太田述正コラム#9416(2017.10.23)
<皆さんとディスカッション(続x3504)>
<太田>(ツイッターより)
 英語圏には、心中という言葉がない、というか、そういう社会現象がないもんだから、sympathetic murder-suicideなんていう舌噛みそうな言葉になるんだね。
 但し、米国で、道に迷って所持していた水が尽き、抱き合いつつ男が女を射殺し、次いで自分を撃って自殺したもの。
http://www.sfgate.com/news/crime/article/Joshua-Tree-hikers-died-sympathetic-murder-suicide-12296052.php
 中共権力奪取後2012年までとそれ以降(習近平時代)で、腐敗等の理由で粛清された党中央委員、中央委員候補の総数は同じ。
http://www.bbc.com/news/world-asia-china-41670162
 習ちゃんがどんだけ阿Q撲滅に力を入れてきたかがこの点だけからも分かる。
 これと全人民人間主義化への取組とは表裏一体。
<Ht2jiw0U>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20171021-00077223/
 飲み屋とかで小池の悪口はこのネタが多い。
 本当に何でこんなに嫌われてるのってくらい人気無いんだよ小池さん・・・。
⇒そういうの、広義の痴漢行為なんだよ。
 これも、そう。↓
 「自民・金子恵美氏が落選 比例復活もできず・・・
 保育所への公用車送迎が週刊誌で報道され<た。>・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASKBR0FS1KBQUEHF010.html (太田)
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 小池「失言」のせいにしないところはエライが、自分の党内情勢読み違いを咎めなくっちゃ。↓
 「民進党・前原代表会見詳報「希望失速の理由は『排除リスト』が漏れたため」・・・」
http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230182-n1.html
 二人ともボヤく相手を間違ってるぞー。↓
 「希望で当選の長島昭久氏「<小池さんが>早い謝罪なら結果違ったかも」 ・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/senkyo/%e5%b8%8c%e6%9c%9b%e3%81%a7%e5%bd%93%e9%81%b8%e3%81%ae%e9%95%b7%e5%b3%b6%e6%98%ad%e4%b9%85%e6%b0%8f%e3%80%8c%e6%97%a9%e3%81%84%e8%ac%9d%e7%bd%aa%e3%81%aa%e3%82%89%e7%b5%90%e6%9e%9c%e9%81%95%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%81%8b%e3%82%82%e3%80%8d/ar-AAtRGtj?ocid=iehp
 「落選の若狭勝氏、生出演でボヤキ「小池さんの排除発言で風が変わった気がします」・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/13786777/
 志も見識もなかった政治屋の末路だと思いたいね。復活させるなよ。↓
 
 「衆院選:浅尾慶一郎氏敗れる・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/senkyo/%e8%a1%86%e9%99%a2%e9%81%b8%e6%b5%85%e5%b0%be%e6%85%b6%e4%b8%80%e9%83%8e%e6%b0%8f%e6%95%97%e3%82%8c%e3%82%8b-%e6%97%a9%e7%a8%b2%e7%94%b0%e6%b0%8f%e5%bd%93%e7%a2%ba-%e7%a5%9e%e5%a5%88%e5%b7%9d%ef%bc%94%e5%8c%ba/ar-AAtRJFH?ocid=iehp
 「鈴木宗男氏、国政復帰かなわず・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASKBN7FHZKBNUTIL064.html
 ロイターはなかなか冷静だねえ。
 とにかく、米主要メディアは、日本の選挙結果を殆ど黙殺。
 安倍改憲がいかにインチキかがこれだけでも分かるで。↓
 「・・・国会で発議されても、最終的には国民投票という高いハードルがある。50%超の賛成を得られない場合、安倍内閣の信任にかかわることになるだけに、衆院で改憲勢力が3分の2を得ただけでは、「ゴール」を迎えたことにならない。・・・」
http://blogos.com/article/254049/
http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230148-n1.html
 ハーレツ紙は丸で分かっとらんな。↓
