太田述正コラム#9408(2017.10.19)
<皆さんとディスカッション(続x3500)>
<太田>(ツイッターより)
 「火山噴火による気候変動、古代エジプト王朝の崩壊を助長か…」
https://news.infoseek.co.jp/article/afpbb_3147194/
 おいおい、プトレマイオス朝は、古代埃及史の掉尾かもしれんが、古代埃及王朝には入らんで。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88#.E3.82.A8.E3.82.B8.E3.83.97.E3.83.88.E6.9C.AB.E6.9C.9F.E7.8E.8B.E6.9C.9D.EF.BC.88.E7.AC.AC27_-_31.E7.8E.8B.E6.9C.9D.EF.BC.89
 にわかに埃及ナショナリストになった僕。
 18歳人口あたり東大、京大、阪大合格者数ランキングが載っている。
http://blogos.com/article/253085/?p=3
 東大に関しては、やっぱり「東京都」大学だな、また、沖縄県が最下位、大阪府がブービー、なのは成程ってところか。
 3大学共通しては奈良県のスゴさ(2位、1位、1位)が印象的。
<よこ>(同上)
 沖縄が最下位、大阪がブービーというのは東大に限らず「大学入試センター試験現役志願率」もそう。
 高校3年生のうち(一流大学の殆どが参加する)センター試験を志願する割合は、東京都がトップ、愛知が3位(いずれも50%超え)なのに、大阪は30%台。
 大阪府の教育レベルはかなりヤバイです。
<YwVIIxZY>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 「イシグロ ほんとに? 僕は長崎で自由に過ごしていたから、すごくショックだった。」
< http://news.livedoor.com/article/detail/13724633/ (コラム#9398)>
 イギリス人の教育方法にショックを受ける、自由な教育の日本人ってことですね。
 イシグロはインテリの家庭だったので、弥生系日本人といっていいんですか?
 家庭教育は、弥生系も縄文系もまるっきり同じなんですかね?
⇒イシグロについては、父及び父方の祖父のことしか情報がありません。↓
 「祖父の石黒昌明は滋賀県大津市出身・・・で、東亜同文書院(第5期生、1908年卒)で学び、卒業後は伊藤忠商事の天津支社に籍を置き、後に上海に設立された豊田紡織廠の取締役になる。父の石黒鎮雄は1920年4月20日に上海で生まれ、明治専門学校で電気工学を学び、1958年のエレクトロニクスを用いた波の変動の解析に関する論文で東京大学より理学博士号を授与された海洋学者であり、高円寺の気象研究所勤務の後、1948年長崎海洋気象台に転勤となり、1960年まで長崎に住んでいた。長崎海洋気象台では副振動の研究などに携わったほか、海洋気象台の歌を作曲するなど音楽の才能にも恵まれていた。母の静子は長崎原爆投下時10代後半で、爆風による怪我をした。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%BA%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%82%B0%E3%83%AD
 祖父の出自が分かりませんが、東亜同文書院は、基本的に商務の単科大学でした
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%9C%E5%90%8C%E6%96%87%E6%9B%B8%E9%99%A2%E5%A4%A7%E5%AD%A6_(%E6%97%A7%E5%88%B6)
から、どちらかと言えば縄文系でしょう。
 家庭教育について、武士も庶民も違いがあったという話は聞いたことがありません。
 例えば、(家庭教育ではありませんが、)寺子屋や塾には下級武士も庶民と一緒に通っていました
http://www.web-nihongo.com/edo/ed_p012/
http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005310507_00000
 ここから想像するに、縄文系も弥生系も、子育ては同じだったと考えていいでしょうね。
 日本の子育ては「自由な教育」というより、(典拠ありという意味で少なくとも江戸時代以来、)子供を世界で一番大切にする、世界で一番優れた子育てであり続けて現在に至っていると言っていいでしょうね。
http://web.kansya.jp.net/blog/2013/10/2805.html
 だって、世界で唯一、人間主義者(縄文人)の再生産に成功してきたんですから。
 もっとも、人間主義的非人間主義者(弥生人)の再生産はそう簡単ではなかったはずです。
 まず、人間主義者として育て、その上で、人間主義的非人間主義者にしなければならないわけであり、このような観点からの、(上級武士の子供を教育した)藩校の教育の研究があったら、読みたいものです。(太田)
≫著者は、釈迦の本来の教えが、まさに、私の言う、人間主義的行為を行うこと、そして、人間主義者になること、であったことを明らかにしたわけです。私が、このことに思い至ったのは、最近のことですが、≪(コラム#9401(未公開)。太田)
 これは、「仏教」が人間主義的行為を行うことだと最近思い至ったのではなくて、あくまでも「釈迦の教え」が人間主義的行為を行うことだと「最近」思い至ったのですか?
