太田述正コラム#14951(2025.5.19)
<皆さんとディスカッション(続x6259)/映画評論331:ジゴロ・イン・ニューヨーク>

<3GbolGBs>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 日米合同委員会と、年次改革要望書でアメリカから日本は圧力かけられてるってホント?

⇒私の頃はさすがにそれに類することはなかったけど、今は知らない。
 いずれにせよ、日米合同委員会の米側代表のステータス・・在日米軍司令官・・が低過ぎで、いまだにそんな場が続いてるってのはばかげてる。
 (大統領-国防長官-太平洋軍(現在はインド太平洋軍)司令官-在日米軍司令官。)(太田)

<sn9ljgGY>(同上)

 In the UK, young Christians are more likely to be Catholic than Anglican
https://international.la-croix.com/religion/in-the-uk-young-christians-are-more-likely-to-be-catholic-than-anglican
 英国国教会は、あと一世代で消滅するという記事を読んだ記憶があるが、意外なことにカトリックが静かに復活している。
 イギリスにおいて、古典的宗教の方が強くなっているという現状は、イギリスの劣化がかなり進んでいるということなんでしょうか?

⇒こいつは面白い。マルクスならずとも(教義)宗教はアヘンである以上、完全に同意。人類の脱宗教化は中共にかかっている。(太田)

<PVuUEK7k>

 東大工学部の大学院で、授業が英語化されるみたいですね。
https://x.com/toyoda_noiz/status/1923546967558455374
 私は大学の授業を自国語で学べるのが先進国の証だと思いますが、ただでさえ終わっている東大が、ますます終わっていくことでしょう。

⇒そうじゃあなくって、日本の科学が脳死しちまってる以上は、明治維新直後の、お雇い外人が英語で授業をした頃に戻らざるをえなくなった、的なことでしょう。
 全然話は変わりますが、漢語に関しては、今だにAI翻訳が殆ど使いものにならない状況・・日本語訳、英語訳、どっちでも丸っきりダメ・・であるところ、そんなんじゃあ、当分の間、東アジアにおいてすら、漢語のリンガ・フランカ復帰はありえなさそうですねえ。(太田)

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 なし。

ウクライナ問題/ガザ戦争。↓

 <ウクライナにとってよかった。↓>
 Liberal mayor Dan beats nationalist in tense race for Romanian presidency・・・
https://www.bbc.com/news/articles/crk2xxzxkzxo

 妄想瘋癲老人米国。↓

 なし。

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 いやなに、根っこにあるのは、戦後日本が女性優位社会だってことさ。↓

 「日本人女性の「更年期症状」が軽いのはなぜか?・・・
 欧米で「不快な節目」として語られる更年期だが、日本ではそれが「再生の段階」として前向きにとらえられている──その意識の違いが症状の軽さにもつながっている可能性がある。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/health/other/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%AE-%E6%9B%B4%E5%B9%B4%E6%9C%9F%E7%97%87%E7%8A%B6-%E3%81%8C%E8%BB%BD%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%81%8B-%E5%B0%82%E9%96%80%E5%AE%B6%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B-%E6%96%87%E5%8C%96%E3%81%A8%E6%84%8F%E8%AD%98-%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84/ar-AA1EYSRL?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=4b76c8d3bc454fafacba9d341f71e932&ei=141

 日・文カルト問題。↓

 <来る者は拒まず。↓>
 「韓国人の「日本旅行熱」依然冷めず…“また行きたい”に理由あり・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2a12f6c8a0d8c0fa2ac23b7777e9fea99f75cdb