 Make Japan Great Again: Abe’s Landslide Is a Victory for Militant Nationalism in the Trump Era ・・・
https://www.haaretz.com/world-news/asia-and-australia/1.818513
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <人民網より。
 こりゃ、力が入ってるわ。イシグロが日系だからこそ、と見た。↓>
 「カズオ・イシグロ:「命はむなしくもあり、希望にも満ちている」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/1022/c94473-9283263.html
 <日本の産業の行く末を心配する習ちゃん。↓>
 「神鋼製品にNO! 欧州航空当局が使用停止呼びかけ・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/1021/c94476-9282946.html
 <ここからはサーチナより。
 ハロウィンをオカズに日本へ行けキャンペーン。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本人がハロウィンをコスプレ祭りに変えてしまった」とする記事を掲載した。
 記事はハロウィンについて、11月1日のハロウィン前夜に当たる10月31日夜に、子どもたちが色とりどりの仮装をして怪しいお面をかぶり、ランタンを持って家々を巡り、キャンディーを集めて回る風習があると紹介。欧州の伝統的な祭りであるハロウィンは、お化けと人間が最も接近する時間とされ、東アジアで言えば中元節や盂蘭盆にあたると説明した。
 そのうえで「グローバル化に伴い、ハロウィンは日本にも伝わった。そして日本人は、あっというまに自分たち好みのハロウィンに『ローカライズ』してしまった」として、日本でのハロウィンが、老若男女がみんなで仮装する「コスプレ祭り」と化していることを伝えた。特に女性の参加率が高く、20代女性の35%程度が、30代、40代女性の20%超がハロウィン関連のイベントに参加するとのデータもあると紹介している。
 そして、日本では10月に入るとハロウィンのムードが高まり、各地で仮装パレードが行われるほか、各商店ではハロウィンセールやハロウィンの特別コーナーが設置され、テーマパークでも関連イベントが催されると伝えた。特に東京の渋谷では毎年10月31日の夜になると仮装者で溢れかえり、中心エリアには大量の警察官が出動して交通警備にあたるとした。
 記事は「日本のハロウィンはどんな仮装をしてもよく、コスプレの戦場のようになる。自分のキャラクターが他人にとかぶらないように頭を使い、奇抜さを争うのだ。われわれは日本で東西文化の違いとともに、『日本式ハロウィン』の特別さを感じることができるのだ」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1646388?page=1
 <今度はスバルを取り上げ、日本車買えキャンペーン。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、「世界最高峰の安全性を持つ日系車の乗り心地はどのようなものか」を考察する記事を掲載した。
 中国人が日系車に対して抱いているイメージとして「ボディーの鋼板が薄くて安全性に劣る」という声が根強く存在するなかで、記事はスバル新型XVを挙げ、「この車は世界でもっとも安全な自動車の1つとして評価を受けている日系車」だと紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1646344?page=1
 <人民にあんまし転職するなと訴え。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本人は中国人に比べて「転職」をする回数が少ないと伝え、「日本人があまり転職しないのはなぜ?」と疑問を投げかける記事を掲載した。・・・
 記事は、日本人が中国人ほど転職しない要因として「日本の企業には終身雇用制、年功序列、労働組合」があり、こうした要素が転職の回数を少ないものにしていると分析。終身雇用制はすでに崩壊しているが、その名残は現在の日本企業に存在し、1つの企業で腰を据えて働くことが良しと考えられる要因となっており、結果的に日本人があまり転職をしない理由となっているとした。
 また日本人の気質として「道徳を重んじつつ、自分の責任を果たそうとするため、簡単には諦めない」という忠節心も関係していると考察した。」
http://news.searchina.net/id/1646345?page=1
 <またー。理由、自分で作ってるクセにー。↓>
 「・・・今日頭条・・・記事は、日本を訪れる中国人客が年々増加し、日本に莫大な経済的な恩恵をもたらしているはずなのに、日本人は中国に「良くない印象を抱いている」と主張。言論NPOが2016年に行った「第12回日中共同世論調査」では、日本人の9割以上が中国に良くない印象を抱いていると回答したと伝え、「日本に大きな経済効果をもたらしているのに、なぜ日本人は中国に良いイメージを抱かないのか」と不満を呈した。」
http://news.searchina.net/id/1646349?page=1