⇒単純化して答えれば、後者です。(太田)
 自利利他円満が人間主義だってことで、自利利他円満って仏教の言葉だし、仏教と人間主義はほぼ一致してるものとずっと前から思ってたから混乱してしまいましたが?
⇒ほう、その言葉は知りませんでした。
 ちょっとネットにあたってみました。↓
 「「自利利他」・・・<すなわち、>「利他の実践がそのまま自分の幸せなのだ」という考え方・・・は比叡山で天台宗を開いた最澄の教えだと世間では伝わってます。」
http://www.ekomuten.com/seibukaihatsu/33.html
 「修証義というお経に、「利行は一法なり、普く自他を利するなり」とあります。「利行は一法なり」とは、他者の利益になることが、同時に自らの利益になることであり、自らの利益になることが、同時に他者の利益にもなることです。」
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14179212254
 「東洋大学の学長で、僧籍にあったこともある大内青巒が、明治以降の新時代の風潮に応じた在家への<仏教の>新しい布教を念頭におき、明治中ごろに作成したもの。経緯は不明だが、『曹洞宗制』により、『正法眼蔵』を差し置いて曹洞宗の根本聖典に位置付けされており、経典の一つとして読まれる場合がある。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%AE%E8%A8%BC%E7%BE%A9
 どうやら、ちゃんとした典拠はないようですね。
 本当に最澄ないし道元がそういうことを書き残していて、そして、そのものズバリのことが、パーリ経典や漢訳大蔵経の中に書かれていなかったとすれば、私の、空海を始祖とする鎌倉仏教は釈迦の教えに忠実だが仏教ではないところの、人間主義教、とでも形容すべき宗教である、との、ごく最近打ち出した説が裏付けられたことになるのですがね。
 いずれにせよ、大内青巒(せいらん。1845~1918年)は、「浄土真宗本願寺派本山本願寺(西本願寺)第21世宗主大谷光尊の侍講をつとめた。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%86%85%E9%9D%92%E5%B7%92
というのですから、鎌倉仏教同士である、自力の臨済宗信徒と他力の浄土真宗信徒の間に同志意識があったようだ(コラム#9383(未公開))、との私の所感は(今回のケースは臨済宗ではなくて曹洞宗ですが)正しかったようで・・。(太田)
<豊丘時竹>(2017.10.18)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20171018
 –9条加憲阻止に向け最後の御奉公–
 太田述正さんには、自公3分の2確保でも加憲阻止のための方策が何かありそうだ。期待して待つとする。・・・。  
URL;http://blog.ohtan.net/archives/52265261.html
<t60hD1vM>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 もはや自民党が三分の二議席とったら滅亡不可避、、、?
