはもともとトヨタグループの自動車部品メーカーであるデンソーが開発したものであり、まずは自動車部品業界で使用され、その利便性の高さ情報量の多さ、さらには携帯電話の普及などを背景に、我々の日常生活へと活躍の場を広げてきたコードであることを紹介。
 現代の中国人にとって身近な存在であり、誰もが生活で使用するようになったQRコード。今では中国の政府部門でも広く使用されるようになっていることを紹介しつつも、「QRコードは日本人が開発したものだった」と驚きを示し、その事実を知らずに使用している中国人は多いことを伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1635760?page=1
 <カネやモノの貸し借りに慎重な人間主義的日本人。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本人がお金の貸し借りに対して慎重な考え方を持っていることを紹介する記事を掲載した。「中国人は日常的にお金の貸し借りを行うが、日本人はとても少ない」としたうえで、金銭の貸し借りに対する日本人の考え方について説明している。
 記事は「日本では一般的にお金の貸し借りは行わない。しかし急を要する時には貸し借りすることもある。その際、互いの間で忘れずに返すことをリマインドする」と紹介。多くても少なくても貸し借りした具体的な金額をはっきりさせ、貸した側は速やかに面と向かってあるいはメールで「お金を返して」と呼びかけることは、中国人にとっては実にケチだと感じるとする一方、「でも、相手がお金を返してくれないほうが不愉快だろう。だったらあいまいにしておかない方がいいのだ。それゆえ、日本人はお金の貸し借りについてはより誠実なのである」と解説した。
 また、お金のほかに「自動車を借りる」というテーマについても言及。日本では「クルマと女性は外に貸さない」という不文律があり、友人との間に留まらず、親子や兄弟の間でも自動車の貸し借りを行わないとした。その理由について「日本ではレンタカーが発展している。それに、日本人は他人に迷惑を掛けたがらないという性格ゆえ、特殊な事情がない限り自動車の貸し借りをしないのだ」と説明している。」
http://news.searchina.net/id/1635729?page=1
 <日本へ行けキャンペーン。個人旅行リピーターのススメ。↓>
 「・・・騰訊大家は・・・これまで日本を何度も訪れているという中国人による文章を掲載した。日本旅行のリピーターが中国人に向けて推薦するのは日本のどのような場所なのだろうか。
 個人旅行が好きだという中国人筆者は日本の印象について、「これまで旅行した諸外国と比べて、安全性と居心地の良さ、旅の利便性の高さでナンバーワン」だと高く評価。とりわけ交通が便利で、新幹線やJR、私鉄、バス、フェリーなど交通手段が多く、時間に正確で乗り換えも便利なのが気に入ったようだ。ヨーロッパはここまで簡単ではなく、米国はさらに面倒であるとした。
 そんな筆者が薦める旅先は「中国人が行かないような僻地」だという。きっかけは、「日本には東京以外にも良いところがたくさんある」という話を聞いたことで、鎌倉や鬼怒川温泉、草津温泉などに行ってみるよう勧められたという。それを実行した筆者が自信を持って推薦するのが、「僻地の温泉地において、伝統的な日本の宿に泊まること」だ。
 筆者は、「新幹線が通っているところよりもJRしかないところ、JRしかないところよりも私鉄しかないところ、そして、それよりも良いのはバスしか通っていないところ」が良いと主張。また、川端康成の小説「雪国」に出てくる越後湯沢など、小説ゆかりの地や映画のロケ地を巡るのも非常に良いと紹介した。本を読んで知ることも、実際に足を運んで体感することも両方必要だからだ。」
http://news.searchina.net/id/1635753?page=1
 <日本へ行けキャンペーン。目的は人間主義を学ぶこと、と習ちゃん。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、中国人にとって「日本は訪れてこそ初めて分かることが数多くある」と論じる記事を掲載した。
 記事は、日本に留学している甥を訪ねて訪日したという中国人の見解として、日本の生活が中国人から見て「不思議に見えること」を列挙している。たとえば、「日本では果物が1個ずつ販売されていること」は中国人にとっては驚きなのだという。
 中国では果物や野菜は量り売りが基本であり、しかも「500グラム」あたりの値段が表記されていることが一般的だ。そのため、リンゴが1-2個欲しいと思っても、その値段がいくらになるのか分かりづらいのだが、量り売りに慣れている中国人にとっては日本では野菜や果物が食べやすい量にカットされ、1個ずつ販売されていることは驚くらしい。
 また日本はゴミの分別が厳格に行われているが、中国では分別の概念が浸透しておらず、ゴミは分別せずにいつでも集合住宅の出口付近にある回収箱に投げ入れることができる。そのため、日本は「ゴミの分別だけならまだしも、規定時間外に出すと怒られる可能性もある」と伝えつつ、中国人からすると「捨てる時間や曜日の規定まで存在すること」が信じられないようだ。
 さらに、「すべての公衆トイレにトイレットペーパーが備え付けられていること」も日本ならではと主張。日本人にとっては日常的だが、中国では公衆トイレを利用する際には「使用料」を支払う場合があるうえに、トイレットペーパーも持ち合わせがなければその場で購入するのが一般的だ。中国でもし日本のようにペーパーが置いてあれば、みんな持ち帰ってしまうだろう。
 そのほか記事は、「日本では毎日同じ服を着ていると白い目で見られる」、「カフェなどにパソコンや携帯電話を置いたまま席を離れても、誰も盗まない」、「日本人女性はみなキレイだが、化粧の有無で変化が大きい」、「日本では中古の服すら売ることができる」、「中国のような路上販売がほとんど見られない」、「日本ではネット上で映画や音楽をダウンロードするのにお金がかかる」ことなどを挙げ、「中国人にとっては日本という国は訪れてみないと何も分からない国だ」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1635747?page=1
—————————————————————————————————————————————–
太田述正コラム#9097(2017.5.16)
<下川耿史『エロティック日本史』を読む(その31)>
→非公開