 <使いまわし記事。匠モノ+日中交流人士モノ。↓>
 「日本の「世界で最も清潔な空港」、その陰には伝説の「カリスマ清掃員」がいた・・・」
http://news.searchina.net/id/1646350?page=1
 <定番的な日本の産業力総体の称賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本はこんなに恐ろしい」と日本の底力を警戒するよう呼びかける記事を掲載した。
 日本製品の「神話」が崩壊していくなかで、なぜ今日本を警戒するべきなのだろうか。記事は、日本が「終わった」というのは中国人の誤解であり、日本の世界市場の競争力は今でも強いと指摘した。
 例えば、2016年にトムソン・ロイターが発表した、世界で最も革新的な企業100選に日本企業が34社も入っていたことや、エコノミストが2015年に発表した世界各国のイノベーション・クオリティで、日本は3位だったことなどは、日本がイノベーション分野で「驚くほど潜在力がある」証拠だと伝えた。
 さらに技術面でも、研究開発費がGDPに占める割合、企業主導の研究開発費が研究開発費全体に占める割合、革新技術に関する特許、特許の獲得率などで世界一であると指摘。これは日本が科学技術を重視していることを意味しており、なぜ日本が科学技術の分野でリードしているかを説明していると論じた。
 記事によると、これらはすべて「日本を警戒すべき」理由だというが、現状では中国人は警戒するどころか、日本旅行で相変わらず品質神話の崩された日本製品を購入してアベノミクスに貢献し、中国国内の企業の発展を妨げていると苦言を呈した。」
http://news.searchina.net/id/1646352?page=1
 <以下は、今日頭条記事以外の引用。
 同趣旨だが、よくまとまっている。↓>
 「・・・捜狐は・・・中国人は今なお「日本の没落」、「日本の衰退」といった幻覚を見ていると伝え、このままでは真実の日本と中国の差は開く一方であると論じる記事を掲載した。
 記事は、多くの中国人にとっての日本のイメージとは「没落しつつある先進国」あるいは「経済成長が止まった国」というものしかないと伝えつつ、日本経済は本当に深刻な状況にあるのだろうかと疑問を呈した。
 この疑問に対し、日本経済の実力を見誤ってはならないとして、トムソン・ロイターが「世界で最も革新的な企業・研究機関100社を選出」する「Top 100 グローバル・イノベーター2016」で日本からは34社が選ばれたことを指摘。これに対して中国からはわずか1社であったことを強調した。
 そのほかにも権威ある機関の選出や統計で、日本のイノベーション力や技術力の高さを示した報告は数多いと伝えたほか、日本の研究開発費総額の対GDP比は世界有数の高さであり、これも中国を大きく上回っていることを指摘。日本が様々な分野の基幹技術で特許を取得しているのも事実だとし、日本の技術力は今も健在であるとした。
 また記事は、日本が国外にも莫大な資産を保有していることにも触れ、一国の国内で生み出された付加価値を測るGDPでは日本経済の実力を正確に把握することはできないと指摘。日本のGDPが低迷しているのは、日本企業が工場などの資本を国外に移転させていることも要因であるとし、中国人が「日本は没落中の国」と認識していたのでは、中国が日本に追いつくのは難しいと論じている。」
http://news.searchina.net/id/1646370?page=1
 <あーらそうだった?↓>
 「・・・網易は・・・中国人の日本に対する蔑称は時代とともに変化していることを紹介し、かつては日本に対して「倭寇」という蔑称が使われていたこともあったが、それから「鬼子」、「日本鬼子」などに変化したことを伝え、日本鬼子という言葉が持つ意味やニュアンスを紹介している。
 記事はまず、中国語では「鬼」という言葉には「死者の魂」、「幽霊」、「亡霊」といった意味があり、俗説としては「鬼」は恐ろしい風貌をしていると紹介。また、中国語で鬼という言葉は一般的に「否定的かつ貶める意味合い」を持ち、当初は西洋人に対する蔑称として「洋鬼子」などといった形で使われるようになったと紹介した。
 倭寇とは13世紀から16世紀にかけて存在した、日本人も多く含まれていた海賊を指す言葉だが、中国では日本に対する蔑称として使用されていたこともあるようだ。その後、倭寇という日本に対する蔑称が日本鬼子に変わったのは清朝末期、日清戦争が始まる頃に、清朝の政府関係者が発言した言葉が元で、その後、日中戦争を経て定着し、今なお中国で日本に対する蔑称として使用されるようになったと紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1646395?page=1
 
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<K.K>
 太田さん、私の住んでいる地域は、台風の影響でネットがダウンしてしまっています。
 X299パソコンのパーツの購入先に関してですが、もう少し待ってください。
 ネットが回復すれば、本日中に送付出来ると思います。
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太田述正コラム#9417(2017.10.23)
<定住・農業・国家(その7)>
→非公開