 国民投票で憲法改正できず、、、という場合や、日本の憲法の規範性の無さで、実質的に自衛隊を軍隊に変えるという展望は不可能に近いのかな。
 保守政党の希望の党が野党として誕生することが、日本新生の為の萌芽にはならないか、縋りたい気持ちありますな。
 今後の皇室の動向、中共の対応も未知数な要素としてあって欲しい。
 (例えば、安倍政権が大勝した場合、中共や北朝鮮がわざと脅威度を減らし、希望の党が野党として成熟期を迎えた時に、再度脅威度を強めるっといったご都合ストーリー展開ないかなー、、、)
⇒チョイ前の人民網で安倍チャンを持ち上げたような記事を目にして怪訝に思ったんだが、先ほど再発見できなかった。
 もう始めてる可能性があるな。
 関連記事だけど、アブナイ、アブナイ。↓
 「自民「9条改正」、評価二分 朝日世論調査・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASKBL3V1YKBLUZPS002.html?iref=comtop_list_pol_n01
 もっとも、遠藤誉のおばちゃまは、一本調子で反日が進むと見てるようだが・・。↓
 「進む習近平の“毛沢東化” 日中友好は「もう成り立たない」・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E9%80%B2%E3%82%80%E7%BF%92%E8%BF%91%E5%B9%B3%E3%81%AE%E2%80%9C%E6%AF%9B%E6%B2%A2%E6%9D%B1%E5%8C%96%E2%80%9D-%E6%97%A5%E4%B8%AD%E5%8F%8B%E5%A5%BD%E3%81%AF%E3%80%8C%E3%82%82%E3%81%86%E6%88%90%E3%82%8A%E7%AB%8B%E3%81%9F%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%8D%EF%BC%9F/ar-AAtHM2q?li=BBfTvMA&ocid=ientp#page=2
 とまれ、こうなったら、こういう動きにすら期待しなくっちゃいかんのかしら。
 トホホ。
 野田さんどうすんだろうね。↓
 「民進無所属が立憲民主党に統一会派を申し入れへ 岡田克也氏ら23日に会合 参院民進党の動きも焦点・・・」(太田)
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 悪いやっちゃ。↓
 「文春スクープ「韓国軍に慰安婦」記事に捏造疑惑 山口敬之のもう一つの“罪”・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/13765524/
 記者によるイシグロの文学評論だが、毎日のより、朝鮮日報のの方ができがよろしい。↓
 「文芸創作科出身者初のノーベル文学賞カズオ・イシグロ・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/10/18/2017101801153.html
 米国に続いて日本にも脱退されたら、ということなんだろうが。↓
 「「世界の記憶」審査、異論あれば保留に ユネスコが変更・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASKBJ5VD2KBJUTFK01B.html?iref=comtop_8_04
 日本文明に復帰すりゃいいのにねえ。↓
 「韓国人観光客は日本でどんなことを感じた?ある書き込みが韓国ネットで話題に「やっぱり日本はいいね」「文句をつける点はそこだけ?」・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_175974/
 習ちゃん、早くも併合途上の韓国の人民に上から目線で説教?↓
 「日本人よりも自殺者が多い韓国人・・・韓国ネットユーザーが明かすその意外な理由・・・
 今日頭条・・・記事は「韓国のテレビドラマは多くの若者の人気を集めており、出演者たちの服装や行動を意図的に模倣する青少年も少なくない。韓国ドラマはおもしろいとは思うが、ファンはあまりドラマの中にのめり込みすぎないようにしてほしい」と結んでいる。・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/searchina_1646099/
 超長ったらしいけどあんまし中身のなさそうだった大会での習ちゃん演説、各国メディアは紹介に苦労してるね。↓
