太田述正コラム#14935(2025.5.11)
<皆さんとディスカッション(続x6251)/映画評論325:アンチャーテッド>
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
なし。
ウクライナ問題/ガザ戦争。↓
<ウーム。↓>
「ウクライナ軍の大砲がどんどん地中へ 砲兵戦術にも修正迫るドローンの脅威・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/834321abb7382d5fe248090a977718058dfde975
<パレスティナの民意がイスラエルとの妥協峻拒であるという背景の下、妥協峻拒派の過半を占めるテロ志向派が権力を掌握しているガザへの部外者の「善意」は、テロ志向派への援助を意味するため、イスラエルが敵視するのは当たり前。↓>
「イスラエル、東エルサレムでUNRWA運営の学校6校を強制閉鎖・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB-%E6%9D%B1%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%AC%E3%83%A0%E3%81%A7%EF%BD%95%EF%BD%8E%EF%BD%92%EF%BD%97%EF%BD%81%E9%81%8B%E5%96%B6%E3%81%AE%E5%AD%A6%E6%A0%A1%EF%BC%96%E6%A0%A1%E3%82%92%E5%BC%B7%E5%88%B6%E9%96%89%E9%8E%96-%E5%8B%89%E5%BC%B7%E4%B8%AD%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F%E5%A5%B3%E5%AD%90%E5%85%90%E7%AB%A5-%E6%80%96%E3%81%8F%E3%81%A6%E6%B3%A3%E3%81%84%E3%81%9F/ar-AA1EwOrj?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=93370418f1bf4f94bf2a50322854c1dd&ei=90
「イスラエルがUNRWAの倉庫を空爆 4人死亡・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%81%8Cunrwa%E3%81%AE%E5%80%89%E5%BA%AB%E3%82%92%E7%A9%BA%E7%88%86-4%E4%BA%BA%E6%AD%BB%E4%BA%A1/ar-AA1Ex9np?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=5e92e3ac79a94c959f90f35c154c24b4&ei=80
<だから、こんなリクツは有害無益だ。↓>
「・・・2006年のパレスチナ評議会選挙で勝利し単独与党になったハマースは内閣を組織しました(このときの首相が、24年7月にイランで殺害されたイスマーイール・ハニーヤでした)。ところが、欧米とイスラエルはハマースの政権を認めず、ハニーヤ政権は機能不全に陥ってしまいます。2006年から07年にかけて、イスラエルとアメリカはPLOの中心を担うファタハに、武器や弾薬を大量に供与し、アメリカ軍に至っては、ヨルダンにあるアメリカ軍の基地でファタハの戦闘員に軍事訓練まで施していました。そうして、従来のPLOだけを自治政府として認めるので選挙結果を覆せと、ファタハにクーデターを促したのです。民主的に選ばれた気に入らない政権に対して軍部にクーデターを起こさせるという手法は、アメリカが南米でもアフリカでも、いろいろなところでやってきたことです。こうして引き起こされた2007年のハマースとファタハの内戦では、イスラエル軍が西岸地区に介入してハマースの議員や活動家を逮捕して流刑のようにガザに送り、「反オスロのハマースはガザ地区にしかいない」という状況を人為的につくりました。ハマースが一掃された西岸地区では、イスラエルとアメリカからの軍事支援を受けたファタハが選挙結果を無視して、自治政権を握ります。ガザ地区はハマース発祥の地でハマースの地盤ですから、ハマースのほうが逆にファタハを蹴落として選挙結果の通りに政権を握りました。欧米はそのことをもって「ハマースが武力でガザを実効支配している」と言っていますが、ハマースは選挙結果に基づいて与党になっているので、むしろ「ファタハが武力で西岸地区を実効支配している」のが現実です。それにもかかわらず、日本政府がイスラエルや欧米と足並みを揃えてハマース政権をボイコットして、ファタハ中心のPLOを正当な自治政府と認めているので、日本の報道もそれに従ってしまっています。これは我々がパレスチナの現実を知る上で大きな歪みとなっています。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e1821f211f920da1807146085866f5d817fcced
妄想瘋癲老人米国。↓
なし。
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
だから?↓
「NYの中心で「ガンダム」「進撃の巨人」「花笠」…4回目のジャパンパレード、6万人来場・・・」
https://www.sankei.com/article/20250511-RJJQL7XAOVITVJ3YS362X4IYRM/
母校シリーズ。
今は廃校となり、校舎だけが残る永田町小学校の往時の姿が・・。↓