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <健闘を祈る。↓>
 「・・・中国のポータルサイト・捜狐・・・記事は、「日本の二次元文化は戦後の荒廃から誕生した。手塚治虫氏の反戦思想や宮崎駿監督の環境保護の理念など、現実への深い思考が多くの名作に反映されている。一方、中国アニメは伝統にこだわって物語性を重視するあまり、哲学的な思考が不足しがちで、その結果、作品の多くが浅く幼稚に見えることがある。しかし、近年は高品質な作品が登場し、この傾向は次第に変わり始めている。実際、このような哲学的な要素の強化こそが、作品がますます多くの観客から強い支持を得ている要因の一つである」と論じた。・・・
 一方で、「中国のグッズ経済はまだ初期段階にあり、ほとんどの中国アニメは興行収入に依存している」と指摘。「『ナタ 魔童の大暴れ』は実質的に中国発の超級作品となり、グッズ市場でも大成功を収めた。今後はさらに多くの中国アニメやゲームがこの成功例に続き、日本の二次元経済との格差を徐々に縮めていくことが期待される。技術面に関しては、中国アニメはすでに日本と同じスタートラインに立っているが、作画技術、特に漫画のコマ割りや演出力においてはまだ差がある。これは作画を担当するクリエイターの技量の差に起因している」と指摘した。
 その上で、「それでは、どうすれば中国アニメが日本を完全に超えることができるのか。その鍵は3つある。1つ目は製造基盤だ。過去のデータによれば、現在、世界のアニメ関連商品の80%は『中国製』であり、そのうち3分の1以上は広東省東莞市で生産されている。この製造力は、中国アニメの関連商品をグローバル市場に送り出す原動力となる。2つ目は市場の育成。ブラインドボックスやトレーディングカードなど、多様な商品展開が進み、中国のグッズ経済は爆発的な成長を見せている。中国市場の受容度も高まりつつあり、海外市場への進出も始まっている。3つ目は高品質な作品の輩出だ。中国アニメが次々と成功し、海外市場でも一定の支持を獲得している。これが関連市場のさらなる拡大の土台となっている」とした。
 そして、「日本アニメ界ではベテラン作家の引退や他界が相次いでおり、世代交代の困難さがより一層浮き彫りになっている。さらに、ここ数年、新たな国民的ヒット作は生まれておらず、古い人気作に頼っている状態が続いているため、日本アニメ産業の将来には不安が残る。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b953219-s25-c30-d0201.html
 <総体継受、継続中。↓>
 「埼玉県で小学生4人をはね逃走、中国人2人を逮捕・・・
 中国では主要メディアはまだ報じていないもののSNSを通じてすでに伝わっており、中国のネットユーザーからは「恥ずかしすぎる!」「また恥さらし」「中国人の面汚し」「どうやって免許を取ったのか。もはやテロリスト」「厳罰に処してほしい」「こういうやつは強制退去にすべき」「日本が中国人の免許切り替えのハードルを高くするのも納得だ」「こんなことをして害を被るのは同胞たちだ」といった声が上がった。
また、「人をはねておきながら逃げるのは100%飲酒運転。酔いがさめるのを待って出頭したのでは?国内ではありふれた手口だ」とのコメントや、中国で人の列に車を突っ込ませる無差別襲撃事件がたびたび起きていることから「これも文化輸出か?」とのコメントも寄せられている。」
https://www.recordchina.co.jp/b953322-s25-c30-d0052.html
 <日中交流人士モノ。↓>
 「<卓球>張本智和への「どうでもいい質問」が物議=中国ネット「張本はよく言った」「プロらしく頼む」・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b953323-s25-c50-d0052.html

<太田>

 –除湿機–

 表記(MJ-P180WX-W)が到着し、さっそくとっかえた。

        –映画評論331:ジゴロ・イン・ニューヨーク–

 今回の「『ジゴロ・イン・ニューヨーク』(・・・Fading Gigolo)は、2013年に<米>国で製作されたジョン・タトゥーロ監督・脚本・主演によるコメディ映画」だ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%B4%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AF
 正直、あんまし面白くなかった。
 米国のユダヤ人コミュニティにイランやISIS顔負けの道徳警察が存在することに驚いたが、タトゥーロ(John Turturro。1957年~)はイタリア系米国人であり、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%AD
なんで、そんなものが重要な役割を演じる映画を作ろうと思ったのか不思議だ。
 助演をユダヤ系米国人のウディ・アレン(Woody Allen。1935年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%B3
が務める。

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太田述正コラム#14952(2025.5.19)
<渡辺信一郎『中華の成立–唐代まで』を読む(その19)>

→非公開