 China’s president just laid out a worrying vision for the world・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/global-opinions/xi-jinpings-ambitions-ought-to-concern-the-worlds-democratic-nations/2017/10/18/53c8c9d8-b41c-11e7-a908-a3470754bbb9_story.html?utm_term=.c376bbd1bce1
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <レコードチャイナより。
 中共人民の対日意識の最新状況がよく分かる。↓>
 「中国の動画サイト・西瓜視頻にこのほど、「日本人の素養は高いとみんなが言うが本当か?これを見ればわかる」と題する動画が掲載され、ネットユーザーがさまざまなコメントを残している。
 動画は日本について約2分間紹介するもので、ナレーションは「日本といえば、多くの歴史的な理由から多くの人が好感を抱かないだろう。しかし、その話題を離れれば、日本の美しい景色は世界中の観光客を引き付けている」と指摘。「日本に行ったことがある人はみんな、日本人がきれい好きで、どこへ行っても掃除をしたばかりのようにちり一つないことを知っている」とした上で、日本の清潔さについて紹介している。
 まず、工事中の建物にカバーがかけられていることについて、「ほこりが周囲に飛散しないようにしているほか、騒音を抑える効果もある」と解説。また、「作業員は現場に出入りする際には靴を履き替えなければならず、汚れた靴で街中を歩かないようにしている。日本の街を1日歩いても、靴が汚れることはない」などとし、その理由について「日本には床に座る習慣があるので、日本人は足元の衛生には非常に気を遣っている」と分析した。
 また、街なかにあるごみ箱については「いくつかの種類に分かれていて、人々は分別して捨てている。ごみ出しは法律でも定められており、ルールを守らないと逮捕されてしまう」と説明し、人々がきちんと列に並んでいることについては「なぜ割り込む人がいないのか?日本では割り込みは犯罪で罰金や拘留が科されることもあるから」とした。・・・
 動画は最後に、「普段はさまざまな制約に縛られている彼らが、ひとたび解放されたらどうなってしまうのだろう」と結んでいる。
 これに対して、中国のネットユーザーからは、歴史問題と絡めた日本への批判も少なからず寄せられたが、「日本を批判する人は素養がない。人間は学ばなければいけない」「良いものは良い、悪いものは悪いんだよ」「海外に行くと、自国の汚さや混乱、マナーの悪さに失望する」「日本人の素養が高いっていうのは日本人が自分で言っていることじゃなくて、世界中の人がそう評価してるんだよ」「日本人の素養が高いのは争いようのない事実。世界が認めているから。侵略した日本人を恨んではいるが、こういう場所で相手に泥を塗るべきではない」など、冷静なとらえ方をするユーザーも少なくなかった。」
https://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_194214/
 <これ、今日頭条記事の引用だが、サーチナは取り上げてないね。棲み分けしてるのかな。↓>
 「・・・今日頭条に、日本の飲食店でのアルバイト経験から学んだことについてつづった中国人留学生の手記が掲載された。
この中国人留学生は、来日して3カ月後に日本人との交流を楽しむためと、日本で就職するための練習として、京都市内にあるラーメンのチェーン店でアルバイトをすることを決めたという。
 バイトを始めてみて、最初に感じたのが「日本の飲食店の細かな要求は潔癖の域」ということで、非常に驚いたという。具体的には、店に入るとまず制服に着替え、店内用の靴を履き、髪は束ねて帽子をかぶり、食べ物に髪の毛が1本も入らないように気を配っていると紹介した。
 また、店員は全員消毒液で手を洗い、仕事中に汚いものに触れたらそのたびに消毒しなければならず、爪を伸ばすことが禁止され、店に入るたびに爪を磨く必要があると、衛生面での厳格な基準についても伝えた。
 さらに、客の使用した食器の洗い方にも決まりがあり、まず人手で1、2回洗った後、消毒器に2回通し、さらに人手で拭くと紹介。ここでまだ汚れがあることに気が付いたら再び洗い直すのだという。