https://www.facebook.com/photo/?fbid=122210467550157485&set=a.122179989818157485
日・文カルト問題。↓
<まったもや、韓国で・・その右の間のハナシながら・・民主主義が機能しちまったようで・・。
そもそも、大統領制自体が民主主義を機能させちまう泥船であるワケだが・・。↓>
「韓国大統領選(6月3日投開票)を巡り、保守系与党「国民の力」の予備選を勝利した金文洙前雇用労働相(73)と韓悳洙前首相(75)の保守系一本化交渉が決裂し、同党執行部は10日、金氏の公認を一時取り消した。執行部は、韓氏への候補交代を目指したが、同日実施した党員投票で否決され、金氏の公認が復活した。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E9%87%91%E6%B0%8F%E3%81%8C%E4%B8%8E%E5%85%9A%E5%85%AC%E8%AA%8D%E5%80%99%E8%A3%9C%E3%81%AB%E5%BE%A9%E6%B4%BB-%E4%BA%A4%E4%BB%A3%E6%96%B9%E9%87%9D%E5%90%A6%E6%B1%BA-%E6%B7%B7%E4%B9%B1%E3%81%A7%E6%9D%8E%E6%B0%8F%E3%81%AB%E6%9C%89%E5%88%A9%E3%81%AB-%E9%9F%93%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E9%81%B8/ar-AA1EwdMo?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=e8c2f29334a6457e84eea5973d512955&ei=49
https://japanese.joins.com/JArticle/333595
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20250511000100882?section=politics/index
<汝ら、トイレをなんと心得る。↓>
「・・・韓国・MBCは「日帝時代に韓国内から消えた文化財が日本の美術館の地下にあるトイレ横に置かれているのが見付かった」と伝えた。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b952841-s39-c30-d0195.html
物理学界じゃあ、こんなことさえ、今まで解決されてなかったのか。↓
「・・・私たちのまわりにある空気や水などの流体は、非常に小さな粒子でできています。個々の粒子の運動はニュートン力学に従い、位置と質量と速度が分かればどの瞬間にどこにいるのかをシンプルに計算できます。
一方、粒子全体、すなわち流体の運動はナビエ–ストークス方程式などの非線形の運動方程式で表わされ、ニュートンの運動方程式とは全く異なります。そもそも流体力学は連続体という概念を仮定した上で成り立っており、この仮定はニュートン力学から証明されていません。
特にニュートン力学と流体力学で異なるのが「時間の可逆性」です。粒子のミクロな物理法則は時間可逆、つまり時間を逆向きに進めても法則が成り立つのに対し、流体全体というマクロの世界では時間不可逆、すなわち時間を逆向きに進めると方程式が成り立たなくなってしまいます。要するに、ニュートン力学と流体力学は同じ物理学でも異なる前提で研究されている分野といえます。
ヒルベルトの第6問題は流体力学に対して、「ニュートン力学に従う粒子の運動から流体全体の運動法則を、数学的な厳密さを伴って導出できるか」ということを問うています。デン氏らはこれを解決するため、粒子の統計的な振る舞いを示すボルツマン方程式をニュートン力学から数学的に厳密に導出しました。
流体の中では無数の粒子が何度も衝突を繰り返します。ボルツマン方程式を数学的に厳密に導出するためには、粒子の衝突を1つ1つ追跡する必要がありますが、無限回の衝突が起こると計算が終わらなくなります。通常の空間であれば衝突回数が有限であることはすでに証明されているのですが、一部の空間では同じ粒子同士が何度も衝突する可能性があり、確率の評価が非常に難しくなるため、これまではごく短い時間についてしか導出できませんでした。
そこで、デン氏らは時間的に十分離れた2つの衝突を結ぶという「長い結び(long bond)」という概念を提唱し、同じ粒子同士の複数回の衝突を効果的に分析することを可能にしています。また、「層状クラスター森(layered cluster forest)構造」、「分子(molecule)」といった数学的概念も導入することで、「任意の長い時間」に対応した上でボルツマン方程式をより厳密に導出することに成功したとデン氏らは主張しています。
そして、粒子の分布を示すボルツマン方程式を導出できたことで、密度や運動量、エネルギーなどを数学的に定義した上で、デン氏らはオイラー方程式やナビエ–ストークス方程式を導出することに成功したと論じました。