 店内のすべての機械、テーブル、床、カウンターを、閉店前に徹底的に清掃し消毒するが、筆者は「自分の家だってここまできれいに掃除したことがない」と感想を述べている。
 接客のマナーという面でも多くの点を学んだという筆者。お辞儀や笑顔の仕方を学び、接客マニュアルが渡され、注文を取る時やレジでどのように言うか、話す順序、敬語の種類、よくある客からの質問にどのように答えるかなどが細かく記されていたという。
 他にも、仕事中には携帯電話を使ってはいけないこと、客と話す時は目を合わせること、日本人は集団で生きる人たちで、自分の仕事が終わっても他の人の仕事を手伝わなければならないことなど、多くのことを学ぶことができたと伝えた。」
http://news.livedoor.com/article/detail/13765488/
 <今度は人民網より。
 習ちゃんの日本経済の将来についての心配は募るばかりって感じね。↓>
 「快適すぎて起業意欲高まらない日本(三)・・・
 竹中平藏氏は、「この国は快適すぎて変わることができないと、私はよく言っている。今の状況を見ると、快適な国ではあるものの、近年経済は完全に停滞している。あと10年もすれば、みんなから活気がなくなり、経済は韓国より厳しい状況になるかもしれない」と警鐘を鳴らしている。」
http://j.people.com.cn/n3/2017/1016/c94473-9280432.html
 <更に今度はサーチナより。
 日本の子供教育を絶賛。定番だが、読んでて気持ちいいので・・。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本の子どもたちを見ていると、まさに「少年強則国強」という言葉が思い起こされると伝え、その様は中国人にとって「背筋が凍る」ものであると伝えている。
 記事は、天然資源がほとんどなく、国土も小さい日本が世界一流の強国に成長し、数々のノーベル賞受賞者を輩出できているのは「教育」のおかげであるとし、日本の教育と中国の教育は根本的な部分で大きく違っていると紹介している。
また、中国の教育はあくまでも知識の詰め込み教育であるのに対し、日本は知識偏重ではなく、「体験」も重視しており、小学校で農作物の栽培や動物の飼育といった体験をさせることで、幅広い物事に対する興味を喚起し、探究心を養っていると指摘した。
 さらに、日本の学校では「昼食の前には手を洗うこと」、「挨拶をすること」、「いじめをしないこと」、「自分のものでない限りは取らないこと」、「自分のことは自分でする」など、日本社会で生きるための基本的な道徳も教えていて、こうした点も中国の教育とは違うと強調した。
 また記事は、「どのような人材を育てるのかという目的によって、教育の内容は必然的に変わってくるもの」だとし、日本の学校では、子どもたちの「実践能力」や「探究心」を育み、社会人として持っているべき基本的な道徳を身につけさせることを目的としていることが分かると主張。一方中国では、子どもたちに「取るに足らない知識や技能」ばかりを教え込んでいて、現代の中国社会において求められる重要な素質を学ばせることができていないと指摘している。」
http://news.searchina.net/id/1646175?page=1
 <でも、そんなに、自分達の子供教育を悲観しなくっても、と言いたくなるな。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本の小学生の運動会を見て、危機感を覚えた」とする記事を掲載した。
 記事は「金秋の10月、多くの学校が運動会を開く時期だ。お隣の日本の運動会は、いったいどんな風なのだろうか」とした。そのうえで、日本の小学校では、中国のようにクラス単位ではなく、赤組と白組に分かれて競われ、集団で行う種目がメインになっていると紹介。個人競技についても、赤組と白組のそれぞれの成績として算入され、勝負が決まると伝えた。
 そして「団体種目の中でも伝統的なのは組体操だ。中国ではラジオ体操を審査員が動作、表情などから採点するが、日本の組体操の動きはさまざまで、実に創意にあふれている」と説明。子どもたちは運動会のなかで泥だらけになることも厭わず一生懸命がんばるほか、準備や後片付けを含めて子どもたちが積極的に動くため、教師がなにからなにまでやる必要はないとしている。
 記事は、日本の小学校の運動会について最も深く感じた点として「チームとして協力すること」「自主能力」「全員参加」の3つを挙げた。そして「わが国の運動会は個人が強調され、競技性が強すぎる。スポーツは本来楽しいことなのに、子どもたちはみんな運動嫌いになってしまう。運動しなければ、身体能力はどうなるのか。この点において日本と中国の差はますます開いており、本当に不安を感じさせる」と結んだ。」
http://news.searchina.net/id/1646101?page=1
 <定番的な、日本に倣え、記事。↓>
今日頭条はこのほど、日本の食品は中国に比べて安心して口にすることができるとし、それは様々な取り組みのもとで「安全性」が担保されているためだと論じる記事を掲載した。
 記事は、日本もかつては食の安全問題が頻発した時期があったと伝え、現在のような安全性は一夜にして生み出されたものではないと指摘。問題が起きたことを反省し、食品の各流通ルートでリスク管理に取り組んだからこそ実現できたものだと紹介した。
 続けて、日本でトレーサビリティーの一環として「安全、安心情報提供高度化事業」がスタートしたのは2002年のことだったと紹介する一方、食品安全基本法も制定し、トレーサビリティーの制度が形骸化しないよう法整備も行ったと強調した。」
http://news.searchina.net/id/1646122?page=1
 <使いまわしの話題ではあるが、説明が丁寧。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本では中国と違って新幹線や地下鉄などで保安検査や手荷物検査は一切行われていないと伝えつつ、保安検査が行われない理由について考察している。
 記事は、2015年6月に新幹線の車内で火災事件が起きたことに触れつつ、驚くべきは「この事件は1964年の開業以来、初めての火災事件だったことだ」と指摘。その後、日本政府は各鉄道会社に対して手荷物検査を行うよう求めたが、現実的に対応が難しいとして導入が見送られたと紹介した。
 続けて、15年6月の火災事故以降、日本の各種鉄道では放火や殺人などの事件が起きていないのも事実であり、日本の公共交通機関は確かに保安検査を行わずとも安全を確保できていると指摘。東京などの大都市では毎日非常に多くの乗客が地下鉄などの公共交通機関を利用しており、各駅で保安検査を行うことは確かに非現実的であるとした。
 また、日本では各乗客を対象に保安検査を行うことは「乗客を犯罪予備軍として扱うのと同じであり、人権侵害」という見方もあると紹介する一方、どのような意見があろうと「日本の治安が世界的に良いことは間違いなく、社会不安もない日本では各所で保安検査を行わなくても、事故や事件はもとから発生しないのだ」と指摘。治安の良さが日本の公共交通機関で保安検査が行われない本質的な理由だと伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1646155?page=1
 <人間主義の基本の基本を説明。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本人にとっての重要な行動原則の1つに「他人に迷惑をかけない」というものがあると伝え、日本人が日常生活で「他人に迷惑をかけない」ために、どのような配慮を行っているかを紹介している。
 まず記事が挙げたのは、日本人が電車内で新聞を読む時に「新聞紙を4分の1の大きさに折りたたむ」ということだ。・・・
 次に、日本人は公共の場において携帯電話で通話するときは小声で話すと紹介。・・・逆に中国では電車内でも大声で通話する人が普通に見られる。また、日本人は中国人のように端を吐き捨てないと指摘している・・・
 そのほかにも記事は、日本人の「他人に迷惑をかけない」ための配慮を複数紹介しているが、こうした考え方について「日本では完全に根付いている」と紹介。たとえば中国で見られる「信号無視や端を吐く行為、公共の場で騒ぐ行為、夜中に騒音を出す行為」などは全て他人に迷惑をかける行為であると指摘する一方、中国ではこうした行為をする人は「あくまでも個人の行為であり、他人とは関係ない」と主張しがちだが、「自分が他人の立場になった時に夜中に騒音を出されたりしたら嫌な気分のはずだ」と指摘し、他人に迷惑をかけないためには他人の気持ちになって考えることが重要だと伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1646150?page=1
 <日本に敬意を持った客観記事。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、中国でリメイクされた「深夜食堂」の舞台となった日本の本当の深夜食堂とは一体どのような場所なのかを紹介する記事を掲載した。