今回の論文について、デン氏らは「時間可逆的なミクロなニュートン力学から、時間非可逆なボルツマン方程式を導き出すことで、時間の非可逆性がどこで生まれるのかを明らかにすることが根本的な意義である」と述べています。また、流体力学で使われる方程式が数学的に厳密になることで、気象予測や航空機設計などのシミュレーションの信頼性が向上する可能性もあります。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/125%E5%B9%B4%E8%B6%8A%E3%81%97%E3%81%AB%E8%A7%A3%E6%B1%BA%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%82%82%E3%81%97%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84-%E3%83%92%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E3%81%AE%E7%AC%AC6%E5%95%8F%E9%A1%8C-%E3%81%A8%E3%81%AF/ar-AA1Evv7M?ocid=msedgdhp&pc=ENTPSP&cvid=20bc2aab17ed445db2bbe3f99252be7a&ei=28
ったくー。↓
「・・・インド・パキスタンの外務省は10日、即時停戦に合意したことをほぼ同時に発表しました。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89-%E3%83%91%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3-%E5%81%9C%E6%88%A6%E5%90%88%E6%84%8F-%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB-%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E3%81%AF-%E4%BB%B2%E4%BB%8B-%E6%88%90%E6%9E%9C%E5%BC%B7%E8%AA%BF/ar-AA1EwQQV?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=e8c2f29334a6457e84eea5973d512955&ei=36
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<邦語媒体より。
いやいや、単なる、経済成長志向度の違いだろ。↓>
「・・・国民の可処分所得(DISPOSABLE INCOME)とGDPの比率から簡単なデータ分析を行えば、この状況がよくわかる。日本は約85%、アメリカは約75%、中国は日本の約半分のわずか43%だ(2024年のデータによる)。このデータから、いかに中国の一般国民が経済発展の恩恵を受けていないことがわかる。・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/28723364/
<太田>
一 キッチンハサミ
ようやく、昨日、表記が届いたが、その巨大さに仰天。
今までのがミニバサミで、しかも、同じく鞘が磁石で冷蔵庫のドアにくっつくタイプだったので、完全に勘違いしていたわー。
とにかく、冷蔵庫のドアにくっつけてあるが、いまだ、使用は躊躇している。
二 衣類スチーマー
前の製品の時は、全くそんなことはなかったけれど、今回表記を買った後、使い方指南のメールが二度もパナソニックから届いた。
よほど、自信がある製品なんだろうか。
三 赤十字等募金
昨日、町会費集金ついでに集金する表記のうち、赤十字募金の領収書の郵便受けへの投げ入れを行い、苗字は違うが親戚同士の2軒に互いに取り違えた名宛人の領収書を投げ入れてしまい、自動車だったらブレーキとアクセルの文間違いだな、と、天を仰いだ。
ところで、久しぶりに町会の当番を務め、この領収書、確定申告用だと今頃気付いた。
「標準」募金額が年間で1500円だから、節税額などたかが知れているが・・。
–映画評論325:アンチャーテッド–
今回の「『アンチャーテッド』(Uncharted)は、2022年の<米>国のアクションアドベンチャー映画<で、>監督はルーベン・フライシャー、出演はトム・ホランドとマーク・ウォールバーグなど。アクションアドベンチャーゲーム「アンチャーテッドシリーズ」の実写映画化<であり、>ゲーム版の設定やストーリーが元になっている」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%89_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
という、エンターテインメントであって、まあまあ。
ウォールバーグは、彼が主演した『ブロークンシティ』(コラム#14931)で紹介したばかりだが、今回主演のホランド(Thomas Stanley Holland。1996年~)は、私が1988年に一年間住んだ、ロンドン南西部のキングストン・アポン・テームズで生まれ、現在もそこに住み、最初に、一年間名誉会員だったゴルフ場がある、キングストンの西隣のウインブルドンの小学校に通い、最後に、キングストンの東隣のクロイドンの演劇学校<(BRIT School for Performing Arts and Technology。無償。)
https://en.wikipedia.org/wiki/BRIT_School >
に通った、というのだから、今や、なんだか、自分の隣人のような親しみを感じさせているところの、米国のスパイダーマン連作の主人公を演じたイギリス人俳優だ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Tom_Holland
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太田述正コラム#14936(2025.5.11)
<渡辺信一郎『中華の成立–唐代まで』を読む(その11)>
→非公開