 深夜食堂は日本の漫画家である安部夜郎氏の作品で、日本ではドラマ化されたほか、劇場版も作られた。深夜0時から早朝5時まで営業するという新宿の路地裏にある小料理屋を舞台にした話だが、記事は、日本で実際に深夜営業している飲食店はどのような場所なのかを紹介している。
 記事は、日本の戦後復興の時期に、24時間稼働する工場で長時間働く労働者のために深夜も営業する食堂が始まり、その後、仕事帰りにバーや居酒屋などの飲み屋で飲んだ帰りに小腹を満たしたいという人の為に深夜も営業する食事処も増えていったと伝えた。
 さらに、日本で深夜まで営業する食堂と呼べるものには大きく分けて「居酒屋」、「屋台」、「バー」の3種類があり、「深夜食堂」は日本の飲酒文化と公共交通機関の影響によって発展したのだと指摘。深夜まで酒を飲み、小腹を空かせた人や、終電を逃してしまい、始発まで過ごす人たちの存在などが現代の「深夜食堂」の文化を支えているのだとした。」
http://news.searchina.net/id/1646129?page=1
 <ココロは、「それでも中国人は日本へ行け」キャンペーンだろ。↓>
 「それでも中国人は日本に行く・・・日本の観光業が人々を引きつけて止まない5つの理由・・・」
http://news.searchina.net/id/1646189?page=1
 <あらゆる話題にひっかけて、要は日本へ行けキャンペーン。↓>
 「中国人富裕層向け? 成田空港から東京まで20分で行けるヘリサービス・・・」
http://news.searchina.net/id/1646154?page=1
 <これも定番的な日本へ行けキャンペーンだが、読んでて気持ちイイので・・。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、ある中国人が日本で受けた小さな心配りから実感したという「日本のおもてなしの心」を紹介する記事を掲載した。
 この中国人の女性が日本で特に印象深く残ったその出来事は、東京の一流ホテルで開かれた建国記念パーティーに出席した時のことだという。数百人が集まった会場で席に着いたときに、付けてきたピアスを落としたことに気づいたのだが、彼女が何かを探していることを察した従業員が近づいて来て、事情を聴き、「パーティーが終わってから探す」ということで連絡先を残していくよう提案したそうだ。
 この中国人は、ピアスは小さいものだし、手間をかけるのは申し訳ないと言ったそうだが、ホテル側はしっかりと探してくれて、翌日見つかったと連絡が来たのだという。これは1つの出来事に過ぎないが、「日本のおもてなしの意識が従業員の心にも浸透していることを実感した」と称賛した。
 また以前、団体で利用したバスの車内に携帯電話と荷物を忘れてしまったことがあったそうなのだが、その時もバス会社から「忘れ物がないかの注意喚起が足りなかった」として、荷物を送り返してくれただけでなく、謝罪まであったと紹介。」
http://news.searchina.net/id/1646201?page=1
 <ありきたりのガス抜き記事。これだけ、今日頭条以外の記事の引用。↓>
 「「高品質神話は崩れ落ちた」われわれが日本製品崇拝に別れを告げる時がきた・・・香港メディアの鳳凰号・・・」
http://news.searchina.net/id/1646160?page=1
 カタロニア問題が今後どう進行するのか、誰にも分からないってことがよく分かる記事。↓
 Catalonia: what next for the independence movement?
https://www.theguardian.com/world/2017/oct/18/catalonia-what-next-for-independence-movement-spain-explainer
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 現在、藤井四段戦を久しぶりにAbemaTVで観戦中(王位戦)。
 最初のうちだけだったが、無線マウスとタブレットが電波干渉を起こすのか、マウスを使った時に、画面が勝手に切り替わってしまって閉口した。
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太田述正コラム#9409(2017.10.19)
<定住・農業・国家(その3)>
→非公開